俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

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第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第141話 切れる岡谷

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「うっ……!//////」

 虹心は、松田からの予想外言葉で涙顔に成る!?
 虹心の中では、松田は言葉を聞いて貰えると信じていたのだろう……

(……虹心は小生意気な妹では有るが、妹を侮辱する奴は許せない!)
(松田と全面戦争に成るだろうが……いっ、いや、それは不味いな……//////)

 俺は度胸が無い人間で有るから、咄嗟に松田へ襲い掛かる事は出来ない人間で有る。
 俺が心の中で迷っている内に、松田は馬鹿にした表情で、虹心へ言葉の追撃を掛ける!!

「大体さ~~、武蔵の妹とか知らないけど、出しゃばって来るなよ~~!」
「お前の所為で、全てが台無しだよ~~~!」
「全くよ~~~!!」

「キッ…!///」

 松田の言葉で、虹心は松田を強く睨み付ける!!
 だが、松田にとって、中等部女子の睨み付けなど全く怖くない。
 それで松田は、益々調子乗る!!

「おっ!」
「いっちょ前に女の癖に、鋭い睨み利かせちゃって~~!!」

「もし、君一人だけで武蔵の助けに来ていたら、お兄むさしちゃんの前で、僕が君を大人にしていたよ~~」
「少しチビだが、顔は可愛い顔しているからね~~~!!」
「勿論、まだ処○でしょ。僕が君の初めてを奪って上げるよ!!」

「!!!//////」

 虹心は頬を真っ赤に染めて、驚きの表情を見せながら口元を押さえる!!
 幾ら何でも言い過ぎだ。松田!!
 流石の俺も、重い腰を上げようとした時に……

「……」

『グィ!』

 岡谷君が普段見せない、怒りの表情をさせながら、無言で松田の胸元衣類を左手でまくり上げる!?
 怒りで力がかなり入ってる所為か、岡谷君の腕力で、松田の体が少し浮き上がる!!
 どれだけの腕力が有るんだ。岡谷君は……

「ちょっ、ちょっと……岡谷さん!///」
「急にどうしたんですか!?//////」
「離してくださいよ……(汗)」

 急な出来事に、状況が理解出来ていない松田は、焦った表情で岡谷君に言っている。

「……謝れ!」

「……へっ!?」

「三國さんの妹に謝れ!!」
「松田~~~~!!!」

「ひぃ~~~~!///」

 最初は呟く程度の岡谷君で有ったが、最後の言葉は耳を塞ぎたく成るぐらいの怒鳴り声で言う岡谷君!!
 流石の松田も、これには驚きどころか『ヤバい』の表情が前面に出ていた。

「ごっ、ごめんなさい!//////」
「武蔵の妹さん……口が過ぎました~~~!!//////(汗)」

「~~~!!//////」

 岡谷君の行動と松田の謝罪言葉で、驚きながら唖然とした表情を見せる虹心!?
 虹心が言葉を発する前に、岡谷君は鬼の形相と力強い口調で松田に言う。

「余り舐めた事をしていると……俺だって本気に成るぞ。松田!!」
「二村はどうでも良いが、下級生でも、特に女子を泣かす奴は俺が許さん!!」

「ひぃ~~、すっ、すいません。岡谷さん!!//////」
「武蔵の妹に、酷い事を言ってしまいました!!//////」

 豹変した岡谷君に驚いた松田は、涙顔で岡谷君に謝っている!?
 これが普段見せない……岡谷君真の姿か!??

「お前は……三國の妹さんを馬鹿にする上、更に侮辱までした!!」
「俺はそれを許したくは無いが……、有る条件をお前が飲めば、許してやる!」

「三國と二村の関わり合いに制限は掛けるな!!」
「それを松田が飲むなら、これ以上の事はしない……」

「!!!」
「……分かったよ。岡谷さん……(汗)」
「三國が、彩織ちゃんに関わる制限は掛けないよ…(汗)」

 松田は『渋々』の表情で岡谷君に言う!
 岡谷君は俺のピンチを全て助けてくれた!!
 虹心や岡谷君に、俺は本当に頭が上がらなかった……
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