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第3章 身近すぎる異性との関係
第182話 墓穴
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晩ご飯時に食べたハンバーグは、何時もより塩味が効いている気がした!?
俺は涙を流して食べてはいないが、普段食べる時と比べて、美味しさも何時もより薄かった……
虹心が俺を馬鹿にしたフォローのお陰(!?)で、母親からの追撃は逃れられが、小鞠ちゃんはまだ、かなり怒っていることも知ってしまう。
虹心が後で『凄くキツく言って置くから!!』と言っていたが、小鞠ちゃんは今晩虹心の部屋に泊っていく。
この後、俺は虹心から何処に、呼び出されるのだろうか!?
……
晩ご飯終了後。
晩ご飯後片付けの時間と成るが、何故か今日は母親と俺だけで、後片付けをさせられる!
普段は、母親と虹心だけで後片付けをするか、俺を含めての三人で有る。
兄は長男だし、もう社会人だから免除で有る。
だが、今晩は言うまでもなく、さっきのことを虹心からの口だけでは無く、俺からの言葉を母親は聞きたいのだろう。
兄は入浴をしており、虹心と小鞠ちゃんは、リビングで一足お先に団らんを始めている。
俺は母親が洗った食器類を、“ふきん”で拭き始めていると、母親は洗い物をしながら、落ち着いた口調で話し掛けてくる。
「武蔵…」
「さっき、虹心が言っていたことは、虹心の言葉通りなの…?」
「うっ、うん…。虹心の言葉通りだよ…///」
俺は恥ずかしそうな表情で言うが、母親は洗い物に目線を向けているで、俺の方を見ようとはせずに言葉を続ける。
「でも……変ね?」
「津和野さんは、あんたに気が有った筈なのに、急に興味が無くなるとは思えないのよね?」
(母さんも……中々、素直に引かないな!)
(虹心の親玉だから仕方ないか!?)
「母さん!」
「小鞠ちゃんも思春期だから、色々と好みが変わるんだよ!!」
「きっと、タイプが変わったんだよ!!」
俺は作り笑顔で母親に言うと、母親は此処で洗い物から俺の方へ顔を向けて、怪訝な表情で聞いて来る。
「なら、何で……武蔵は、津和野さんに手を出そうとしたの?」
「同級生の子と上手く行かないから、手を出そうとしたのでは無いの…?」
(しまった……。墓穴を掘ってしまった!///)
(余計なことを言わなければ良かった…(汗))
「えっと……それは……もう少し、親友として関係を深めたかったと言うか……」
俺は“しどろもどろ”に成ってしまう。
母親は、ここぞとばかりに攻めてくる!?
「……やっぱり武蔵は、二股を掛けようとしていたのでは無い!!」
「津和野さんが拒否したから未遂で終わったけど、前言ったよね、津和野さんを泣かすなと!!」
「!」
母親は、かなり怒った表情とキツい口調で言う!
俺は、久しぶりに怒らす母親に圧倒されてしまう。
「ねぇ……年頃の子だから、青春を含めて異性を求めるのは仕方が無いして、ルールやマナーだけは守ってよ!」
「あんたが、同級生の女子と関係を持っていなかったら、此処まで言わないけど、妹の親友を泣かして、それで人生を壊したなんて、相手の親御さんから言われたら、この家族は此処に住めなくなるんだよ!!」
剣幕を立てるように言う母親。
母親の勤務先は公共の場で有るし、仕事の関係上、悪い噂が流れると仕事にも影響が出て来る。
「…………」
俺は言葉が出ない。
今、此処で反論をしたら、火に油を注ぐ行為に成りかねないし、母親を真剣に怒らすと虹心以上に厄介だ!!
最悪、小遣いの減額処分などが有るからだ!!
母親は先ほどと比べて、少し落ち着きを取り戻しながら話し始める。
「見ている感じでは反省をしているようだから、これ以上は言わないけど、津和野さんだけは特に気を付けて!」
「津和野さんと武蔵が恋人関係に成るのは、私は反対をしないけど、津和野さんを弄ぶのだけは絶対に止めて!!」
「この家も、津和野さんの家も学園近くだし、武蔵の知っての通り、津和野さんの所は母子家庭だわ……」
「津和野さんの所も……色々と大変そうだし、そこで娘さんの人生が壊されたら、津和野さんの一家には破滅してしまうわ!!」
凄く、小鞠ちゃん一家を気にする母親。
大人には大人の仕来りが有るのだろうが、俺にはそれが理解し切れていなかった。
俺は涙を流して食べてはいないが、普段食べる時と比べて、美味しさも何時もより薄かった……
虹心が俺を馬鹿にしたフォローのお陰(!?)で、母親からの追撃は逃れられが、小鞠ちゃんはまだ、かなり怒っていることも知ってしまう。
虹心が後で『凄くキツく言って置くから!!』と言っていたが、小鞠ちゃんは今晩虹心の部屋に泊っていく。
この後、俺は虹心から何処に、呼び出されるのだろうか!?
……
晩ご飯終了後。
晩ご飯後片付けの時間と成るが、何故か今日は母親と俺だけで、後片付けをさせられる!
普段は、母親と虹心だけで後片付けをするか、俺を含めての三人で有る。
兄は長男だし、もう社会人だから免除で有る。
だが、今晩は言うまでもなく、さっきのことを虹心からの口だけでは無く、俺からの言葉を母親は聞きたいのだろう。
兄は入浴をしており、虹心と小鞠ちゃんは、リビングで一足お先に団らんを始めている。
俺は母親が洗った食器類を、“ふきん”で拭き始めていると、母親は洗い物をしながら、落ち着いた口調で話し掛けてくる。
「武蔵…」
「さっき、虹心が言っていたことは、虹心の言葉通りなの…?」
「うっ、うん…。虹心の言葉通りだよ…///」
俺は恥ずかしそうな表情で言うが、母親は洗い物に目線を向けているで、俺の方を見ようとはせずに言葉を続ける。
「でも……変ね?」
「津和野さんは、あんたに気が有った筈なのに、急に興味が無くなるとは思えないのよね?」
(母さんも……中々、素直に引かないな!)
(虹心の親玉だから仕方ないか!?)
「母さん!」
「小鞠ちゃんも思春期だから、色々と好みが変わるんだよ!!」
「きっと、タイプが変わったんだよ!!」
俺は作り笑顔で母親に言うと、母親は此処で洗い物から俺の方へ顔を向けて、怪訝な表情で聞いて来る。
「なら、何で……武蔵は、津和野さんに手を出そうとしたの?」
「同級生の子と上手く行かないから、手を出そうとしたのでは無いの…?」
(しまった……。墓穴を掘ってしまった!///)
(余計なことを言わなければ良かった…(汗))
「えっと……それは……もう少し、親友として関係を深めたかったと言うか……」
俺は“しどろもどろ”に成ってしまう。
母親は、ここぞとばかりに攻めてくる!?
「……やっぱり武蔵は、二股を掛けようとしていたのでは無い!!」
「津和野さんが拒否したから未遂で終わったけど、前言ったよね、津和野さんを泣かすなと!!」
「!」
母親は、かなり怒った表情とキツい口調で言う!
俺は、久しぶりに怒らす母親に圧倒されてしまう。
「ねぇ……年頃の子だから、青春を含めて異性を求めるのは仕方が無いして、ルールやマナーだけは守ってよ!」
「あんたが、同級生の女子と関係を持っていなかったら、此処まで言わないけど、妹の親友を泣かして、それで人生を壊したなんて、相手の親御さんから言われたら、この家族は此処に住めなくなるんだよ!!」
剣幕を立てるように言う母親。
母親の勤務先は公共の場で有るし、仕事の関係上、悪い噂が流れると仕事にも影響が出て来る。
「…………」
俺は言葉が出ない。
今、此処で反論をしたら、火に油を注ぐ行為に成りかねないし、母親を真剣に怒らすと虹心以上に厄介だ!!
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「この家も、津和野さんの家も学園近くだし、武蔵の知っての通り、津和野さんの所は母子家庭だわ……」
「津和野さんの所も……色々と大変そうだし、そこで娘さんの人生が壊されたら、津和野さんの一家には破滅してしまうわ!!」
凄く、小鞠ちゃん一家を気にする母親。
大人には大人の仕来りが有るのだろうが、俺にはそれが理解し切れていなかった。
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