俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第208話 妹と遊ぶ その1

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 ……

 夏休みも始まって、有る程度の日数が経った時。
 今日は、虹心と二人で遊びに行く日で有る。

 本来ならデートと言いたい所で有るが、虹心は実の妹なので、恋人関係に成ることは理論上出来ない。
 はたの目から見ればデートに見えるだろうが、実際は兄妹で遊びに行く。

 けど、虹心はデート気分なので、俺は余計な水は差さない!?
 今日のデート(虹心の中では)は、隣町の公園に行くらしい。

 その公園自体、特に見所が有る訳では無いが『これも、将来の練習だよ♪』と、虹心に笑顔で言われて、虹心と行くことに成った。
 公園に、お昼前到着を目指して出発して、その公園で昼食を食べてから公園散策をするそうだ。

 俺は、その公園の存在を以前から知っているが、隣町に有るし、態々わざわざ一人で公園に行く者では無い。
 虹心は、その公園に何回か訪れているそうだが、俺はその公園には公園デビューで有った!?

 ……

 夏休み中の昼食に関しては、初日に虹心が特製ラーメンを作ってくれたが、翌日以降は各個人で摂るスタイルに戻ったと言ってもおかしいが、俺と虹心の二人きりに成る時は別々の物を摂っている。

 毎日、虹心に作らせる訳には行かないし、俺は料理が得意では無い。
 それに無料タダでは無いので、虹心に料理を頼むと却って高く付く場合も有る!?

 けど、母親や兄が昼食時に居る時は虹心の提案で、居る家族全員で昼食を摂るように変わり始めている。
 母親は昼食作りをしたくないのか、最初は渋ったそうだが、虹心の熱意に負けて折れたらしい?

 その為、夏休み中の昼食は中食ばかりでは無く、内食(家庭料理)が増えつつ有るが、その理由で昼食代の一部が母親に没収された!!
 虹心の提案は、虹心には良かったかも知れないが、俺には少々ダメージが有った……

 ……

 虹心と性的な遊び(!?)は、夏休み初日にハプニング的発生したが、その以降は行われていない。
 兄妹愛の延長で軽いキスをする時も有るけど、抱きしめたりの行為はしていない。

 俺からは求めにくいし、虹心も俺からの行動を分析して、警戒心を強めているのだろう?
 俺はヘタレだが、ヘタレでも過ちを犯してしまう時が有る!?

 正直言えば兄妹なんだから、お互い過度な行為を本来は求めては行けない!!
 けど、一度深めだした関係は、そう易々やすやすと戻せる訳では無い。
 このまま、お互いが綺麗な体で、この関係を維持出来れば良いのだが……

 ☆

 今から、虹心と隣町の公園に遊びへ行く。
 今日の天気は快晴では無く、少し雲が掛かった日で有る。
 その為、最高気温も猛暑日には成らないそうだ。

 どうせ遊びに行くなら快晴の方が良いが、今の時期は夏真っ盛りで有る。
 燦々さんさん日差しの方が良いけど、そうすると気温もグングン上がってしまう!!///
 却って、薄曇りの日の方が良いかも知れない? 

「じゃあ、兄ちゃん。行こうか!!」

 虹心と二人で玄関を出た直後、虹心は元気な笑顔と口調で言う。
 虹心の右手には、お弁当が入った手提げ袋を持っている。

 お弁当箱を手に持っている虹心で有るが、背中には可愛らしいリュックも背負っている。
 虹心はやはり、今どきの女性だ!?

 お弁当と言えば水筒も有るが、少し重い水筒の担当は俺で有る。
 俺は虹心の言葉に、和やかな表情で答える。

「うん……行こうか。虹心!」

 俺と虹心は、隣町に有る公園を目指して向かうが、歩いて行ける距離では無いので、徒歩で駅に向かい、駅から電車に乗って隣町に向かう。
 隣町の駅からは、また歩いてその公園に向かう。

 時間で言えば、40分前後で着けるだろう。
 俺と虹心は、兄妹らしい雑談をして公園に向かう。
 その為、その会話を第三者に聞かれてしまうと、俺と虹心は兄妹だと言うことが直ぐにバレてしまう!!

 ……

 俺と虹心は順調良く、隣町に有る公園に向かって公園に到着する。
 到着時、俺はスマートフォンで時刻を確認すると、午前11時30分を過ぎた時刻で有る。
 予定通りと言えば良いだろう!!

 虹心の最初の予定では、この公園で昼食を食べることから始まる。
 俺は初めて来る公園だから、ベンチの設置場所などは“さっぱり”だが、虹心は何回か来ているから知っているだろう?

 さて、虹心はこの公園のどの場所で、昼食を広げるのだろうか……
 この時期だから、日陰が有る場所だと嬉しいな!
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