俺のモテない学園生活を妹と変えていく!? ―妹との二人三脚で俺はリア充になる!―

小春かぜね

文字の大きさ
上 下
47 / 655
第1章 妹の幼なじみ

第47話 美少女同級生たちと出会う!? その2

しおりを挟む
「もぅ! 兄ちゃん!!」
「店から離れるんだったら、一言教えてよ!!」
「店の近くに居なかったから、探したんだよ!!」

 虹心は周りが見えてないのか、二村さん、伊藤さんが居る前で、俺に怒った表情で言ってくる!!

「三國君……この子。三國君の妹さん?」

 その様子を見ていた二村さんが、落ち着いた口調で俺に話し掛けてきた。

「へっ…!? あっ…!!?」
「兄ちゃん誰!! この人達!??///」

 虹心は、凄く驚いた表情と口調で言う!!
 二村さんの言葉で、今まで見えなかった者が、やっと見えたようで有った。
 俺は折角だし、二村さんと伊藤さんに、虹心と小鞠ちゃんを紹介する。

「二村さん、伊藤さん!」
「この子が俺の妹の虹心と、こちら側が妹の親友で有る、津和野小鞠ちゃんです!」

「虹心ちゃん、小鞠ちゃん!」
「初めまして。三國君のクラスメイト。二村彩織です!」
「お兄ちゃんには、何時もお世話に成っています!!」

 二村さんは和やかな表情で、虹心たちに挨拶をする。
 二村さんの挨拶の後。虹心は頬を染めながら、緊張気味で挨拶を始める。

「あっ、はい。初めまして!///」
「妹の虹心と言います…。学年は中等部です!///」
「こちらこそ、兄ちゃん言え、兄がお世話されています///」

(何か……日本語おかしくないか? 虹心??)

「二村さん、伊藤さん、私も初めまして///」
「私も、虹心ちゃんと同じ中等部です///」

 小鞠ちゃんは穏やかな表情で、普通に挨拶をする。
 やっぱり……虹心の方が、立場的に緊張するのかな?
 しかし、二村さんは虹心や小鞠ちゃんに挨拶をするが、伊藤さんは二人に対して、澄ました表情で会釈をしただけで有る。

「三國君!」
「今日は妹さんと、その友達で買い物に来たんだ~~!」
「三國君は、妹さん思いなんだね~~♪」

 二村さんは嬉しそうな表情で、俺に声を掛けてきた!
 このまま終わるかと思っていたが、まだ続きが有るのか!!
 俺はこれをチャンスだと捉えた!!!

「あっ、はい。そうなんです!!///」
「妹にどうしてもと、頼まれまして!//////」

 真っ赤な嘘だが、俺は頬を染めて、恥ずかしそうに二村さんに言う。
 虹心たちが俺をモテさせる為に、プリンモールに来たとは絶対に言えない。

 虹心は俺の言葉を聞いた瞬間『えっ!?』の表情をするが、直ぐに澄ました表情に戻る。
 流石、虹心。頭の回転が速い妹で有る!!

「優しいお兄ちゃんで良かったね。虹心ちゃん!」

 二村さんが微笑みながら話し掛けると、虹心も遠慮気味に笑いながら話す。

「はっ、はい…。優しい兄ちゃんです!///」

(良いぞ、虹心!!)
(これで、二村さんは俺に対する好感度が、かなり上がっただろう!!)

 二村さんとの会話も成立して、俺は一安心するが……伊藤さんが虹心に興味を示したようで、澄ました表情で話し掛ける。

「ふ~ん…。三國君にも妹が居たんだ!」
「ねぇ、虹心ちゃんだっけ?」

「はっ、はい!(汗)」
「伊藤さん。どうしましたか…?」

 伊藤さんからの急な声掛けで、少々驚きながら返事をする虹心。

うち桃香ももか。知っている?」
「虹心ちゃんと、同じ学年だけど……」

 伊藤さんは、虹心に落ち着いた口調で聞いている。
 伊藤さんにも、虹心と同学年の妹が居たんだ!!

「伊藤……桃香ちゃん?」
「えっと……」

 虹心はその言葉を聞いて、天井を見上げ始めるが……虹心の中では、伊藤さんの妹は知らない感じで有った。

「あっ、大丈夫よ。虹心ちゃん…!///」
「ちょっと……知って居るかなと、思っただけだから!///」

 伊藤さんが虹心にバツの悪そうな表情で話していると、小鞠ちゃんが話に割り込んできた。

「私!」
「桃香ちゃんを知っています!!」

 元気な声で言う、小鞠ちゃん。
 どうやら小鞠ちゃんは伊藤さんの妹、桃香ちゃんを知っているようで有った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。

暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】 ・第1章  彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。  そんな彼を想う二人。  席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。  所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。  そして彼は幸せにする方法を考えつく―――― 「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」  本当にそんなこと上手くいくのか!?  それで本当に幸せなのか!?  そもそも幸せにするってなんだ!? ・第2章  草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。  その目的は―――― 「付き合ってほしいの!!」 「付き合ってほしいんです!!」  なぜこうなったのか!?  二人の本当の想いは!?  それを叶えるにはどうすれば良いのか!? ・第3章  文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。  君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……  深町と付き合おうとする別府!  ぼーっとする深町冴羅!  心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!? ・第4章  二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。  期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する―― 「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」  二人は何を思い何をするのか!?  修学旅行がそこにもたらすものとは!?  彼ら彼女らの行く先は!? ・第5章  冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。  そんな中、深町凛紗が行動を起こす――  君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!  映像部への入部!  全ては幸せのために!  ――これは誰かが誰かを幸せにする物語。 ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。 作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件

桜 偉村
恋愛
 別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。  後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。  全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。  練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。  武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。  だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。  そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。  武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。  しかし、そこに香奈が現れる。  成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。 「これは警告だよ」 「勘違いしないんでしょ?」 「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」 「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」  甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……  オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕! ※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。 「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。 【今後の大まかな流れ】 第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。 第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません! 本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに! また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます! ※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。 少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです! ※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。 ※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?

みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。 普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。 「そうだ、弱味を聞き出そう」 弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。 「あたしの好きな人は、マーくん……」 幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。 よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

処理中です...