151 / 655
第2章 学年一の美少女を巡る戦い
第151話 ランチタイムデート!? その1
しおりを挟む
「伊藤さん~~」
俺は和やかな表情で、伊藤さんに声を掛けながら近付く。
伊藤さんの手には、お弁当が入っているだろうの手提げ袋を持っている。
「!」
「……」
伊藤さんは俺を見て少し微笑みを見せるが、言葉は何故か出さない?
中等部側の校舎でも、伊藤さんは用心をしているのだろうか??
「待たせてしまって、すいません……」
「午前中に連絡を入れたように、購買で昼食を買ってから来ましたから…///」
俺は困った笑顔で伊藤さんに言う。
伊藤さんは、微笑みながら小声で話し始める。
「私が急に誘ったから、仕方ないよ…///」
「では、行きましょうか!」
伊藤さんは、言葉を言い終えると歩き始める。
屋外の何処で食べるかは聞いていないので、俺は伊藤さんの後を付いて行く。
しばらく……伊藤さんと一緒に歩いて行くと、有る場所に入っていく。
其処には大きめのコンクリート製のベンチが置かれて有って、そのベンチの先には花壇が有る。
その場所で伊藤さんは立ち止まり、俺に穏やかな表情で声を掛けてくる。
「武蔵君。ここで、昼食を食べましょう!」
「ここなら二人きりで会話をしても、高等部の人達に見られることはまず無いわ!!」
この場所に都合良くベンチが有って、更に花壇も有り、景観が良い場所で有るが、直ぐ近くに中等部職員室が有る……
この花壇は、園芸クラブが管理している花壇で有り、ベンチも園芸クラブの備品扱いに成っている。
だからこそ、丈夫なコンクリート製で有る!
園芸クラブが休憩時に使う物だが、クラブ活動時以外は誰もが自由に使える。
(しかし、また伊藤さんは、マニアック場所を選んだな…)
(高等部に設置されているベンチエリアでは、誰かに見られるリスクが大きいから、中等部校舎に有る園芸クラブまで来るとは……)
(そう言えば……小鞠ちゃんは確か、園芸クラブの所属だったような…?)
ガーデニングが趣味な小鞠ちゃんは、クラブ活動もガーデニングが出来る、園芸クラブで有ったはずだ。
園芸クラブも、高等部・中等部の合同で有るが、花卉栽培は中等部がメインで、高等部は果菜を栽培するらしい!?
まぁ、そんな話しはどうでも良いか!
伊藤さんは普通にベンチに座り、手に持っていた手提げ袋から、ミニ水筒やお弁当箱を取り出し始めるので、俺も伊藤さんの真横に座る。
俺は伊藤さんのお弁当を“まじまじ”と見る気では無いが、準備が殆ど無いので伊藤さん待ちに成ってしまう。
俺の場合は袋やラップを取れば、直ぐに食べられるからだ。
『パカ!』
澄ました表情で伊藤さんはお弁当の蓋を開けると……カラフルなお弁当箱では無く、普通のお弁当が顔を見せる。
余り女子力が高そうな、カラフルお弁当では無い!?
お弁当箱の蓋をベンチ上に置いてから、伊藤さんは俺に声を掛けてくる。
「では、食べましょうか!」
「あっ、はい……」
二人で食事前の挨拶をして、俺と伊藤さんは昼食を食べ始める。
今日は久しぶりに、好物の焼きそばパンが買えたので、俺は少し嬉しい表情で焼きそばパンにかぶり付くと、伊藤さんは微笑んだ表情で声を掛けてくる。
「美味しそうな、焼きそばパンだね♪」
「武蔵君の昼食は、購買が中心なの?」
食べながら話すのはマナー上良くないので、俺はかじった焼きそばパンを飲み込んでから、穏やかな表情で返事をする。
「はい。そうですよ。伊藤さん!!」
「高等部に成ってからはずっと購買です!!」
「偶に、コンビニで買ってくる時も有りますけど!!」
「へぇ~~、そうなんだ!」
「そうすると、武蔵君の所は共働き?」
「はい。俺の家は共働きです!!」
「俺の父親は現在単身赴任をしていて、母親は看護師をしております!!」
「ふうん~~。結構大変そうだね。武蔵君の家…」
「看護師の仕事は大変だと、聞いた覚えが有るわ!!」
興味を持った表情で言う、伊藤さん。
伊藤さんは言い終えると、ネギ入りの玉子焼きを箸で掴んで頬張る。
美味しそうな玉子焼きで有る!!
俺も伊藤さんのことは色々と聞きたいが、焼きそばパンは食べながら話すのも難しい惣菜パンで有る。
意識して食べないと、麺がこぼれたりするからだ。
伊藤さんはお腹が空いているのか、その後は会話を振ること無く、食べる方に意識を向けているようで有る。
俺も今は、食べる方に意識を向けよう……
俺は和やかな表情で、伊藤さんに声を掛けながら近付く。
伊藤さんの手には、お弁当が入っているだろうの手提げ袋を持っている。
「!」
「……」
伊藤さんは俺を見て少し微笑みを見せるが、言葉は何故か出さない?
中等部側の校舎でも、伊藤さんは用心をしているのだろうか??
「待たせてしまって、すいません……」
「午前中に連絡を入れたように、購買で昼食を買ってから来ましたから…///」
俺は困った笑顔で伊藤さんに言う。
伊藤さんは、微笑みながら小声で話し始める。
「私が急に誘ったから、仕方ないよ…///」
「では、行きましょうか!」
伊藤さんは、言葉を言い終えると歩き始める。
屋外の何処で食べるかは聞いていないので、俺は伊藤さんの後を付いて行く。
しばらく……伊藤さんと一緒に歩いて行くと、有る場所に入っていく。
其処には大きめのコンクリート製のベンチが置かれて有って、そのベンチの先には花壇が有る。
その場所で伊藤さんは立ち止まり、俺に穏やかな表情で声を掛けてくる。
「武蔵君。ここで、昼食を食べましょう!」
「ここなら二人きりで会話をしても、高等部の人達に見られることはまず無いわ!!」
この場所に都合良くベンチが有って、更に花壇も有り、景観が良い場所で有るが、直ぐ近くに中等部職員室が有る……
この花壇は、園芸クラブが管理している花壇で有り、ベンチも園芸クラブの備品扱いに成っている。
だからこそ、丈夫なコンクリート製で有る!
園芸クラブが休憩時に使う物だが、クラブ活動時以外は誰もが自由に使える。
(しかし、また伊藤さんは、マニアック場所を選んだな…)
(高等部に設置されているベンチエリアでは、誰かに見られるリスクが大きいから、中等部校舎に有る園芸クラブまで来るとは……)
(そう言えば……小鞠ちゃんは確か、園芸クラブの所属だったような…?)
ガーデニングが趣味な小鞠ちゃんは、クラブ活動もガーデニングが出来る、園芸クラブで有ったはずだ。
園芸クラブも、高等部・中等部の合同で有るが、花卉栽培は中等部がメインで、高等部は果菜を栽培するらしい!?
まぁ、そんな話しはどうでも良いか!
伊藤さんは普通にベンチに座り、手に持っていた手提げ袋から、ミニ水筒やお弁当箱を取り出し始めるので、俺も伊藤さんの真横に座る。
俺は伊藤さんのお弁当を“まじまじ”と見る気では無いが、準備が殆ど無いので伊藤さん待ちに成ってしまう。
俺の場合は袋やラップを取れば、直ぐに食べられるからだ。
『パカ!』
澄ました表情で伊藤さんはお弁当の蓋を開けると……カラフルなお弁当箱では無く、普通のお弁当が顔を見せる。
余り女子力が高そうな、カラフルお弁当では無い!?
お弁当箱の蓋をベンチ上に置いてから、伊藤さんは俺に声を掛けてくる。
「では、食べましょうか!」
「あっ、はい……」
二人で食事前の挨拶をして、俺と伊藤さんは昼食を食べ始める。
今日は久しぶりに、好物の焼きそばパンが買えたので、俺は少し嬉しい表情で焼きそばパンにかぶり付くと、伊藤さんは微笑んだ表情で声を掛けてくる。
「美味しそうな、焼きそばパンだね♪」
「武蔵君の昼食は、購買が中心なの?」
食べながら話すのはマナー上良くないので、俺はかじった焼きそばパンを飲み込んでから、穏やかな表情で返事をする。
「はい。そうですよ。伊藤さん!!」
「高等部に成ってからはずっと購買です!!」
「偶に、コンビニで買ってくる時も有りますけど!!」
「へぇ~~、そうなんだ!」
「そうすると、武蔵君の所は共働き?」
「はい。俺の家は共働きです!!」
「俺の父親は現在単身赴任をしていて、母親は看護師をしております!!」
「ふうん~~。結構大変そうだね。武蔵君の家…」
「看護師の仕事は大変だと、聞いた覚えが有るわ!!」
興味を持った表情で言う、伊藤さん。
伊藤さんは言い終えると、ネギ入りの玉子焼きを箸で掴んで頬張る。
美味しそうな玉子焼きで有る!!
俺も伊藤さんのことは色々と聞きたいが、焼きそばパンは食べながら話すのも難しい惣菜パンで有る。
意識して食べないと、麺がこぼれたりするからだ。
伊藤さんはお腹が空いているのか、その後は会話を振ること無く、食べる方に意識を向けているようで有る。
俺も今は、食べる方に意識を向けよう……
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる