俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第184話 夜更け前の来訪者 その1

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 当初はやる気が出なかった試験対策勉強で有るが、途中からやる気が出て来て、有る程度集中しながら時間は進んで行く……

 ……

「うーん!」
「今晩は意外に頑張れたぞ!!」
「でも、今日は此処までしておこう!!」

 試験対策勉強に一区切りが付いた所で、俺は伸びをしながら終了宣言をする。

「今の時刻は……23時30分か!」
「時々、やる○スイッチが直る時が有るんだよな!!」

 俺は馬鹿なことを呟いて、眠りへ就く前にトイレだけを済ませて寝ようかと思い、自室からトイレに向かう。
 ちなみに、この家のトイレは一階にしかない。

 その為、兄が学生時代の時や、父親が単身赴任以前の時は、朝のトイレは良く渋滞をしていた。
 トイレを済ませて自室に戻り、ベッドに潜り込もうとした時、俺の部屋に誰かの足音が近づいて来た?

(誰か来た…?)
(まさかと思うが……虹心?)

 俺は身構えるつもりでは無いがベッドには入らず、ドアの方に視線を向ける。
 先ほどの足音は、俺のドア前で止まりノックをされる。

『コン、コン♪』

「……兄ちゃん。まだ、起きているでしょ!」

 ノックの主は、やはり虹心で有った。
 普段の柔らかい口調では無く、少し怒っている感じがする口調の気がする?

「……起きているよ」

「…入って良い?」

 俺はドア向こうに居る虹心に、落ち着いた口調で言うと、虹心は少し低めの声で言う。
 兄も自室に居るが、明日は休暇と言っていたので、虹心を俺の部屋に招き入れて会話をしても問題は無いだろう。

「……良いよ!」

『ガチャ!』

 俺は落ち着いた口調で言うと、直ぐにドアが開いて虹心が部屋に入ってくるが、表情は険しい表情をしている!!

『パタン!』

 虹心はドアを閉めてから、立ったままの状態で有る上、その険しい表情で話し始める。

「兄ちゃん……さっき、小鞠ちゃんと改めて話しをしたよ…!」
「小鞠ちゃんは……兄ちゃんとの関係を、親友でも求めないって…」

「……態々わざわざそんな事を言い来たのか。虹心…」

 俺には聞きたくない言葉で有った。
 小鞠ちゃんのとの関係修復は、今日や明日で出来る物では無い。

 それに小鞠ちゃんは俺を選ばす、園芸クラブの男子を選ぶ宣言を俺にしている。
 虹心はその表情で言葉を続ける。

「兄ちゃん……兄ちゃんは分かっていると思うけどさ、何で余計なことを言ったの!?」
「素直に謝れば、小鞠ちゃんは許すつもりだったんだよ!!」

 口調を強めながら言う虹心。
 余計なことと言えば……俺が好意を求めた発言をした事だろう。
 小鞠ちゃんは夕方の俺のやり取りの全てを、虹心に話したのだろう。

 だが、アレは俺の言葉足らずが招いた悲劇で有って、本当に虫が良いつもりで言った訳では無い。
 俺は弁解をする表情で、虹心に言い始める!!///

「虹心!///(汗)」
「アレは誤解なんだ!!」
「本当に親友からやり直そうと言った意味で有って、恋人関係を目指して言った訳では無いんだ!!///」

「ふぅ~~」

 俺は言い終えると、虹心は困った表情に成ってため息を吐く。

「そんなの……分かっているよ。兄ちゃん…」
「けど、小鞠ちゃんに取っては、兄ちゃんと決別を決意する言葉に成ってしまった…」

「兄ちゃんは何時も、肝心な所でドジを踏むからね……」

 困った表情で言う虹心だが、最後の文章は微笑みながら言う!?
 俺がドジを踏んだことを、虹心にとっては嬉しいの!??
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