44 / 100
第44話 三人でのお食事会 その1
しおりを挟む
「さくら!」
「絶対、途中で足がしびれるから、崩して座った方が良いよ!!」
「その方が、ご飯も美味しく食べられるし!!」
俺は和やかな表情で、さくらに声を掛ける。
「……颯太さんがそう、おっしゃってくださるなら、崩します//////」
さくらは恥ずかし嬉しい表情をしながら、正座から崩した!
朱里さんの言葉を中々、聞かなかったさくらだが、俺の言葉を直ぐに聞き入れた。
それを見ていた朱里さんは……
「さっきまで、別れる雰囲気満々だったカップルが、今ではバカップル化しているね♪」
「あなた達、本当に良いカップルに成れるわよ♪」
そう、笑顔で言ってくれる朱里さん!
俺の中でも……さくらを見る、形が少しずつ変わり始めていた……
「はい。朱里ちゃん!」
「お茶とおしぼりね!!」
先ほどのおばちゃんが座敷にやって来て、冷たい麦茶とおしぼりを配膳をする。
その時に、俺の方を『チラリ』とおばちゃんは見るが、特に何も言わずに朱里さんの方に顔を向ける。
「決まったら、呼んでね。朱里ちゃん!」
おばちゃんは穏やか表情で朱里さんに言い、店の厨房に戻っていった。
「さて、話をする前に、注文をしましょうか♪」
「私はもう決めて有るから、二人仲良く食べたいのを選んでね♪」
「約束通りご馳走するから、好きな物を頼んでね♪」
朱里さんは笑顔で、俺達に向けて話しながらメニュー表を手に取って、俺達が見やすいようにメニューを更に広げてくれる!
お食事処だけ有って、和食メニューが中心で有った。
うどん・そばから始まり、カレーライス、カツ丼などの丼物。
洋食は一部だが、エビフライ定食なども有る。これは悩みそうだ……
「俺は何しようかな?」
俺はメニューを見ながら呟くと、さくらが声を掛けてくる。
「颯太さん!」
「ほなみさんは、カツ丼が美味しいですよ!!」
「ほなみさんのカツ丼は卵がトロトロですし、大盛りも出来ますよ♪」
さくらは、和やかな表情でカツ丼を勧めてきた。
俺もカツ丼は好きで有るが、どうしようかな?
「ちなみにさくらは、何を食べるの?」
俺はさくらが食べる物が、気に成ったので聞いてみる。
「私ですか!」
「私は、このページに有る、ミックスフライ定食にしようかなと思います!」
和やかな表情で言う、さくら。
このお食事処は、エビフライ定食の他に、ミックスフライ定食もメニューに有るそうだ。
残念ながら、ミックスフライ定食の写真掲載が無いから、どんなミックスフライ定食かは分からない……
「ミックスフライ定食も良いけど、写真が無いから分からないね……」
俺がそう呟くと、朱里さんがそれに気付き、俺の方に顔を向けて話し始める。
「颯太さん!」
「此処のミックスフライ定食は、定番のエビフライ・白身のフライ・メンチカツよ!」
「私も、さくらちゃんと同じミックスフライ定食よ♪」
朱里さんは和やかな表情で、ミックスフライの内容を教えてくれた。
調理の関係上、みんなで同じ物を頼むのも一つの手だが……
「あっ、ありがとうございます。朱里さん!」
「いえ、いえ♪」
微笑みながら、言葉を返す朱里さん。
ミックスフライ定食とカツ丼。どちらにしようかと迷ってしまう!
(ミックスフライ定食も捨てがたいが……やっぱり、さくらが勧めてきたカツ丼にするべきか!)
(その方が、さくらは好印象に受け止めるよな!!)
「じゃあ、俺はカツ丼大盛りにしようかな!!」
「さくらが勧めてくれたし!!」
「わっ!♪」
「私のお勧めを聞いてくれて、嬉しいです。颯太さん!♪」
俺の予想通り、眩しい笑顔を見せるさくら!!
性別を無視すれば、本当に胸がときめく美少女笑顔だ!!
「じゃあ、それで、注文するね!」
「すいませーん!」
朱里さんは店のおばちゃんを呼んで、料理の注文をする。
朱里さんとさくらは、ミックスフライ定食。
俺はカツ丼大盛りで有る。
それをおばちゃんは、昔ながらの伝票に注文を書き込んでいく。
「ミックスフライ定食二つに、カツ丼大盛り一つね!」
「……朱里ちゃん! 飲み物はどうする?」
「あ~~、飲み物ね~~♪」
そう言うと朱里さんは、ドリンクメニューを手に取って見始めた!
朱里さんは何か、飲みたい飲み物でも有るのだろうか……
「絶対、途中で足がしびれるから、崩して座った方が良いよ!!」
「その方が、ご飯も美味しく食べられるし!!」
俺は和やかな表情で、さくらに声を掛ける。
「……颯太さんがそう、おっしゃってくださるなら、崩します//////」
さくらは恥ずかし嬉しい表情をしながら、正座から崩した!
朱里さんの言葉を中々、聞かなかったさくらだが、俺の言葉を直ぐに聞き入れた。
それを見ていた朱里さんは……
「さっきまで、別れる雰囲気満々だったカップルが、今ではバカップル化しているね♪」
「あなた達、本当に良いカップルに成れるわよ♪」
そう、笑顔で言ってくれる朱里さん!
俺の中でも……さくらを見る、形が少しずつ変わり始めていた……
「はい。朱里ちゃん!」
「お茶とおしぼりね!!」
先ほどのおばちゃんが座敷にやって来て、冷たい麦茶とおしぼりを配膳をする。
その時に、俺の方を『チラリ』とおばちゃんは見るが、特に何も言わずに朱里さんの方に顔を向ける。
「決まったら、呼んでね。朱里ちゃん!」
おばちゃんは穏やか表情で朱里さんに言い、店の厨房に戻っていった。
「さて、話をする前に、注文をしましょうか♪」
「私はもう決めて有るから、二人仲良く食べたいのを選んでね♪」
「約束通りご馳走するから、好きな物を頼んでね♪」
朱里さんは笑顔で、俺達に向けて話しながらメニュー表を手に取って、俺達が見やすいようにメニューを更に広げてくれる!
お食事処だけ有って、和食メニューが中心で有った。
うどん・そばから始まり、カレーライス、カツ丼などの丼物。
洋食は一部だが、エビフライ定食なども有る。これは悩みそうだ……
「俺は何しようかな?」
俺はメニューを見ながら呟くと、さくらが声を掛けてくる。
「颯太さん!」
「ほなみさんは、カツ丼が美味しいですよ!!」
「ほなみさんのカツ丼は卵がトロトロですし、大盛りも出来ますよ♪」
さくらは、和やかな表情でカツ丼を勧めてきた。
俺もカツ丼は好きで有るが、どうしようかな?
「ちなみにさくらは、何を食べるの?」
俺はさくらが食べる物が、気に成ったので聞いてみる。
「私ですか!」
「私は、このページに有る、ミックスフライ定食にしようかなと思います!」
和やかな表情で言う、さくら。
このお食事処は、エビフライ定食の他に、ミックスフライ定食もメニューに有るそうだ。
残念ながら、ミックスフライ定食の写真掲載が無いから、どんなミックスフライ定食かは分からない……
「ミックスフライ定食も良いけど、写真が無いから分からないね……」
俺がそう呟くと、朱里さんがそれに気付き、俺の方に顔を向けて話し始める。
「颯太さん!」
「此処のミックスフライ定食は、定番のエビフライ・白身のフライ・メンチカツよ!」
「私も、さくらちゃんと同じミックスフライ定食よ♪」
朱里さんは和やかな表情で、ミックスフライの内容を教えてくれた。
調理の関係上、みんなで同じ物を頼むのも一つの手だが……
「あっ、ありがとうございます。朱里さん!」
「いえ、いえ♪」
微笑みながら、言葉を返す朱里さん。
ミックスフライ定食とカツ丼。どちらにしようかと迷ってしまう!
(ミックスフライ定食も捨てがたいが……やっぱり、さくらが勧めてきたカツ丼にするべきか!)
(その方が、さくらは好印象に受け止めるよな!!)
「じゃあ、俺はカツ丼大盛りにしようかな!!」
「さくらが勧めてくれたし!!」
「わっ!♪」
「私のお勧めを聞いてくれて、嬉しいです。颯太さん!♪」
俺の予想通り、眩しい笑顔を見せるさくら!!
性別を無視すれば、本当に胸がときめく美少女笑顔だ!!
「じゃあ、それで、注文するね!」
「すいませーん!」
朱里さんは店のおばちゃんを呼んで、料理の注文をする。
朱里さんとさくらは、ミックスフライ定食。
俺はカツ丼大盛りで有る。
それをおばちゃんは、昔ながらの伝票に注文を書き込んでいく。
「ミックスフライ定食二つに、カツ丼大盛り一つね!」
「……朱里ちゃん! 飲み物はどうする?」
「あ~~、飲み物ね~~♪」
そう言うと朱里さんは、ドリンクメニューを手に取って見始めた!
朱里さんは何か、飲みたい飲み物でも有るのだろうか……
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話
あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター ライト(17)
???? アル(20)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後半のキャラ崩壊は許してください;;
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
思い出して欲しい二人
春色悠
BL
喫茶店でアルバイトをしている鷹木翠(たかぎ みどり)。ある日、喫茶店に初恋の人、白河朱鳥(しらかわ あすか)が女性を伴って入ってきた。しかも朱鳥は翠の事を覚えていない様で、幼い頃の約束をずっと覚えていた翠はショックを受ける。
そして恋心を忘れようと努力するが、昔と変わったのに変わっていない朱鳥に寧ろ、どんどん惚れてしまう。
一方朱鳥は、バッチリと翠の事を覚えていた。まさか取引先との昼食を食べに行った先で、再会すると思わず、緩む頬を引き締めて翠にかっこいい所を見せようと頑張ったが、翠は朱鳥の事を覚えていない様。それでも全く愛が冷めず、今度は本当に結婚するために翠を落としにかかる。
そんな二人の、もだもだ、じれったい、さっさとくっつけ!と、言いたくなるようなラブロマンス。

なんか金髪超絶美形の御曹司を抱くことになったんだが
なずとず
BL
タイトル通りの軽いノリの話です
酔った勢いで知らないハーフと将来を約束してしまった勇気君視点のお話になります
攻
井之上 勇気
まだまだ若手のサラリーマン
元ヤンの過去を隠しているが、酒が入ると本性が出てしまうらしい
でも翌朝には完全に記憶がない
受
牧野・ハロルド・エリス
天才・イケメン・天然ボケなカタコトハーフの御曹司
金髪ロング、勇気より背が高い
勇気にベタ惚れの仔犬ちゃん
ユウキにオヨメサンにしてもらいたい
同作者作品の「一夜の関係」の登場人物も絡んできます
「誕生日前日に世界が始まる」
悠里
BL
真也×凌 大学生(中学からの親友です)
凌の誕生日前日23時過ぎからのお話です(^^
ほっこり読んでいただけたら♡
幸せな誕生日を想像して頂けたらいいなと思います♡
→書きたくなって番外編に少し続けました。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
たまにはゆっくり、歩きませんか?
隠岐 旅雨
BL
大手IT企業でシステムエンジニアとして働く榊(さかき)は、一時的に都内本社から埼玉県にある支社のプロジェクトへの応援増員として参加することになった。その最初の通勤の電車の中で、つり革につかまって半分眠った状態のままの男子高校生が倒れ込んでくるのを何とか支え抱きとめる。
よく見ると高校生は自分の出身高校の後輩であることがわかり、また翌日の同時刻にもたまたま同じ電車で遭遇したことから、日々の通勤通学をともにすることになる。
世間話をともにするくらいの仲ではあったが、徐々に互いの距離は縮まっていき、週末には映画を観に行く約束をする。が……

学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――
天海みつき
BL
族の総長と副総長の恋の話。
アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。
その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。
「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」
学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。
族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。
何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる