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第3章 身近すぎる異性との関係
第162話 ずれていく道
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昼食の後。昼食の後片付けらしい物は殆ど無いので、後片付けは虹心に任せて俺は自室に戻る。
それに対し虹心も、特に何かを言って来なかった。
普段だったら、晩御飯の時間までは気楽な自由時間で有るが、今は学期末試験期間で有る。
やる気は当然低いが、俺は勉強机に向かって試験対策勉強を始める。
だが、俺の心理状況は勉強より、振られた伊藤さんの事や小鞠ちゃんの事を、自然と意識してしまう。(汗)
勉強を始めてから、まだ十数分しか経っていないが、俺はシャープペンを机に置いて考え始める……
(伊藤さんや二村は諦めるとしても、これで小鞠ちゃんにも見限られたら、俺の青春は完全に終わってしまうよな…///)
(本当は俺から、二村さんにきちんと謝罪を入れて、縒りを戻すのが筋で有るが、俺は松田達に、二村さんへの興味は無いと宣言してしまった…///)
(あの二人以外にも、まずまずの美少女は学年内に居るが、伊藤さんや二村さんと関係を持ってしまうと、その美少女達の陰は、どうしても薄く成ってしまう!//////)
(後……唯一残っている女性は、伊藤さんと良く似ている、妹の虹心ぐらいだ…)
(怒らせると厄介だが、そうで無ければ、可愛い女性で有る?)
(だが、虹心は義理の妹では無く、実妹で有る筈だ!!)
(虹心が義理の妹で有る話しを、母さんや父さんから聞いたことは当然無いし、俺が物心を付いた時から、虹心と一緒に生活をしていると思う…?)
(虹心は兄の航平を兄妹の癖に、思いっきり好意を持っていた!)
(だが兄に、とても素晴らしい彼女さんが出来て、虹心は兄を諦める代わりに俺へシフトをした!?)
(俺は虹心を……一人の女性として見て居る時も有るし、虹心も俺のことをかなり気に掛けてくれている…)
(虹心と性行為さえしなければ、深い兄妹愛で周囲は納得するだろうし、それに俺が虹心と仲良くしていれば、伊藤さんのように誰かが、俺へ興味を持ってくれるかも知れない!?)
「う~ん……」
俺は此処まで考えた時に、思わず唸ってしまう。
虹心は正直言って、兄目線から見ても美少女で有る!
勝ち気過ぎる性格や行動力が、俺の中では水を差しているが、それが良いと言う人もまた居る。
それに虹心は、かなりの同級生男子達から、恋心を抱かれているのにそれを全て断っている。
それを断る理由は、年上の男性が好みとか言っていた覚えが有るが、俺や特に兄へ未練がまだ有るから、虹心は求められた求愛を全て断っているのだろう?
「今は、とにかく、小鞠ちゃんからの返事次第だ!」
「再度小鞠ちゃんと関係を深められて、恋人関係に発展できれば、俺の青春は素晴らしい青春に成る決まっているし、生涯独身や孤独死も避けられる!?」
「そうすれば、虹心との禁断な愛は避けられるし、小鞠ちゃんは虹心と同年代だから、直ぐには大人の関係を作れないが、一生○貞のままで生き続けなくても済む!!」
「小鞠ちゃんから……、良い返事が来ることを期待しよう!」
俺は長い一人喋りを終えた後、試験対策勉強を再開させた。
明日の昼から、小鞠ちゃんは虹心と遊び兼勉強をしに三國家へ来るし、それよりもっと早く虹心経由で、小鞠ちゃんの俺に対する気持ちを知ることが出来るだろう。
俺はそう思いながら晩ご飯の時間まで、試験対策勉強に打ち込んだ?
☆
兄は今晩夜勤らしいので、俺・母親・虹心の三人で晩ご飯を食べて、その後はリビングに移動して家族の団らんの時間を過ごす。
その時間帯に虹心は、俺へ小鞠ちゃん関連のことを話すかなと思っていたが、殆ど無かった。
唯一有ったのは、小鞠ちゃんに関する明日の打ち合わせを、母親と虹心がしていたぐらいで有る。
団らんの時間も終わり、入浴も済ませ、俺は自室に戻る。
日中に十分、試験対策勉強はしたので、今からやる気は起きなかった。
少し早いが、寝ようかとも考えるが、虹心が小鞠ちゃん関連の報告をする為に、俺の部屋へ来るかも知れない。
(少し起きているか……)
俺は側に置いて有る、スマートフォンを持って、スマートフォンを触り始める。
アプリゲームをしたり、Webサイトを見て、適当に時間を潰し始める……
……
(来ないな…。虹心の奴)
(どうせ、明日小鞠ちゃんが来るから、その時に聞くつもりかな?)
小一時間経過したが、虹心は俺の部屋に来る気配は無い。
眠気を感じていたので、今日は寝ようかと考えた時……
『テク、テク、―――』
誰かの足音が、俺の部屋に近付いて来た。
足音の大きさからして、虹心に間違いないだろう!!
虹心は、俺に吉報を持って来てくれるのか!?
それに対し虹心も、特に何かを言って来なかった。
普段だったら、晩御飯の時間までは気楽な自由時間で有るが、今は学期末試験期間で有る。
やる気は当然低いが、俺は勉強机に向かって試験対策勉強を始める。
だが、俺の心理状況は勉強より、振られた伊藤さんの事や小鞠ちゃんの事を、自然と意識してしまう。(汗)
勉強を始めてから、まだ十数分しか経っていないが、俺はシャープペンを机に置いて考え始める……
(伊藤さんや二村は諦めるとしても、これで小鞠ちゃんにも見限られたら、俺の青春は完全に終わってしまうよな…///)
(本当は俺から、二村さんにきちんと謝罪を入れて、縒りを戻すのが筋で有るが、俺は松田達に、二村さんへの興味は無いと宣言してしまった…///)
(あの二人以外にも、まずまずの美少女は学年内に居るが、伊藤さんや二村さんと関係を持ってしまうと、その美少女達の陰は、どうしても薄く成ってしまう!//////)
(後……唯一残っている女性は、伊藤さんと良く似ている、妹の虹心ぐらいだ…)
(怒らせると厄介だが、そうで無ければ、可愛い女性で有る?)
(だが、虹心は義理の妹では無く、実妹で有る筈だ!!)
(虹心が義理の妹で有る話しを、母さんや父さんから聞いたことは当然無いし、俺が物心を付いた時から、虹心と一緒に生活をしていると思う…?)
(虹心は兄の航平を兄妹の癖に、思いっきり好意を持っていた!)
(だが兄に、とても素晴らしい彼女さんが出来て、虹心は兄を諦める代わりに俺へシフトをした!?)
(俺は虹心を……一人の女性として見て居る時も有るし、虹心も俺のことをかなり気に掛けてくれている…)
(虹心と性行為さえしなければ、深い兄妹愛で周囲は納得するだろうし、それに俺が虹心と仲良くしていれば、伊藤さんのように誰かが、俺へ興味を持ってくれるかも知れない!?)
「う~ん……」
俺は此処まで考えた時に、思わず唸ってしまう。
虹心は正直言って、兄目線から見ても美少女で有る!
勝ち気過ぎる性格や行動力が、俺の中では水を差しているが、それが良いと言う人もまた居る。
それに虹心は、かなりの同級生男子達から、恋心を抱かれているのにそれを全て断っている。
それを断る理由は、年上の男性が好みとか言っていた覚えが有るが、俺や特に兄へ未練がまだ有るから、虹心は求められた求愛を全て断っているのだろう?
「今は、とにかく、小鞠ちゃんからの返事次第だ!」
「再度小鞠ちゃんと関係を深められて、恋人関係に発展できれば、俺の青春は素晴らしい青春に成る決まっているし、生涯独身や孤独死も避けられる!?」
「そうすれば、虹心との禁断な愛は避けられるし、小鞠ちゃんは虹心と同年代だから、直ぐには大人の関係を作れないが、一生○貞のままで生き続けなくても済む!!」
「小鞠ちゃんから……、良い返事が来ることを期待しよう!」
俺は長い一人喋りを終えた後、試験対策勉強を再開させた。
明日の昼から、小鞠ちゃんは虹心と遊び兼勉強をしに三國家へ来るし、それよりもっと早く虹心経由で、小鞠ちゃんの俺に対する気持ちを知ることが出来るだろう。
俺はそう思いながら晩ご飯の時間まで、試験対策勉強に打ち込んだ?
☆
兄は今晩夜勤らしいので、俺・母親・虹心の三人で晩ご飯を食べて、その後はリビングに移動して家族の団らんの時間を過ごす。
その時間帯に虹心は、俺へ小鞠ちゃん関連のことを話すかなと思っていたが、殆ど無かった。
唯一有ったのは、小鞠ちゃんに関する明日の打ち合わせを、母親と虹心がしていたぐらいで有る。
団らんの時間も終わり、入浴も済ませ、俺は自室に戻る。
日中に十分、試験対策勉強はしたので、今からやる気は起きなかった。
少し早いが、寝ようかとも考えるが、虹心が小鞠ちゃん関連の報告をする為に、俺の部屋へ来るかも知れない。
(少し起きているか……)
俺は側に置いて有る、スマートフォンを持って、スマートフォンを触り始める。
アプリゲームをしたり、Webサイトを見て、適当に時間を潰し始める……
……
(来ないな…。虹心の奴)
(どうせ、明日小鞠ちゃんが来るから、その時に聞くつもりかな?)
小一時間経過したが、虹心は俺の部屋に来る気配は無い。
眠気を感じていたので、今日は寝ようかと考えた時……
『テク、テク、―――』
誰かの足音が、俺の部屋に近付いて来た。
足音の大きさからして、虹心に間違いないだろう!!
虹心は、俺に吉報を持って来てくれるのか!?
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