俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第3章 身近すぎる異性との関係

第165話 お姉さんに相談する!? その1

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 翌日……

 今日は週末(土曜日)で有る。
 午後からは小鞠ちゃんが、虹心と遊び兼勉強をしに三國家に来るが、俺と小鞠ちゃんは現在絶交中で有る。

 更に小鞠ちゃんはその間に、園芸クラブの男子から愛の告白をされてしまい、現在それを受け入れるか悩んでいる感じだ。
 伊藤さんや二村さんを失った俺には、もう小鞠ちゃんしか居ないが、その小鞠ちゃんも俺の不手際で失いかけている。

 今日の午後からが俺の勝負だと、言いたい気持ちでは有るが、俺には小鞠ちゃんを振り向かせる材料やたまが無い……
 妹で有る、虹心からの支援や大きな期待も出来ないし、それに虹心も途中から、小鞠ちゃんより伊藤さんを応援した為、小鞠ちゃんを間接的に裏切っている。

 こんな状況下で、小鞠ちゃんは俺に振り向くことは、ほぼ無いと言い切れる状況で有ろう。
 俺には非常に厳しい、週末が始まりだした……

 ……

 午前中は、自室で試験対策勉強や役割分担に成っている、トイレ掃除を済まして午前中を終える。
 小鞠ちゃんが家に遊びに来る関係で母親は本日、休暇かシフト変更をしており、母親も洗濯や部屋の掃除などをしていた。

 虹心も母親と一緒に部屋の掃除をしていたが『今日はお母さんが居るから、何時もより楽だ!』と、鼻歌交じりで掃除をしていた!?
 虹心は本当に綺麗好きで有るし、家事全般が好きな妹で有る。
 これで優しい性格なら、パーフェクト妹なのに!?

 今日は母親や虹心が居るが、昼食は各自で摂る。
 三國家の昼食は、そう言ったルールで有る。
 各自のため、時間もバラバラで有った。

 俺は買い置きして有る、カップラーメンで昼食を摂るが、母親と虹心はストックされている冷凍食品で昼食を摂っていた。
 別に、俺も冷凍食品を食べても問題は無いのだろうが、虹心が嫌みを言いそうな気がしたので止めた?

 昼食後は食休みも兼ねて俺は今、自室に居る。
 勉強机に備わっている椅子に座って寛いでいるが、後数時間もすれば小鞠ちゃんが家にやって来る。
 小鞠ちゃんが家に来たら、俺は直ぐに謝りに行って、小鞠ちゃんから許して貰うことから始まるのだが……

(あ~~、何か、そう考えると急に緊張してきたな……)
(喧嘩した子と仲直りが、絶対出来る訳では無いからな!///)

(……虹心に相談したい気持ちでは有るが、虹心は今、母親と一緒に居る)
(母親が居る手前で、小鞠ちゃんの相談はしにくいし、それに母親には聞かれたくは無い///(汗))

(俺の大親友。岡谷君に相談しても、相手どころか鼻にも掛けてくれないだろう……)
(岡谷君は、恋や友情に全く興味を持たないからな!)
(この際、高岡でも良いが、高岡に相談しても良い返事は期待できないだろう……)

 俺は座っている椅子を腰を使って、クルクル回転させながら、誰かに相談出来る相手は居ないかなと考えていると……)

「……!」
「あっ、そうだ!!」

「一人居たよ!!」
「それも、経験豊富な女性が!?」

 俺は、ある女性を思い出す!
 それは……真優美さんで有る!!

 喫茶店を経営している、美人のお姉さん!!
 背丈は有るが、幼さも残る、俺の理想な人!?

 まだ俺の中で、真優美さんのことは殆ど知らない。
 けど、相談をしてみる価値は、絶対有ると俺は感じた。

「今日は土曜日だし、まだお昼の時間帯だから、喫茶店は必ず営業しているはずだ!」
「それに、真優美さんも言っていたからな!」

『もし……困ったことが有れば、店に相談に来なさい…!』
『お茶の料金は頂くけど、ケーキ類はサービスして上げるわ♪』

「実際、困っている状態だから、店に相談行っても良いよね…!」
「今の状態では絶対、小鞠ちゃんは俺より、園芸クラブの男子を取るだろう!」

「黙って指を咥えて見て居るより、真優美さんに相談して見るのも、一つの手で有るだろう!」
「もしかしたら、何か良いアドバイスをくれるかも知れない!?」

 俺は一人喋りをして、真優美さんのお店に行くことを決めるが、真優美さんのお店は、家からかなり距離が有る。

「えっと……今の時刻が、12時半ぐらいか!」
「今から出掛ける準備を始めて、場所も改めて調べてから行くから……丁度ランチタイムが終わる頃に、店に着けそうだな!」
「俺はランチ(カップラーメン)を、既に終えてしまっているし!」

 俺は真優美さんに望みを託して、出掛ける準備を始めた。
 人生経験豊富な真優美さんだ。
 きっと、良いアドバイスをくれるに違いないだろう!?
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