俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
上 下
118 / 655
第2章 学年一の美少女を巡る戦い

第118話 妹との団らん?

しおりを挟む
「俺はオタクでは無いぞ。虹心…」

 俺は虹心に少し不満の表情で言うが、虹心は穏やかな表情で言い始める。

「けど……兄ちゃんは、オタク雰囲気がかなり漂っていたのだよね!」
「何て言うか……負のオーラが出ていたと言うか…!!」

「趣味もインドアだし、兄ちゃんの親友も岡谷君と言う、“へんてこりん”な親友だし……」
「私が最初、小鞠ちゃんと兄ちゃんの関係を深めさせなかったのは、兄ちゃんにロ○コン疑惑が有ったからだよ!」

「俺がロ○コン!?」
「俺は別に……そっち方面に興味は無いぞ!!」
「小さい子なんか相手しても、こっちが疲れるだけだ!(汗)」

「後……俺の親友を、悪く言わないでくれ!(汗)」

 俺は困った表情で虹心に言う。
 岡谷君は今回の件(二村さん)には、協力をしてくれないが、話し掛ければ反応はしてくれるし、親友関係は保たれていると思う。
 俺の中では……

「うん!」
「普通に同級生の人を求めているから、今はそう感じないけど、あの時の兄ちゃんは同級生に相手にされないなら、年下でも良いから手を出したい言う、気持ちが滲み出ていた!!」

「!」

(確かに……小鞠ちゃんは可愛い子だが、俺はロリ目的で小鞠ちゃんと関係を深めたいとは思ってない)

(あの時の虹心は、本当にむかつく妹で有って、小鞠ちゃんが理想の妹に見えたからだ!)
(今では、虹心が理想の妹だが!?)

「アレは私の勘違いと言うか、杞憂ですんだけど、今は色々な女性から意識をされて、本当に良かったね。兄ちゃん♪」

 虹心最後は、和やかな表情で言う。
 これは虹心の本心と、受け止めて良いのだろうか?

「じゃあ、今晩はこれでお終い!」
「これ以上遅く話すと、明日に影響が出るからね♪」
「さぁ、兄ちゃん。そろそろ自分の部屋に戻って♪」

 虹心は笑顔で言う。
 虹心が勝手に会話の延長をしたのに、一方的に終了宣言をする虹心!?

「うん……時間的に、そろそろ戻るけど……なぁ、虹心!」
「もう少し、兄妹のスキンシップを取らないか!」

 俺は少し甘い言葉で、虹心に言うが……

「…………」

 虹心は澄ました表情で俺を見つめていた!
 しばらくすると、怪訝な表情で俺に聞いてきた。

「もしかして、兄ちゃん……」
「本当に、私を求めていますか?」

(何だか、表情が怖いぞ虹心!)
(俺は性的な意味で、言った訳では無いのに!///)
(無い訳では無いけど、俺は虹心より伊藤さんや、二村さんの方が好きなはずだ!?)

「あのな…。実の妹に発情する兄なんて居ないよ…」

 俺は少し焦った表情で言うが、虹心はジト目表情に成って言い始める。

「でも、万が一が有るからね!」
「最近の兄ちゃんは、私を可愛いと思っている感じだし、私の体に視線を向ける事が多く成ってきた!!」

「兄ちゃんは、こっそりと私の女の子部分を見ているけど、私は思いっきり気付いていたからね!!」

「!」

「以前は……虹心から誘って来たのに…!」
「非道い事を言うな……虹心…」

 俺が寂しそうな表情で言って、虹心に同情を寄せようと思ったが、虹心は少し怒った表情に変わり言い始める!?

「……あれは、兄ちゃんを試したのよ!」
「あの時、本気で襲って来ていたら、私は兄ちゃんの“ぞうさん”を、噛みちぎっていたよ!」

(相変わらず、物騒なことを言う妹だ…)
(けど……あの時。俺は虹心の体に、興味を感じてしまった///)

(久しぶりに見た、虹心の下着姿……あぁ、不味い!)
(本当にさっきの言葉では無いが、虹心を求めてしまいそうだ!(汗))
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。

暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】 ・第1章  彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。  そんな彼を想う二人。  席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。  所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。  そして彼は幸せにする方法を考えつく―――― 「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」  本当にそんなこと上手くいくのか!?  それで本当に幸せなのか!?  そもそも幸せにするってなんだ!? ・第2章  草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。  その目的は―――― 「付き合ってほしいの!!」 「付き合ってほしいんです!!」  なぜこうなったのか!?  二人の本当の想いは!?  それを叶えるにはどうすれば良いのか!? ・第3章  文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。  君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……  深町と付き合おうとする別府!  ぼーっとする深町冴羅!  心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!? ・第4章  二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。  期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する―― 「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」  二人は何を思い何をするのか!?  修学旅行がそこにもたらすものとは!?  彼ら彼女らの行く先は!? ・第5章  冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。  そんな中、深町凛紗が行動を起こす――  君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!  映像部への入部!  全ては幸せのために!  ――これは誰かが誰かを幸せにする物語。 ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。 作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件

桜 偉村
恋愛
 別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。  後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。  全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。  練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。  武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。  だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。  そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。  武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。  しかし、そこに香奈が現れる。  成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。 「これは警告だよ」 「勘違いしないんでしょ?」 「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」 「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」  甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……  オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕! ※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。 「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。 【今後の大まかな流れ】 第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。 第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません! 本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに! また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます! ※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。 少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです! ※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。 ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

処理中です...