俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
上 下
129 / 655
第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第129話 悪魔の展開!

しおりを挟む
「松田!//////」
「本当に、二村に興味が有って、声を掛けた訳では無いんだよ!//////」
「思いがけない場所で出会ったからこそ、声を掛けただけなんだ!!///」

 俺は頬を染めながら、焦った表情で言うが……

「……(怒)」

『パアン!』

「えっ……///」

 俺がその言葉を言った直後。
 松田は右手で、俺の頬を平手打ちをした!!

(……俺、今叩かれたよな…)
(痛いと言う感じでは無いが……あっ、今頃“じんわり”と来始めた…!)
(殴られるのも久しぶりだな……)

 余りの出来事で有ったので俺の脳みそは、松田に叩かれた事を瞬時に理解出来ない!?

『パッ!』

 松田は、俺の胸元衣類を掴んでいた左手は離したが、鬼の形相をしながら、気持ち悪い口調では無く、低い口調で俺に言い始める!!

「嘘吐くなよ! 武蔵!!」
「彩織ちゃんが、泣きそうな顔で言っていたんだぞ!!」

『三國君……私へ執拗にナンパする上、私が丁寧に断ると、私の親友までナンパしてきたのだよ!(泣)』
『幾ら同級生でも、人してはやっては行けない行動だよね!//////』
『何処かで……天罰でも喰らえば良いのに!!///』

「……彩織ちゃんは嘘を吐く様な子では無いから、彩織ちゃんの言う通りなんだろ?」
「武蔵……」

(良く其処まで、嘘を吐けたな。二村!!)
(でもその前に、この状況を何とかしなくては!(汗))

(んっ……俺の側に居る陽キャラ一人が、何故か遠くを眺めている?)

「…………」

 俺の側に居る、松田支配下の陽キャラ一人が、何かを見付けた表情と目線をしているが、口は開こうとはしない?
 誰かが、通り過ぎて行ったのだろうか?
 僅かだが、子どもっぽい女性の声も聞こえた気がする??

「松田……俺さぁ、そんなこと。一言も二村には言っていないよ!!」

 俺は言い訳をする表情で言うが……松田は、表情や口調を変えずに言い始める。

「……なら、体に聞いて見ようか?」
「武蔵~~~!?」

「…おぃ!!」

『ババッ!』

「!!!!」

 松田が話し終えて、何か指示の様な発言をすると、側に居る松田支配下陽のキャラ達が、俺の肩や両腕を掴んできた!!
 これで完全に、俺は手や足も出せなく成ってしまった!!(汗)

 冗談抜きで、松田主催のフルボッコショーの始まりか!?
 松田は不敵な笑みを見せながら、陽気な口調で話し始める!!

「……今の時代。体に残る傷は色々と五月蠅いから、手加減はしないと行けないけど、有る程度は痛めつけないとね……」
「嘘つき君には、それなりの……しつけをしないとね…!」

「おらぁ~~!」

『ドゴッ!!!』

「うぐっ…………」

 松田は容赦無しに、俺の下腹部に右パンチを入れてきた!!
 だが、口の割に喧嘩慣れしていないのか、“みぞおち”には入らず、思った以上に苦しさは感じなかった……

まつだのパンチ力は大した事無さそうだが、連続で受けると不味いな……)
(俺の名前こそは武蔵で有るが、防御力に当たる装甲は、紙装甲(※)だからな…///)
(どうせなら攻撃力や防御力も、弩級戦艦『武蔵』並みに欲しかったな……)

(※)極端に防御力が、低いや無い状態……

「ちっ!」
「思った以上に、効いていないな!!」

 殴られた割に、俺は苦しそうな表情を見せないので、松田は“しかめっ面”で吐き捨てる口調で言う。
 松田支配下の陽キャラ達は俺を拘束している者の、表情は冷めた表情をしていた。
 やりたくない感が滲み出ていた……

「きっと……制服がガードしているんだな!」
「それなら……服を脱がしてから、殴ってやるか!!」

 松田が表情をしかめながら言っていると……

「……おい!」
「……何、やっているんだ。松田……」

「!♪」

「!!!!!?」

 俺の正面には松田が居るから、直ぐに相手の顔が見えなかった!
 言葉の雰囲気からして、誰かが俺を助けに来てくれた者だと思ったら……最悪の最悪の展開で有る!!

(嘘だろ……キッド(川本)、信濃登場かよ……)

 この場で一番遭いたくない、真の弩級戦艦かわもと不沈空母しなの会敵かいてきしてしまう!!

 俺の人生は此処で、最後を迎える事に成るだろう……
 童○のままで、殺されるのは嫌だ!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。

暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】 ・第1章  彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。  そんな彼を想う二人。  席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。  所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。  そして彼は幸せにする方法を考えつく―――― 「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」  本当にそんなこと上手くいくのか!?  それで本当に幸せなのか!?  そもそも幸せにするってなんだ!? ・第2章  草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。  その目的は―――― 「付き合ってほしいの!!」 「付き合ってほしいんです!!」  なぜこうなったのか!?  二人の本当の想いは!?  それを叶えるにはどうすれば良いのか!? ・第3章  文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。  君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……  深町と付き合おうとする別府!  ぼーっとする深町冴羅!  心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!? ・第4章  二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。  期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する―― 「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」  二人は何を思い何をするのか!?  修学旅行がそこにもたらすものとは!?  彼ら彼女らの行く先は!? ・第5章  冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。  そんな中、深町凛紗が行動を起こす――  君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!  映像部への入部!  全ては幸せのために!  ――これは誰かが誰かを幸せにする物語。 ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。 作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件

桜 偉村
恋愛
 別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。  後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。  全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。  練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。  武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。  だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。  そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。  武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。  しかし、そこに香奈が現れる。  成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。 「これは警告だよ」 「勘違いしないんでしょ?」 「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」 「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」  甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……  オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕! ※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。 「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。 【今後の大まかな流れ】 第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。 第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません! 本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに! また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます! ※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。 少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです! ※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。 ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

処理中です...