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第3章 身近すぎる異性との関係
第233話 兄と過ごす時間 その1
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(マヨネーズが駄目だとは絶対に言わないが、タレがマヨネーズで濁るのは事実だし、見栄えが悪く成るのが、一番駄目な気がする……)
俺はそう思いながら、冷やし中華を食べる……
食文化は地域性が有るから、兄の同僚はそうやって食べる習慣が、有る地域なんだろう?
こんな狭い国で有るが地域に依って、独自の食文化が根付いている。
蜂の子などの昆虫を食べる地域や、あんころ餅を雑煮に入れる地域だって有る。
虹心の中で今回の事を、カルチャーショックで収めれば良いが、そうで無ければ今後の兄との付き合い方に、影響が出るかも知れない?
その後も、食事をしながら三人兄妹で会話は続いたが、虹心の方は少し不機嫌な感じのままで有った?
☆
晩ご飯後は三人兄妹で後片付けを済まし、台所からリビングに移動して団らんが始まる。
虹心の機嫌は何時も通りに戻っている感じで有ったが、兄とは積極的に話し掛けてない感じがした?
団らんが始まると同時に入浴タイムも始まるが、兄は既に職場で入浴を済ませている為、俺から入浴を始める。
兄が勤めている企業は職業柄、入浴設備が整っている。
俺は俗に言う一番風呂で有るが、一番風呂で入りたい気持ちは無い。
みんな湯船を綺麗に使っているからだ。
これが……他人の家だと、一番風呂を求めるかも知れないが!?
俺が入浴を済ませた後は、虹心が続きで入浴に行く。
ガス代の節約も、虹心は意識しているのかも知れない?
虹心が入浴を済ませ、リビングに戻って来るまでのしばらくの間は、俺は兄と二人の時間と成る。
兄は、自分で乾き物などのおつまみを用意して、飲酒を楽しみながらバラエティー番組を見ている。
俺はバラエティー番組も見つつだが、スマートフォンのアプリゲームをしている。
『―――www』
『―――♪』
テレビからは司会者に合わせて、笑い声が聞こえてくる音。
スマートフォンからは小さい音量で有るが、ゲームのBGM音やキャラクター声が聞こえてくる。
「……」
「……」
俺と兄の関係は、仲が悪い訳では無いが、良い関係とも言いにくい。
兄は俺と比べて全て優秀だし、考え方も違う。
そんな関係で有るから、俺と兄で会話が弾むことは本当に少ない。
「あっ……負けた!」
「今日はこれで止めておくか!!」
ゲームで負けてしまい、俺が悔しそうな口調で呟いたタイミングで、兄が落ち着いた口調で話し掛けてくる!
「武蔵……ちょっと良いか!」
「んっ……何、兄貴?」
「最近の虹心は、武蔵に凄く依存をしている感じだが、どうしてそんなに距離を縮められたのだ?」
「数ヶ月前まで虹心が、武蔵を毛嫌いしていた時期と比べれば大違い過ぎるよ!」
俺が澄ました表情で返事をすると、兄は尋ねる表情で聞いて来た!
兄は虹心から好かれているのを理解しているし、俺を兄と比べれば好きでは無いことも知っている。
「……まぁ学部は違うけど、同じ学園だし、兄貴も知っている通り、俺は小鞠ちゃんと喧嘩をしてしまっただろ!///」
「其処から少しずつで有るが……、虹心とは兄妹らしいことをしているのさ///」
俺は、恥ずかしそうな表情で兄に言う。
虹心から告白されて、関係を深めたとは流石に言えない!
その為。小鞠ちゃんをダシにして、小鞠ちゃん絡みで関係を深めたように俺は言う。
「あ~~。この前、津和野さんが家へ遊びに来ていた時。武蔵は津和野さんを口説こうとしていたな……それで、津和野さんとはどう成った?」
兄は思い出すような表情で言っているが、最後の文節は少し笑いながら言う!
「……全く駄目だよ……兄貴!///」
「風の噂では小鞠ちゃんに彼氏が出来たようだし、小鞠ちゃんに関しては諦めるしか無いよ……」
俺は残念な表情で兄に言う。
けど、兄は不思議そうな表情をして言い始める。
「おっ…?」
「武蔵のお目当ては津和野さんでは無く、同級生女子では無かったか?」
(あっ……しまった。余計なことを言ってしまった!!)
俺は兄に、余計なことを喋ってしまう!///
俺の恥部を、家族全員で共有させる必要は無いのに!!///
俺はそう思いながら、冷やし中華を食べる……
食文化は地域性が有るから、兄の同僚はそうやって食べる習慣が、有る地域なんだろう?
こんな狭い国で有るが地域に依って、独自の食文化が根付いている。
蜂の子などの昆虫を食べる地域や、あんころ餅を雑煮に入れる地域だって有る。
虹心の中で今回の事を、カルチャーショックで収めれば良いが、そうで無ければ今後の兄との付き合い方に、影響が出るかも知れない?
その後も、食事をしながら三人兄妹で会話は続いたが、虹心の方は少し不機嫌な感じのままで有った?
☆
晩ご飯後は三人兄妹で後片付けを済まし、台所からリビングに移動して団らんが始まる。
虹心の機嫌は何時も通りに戻っている感じで有ったが、兄とは積極的に話し掛けてない感じがした?
団らんが始まると同時に入浴タイムも始まるが、兄は既に職場で入浴を済ませている為、俺から入浴を始める。
兄が勤めている企業は職業柄、入浴設備が整っている。
俺は俗に言う一番風呂で有るが、一番風呂で入りたい気持ちは無い。
みんな湯船を綺麗に使っているからだ。
これが……他人の家だと、一番風呂を求めるかも知れないが!?
俺が入浴を済ませた後は、虹心が続きで入浴に行く。
ガス代の節約も、虹心は意識しているのかも知れない?
虹心が入浴を済ませ、リビングに戻って来るまでのしばらくの間は、俺は兄と二人の時間と成る。
兄は、自分で乾き物などのおつまみを用意して、飲酒を楽しみながらバラエティー番組を見ている。
俺はバラエティー番組も見つつだが、スマートフォンのアプリゲームをしている。
『―――www』
『―――♪』
テレビからは司会者に合わせて、笑い声が聞こえてくる音。
スマートフォンからは小さい音量で有るが、ゲームのBGM音やキャラクター声が聞こえてくる。
「……」
「……」
俺と兄の関係は、仲が悪い訳では無いが、良い関係とも言いにくい。
兄は俺と比べて全て優秀だし、考え方も違う。
そんな関係で有るから、俺と兄で会話が弾むことは本当に少ない。
「あっ……負けた!」
「今日はこれで止めておくか!!」
ゲームで負けてしまい、俺が悔しそうな口調で呟いたタイミングで、兄が落ち着いた口調で話し掛けてくる!
「武蔵……ちょっと良いか!」
「んっ……何、兄貴?」
「最近の虹心は、武蔵に凄く依存をしている感じだが、どうしてそんなに距離を縮められたのだ?」
「数ヶ月前まで虹心が、武蔵を毛嫌いしていた時期と比べれば大違い過ぎるよ!」
俺が澄ました表情で返事をすると、兄は尋ねる表情で聞いて来た!
兄は虹心から好かれているのを理解しているし、俺を兄と比べれば好きでは無いことも知っている。
「……まぁ学部は違うけど、同じ学園だし、兄貴も知っている通り、俺は小鞠ちゃんと喧嘩をしてしまっただろ!///」
「其処から少しずつで有るが……、虹心とは兄妹らしいことをしているのさ///」
俺は、恥ずかしそうな表情で兄に言う。
虹心から告白されて、関係を深めたとは流石に言えない!
その為。小鞠ちゃんをダシにして、小鞠ちゃん絡みで関係を深めたように俺は言う。
「あ~~。この前、津和野さんが家へ遊びに来ていた時。武蔵は津和野さんを口説こうとしていたな……それで、津和野さんとはどう成った?」
兄は思い出すような表情で言っているが、最後の文節は少し笑いながら言う!
「……全く駄目だよ……兄貴!///」
「風の噂では小鞠ちゃんに彼氏が出来たようだし、小鞠ちゃんに関しては諦めるしか無いよ……」
俺は残念な表情で兄に言う。
けど、兄は不思議そうな表情をして言い始める。
「おっ…?」
「武蔵のお目当ては津和野さんでは無く、同級生女子では無かったか?」
(あっ……しまった。余計なことを言ってしまった!!)
俺は兄に、余計なことを喋ってしまう!///
俺の恥部を、家族全員で共有させる必要は無いのに!!///
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