俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第243話 妹を宥める

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 ……

 俺と虹心は真優美さんに案内されて、窓側の席に案内される。
 店内に俺たち以外のお客さんは居るが、比率で言えば3割ぐらいだろうか?
 時刻も13時手前だし、勤勉なサラリーマンたちは会社等に戻っているのだろう??

「三國君たち。こちらへどうぞ!」

 真優美さんは喫茶店のスタッフ。
 俺と虹心はお客さんの立場に成るが、真優美さんは砕けた言葉で応対する。
 それだけ、真優美さんは俺たちのことを、親友目線などで見ているのだろうか?

「……ありがとうございます。真優美さん!」

「……///」

 俺は、真優美さんに和やかな表情でお礼を言って、案内された席に座る。
 虹心はさっきの事をまだ、恥ずかしがっているようで、少し頬を染めたまま無言で席に座る。

「お冷や(水)とおしぼりを持って来るから、その時に注文は聞くね!♪」

 真優美さんは笑顔で俺たちに向けて言って、一旦席から離れて行く。
 俺は虹心に穏やかな表情で話し掛ける。

「虹心…」
「あの時は、俺と真優美さん以外は居なかったから、そんなに気にするなよ!」

「……兄ちゃんはそう言うけど、私だって女の子なんだよ!///」
「あの時……私が、兄ちゃんに向けて言った言葉を聞かれているのを知ったら、恥ずかしいに決まっているよ!!///」

 虹心は頬を少し染めて、拗ねた表情で言う。
 だが、そんな事を言っても、思いっ切り過去の出来事で有る。

「だが……虹心!」
「真優美さんは話しの通り、優しいお姉さんだろ!」
「真優美さんは“あぁ”言ったけど、それだけ虹心のことを気に入っているんだよ!」

 俺は虹心の機嫌を直す為、和やかな表情と陽気な口調で言う。
 けど、虹心は悲しそうな表情に成って言い始める!

「うん……兄ちゃんの言う通り、真優美さんは優しい人だと感じる!」
「けど、まだ会っても居ない人に、私の本性を見せてしまったのだから、恥ずかしいよ……」

(家では平気で般若はんにゃに成る虹心も、外面そとづらを意識しているのか!)
(思いたくは無いが、外での虹心は、猫を被っているのか!?)

「虹心……デザートとかも頼んで良いから、元気になれよ!」
「虹心がそんな表情をしていたら、こっちも困ってしまう……」

 俺は困った表情で虹心に言う。
 すると……虹心は、うかがう表情で俺に聞いてくる。

「兄ちゃん……ケーキ二個とか頼んでも怒らない?」

「……それで、虹心が元気に成るなら、構わないよ…!」

「そう……!」
「なら、元気に成りますか!!」

 俺が困った表情で言った後、困った微笑み表情で言う虹心。
 虹心はケーキを二個食べられることで、元気を取り戻す?

 ケーキで機嫌が直るとは、現金な妹で有る……
 虹心は、穏やかな表情で俺に聞いてくる。

「兄ちゃん!」
「ケーキの前に昼食だけど、昼食は何を食べる?」
「やっぱり、ランチのカツ丼?」

「俺はカツ丼大盛りにするつもりだけど、虹心はカツ丼が嫌なら、他のを頼んでも良いよ!」

 俺は穏やかな表情で言うと、虹心は和やかな表情で言い始める。

「兄ちゃんがカツ丼なら、私もカツ丼にするよ!!」
「カツ丼は簡単のようで、奥が深いからね!!」
「真優美さんの腕前を知るチャンスだ!!」

「そっ……そっか、虹心もカツ丼だな!」
「普通盛りで良い?」

「うん!」
「普通盛りでお願い!!」
「大盛りでも食べられるけど、後のケーキが食べられなく成ってしまうからね!!♪」

 俺は尋ねる表情で聞くと、笑顔で答える虹心。
 虹心の機嫌が何時も通りに戻って良かったが、カツ丼+ケーキ代か……

 虹心の機嫌が直ったのと、注文が決まったタイミングで、お冷やとおしぼりをトレイ乗せて、俺たちのテーブルに近付いて来る真優美さん。
 テーブルに到着した真優美さんは、笑顔で俺たちに声を掛ける。

 昼食を食べる前に、先ずは注文だ!
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