54 / 655
第1章 妹の幼なじみ
第54話 今日の反省会 その1
しおりを挟む
『コン、コン♪』
「虹心、小鞠ちゃん。入るぞ~~」
「良いよ! 兄ちゃん!!」
俺は、虹心の了解を貰ってから部屋に入る。
部屋に入るとこの前と同様に、カーペットの上にクッションが用意されており、虹心と小鞠ちゃんはクッションに座っていた。
二人共、パジャマ姿で有った。
「兄ちゃんは其処に座って!」
虹心は和やかな表情で言うが、俺が座る場所は一つしか無いので、其処に腰を下ろす。
時間も大分遅いから、今回は飲み物を用意していなかった。
「兄ちゃん!」
「……反省会と言いたいけど、実は問題が起きてしまいました♪」
虹心は『反省会』と言う割には、笑みが零れる表情で言う?
「……問題。それは無いだろ。虹心?」
「虹心たちのお陰で、俺は二村さんと関係が生まれたから、大成功では無いのか!?」
俺は落ち着いた口調で言うが、虹心の中では違うようだ。
「兄ちゃん的には成功なんだけど……私としては、予想外の事が起きまして~~!♪」
虹心の中では、作戦が失敗のような雰囲気も感じ取れるが、何故か虹心は嬉しがっている??
「……//////」
虹心がしゃべる中、小鞠ちゃんは先ほどから、一言もしゃべろうとはしない?
小鞠ちゃんには何か、不都合な事でも起きたのだろうか!?
「兄ちゃん!」
「さっきは反省会と言ったけど、今後の話し合いが中心です!」
「……小鞠ちゃん。兄ちゃんに言っても良い?」
虹心は困った笑顔で言いながら、小鞠ちゃん何かの了承を貰っている?
小鞠ちゃんは頬を染めながら、虹心に静かに返事をする。
「……はい///」
「?」
「あのね、兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんがね、今に成って、兄ちゃんを渡したく無いと言い始めたの♪」
虹心は嬉しそうな笑顔で言う!?
「はいぃ!!?」
「小鞠ちゃんは、お兄ちゃんを求めているので有って、俺では無いだろう!?」
俺は驚いた表情と、慌てふためいた口調で虹心に言う。
けど虹心の方は、比較的落ち着いた口調で話し始める。
「うん。そうだったんだけど……私としても、この作戦が今日成功するとは、実は思って無かった♪」
虹心は『てへへ♪///』の表情をしながら言う。
俺だって、初回での作戦成功は予想外だ。
虹心は穏やかな表情に変わり、言葉を続ける。
「兄ちゃんのクラスメイトで有る。二村さん?」
「ちょっと地味系な感じはするけど、まずまずの美人だと私は判断した!」
(虹心…)
(二村さんは学年、一位・二位を争う美少女だぞ…!)
「まぁ、私としてはこれで、肩の荷が下りたと言いたいけど、小鞠ちゃんがね、兄ちゃんと関係を深めたいらしいの!?」
「小鞠ちゃんは元々、兄ちゃんには興味が有ったけど、お兄ちゃんとして感じていた!」
「だけど、兄ちゃんと二村さんが仲良く成るのを見て、小鞠ちゃんはやっぱり違うと気付いたらしいの♪」
「可愛い妹からのお願いで、小鞠ちゃんとも関係を深めてくれるかな?♪」
「……//////」
虹心は最後、笑顔でお願い事をする表情で話す。
俺との関係を求める小鞠ちゃんは、頬を染めたまま顔を俯かせている。
俺としても小鞠ちゃんとは関係を深めたいが、流石に二股を掛けることはよろしい行動とは言えない。
「……二村さんと仲良く成れたことは、虹心と小鞠ちゃんに本当に感謝している!///」
「けど……虹心。二村さん、小鞠ちゃんと同時関係を深めるのは、人としてやって良いことか?」
俺は虹心に詰問をするように言うと、虹心は反抗的な表情に変わって言い始める!
「だけど、兄ちゃん!」
「二村さんとの関係が、進展しない時の事も考えないと!!」
「二村さんだって、兄ちゃんを気にはしているけど、完全好意が有る訳では無いでしょ!?」
「そりゃあ、そうだけどさ……」
虹心の中では、恋人関係に発展するまでの間は、二股行為を容認する感じで有った。
現実世界でも、それを行って居る人は多数いるから、問題は無いかも知れないが……
「虹心、小鞠ちゃん。入るぞ~~」
「良いよ! 兄ちゃん!!」
俺は、虹心の了解を貰ってから部屋に入る。
部屋に入るとこの前と同様に、カーペットの上にクッションが用意されており、虹心と小鞠ちゃんはクッションに座っていた。
二人共、パジャマ姿で有った。
「兄ちゃんは其処に座って!」
虹心は和やかな表情で言うが、俺が座る場所は一つしか無いので、其処に腰を下ろす。
時間も大分遅いから、今回は飲み物を用意していなかった。
「兄ちゃん!」
「……反省会と言いたいけど、実は問題が起きてしまいました♪」
虹心は『反省会』と言う割には、笑みが零れる表情で言う?
「……問題。それは無いだろ。虹心?」
「虹心たちのお陰で、俺は二村さんと関係が生まれたから、大成功では無いのか!?」
俺は落ち着いた口調で言うが、虹心の中では違うようだ。
「兄ちゃん的には成功なんだけど……私としては、予想外の事が起きまして~~!♪」
虹心の中では、作戦が失敗のような雰囲気も感じ取れるが、何故か虹心は嬉しがっている??
「……//////」
虹心がしゃべる中、小鞠ちゃんは先ほどから、一言もしゃべろうとはしない?
小鞠ちゃんには何か、不都合な事でも起きたのだろうか!?
「兄ちゃん!」
「さっきは反省会と言ったけど、今後の話し合いが中心です!」
「……小鞠ちゃん。兄ちゃんに言っても良い?」
虹心は困った笑顔で言いながら、小鞠ちゃん何かの了承を貰っている?
小鞠ちゃんは頬を染めながら、虹心に静かに返事をする。
「……はい///」
「?」
「あのね、兄ちゃん!」
「小鞠ちゃんがね、今に成って、兄ちゃんを渡したく無いと言い始めたの♪」
虹心は嬉しそうな笑顔で言う!?
「はいぃ!!?」
「小鞠ちゃんは、お兄ちゃんを求めているので有って、俺では無いだろう!?」
俺は驚いた表情と、慌てふためいた口調で虹心に言う。
けど虹心の方は、比較的落ち着いた口調で話し始める。
「うん。そうだったんだけど……私としても、この作戦が今日成功するとは、実は思って無かった♪」
虹心は『てへへ♪///』の表情をしながら言う。
俺だって、初回での作戦成功は予想外だ。
虹心は穏やかな表情に変わり、言葉を続ける。
「兄ちゃんのクラスメイトで有る。二村さん?」
「ちょっと地味系な感じはするけど、まずまずの美人だと私は判断した!」
(虹心…)
(二村さんは学年、一位・二位を争う美少女だぞ…!)
「まぁ、私としてはこれで、肩の荷が下りたと言いたいけど、小鞠ちゃんがね、兄ちゃんと関係を深めたいらしいの!?」
「小鞠ちゃんは元々、兄ちゃんには興味が有ったけど、お兄ちゃんとして感じていた!」
「だけど、兄ちゃんと二村さんが仲良く成るのを見て、小鞠ちゃんはやっぱり違うと気付いたらしいの♪」
「可愛い妹からのお願いで、小鞠ちゃんとも関係を深めてくれるかな?♪」
「……//////」
虹心は最後、笑顔でお願い事をする表情で話す。
俺との関係を求める小鞠ちゃんは、頬を染めたまま顔を俯かせている。
俺としても小鞠ちゃんとは関係を深めたいが、流石に二股を掛けることはよろしい行動とは言えない。
「……二村さんと仲良く成れたことは、虹心と小鞠ちゃんに本当に感謝している!///」
「けど……虹心。二村さん、小鞠ちゃんと同時関係を深めるのは、人としてやって良いことか?」
俺は虹心に詰問をするように言うと、虹心は反抗的な表情に変わって言い始める!
「だけど、兄ちゃん!」
「二村さんとの関係が、進展しない時の事も考えないと!!」
「二村さんだって、兄ちゃんを気にはしているけど、完全好意が有る訳では無いでしょ!?」
「そりゃあ、そうだけどさ……」
虹心の中では、恋人関係に発展するまでの間は、二股行為を容認する感じで有った。
現実世界でも、それを行って居る人は多数いるから、問題は無いかも知れないが……
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる