俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
上 下
167 / 655
第3章 身近すぎる異性との関係

第167話 お店に向かう

しおりを挟む
「じゃあ、行って来ます!」
「母さん。虹心!」

「……行ってらっしゃい」

「兄ちゃん。気を付けてね~~♪」

 俺は和やかな表情で、出掛けの挨拶をすると母親は『やれやれ』の表情で挨拶をして、虹心は笑顔で挨拶をしてくれる。
 俺は台所を出て、玄関に向かい、靴を履いて外に出る。
 梅雨の時期で有るが、今日は雨が降る確率は低いそうだ。

(さて、真優美さんのお店に向かうか!)

 俺は心の中でそう思いながら、自宅から真優美さんのお店に向かった。
 場所も完全では無いし、今日が営業日かどうかも不明だが、それでも俺は真優美さんのお店に向かった……

 ☆

 自宅からもより駅に向かい、駅から電車を数区間乗って、とある駅で降りて、俺は地図アプリを頼りに真優美さんのお店に向かう。
 店の場所は地図アプリ上では分からないので、小さな公園を目指して歩いて行く……

 ……

 とある駅から、十分ぐらい歩いた頃だろうか。
 小さな公園が、視線に飛び込んで来る。

(公園が見えて来たと言うことは、この付近に真優美さんのお店が有るはずだ…)

 小さな公園を通り過ぎようとした所で、運良く真優美さんのお店を見付ける!
 公園の目と鼻の先では無いが、お店の看板も出ているし、真優美さんのお店で間違いないだろう!!

(問題なく見付けられたな!)
(看板が出ているから、営業はしているはずだし、後はお店に向かうだけだ!!)

 俺は場所を見付けられたことから、“ウキウキ”気分で真優美さんのお店に近付くが……何だか違和感を感じる?

(看板が出ているから……今日は営業日なんだよね?)

 俺は真優美さんのお店(喫茶店)に近付くが、店内にお客さんが居る感じはしない?
 しかし、店内の照明は付いているから、店内に真優美さんやスタッフは居ると思うが……

 俺は思わずスマートフォンを取りだして時刻確認をするが、時刻は13時47分とディスプレイに表示される。
 まさかと思うが……喫茶店のお昼休憩に入ってしまった?

(……あっ!?)
(何てこった!!)

 俺は喫茶店のドアに近付いた時。
 心の中で喚いてしまう!!

『15時まで休憩です♪』
『喫茶 撫子なでしこ

 喫茶店出入り口ドアのドアノブに、そう書かれた看板がぶら下がっていた!!
 伊藤さんたちとこの前訪れた時、真優美さん一人で切り盛りしている感じで有ったから、当然と言われればそれまでだが……

(うぁ~~~。超タイミング悪いな!///(汗))
(場所も見つけられたのに、休憩に入ってしまったか!///)
(……どうしよう)

 俺は店の前で、どうするべきかと考える……
 このまま諦めて立ち去るか、それとも真優美さんやスタッフが休憩中の中を無理して入って行くか……

(15時にはお店を再開させるようだから、それまで何処かで時間を潰すのも一つの手で有るが、今日は小鞠ちゃんが三國家へ遊びに来ている…)
(5分や10分で終わる相談内容なら、15時まで待っても良いが、真優美さんの性格上、色々なことを前回のように聞いて来るだろう……)

(それに帰りも、30分以上時間が掛かる)
(15時から真優美さんに相談を始めると夢中に成りすぎて……また、虹心から怒りの電話が来るかも知れない!?)

 前回、真優美さんと出会った時から、かなりの時間が経過しているし、その間に色々な出来事が起きてしまっている。
 伊藤さんが、俺に関する事を真優美さんに報告していれば、また別で有るが伊藤さんの性格上、ペラペラ喋る性格では無い。

 今日の場合は試験期間中で有るし、小鞠ちゃんも三國家に来ている。
 母親や虹心から文句を言われない帰宅時間は、18時頃が目安に成って来るが、15時から相談を始めると、18時までに自宅へ到着するのは難しいだろう。

(此処まで来たが……後日、改めてくるか…)
(真優美さん休憩の邪魔をしては行けないし、俺も来店すること知らせてはいない)

 俺はこの前、真優美さんに送って貰った時。真優美さんと連絡交換をしておくべきだったと感じた。
 そうしておけば、こんな風には成らなかった……
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。

暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】 ・第1章  彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。  そんな彼を想う二人。  席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。  所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。  そして彼は幸せにする方法を考えつく―――― 「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」  本当にそんなこと上手くいくのか!?  それで本当に幸せなのか!?  そもそも幸せにするってなんだ!? ・第2章  草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。  その目的は―――― 「付き合ってほしいの!!」 「付き合ってほしいんです!!」  なぜこうなったのか!?  二人の本当の想いは!?  それを叶えるにはどうすれば良いのか!? ・第3章  文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。  君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……  深町と付き合おうとする別府!  ぼーっとする深町冴羅!  心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!? ・第4章  二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。  期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する―― 「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」  二人は何を思い何をするのか!?  修学旅行がそこにもたらすものとは!?  彼ら彼女らの行く先は!? ・第5章  冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。  そんな中、深町凛紗が行動を起こす――  君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!  映像部への入部!  全ては幸せのために!  ――これは誰かが誰かを幸せにする物語。 ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。 作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件

桜 偉村
恋愛
 別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。  後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。  全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。  練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。  武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。  だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。  そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。  武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。  しかし、そこに香奈が現れる。  成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。 「これは警告だよ」 「勘違いしないんでしょ?」 「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」 「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」  甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……  オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕! ※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。 「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。 【今後の大まかな流れ】 第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。 第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません! 本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに! また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます! ※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。 少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです! ※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。 ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

処理中です...