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第3章 身近すぎる異性との関係
第276話 阻止を狙う妹!
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「えっ!?」
「あぁ……それを言われると、僕も困ったな!///(汗)」
「そうだよね…」
「虹心ちゃんの言う通り。お友達だからと言って、お店の商品を無料で出すのは不味いよね///」
今日香ちゃんは、困った微笑み表情で虹心に言うが、何故か、和やかな表情に変わって俺に言い始める。
「武蔵君。さっきの言葉。少し訂正!///」
「ケーキを無料では出せないけど、ほぼ原価で出すから、お店に遊びへ来てね♪」
「あっ、もちろん。虹心ちゃんにも同じ値段で出すから、虹心ちゃんも遊びに来てね!!♪」
「……」
「……(汗)」
俺と虹心は、無言で顔を見合わせてしまう。
俺は唖然の意味で有るが、虹心の場合は『呆れて物が言えない』で有った。
(俺に、興味を持ってくれたのは凄く嬉しいのだけど、これはどうすれば良いのだろう?)
(俺の家とは反対方向だし、虹心は今日香ちゃんを気に入っていないし、ケーキ屋の跡継ぎ問題も有る!?)
俺は今日香ちゃんと仲良く出来て嬉しいが、余りにも急接近しすぎる人は、何か裏が有るのでは無いかと勘繰ってしまう。
虹心は、嫌みと嫌がらせで今日香ちゃんに言ったのに、今日香ちゃんは堪えて無いからだ。
今日香ちゃんは良い子だと感じるけど、同時に少し幼すぎる感じもする……
虹心がしっかりし過ぎている面も有るが、今日香ちゃんの場合は無垢すぎる気がする?
俺は今日香ちゃんからの言葉を、どう返事するべきか迷ってしまう。
俺は徒歩通学で学園に通っている。
おまけに、新倉洋菓子店は全くの逆方向で有るし、電車を使えないと行けない///
俺が電車通学で有って、更に定期券内の出来事だったら、問題は無かったけど……
俺が週1回。今日香ちゃんのお店(新倉洋菓子店)に顔を出したとしても、月に直すと4回と成って、4回分の往復電車賃が最低必要と成ってくる。
都度乗りには“学割”が存在しないから、アルバイトをしていない俺には、小遣いの遣り繰りに影響が出るのは間違いない!!
「ねっ! だから、武蔵君!!」
「是非、遊びに来てね!!」
「本当に、武蔵君と仲良く成りたいの!❤」
今日香ちゃんは、眩しい笑顔で俺に言ってくれるが……本当、どう答えよう。
すると、俺が言葉を発するより、また虹心が今日香ちゃんに喰い掛かる!?
「……新倉先輩!」
「私が、兄ちゃんの代弁をします!!///」
「へっ!?」
虹心の急な言葉で今日香ちゃんは驚くが、虹心は真面目な表情で言い始める。
「きっと兄ちゃんも、先輩の気持ちは嬉しいと感じていますが、自宅とは反対方向にお店が有りますし……度々お店に通えるほど、私たちはお小遣いを貰ってはいません……///」
「ですので……お気持ちだけ貰っておきます…!///」
虹心は今日香ちゃんに言うが完全、俺は妹に尻を敷かれている状態だ!!
いや、妹と言うより母親若しくは、妻と言った方が相応しいかも知れない!?
虹心からの言葉で一気に元気さを失い、寂しそうな表情に変わる今日香ちゃん。
「あっ……そうなんだ///」
「武蔵君の家は、僕と反対方向だから、お店に来るだけでも大変なんだ…///」
「うーん。残念!(汗)」
「この学園生活で初めて、先輩のお友達が出来たと思ったのに!///」
「……(怒)」
今日香ちゃんは虹心に言うが、虹心は澄ました表情と言うより、睨み付けるような表情で今日香ちゃんを無言で見ている。
虹心が今日香ちゃんに、敵対心を持つのは仕方ないとしても、少しやり過ぎな感じがする。
「……」
(このまま、俺たちがお店を出れば、俺は偶然でも仲良くなれた今日香ちゃんとの縁を、自ら切ってしまうことに成る……)
だが、俺は現在。虹心ともそれなりの関係を持っている。
まさに虹心を選ぶか、今日香ちゃんを選ぶかの状態かも知れない。
「あぁ……それを言われると、僕も困ったな!///(汗)」
「そうだよね…」
「虹心ちゃんの言う通り。お友達だからと言って、お店の商品を無料で出すのは不味いよね///」
今日香ちゃんは、困った微笑み表情で虹心に言うが、何故か、和やかな表情に変わって俺に言い始める。
「武蔵君。さっきの言葉。少し訂正!///」
「ケーキを無料では出せないけど、ほぼ原価で出すから、お店に遊びへ来てね♪」
「あっ、もちろん。虹心ちゃんにも同じ値段で出すから、虹心ちゃんも遊びに来てね!!♪」
「……」
「……(汗)」
俺と虹心は、無言で顔を見合わせてしまう。
俺は唖然の意味で有るが、虹心の場合は『呆れて物が言えない』で有った。
(俺に、興味を持ってくれたのは凄く嬉しいのだけど、これはどうすれば良いのだろう?)
(俺の家とは反対方向だし、虹心は今日香ちゃんを気に入っていないし、ケーキ屋の跡継ぎ問題も有る!?)
俺は今日香ちゃんと仲良く出来て嬉しいが、余りにも急接近しすぎる人は、何か裏が有るのでは無いかと勘繰ってしまう。
虹心は、嫌みと嫌がらせで今日香ちゃんに言ったのに、今日香ちゃんは堪えて無いからだ。
今日香ちゃんは良い子だと感じるけど、同時に少し幼すぎる感じもする……
虹心がしっかりし過ぎている面も有るが、今日香ちゃんの場合は無垢すぎる気がする?
俺は今日香ちゃんからの言葉を、どう返事するべきか迷ってしまう。
俺は徒歩通学で学園に通っている。
おまけに、新倉洋菓子店は全くの逆方向で有るし、電車を使えないと行けない///
俺が電車通学で有って、更に定期券内の出来事だったら、問題は無かったけど……
俺が週1回。今日香ちゃんのお店(新倉洋菓子店)に顔を出したとしても、月に直すと4回と成って、4回分の往復電車賃が最低必要と成ってくる。
都度乗りには“学割”が存在しないから、アルバイトをしていない俺には、小遣いの遣り繰りに影響が出るのは間違いない!!
「ねっ! だから、武蔵君!!」
「是非、遊びに来てね!!」
「本当に、武蔵君と仲良く成りたいの!❤」
今日香ちゃんは、眩しい笑顔で俺に言ってくれるが……本当、どう答えよう。
すると、俺が言葉を発するより、また虹心が今日香ちゃんに喰い掛かる!?
「……新倉先輩!」
「私が、兄ちゃんの代弁をします!!///」
「へっ!?」
虹心の急な言葉で今日香ちゃんは驚くが、虹心は真面目な表情で言い始める。
「きっと兄ちゃんも、先輩の気持ちは嬉しいと感じていますが、自宅とは反対方向にお店が有りますし……度々お店に通えるほど、私たちはお小遣いを貰ってはいません……///」
「ですので……お気持ちだけ貰っておきます…!///」
虹心は今日香ちゃんに言うが完全、俺は妹に尻を敷かれている状態だ!!
いや、妹と言うより母親若しくは、妻と言った方が相応しいかも知れない!?
虹心からの言葉で一気に元気さを失い、寂しそうな表情に変わる今日香ちゃん。
「あっ……そうなんだ///」
「武蔵君の家は、僕と反対方向だから、お店に来るだけでも大変なんだ…///」
「うーん。残念!(汗)」
「この学園生活で初めて、先輩のお友達が出来たと思ったのに!///」
「……(怒)」
今日香ちゃんは虹心に言うが、虹心は澄ました表情と言うより、睨み付けるような表情で今日香ちゃんを無言で見ている。
虹心が今日香ちゃんに、敵対心を持つのは仕方ないとしても、少しやり過ぎな感じがする。
「……」
(このまま、俺たちがお店を出れば、俺は偶然でも仲良くなれた今日香ちゃんとの縁を、自ら切ってしまうことに成る……)
だが、俺は現在。虹心ともそれなりの関係を持っている。
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