俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第221話 鉢合わせ!

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「虹心……この後の予定は?」

 俺はアイス食べながら、澄ました表情で虹心に聞く。
 虹心も“かき氷”を食べながら、穏やかな表情で話し始める。

「兄ちゃん。この後はね、公園の散策だよ!」
「軽く一回りをしながら、散歩と言う運動もする!!」

「散歩か…。まぁ、それ位しか、やれる事は無いもんな……」
「ボート遊びもしてしまったし、この公園にそれ以外の目玉が有る感じはしないからな」

 俺は周りの景色を見ながら、澄ました表情で言う。
 この公園に、ボート遊び以外の遊び場が有る感じはしない。

 俺と虹心が小学生なら、児童公園で遊ぶ手も有るが、俺たちは立派な学生で有る!?
 学生で有るからブランコに乗ったり、滑り台で遊ぶ事はもう出来ない!!

「春の時期なら、お花見とかが出来るけど、この公園にはメインと成る夏の花が咲いてないからね…!」
「“ひまわり”とかでも植えて有れば、ひまわりを楽しむ事が出来るけど!!」

 虹心は困った微笑み表情で俺に言う。
 花を売りにする公園は年がら年中、何かしらの花を咲かせてあると聞く。

 春ならチューリップ、夏ならひまわり、秋ならコスモスなどと……
 この公園は桜の名所だと思われるが、それ以外の花に、力を入れている感じはしない。

「まっ、そんな訳でアイスを食べ終わったら、軽く園内を一回りをしようね。兄ちゃん!!」

 虹心は笑顔で言う。
 おやつを食べて帰路に就くには少し早いし、俺たちは兄妹で有るから、恋人同士が楽しむ行為もしては行けない!?

 日差しの当たるベンチで、小休止とおやつタイムを兼ねた後は、虹心と一緒に公園内を軽く一回りしてから、帰路に就く事に成った。

 ……

 二人で公園内を一回りした後は、公園を出て帰路に就く。
 児童公園では、子どもたちや親子連れが遊具で楽しんでいたが、俺たちはそれを素通りするだけ有った。

 徒歩で駅に戻って、駅から電車に乗って、俺たちの家が有る最寄り駅に、電車は無事に到着する。
 駅の改札を抜けて、駅から出て家へ帰ろうとした時、俺と虹心は有る人とバッタリ出会ってしまう!!

「あっ…///」

「あっ!!」

 俺と虹心、二人同時に声を上げる!!
 その相手は、小鞠ちゃんで有った!!

 だが、小鞠ちゃんの横には、男性と言うより男子がいる!?
 これはまさか、小鞠ちゃんの彼氏か!!

「~~~!!//////」

 小鞠ちゃんも、俺と虹心を見て著しく驚きを見せるが、言葉は出さない!?
 小鞠ちゃんの彼氏だと思われる男子は、状況が理解出来ず、不思議そうな表情で小鞠ちゃんを見ている。

「こんにちは。小鞠ちゃん!」
「会うのは、久しぶり!!♪」

 虹心は笑顔で、小鞠ちゃんに陽気な口調で声を掛ける。

「……あっ///」
「こんにちは。虹心ちゃん…//////」

 小鞠ちゃんは少し間を開けた後、頬を染めて恥ずかしそうな表情で、虹心に挨拶をする。

「ねぇ……小鞠ちゃんの横に居る人は誰?♪」
「同じ、園芸クラブの人?」

 虹心は挨拶もそこそこに、和やかな表情で核心を突き始める!!
 流石虹心。感じた事をそのまま言葉にする。

 小鞠ちゃんは親友だから許されるのか!?
 けど、小鞠ちゃんは、嬉し恥ずかしそうな表情で、虹心に話し始める。

「あっ……はい!//////」
「同じ園芸クラブの人で有り、私の親友で有る、木付きづきさんです!//////」

 小鞠ちゃんは紹介するように、木付さんの名前を言うと、木付さんは『ペコリ』と虹心に頭を下げる。

「……」

 俺が観察する感じでは、木付さんは中々の真面目少年と見た!!
 小鞠ちゃんは、真面目系を好むと聞いた覚えが有る……

 木付さんの背丈は少し低い感じがするけど、相手が小鞠ちゃんなら問題は無いかな?
 俺は、この二人を祝福するべきだろうか……
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