俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第154話 憤慨する下級生

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「あっ……そうなんだよ。小鞠ちゃん!///」
「昼食後の気分転換も兼ねて、ちょっと……こっちの方まで足を伸ばしたんだ!//////」

 俺は作り笑顔をしながら、小鞠ちゃんに話す。

「?」
「そうなんですか!」
「お花を見に来たのでは無く散歩で、こちらまで入らしたのですか!」

 小鞠ちゃんは一瞬不思議な表情を見せたが、和やかな表情で話してくれる。
 小鞠ちゃんが変な気を起こさない内に、ここは退散をするべきだろう。

「じゃあ……これでね。小鞠ちゃん!」

 俺は和やかな表情で小鞠ちゃんに言って、この場から立ち去ろうとするけど、小鞠ちゃんは和やかな表情で話し掛けてくる。

「武蔵さん!」
「折角、こちらに来てくれたのですから、少しお話をしましょう!!」
「彼処のベンチに座りながら!!」

「えっ……あっ、あぁ……そうしたいのは山々だけど、あと少しで昼休憩が終わってしまうからさ!///(汗)」
「……ごめんね///(汗)」

 俺は困った笑顔で、小鞠ちゃんに断りの言葉を言うと……小鞠ちゃんは、何故か怒った表情に変わって急に言い始める!?

「……そんなに私より……あの女(二村)が良いのですか!」
「武蔵さん! 私には魅力を感じないのですか!?」

「ちょっ、ちょっと……小鞠ちゃん!//////」
「急に何を言い出すの!?//////」

 俺は小鞠ちゃんの豹変に驚いて、頬を染めて焦った表情で言うが、小鞠ちゃんは言葉を続ける。

「私は、武蔵さんのことをかなり意識しています!!」
「けど……虹心ちゃんから、武蔵さんを遠回しに諦めさせる事を言われています!」

『兄ちゃんは、小鞠ちゃんのことを妹目線で好きで有って、恋愛対象とはまた違うと、私でも思うんだよね…』
『残念ながら兄ちゃんも、二村さんをかなり意識しているし、最後はお互いが望む人と、関係を持つべきだと思うんだ!』

「と、虹心ちゃんは言いました!」
「急に虹心ちゃんは私を裏切りましたが、武蔵さんが差し向けたのですよね!?」
「武蔵さんは本当に私より、あの女が本当に好きなんですか!?」

(凄い剣幕言うな、小鞠ちゃん!///)
(虹心が間接的に動いていたのは良いが、伊藤さんまでは、話していないのか!)

 もう、二村さんとは絶交状態で有るから、あんな女ふたむらはどうでも良いが、だからと言って、小鞠ちゃんの気持ちを受け入れる訳には行かない。
 俺は現在、伊藤さんからの返事待ちで有るが、小鞠ちゃんの心をもてあそんでは行けない……

「……ごめん。小鞠ちゃん!///」
「小鞠ちゃんの言う通り、俺は二村さんをかなり意識している…///」
「小鞠ちゃんの気持ちも嬉しいけど……俺は小鞠ちゃんを異性としてでは無く、妹として見たい…!///」

「!!!//////」
「そっ、そんなに……あんな女が良いのですか!!//////」

 俺は少し頬を染め、非常に悩んだ表情で言うが、小鞠ちゃんは頬を染めてヒステリック口調で言う!

「……小鞠ちゃん。それに、あんな女では無いよ///」
「ちゃんと、二村彩織と言う名前が有るし、それに先輩だよ……///」

「~~~//////」

 小鞠ちゃんは顔を真っ赤にさせて、怒り狂った表情をしている!?
 普通は、泣いて去って行く者では無いの!??

(これは不味いな…)
(小鞠ちゃんを振る言葉は時期尚早だと感じていたが、こうでも言わないと今後に悪影響が出る……)

 俺は伊藤さんに意識を向けているが、小鞠ちゃんは俺へ興味を非常に持っており、伊藤さんは片思いの人と俺を天秤に掛けている。
 二村さんに関しては絶交状態で有るが、今後の行方次第では分からない。
 二村さんが古賀を率いるDQN女子達から苛めを受け始めれば、自体が変わる可能性が有るからだ。

(俺の中では、伊藤さんと関係を深めたい!)
(二村とは関係を再度深めるつもりはもう無いが、伊藤さんが二村の元親友で有る)
(其処は伊藤さん次第で有るが……)

「……そんなにあの女が良いのでしたら、私は武蔵さんとの縁を切ります!!」

「!!!」

 小鞠ちゃんは怒り狂った表情と強い口調で言う!!
 何と、二村さんでは無いが、小鞠ちゃんも俺に絶交宣言をしてきた!?

 それをしてしまうと、虹心まで影響が及ぶだろうし、こんな形で小鞠ちゃんだけは失いたく無い!!
 俺はどうすれば良いのだ!!
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