9 / 655
第1章 妹の幼なじみ
第9話 小鞠と交流を深める
しおりを挟む
「……美味しいから仕方ないだろう。虹心!」
「夜食に食うカップ麺は最高なんだよ!!」
俺は虹心に、少し強めの口調で言う。
虹心もカップ麺を食べるが、俺ほど好きで無さそうだし、虹心の場合はまだ若いのもう健康に気遣っていた!?
「はい、はい…。塩分過多で死ぬ時は、家で無く外で死んでね!!」
「その方が色々と楽だから!!」
「!!」
虹心は呆れ口調で言っているが、俺はこれでも兄だぞ。虹心!!
今日の虹心は、何時もより毒舌が強力すぎる!!!
小鞠ちゃんが俺に気が有ったことが、そんなに不満か虹心!?
「……」
虹心の暴言に対して母親は、俺と虹心の方に顔を向けるが言葉を出す事は無く、直ぐにまな板の方に顔を戻す。
母親は暴言の注意を虹心にしない。母親もそう感じているの!?
これ以上言っても泥沼に成るだけなので、俺はコンビニのレジ袋を持って、怒りを押し殺しながら自室に戻る。
あの後、虹心が追加の悪口を言っていたら、俺はぶち切れていたかも知れない……
だが、賢い虹心はそれ以上の発言をしなかった。
部屋に戻りカップ麺を、カップ麺専用プラケースの中にしまう。
俺は成長期(!?)だから時々、寝る前に小腹が空く時も有る。
その時に食べたり、休日の昼食時に食べる事も有る。
我が家の休日時の昼食は、基本各自取る事に成っている。
母親、虹心の負担軽減のためで有る。
(虹心のことは……まぁ、ひとまず置いておいて)
(晩ご飯と入浴を終えた後に、小鞠ちゃんに連絡を入れてみよう!)
(小鞠ちゃんも、きっと心待ちにしているだろう!?)
小鞠ちゃんを思いながら、先ほどのことはとっと忘れて、俺は晩ご飯までの時間を適当に潰すことにした。
☆
母親・俺・虹心の三人で晩ご飯を食べた後は、お風呂に入ってから自室に戻る。
兄の食事は用意されているから、兄は本当に残業なんだろう。
そんな話しはどうでも良いか!
いよいよ、小鞠ちゃんと初連絡を取る時間で有る!!
俺はスマートフォンを手に持つが……
(…電話かRail、どちらでしようかな?)
(初めの内は、Railの方が絶対気楽だよな!!)
小鞠ちゃん初連絡はRailでする事に決め、Railアプリを立ち上げ、小鞠ちゃんを選択してメッセージを打ち始める……
『こんばんは★小鞠ちゃん!』
『連絡交換、ありがとう(*^o^*)』
俺は絵文字を駆使して、メッセージを打ち込んでいく。
絵文字を入れた方が、リア充力が高いと思っているからだ!?
(挨拶文はこれ良いだろう!)
『送信』ボタンをタップして、初Railメッセージを小鞠ちゃんに送る。
俺はしばらくスマートフォンの画面を見ているが、“既読”の表示は直ぐは付かない……
(小鞠ちゃん……親友が多そうな感じに見えないから、常にスマートフォンを側に置いていないかも知れないな…)
俺にも学園の親友は居るが、その親友たちと毎日メッセージの遣り取りはしない。
それに俺の親友は女子のように、会話での繋がりを深めては居ない。硬派連中ばかりだからだ!?
俺はメッセージのことは諦めて、スマートフォンアプリのパズルゲームをプレイし始めていると……
『ピロン♪』
『武蔵さん、こんばんは(*^▽^*)』
『連絡、嬉しいです❤』
スマートフォンの画面上に、小鞠ちゃんからのメッセージが表示された。
「やった! 小鞠ちゃんから来た~~♪」
俺は直ぐにパズルゲームを中断して、小鞠ちゃんに次のメッセージを送る!
『俺も、小鞠ちゃんとRailが出来て嬉しいよ♪』
『早速、聞きたいことが有るのだけど、小鞠ちゃんは何か趣味は有るの?』
俺はさっき連絡先を交換した時に、小鞠ちゃんの趣味を聞き損ねたため、この場で聞いて見る事にする。
俺が先ほどのメッセージを送信すると、数分後に小鞠ちゃんからの返信が返ってくる。
『私の趣味ですか?』
『私の趣味は、お花を育てる事です✿』
『家の庭のお花管理は、私がしているのですよ♪』
小鞠ちゃんから意外なメッセージが返ってきた。
(小鞠ちゃん……ガーデニングが趣味なのか!)
(まだ……学園生なのに渋いな…)
俺は心の中で呟きながら、次のメッセージを打ち込み始めた……
「夜食に食うカップ麺は最高なんだよ!!」
俺は虹心に、少し強めの口調で言う。
虹心もカップ麺を食べるが、俺ほど好きで無さそうだし、虹心の場合はまだ若いのもう健康に気遣っていた!?
「はい、はい…。塩分過多で死ぬ時は、家で無く外で死んでね!!」
「その方が色々と楽だから!!」
「!!」
虹心は呆れ口調で言っているが、俺はこれでも兄だぞ。虹心!!
今日の虹心は、何時もより毒舌が強力すぎる!!!
小鞠ちゃんが俺に気が有ったことが、そんなに不満か虹心!?
「……」
虹心の暴言に対して母親は、俺と虹心の方に顔を向けるが言葉を出す事は無く、直ぐにまな板の方に顔を戻す。
母親は暴言の注意を虹心にしない。母親もそう感じているの!?
これ以上言っても泥沼に成るだけなので、俺はコンビニのレジ袋を持って、怒りを押し殺しながら自室に戻る。
あの後、虹心が追加の悪口を言っていたら、俺はぶち切れていたかも知れない……
だが、賢い虹心はそれ以上の発言をしなかった。
部屋に戻りカップ麺を、カップ麺専用プラケースの中にしまう。
俺は成長期(!?)だから時々、寝る前に小腹が空く時も有る。
その時に食べたり、休日の昼食時に食べる事も有る。
我が家の休日時の昼食は、基本各自取る事に成っている。
母親、虹心の負担軽減のためで有る。
(虹心のことは……まぁ、ひとまず置いておいて)
(晩ご飯と入浴を終えた後に、小鞠ちゃんに連絡を入れてみよう!)
(小鞠ちゃんも、きっと心待ちにしているだろう!?)
小鞠ちゃんを思いながら、先ほどのことはとっと忘れて、俺は晩ご飯までの時間を適当に潰すことにした。
☆
母親・俺・虹心の三人で晩ご飯を食べた後は、お風呂に入ってから自室に戻る。
兄の食事は用意されているから、兄は本当に残業なんだろう。
そんな話しはどうでも良いか!
いよいよ、小鞠ちゃんと初連絡を取る時間で有る!!
俺はスマートフォンを手に持つが……
(…電話かRail、どちらでしようかな?)
(初めの内は、Railの方が絶対気楽だよな!!)
小鞠ちゃん初連絡はRailでする事に決め、Railアプリを立ち上げ、小鞠ちゃんを選択してメッセージを打ち始める……
『こんばんは★小鞠ちゃん!』
『連絡交換、ありがとう(*^o^*)』
俺は絵文字を駆使して、メッセージを打ち込んでいく。
絵文字を入れた方が、リア充力が高いと思っているからだ!?
(挨拶文はこれ良いだろう!)
『送信』ボタンをタップして、初Railメッセージを小鞠ちゃんに送る。
俺はしばらくスマートフォンの画面を見ているが、“既読”の表示は直ぐは付かない……
(小鞠ちゃん……親友が多そうな感じに見えないから、常にスマートフォンを側に置いていないかも知れないな…)
俺にも学園の親友は居るが、その親友たちと毎日メッセージの遣り取りはしない。
それに俺の親友は女子のように、会話での繋がりを深めては居ない。硬派連中ばかりだからだ!?
俺はメッセージのことは諦めて、スマートフォンアプリのパズルゲームをプレイし始めていると……
『ピロン♪』
『武蔵さん、こんばんは(*^▽^*)』
『連絡、嬉しいです❤』
スマートフォンの画面上に、小鞠ちゃんからのメッセージが表示された。
「やった! 小鞠ちゃんから来た~~♪」
俺は直ぐにパズルゲームを中断して、小鞠ちゃんに次のメッセージを送る!
『俺も、小鞠ちゃんとRailが出来て嬉しいよ♪』
『早速、聞きたいことが有るのだけど、小鞠ちゃんは何か趣味は有るの?』
俺はさっき連絡先を交換した時に、小鞠ちゃんの趣味を聞き損ねたため、この場で聞いて見る事にする。
俺が先ほどのメッセージを送信すると、数分後に小鞠ちゃんからの返信が返ってくる。
『私の趣味ですか?』
『私の趣味は、お花を育てる事です✿』
『家の庭のお花管理は、私がしているのですよ♪』
小鞠ちゃんから意外なメッセージが返ってきた。
(小鞠ちゃん……ガーデニングが趣味なのか!)
(まだ……学園生なのに渋いな…)
俺は心の中で呟きながら、次のメッセージを打ち込み始めた……
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。
暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】
・第1章
彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。
そんな彼を想う二人。
席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。
所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。
そして彼は幸せにする方法を考えつく――――
「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」
本当にそんなこと上手くいくのか!?
それで本当に幸せなのか!?
そもそも幸せにするってなんだ!?
・第2章
草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。
その目的は――――
「付き合ってほしいの!!」
「付き合ってほしいんです!!」
なぜこうなったのか!?
二人の本当の想いは!?
それを叶えるにはどうすれば良いのか!?
・第3章
文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。
君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……
深町と付き合おうとする別府!
ぼーっとする深町冴羅!
心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!?
・第4章
二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。
期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する――
「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」
二人は何を思い何をするのか!?
修学旅行がそこにもたらすものとは!?
彼ら彼女らの行く先は!?
・第5章
冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。
そんな中、深町凛紗が行動を起こす――
君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!
映像部への入部!
全ては幸せのために!
――これは誰かが誰かを幸せにする物語。
ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。
作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

覚えたての催眠術で幼馴染(悔しいが美少女)の弱味を握ろうとしたら俺のことを好きだとカミングアウトされたのだが、この後どうしたらいい?
みずがめ
恋愛
覚えたての催眠術を幼馴染で試してみた。結果は大成功。催眠術にかかった幼馴染は俺の言うことをなんでも聞くようになった。
普段からわがままな幼馴染の従順な姿に、ある考えが思いつく。
「そうだ、弱味を聞き出そう」
弱点を知れば俺の前で好き勝手なことをされずに済む。催眠術の力で口を割らせようとしたのだが。
「あたしの好きな人は、マーくん……」
幼馴染がカミングアウトしたのは俺の名前だった。
よく見れば美少女となっていた幼馴染からの告白。俺は一体どうすればいいんだ?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる