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第2章 学年一の美少女を巡る戦い
第138話 形勢逆転と言いたいが!?
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少し離れた場所で、様子を見守っていた虹心で有るが、敵が松田一人と成った為、虹心は俺の側に近付きつつ、微笑みながら声を掛けてくる。
「……有る程度の相手は、片付けられたね。兄ちゃん!」
「全て、岡谷さんのお陰だけど…///」
「助けに来てくれて、ありがとう!」
「虹心! 岡谷君!!」
「冗談抜きで助かったよ♪」
俺は嬉しい笑顔で、虹心と岡谷君にお礼を言う。
「あの場面を見掛けた時は、本当に驚いたよ!(汗)」
「でも、良かった♪」
「……」
「クソ、クソ!」
虹心は俺の言葉に反応するが、お礼を言ったのに岡谷君は無言で有る?
松田は悔しがった表情をしながら呟き、地面を靴で蹴飛ばしている……
微笑んでいる虹心だが、此処で目を細めて、低い口調で言い始める。
「取り敢えず……兄ちゃん!」
「この様に成った経緯を話してくれるかな…?」
「見た感じでは、兄ちゃんがトラブルに巻き込まれた感はするけど……」
「経緯も何も、二村さんが俺を裏切ったのだよ。虹心!(怒)」
「プリンモールでの二村さんとの出会いを、俺が執拗にナンパしたと勝手に二村さんが上書きして、それを松田達に話したのだよ!!(怒)」
「声を最初に掛けて来たのは、二村さんからなのに……」
「それで、それを真に受けた松田達が…、俺を絞めに来たと……」
『ダッ、―――!』
険しい表情と怒りを含ませた口調で、俺は虹心に経緯を話す。
状況が悪く成った松田は、その間に逃げだそうとしたが、岡谷君に直ぐに阻まれる!!
「クソ……」
「……」
岡谷君は目を細めながら、松田を上から目線で見ている!
岡谷君はその状態で、低い口調で松田に質問を始めた。
「松田……」
「俺の親友に手を出すとは……どう言った事だ?」
「岡谷さん…。聞いてくれよ…!(汗)」
「武蔵が、俺の彩織ちゃんに“ちょっかい”を掛けたんだ!!(汗)」
「だから……ちょっと武蔵を呼び出して、話しをしていただけなんだ!!(汗)」
「そうしたら……キッド達が来て―――」
松田は焦った表情で、岡谷君に事情を話している。
『僕は悪くない! 武蔵(三國)が全て悪い!』と、言いきる表情で岡谷君に事情を説明している。
(今まで……『岡谷さん』なんて松田は言わなかったのに、急に“さん”付けで言ったぞ!?)
(キッドと同等の力を持っているのを知れば、媚を売るも当然か……)
二村さんに関する情報の有る程度は、岡谷君に話した事が有るが、岡谷君はそれを拒絶した為、本当に初めの頃の情報しか話していない。
俺が伊藤さんと関係を深めた事や、二村さんが絶交された話し等を、岡谷君には直接言っていない……
「……」
岡谷君は松田の言い分を、眉を顰めながら無言で聞いている。
「だから……僕は、彩織ちゃんに興味が無いと言いつつ、気の有る声掛けをした武蔵が許せなかった…!」
「うーん……」
「俺が、三國から聞いた話しとは、少し食い違うな……」
「三國が……二村に興味が有るのは事実だが、三國はお前達を恐れていた!!」
「!!!」
(岡谷君!)
(馬鹿正直に、松田に言わなくて良いよ!!///)
(松田に嘘を付いていたのが、これで完全バレてしまった!!(汗))
岡谷君の言葉を聞いた松田が、勝ち気の表情で俺に言って来る!
「おい! 武蔵!!」
「やっぱり、嘘を付いていたでは無いか!!!」
「興味が無いと言いつつ、陰では彩織ちゃんを求めていたでは無いか!!」
岡谷君も俺を親友だと言うなら、その辺はオブラートに包めよと言いたい!
俺は岡谷君のお陰で怪我を負うことは無かったが、岡谷君の余計な一言で、松田を有利にさせてしまった!!///
「……有る程度の相手は、片付けられたね。兄ちゃん!」
「全て、岡谷さんのお陰だけど…///」
「助けに来てくれて、ありがとう!」
「虹心! 岡谷君!!」
「冗談抜きで助かったよ♪」
俺は嬉しい笑顔で、虹心と岡谷君にお礼を言う。
「あの場面を見掛けた時は、本当に驚いたよ!(汗)」
「でも、良かった♪」
「……」
「クソ、クソ!」
虹心は俺の言葉に反応するが、お礼を言ったのに岡谷君は無言で有る?
松田は悔しがった表情をしながら呟き、地面を靴で蹴飛ばしている……
微笑んでいる虹心だが、此処で目を細めて、低い口調で言い始める。
「取り敢えず……兄ちゃん!」
「この様に成った経緯を話してくれるかな…?」
「見た感じでは、兄ちゃんがトラブルに巻き込まれた感はするけど……」
「経緯も何も、二村さんが俺を裏切ったのだよ。虹心!(怒)」
「プリンモールでの二村さんとの出会いを、俺が執拗にナンパしたと勝手に二村さんが上書きして、それを松田達に話したのだよ!!(怒)」
「声を最初に掛けて来たのは、二村さんからなのに……」
「それで、それを真に受けた松田達が…、俺を絞めに来たと……」
『ダッ、―――!』
険しい表情と怒りを含ませた口調で、俺は虹心に経緯を話す。
状況が悪く成った松田は、その間に逃げだそうとしたが、岡谷君に直ぐに阻まれる!!
「クソ……」
「……」
岡谷君は目を細めながら、松田を上から目線で見ている!
岡谷君はその状態で、低い口調で松田に質問を始めた。
「松田……」
「俺の親友に手を出すとは……どう言った事だ?」
「岡谷さん…。聞いてくれよ…!(汗)」
「武蔵が、俺の彩織ちゃんに“ちょっかい”を掛けたんだ!!(汗)」
「だから……ちょっと武蔵を呼び出して、話しをしていただけなんだ!!(汗)」
「そうしたら……キッド達が来て―――」
松田は焦った表情で、岡谷君に事情を話している。
『僕は悪くない! 武蔵(三國)が全て悪い!』と、言いきる表情で岡谷君に事情を説明している。
(今まで……『岡谷さん』なんて松田は言わなかったのに、急に“さん”付けで言ったぞ!?)
(キッドと同等の力を持っているのを知れば、媚を売るも当然か……)
二村さんに関する情報の有る程度は、岡谷君に話した事が有るが、岡谷君はそれを拒絶した為、本当に初めの頃の情報しか話していない。
俺が伊藤さんと関係を深めた事や、二村さんが絶交された話し等を、岡谷君には直接言っていない……
「……」
岡谷君は松田の言い分を、眉を顰めながら無言で聞いている。
「だから……僕は、彩織ちゃんに興味が無いと言いつつ、気の有る声掛けをした武蔵が許せなかった…!」
「うーん……」
「俺が、三國から聞いた話しとは、少し食い違うな……」
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「!!!」
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「おい! 武蔵!!」
「やっぱり、嘘を付いていたでは無いか!!!」
「興味が無いと言いつつ、陰では彩織ちゃんを求めていたでは無いか!!」
岡谷君も俺を親友だと言うなら、その辺はオブラートに包めよと言いたい!
俺は岡谷君のお陰で怪我を負うことは無かったが、岡谷君の余計な一言で、松田を有利にさせてしまった!!///
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