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第1章 妹の幼なじみ
第23話 急ブレーキ
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けど、流石にキスをしたままでは危ないので、俺は抱きしめていた腕を解いて、虹心を押し離す。
「えっ…!?///」
虹心は少し驚いた声を出すが、素直に離れる。
「どうして……兄ちゃん?///」
虹心はとても残念そうな、表情と口調で話す。
「キスしたままベッドに倒れたら、どちらかが口を怪我するかも知れないだろ…///」
「それに……これ以上の行為はしない方が良いと思う!」
俺は虹心を納得させるつもりで言うが、虹心は不満げな口調で言ってくる。
「……やっぱり、兄ちゃんはヘタレだね!」
「兄妹同士でも危ない関係を持っている人たち、結構居るみたいだよ!」
虹心は『今の時代は当たり前!』の表情をしながら言う!?
いや、いや、それは成人向け漫画の世界です……
と言うか虹心は、その系統の本を読んでいるの!??
「けど……これで兄ちゃんとの関係は復活だね♪」
「もう、意地悪なことは言わないよ。兄ちゃん~♪」
久しぶりに見る、虹心の満面な笑顔……
普段はムカつく事ばかり言う虹心だが、この表情を見ると不思議と許したく成ってしまう!?
「兄ちゃん!」
「今回の事は私から、小鞠ちゃんに話すね♪」
「兄ちゃんと仲直りした事や、小鞠ちゃんに好意が有る事も!!」
虹心は笑顔で言うが、俺と小鞠ちゃんの関係に虹心がどうして関わる?
「えっ?」
「どうして、虹心が言うの??」
俺は当然、驚きながら言うが、虹心は穏やかな表情で言い始める。
「だって、小鞠ちゃんは私の大親友だよ♪」
「兄ちゃんは小鞠ちゃんが好きでも、まだ付き合っている訳じゃ無いでしょ?」
「まぁ……そうだが」
俺は不満そうに呟くと、虹心は笑顔に成って話を続ける。
「その辺の事は、私が上手に言っておくよ!」
「私からも『兄ちゃんとは仲良くして♪』と、言って上げるし❤」
にこにこ笑顔で虹心は言う。ここは虹心に任せるべきか?
虹心が『愛のキューピット』に成れば、奥手の小鞠ちゃんとの関係も深まるか?
「……じゃあ、小鞠ちゃんの件は虹心に任せるよ!」
「うん! 任せといて!!」
「兄ちゃん!♪」
俺が虹心にお願いすると、虹心は弾ける笑顔で言った。
……
それ以降は、久しぶりに兄妹の時間を虹心の部屋で過ごす。
もちろん、疚しいことは一切無しだ!!
虹心と関係が途絶えていた時期の話しを話したり、話し合ったりして夕方まで時間を過ごす。
急激に仲良く成った、俺と虹心を見た母親は凄く驚いていたが、母親の中では『長かった兄妹喧嘩が、やっと終わった!』見たいな表情をしていた。
今後の小鞠ちゃんの関係や、虹心が俺のことを本気で好きなのかは分からないが、新たな一歩を踏み出したのは事実で有ろう……
その日の晩ご飯時間……
今晩は、父親以外の全員が揃って食事を取っている。
俺の父親は現在、単身赴任中で有るから、有る時期以外は家に帰って来ない。
母親や虹心が手伝った晩ご飯を食べているが、おかずの中にゆで卵が有る。
ゆで卵に塩をかけて食べると美味しい!
俺は殻を剥いてゆで卵を食べようとするが……食塩の瓶は兄(航平)の方に有る。
「お兄ちゃん♪」
「お塩、ちょうだい!❤」
虹心も同じ様にゆで卵を食べようとしており、タイミング的に虹心の方が一歩早かった。
虹心はいつも通りの猫なで声で、兄の側に置いて有る食塩の瓶を求める。
「はい!」
兄は、特に何も考えずに虹心に食塩の瓶を手渡す。
「ありがとう~~、お兄ちゃん!!」
虹心は嬉しそうな表情で言い、兄から受け取った塩をゆで卵に振りかけている。
虹心が終ったら、今度は俺の番だ!!
「えっ…!?///」
虹心は少し驚いた声を出すが、素直に離れる。
「どうして……兄ちゃん?///」
虹心はとても残念そうな、表情と口調で話す。
「キスしたままベッドに倒れたら、どちらかが口を怪我するかも知れないだろ…///」
「それに……これ以上の行為はしない方が良いと思う!」
俺は虹心を納得させるつもりで言うが、虹心は不満げな口調で言ってくる。
「……やっぱり、兄ちゃんはヘタレだね!」
「兄妹同士でも危ない関係を持っている人たち、結構居るみたいだよ!」
虹心は『今の時代は当たり前!』の表情をしながら言う!?
いや、いや、それは成人向け漫画の世界です……
と言うか虹心は、その系統の本を読んでいるの!??
「けど……これで兄ちゃんとの関係は復活だね♪」
「もう、意地悪なことは言わないよ。兄ちゃん~♪」
久しぶりに見る、虹心の満面な笑顔……
普段はムカつく事ばかり言う虹心だが、この表情を見ると不思議と許したく成ってしまう!?
「兄ちゃん!」
「今回の事は私から、小鞠ちゃんに話すね♪」
「兄ちゃんと仲直りした事や、小鞠ちゃんに好意が有る事も!!」
虹心は笑顔で言うが、俺と小鞠ちゃんの関係に虹心がどうして関わる?
「えっ?」
「どうして、虹心が言うの??」
俺は当然、驚きながら言うが、虹心は穏やかな表情で言い始める。
「だって、小鞠ちゃんは私の大親友だよ♪」
「兄ちゃんは小鞠ちゃんが好きでも、まだ付き合っている訳じゃ無いでしょ?」
「まぁ……そうだが」
俺は不満そうに呟くと、虹心は笑顔に成って話を続ける。
「その辺の事は、私が上手に言っておくよ!」
「私からも『兄ちゃんとは仲良くして♪』と、言って上げるし❤」
にこにこ笑顔で虹心は言う。ここは虹心に任せるべきか?
虹心が『愛のキューピット』に成れば、奥手の小鞠ちゃんとの関係も深まるか?
「……じゃあ、小鞠ちゃんの件は虹心に任せるよ!」
「うん! 任せといて!!」
「兄ちゃん!♪」
俺が虹心にお願いすると、虹心は弾ける笑顔で言った。
……
それ以降は、久しぶりに兄妹の時間を虹心の部屋で過ごす。
もちろん、疚しいことは一切無しだ!!
虹心と関係が途絶えていた時期の話しを話したり、話し合ったりして夕方まで時間を過ごす。
急激に仲良く成った、俺と虹心を見た母親は凄く驚いていたが、母親の中では『長かった兄妹喧嘩が、やっと終わった!』見たいな表情をしていた。
今後の小鞠ちゃんの関係や、虹心が俺のことを本気で好きなのかは分からないが、新たな一歩を踏み出したのは事実で有ろう……
その日の晩ご飯時間……
今晩は、父親以外の全員が揃って食事を取っている。
俺の父親は現在、単身赴任中で有るから、有る時期以外は家に帰って来ない。
母親や虹心が手伝った晩ご飯を食べているが、おかずの中にゆで卵が有る。
ゆで卵に塩をかけて食べると美味しい!
俺は殻を剥いてゆで卵を食べようとするが……食塩の瓶は兄(航平)の方に有る。
「お兄ちゃん♪」
「お塩、ちょうだい!❤」
虹心も同じ様にゆで卵を食べようとしており、タイミング的に虹心の方が一歩早かった。
虹心はいつも通りの猫なで声で、兄の側に置いて有る食塩の瓶を求める。
「はい!」
兄は、特に何も考えずに虹心に食塩の瓶を手渡す。
「ありがとう~~、お兄ちゃん!!」
虹心は嬉しそうな表情で言い、兄から受け取った塩をゆで卵に振りかけている。
虹心が終ったら、今度は俺の番だ!!
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