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第3章 身近すぎる異性との関係
第263話 譲羽先輩 その2
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「もぐ、もぐ、―――♪」
「もそ、もそ、―――」
虹心は笑顔でクッキーを食べているが、陽葵先輩の場合は……何と言えば良いのか、落ち着いた感じで食べている。
分かりやすく言えば、お嬢様の食べ方と言えば良いのだろうか?
『コツ、コツ、―――』
真優美さんがドリンクをトレイに乗せて、俺たちのテーブルへやって来る。
言うまでも無く、俺たちのドリンクを持って来たのだろう。
到着した真優美さんは、笑顔で俺たちに向けて話し始める。
「はい。お待たせ!♪」
「注文のアイスティーね!!♪」
「ついでに、空に成ったグラスも片付けるね!!」
真優美さんはそう言いながら、俺たちの場所へアイスティーを配膳する。
配膳を終えた真優美さんは、空に成ったグラスをトレイ乗せて、俺たちに向けて笑顔で言い始める。
「じゃあ、楽しい時を過ごしてね。三國君たち!」
「陽葵も、おもてなしをお願いね!!」
『ありがとうございます。真優美さん!』
「うん! 分かった。お姉ちゃん!!」
俺と虹心は、ほぼ同時に真優美さんに言い終えた後、陽葵先輩は和やかな表情で言う。
言葉の後、真優美さんは俺たちのテーブルから離れていく……
「今度は、ミルクティーにしようと!♪」
「同じ味だと飽きるから!!♪」
「パク!」
虹心は笑顔で言いながら、アイスティーにミルクとガムシロップを入れている。
陽葵先輩はそれを気にすること無く、ケーキを食べることを再開させる。
(俺も気取らずに、素直にミルクティーにしよう!)
(折角、ミルクとガムシロップが有るのだし!!)
俺は、無糖の紅茶飲料を飲まないことも無いが、やっぱりミルクや砂糖入りの方が美味しい!!
俺も虹心と同じことをする。
「ちゅ~~♪」
ミルクティー風に成ったアイスティーを、虹心は笑顔でストローを使って一口飲んで、今度は俺に断らずに、クッキーを一枚手に取って食べ始める。
本来は俺のクッキーなのに。まぁ……良いけど。
「もぐ、もぐ、ごくん!」
笑顔でクッキー一枚を食べ終えた虹心は、その表情で陽葵先輩に話し掛ける。
陽葵先輩も丁度、飲み込んだタイミングで有る。
「譲羽先輩!」
「さっき、真優美さんから聞いたのですけど、このクッキーは先輩も手伝ったそうですね!!」
「えっ!?」
「クッキー!??」
「あぁ……お店のクッキーね……うん。そうだよ!」
「毎回では無いけど、手伝う時が有るよ!!」
虹心の、質問の仕方が悪かったのだろう。
言葉の意味が理解出来なかった陽葵先輩は最初、驚いた表情を見せたが、納得出来てからは穏やかな表情で虹心に言う。
虹心は、表情を変えずに質問を続ける。
「先輩は、お菓子作りとか料理は得意なんですか?」
「うーん……得意か…?」
「得意と言うより、私は本当に手伝っているだけ…///」
「料理も一応は出来るけど、お姉ちゃん方が美味しく作るから、私は得意とは言えないな!///(汗)」
少し頬を染めて、謙遜の表情で陽葵先輩は虹心に言っている。
陽葵先輩は、お淑やかタイプなのだろうか??
(俺は今まで、陽葵先輩を表舞台だけでしか見られなかったけど、学園の陽葵先輩はもっと『キリッ』としていたよな……)
(だが、今の陽葵先輩は……伊藤さんと同じ様に我を張ってない言うか、寛いでると言えば良いのかな?)
俺が陽葵先輩と面と向かって話したのは、今日が初めてで有るし、陽葵先輩の中身(性格)も人伝からの情報しか知らない……
学園行事などで姿を見せる陽葵先輩は、柔らかい感じはしなくて、もっと硬い感じがする人だった……
人前で姿を見せる時は、誰もが緊張をする筈だから、俺はそう見えていたのだろう……
「もそ、もそ、―――」
虹心は笑顔でクッキーを食べているが、陽葵先輩の場合は……何と言えば良いのか、落ち着いた感じで食べている。
分かりやすく言えば、お嬢様の食べ方と言えば良いのだろうか?
『コツ、コツ、―――』
真優美さんがドリンクをトレイに乗せて、俺たちのテーブルへやって来る。
言うまでも無く、俺たちのドリンクを持って来たのだろう。
到着した真優美さんは、笑顔で俺たちに向けて話し始める。
「はい。お待たせ!♪」
「注文のアイスティーね!!♪」
「ついでに、空に成ったグラスも片付けるね!!」
真優美さんはそう言いながら、俺たちの場所へアイスティーを配膳する。
配膳を終えた真優美さんは、空に成ったグラスをトレイ乗せて、俺たちに向けて笑顔で言い始める。
「じゃあ、楽しい時を過ごしてね。三國君たち!」
「陽葵も、おもてなしをお願いね!!」
『ありがとうございます。真優美さん!』
「うん! 分かった。お姉ちゃん!!」
俺と虹心は、ほぼ同時に真優美さんに言い終えた後、陽葵先輩は和やかな表情で言う。
言葉の後、真優美さんは俺たちのテーブルから離れていく……
「今度は、ミルクティーにしようと!♪」
「同じ味だと飽きるから!!♪」
「パク!」
虹心は笑顔で言いながら、アイスティーにミルクとガムシロップを入れている。
陽葵先輩はそれを気にすること無く、ケーキを食べることを再開させる。
(俺も気取らずに、素直にミルクティーにしよう!)
(折角、ミルクとガムシロップが有るのだし!!)
俺は、無糖の紅茶飲料を飲まないことも無いが、やっぱりミルクや砂糖入りの方が美味しい!!
俺も虹心と同じことをする。
「ちゅ~~♪」
ミルクティー風に成ったアイスティーを、虹心は笑顔でストローを使って一口飲んで、今度は俺に断らずに、クッキーを一枚手に取って食べ始める。
本来は俺のクッキーなのに。まぁ……良いけど。
「もぐ、もぐ、ごくん!」
笑顔でクッキー一枚を食べ終えた虹心は、その表情で陽葵先輩に話し掛ける。
陽葵先輩も丁度、飲み込んだタイミングで有る。
「譲羽先輩!」
「さっき、真優美さんから聞いたのですけど、このクッキーは先輩も手伝ったそうですね!!」
「えっ!?」
「クッキー!??」
「あぁ……お店のクッキーね……うん。そうだよ!」
「毎回では無いけど、手伝う時が有るよ!!」
虹心の、質問の仕方が悪かったのだろう。
言葉の意味が理解出来なかった陽葵先輩は最初、驚いた表情を見せたが、納得出来てからは穏やかな表情で虹心に言う。
虹心は、表情を変えずに質問を続ける。
「先輩は、お菓子作りとか料理は得意なんですか?」
「うーん……得意か…?」
「得意と言うより、私は本当に手伝っているだけ…///」
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(だが、今の陽葵先輩は……伊藤さんと同じ様に我を張ってない言うか、寛いでると言えば良いのかな?)
俺が陽葵先輩と面と向かって話したのは、今日が初めてで有るし、陽葵先輩の中身(性格)も人伝からの情報しか知らない……
学園行事などで姿を見せる陽葵先輩は、柔らかい感じはしなくて、もっと硬い感じがする人だった……
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