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しおりを挟む殿下の元へ嫁げと父に言われたのはつい先日。とっておきのドレスを着て宮殿に足を踏み入れるまではよかった。
頭をあげろと言われるまでうつむかなきゃいけないけれど、睫毛盛るだけ盛ってきたので瞼が重い。あーもう目を閉じたいと思ってた矢先に声をかけられた。
「ではそなたを王太子の側室として迎える。他にも側室はいるが余のために仕えるとよい」
は?聞いてないんですけどと言おうとしたら隣にいる父にうなじの辺りををつねられた。いたい、いたいってばっ!それより側室ってなに?世継ぎの母になるようにって言われてたんだけど側室!?信じられない。今思えばこの場で大騒ぎして帰してもらえばよかった。
「新入りですって!?殿下の御心は私にあるんですからでしゃばらないことね」
「その貧相な体で殿下を満足させられるわけがないでしょう、どうせ政治の駒よ」
「おほほっ、そうね。悪かったわ。まぁ大した身分の人間でもないんでしょう?どうか私の邪魔だけはしないでちょうだい。くれぐれも正室になれるなんて思わないこと、いいわね!」
偉そうな女二人に絡まれてうんざりしていたら、案内してくれている人が申し訳なさそうに「あの御二方は貴女様と同じ殿下の側室でございます」なーんて言われたから。あんなのと同じ扱いになるってこと?やだ、同列に扱ってほしくない無理無理。
でも案内された部屋はそれはそれは立派だった。部屋だけは満足した。あと食事も使用人も。ただ立場と側室達と陛下と殿下ががなにより嫌だったのだ。
「殿下から今宵御渡りとのことです」
「生理だから無理って言ってください」
「…その言い訳はつい先日使われましたわ」
「うーん、じゃあ不正出血で」
「それはその前に」
「じゃあ下痢」
「もうっ!側室様がそのようなことを仰らないでください!殿下の方には体調不良だとお伝え致しますから」
「ありがとう。いっそ性病とか言おうかな」
「それはもっとおやめください!不貞を疑われますわ」
「ごめんごめん」
ここの使用人達は本当によく出来ている。が、思ったより融通も効く。初日に部屋に入った後泣いていたのを発見したのがメイド長。本当は来たくなかった、家に帰りたい、殿下の寵愛を得てあの側室達からいじめられるくらいなら逃げ出したいとメイド長に泣きながら愚痴をこぼしたら翌日からメイドも執事も優しく接してくれる。
後宮に入れられたものの、どうしても殿下との交流が嫌な私は本当にありとあらゆる言い訳を駆使し(ほぼメイドさん執事さん達のがんばり)殿下を避け続けている。そう、もう半年にもなろうか。ほぼ部屋から出ることもなく、他の側室達との接触も皆無。公務?パーティー?そんなものは全てお断りだ。部屋の中でなにをしているかって?
「やばい、糸なくなる、この段あと8目なのに!」
「糸始末したらどうです?」
「いやよ!まぁでも…仕方ない、これは売りに出さないで誰かにあげたらいいわ。そうしましょう」
「あら?今回のは気合いを入れていたんではなかったですか?」
「いいのよ。まぁ結構いい糸だから…誰かドレス作っている子いないの?使ってほしいわね」
「ウィロウ様の手編みレースとなれば皆が欲しがりますわ!」
レース編みや刺繍は元より趣味として行っていたが、思ったより上達していたようでかなりの金額で取引されるようになっていた。売りに出してくれるのは全てメイド達。制作者は伏せたままメゾンに直接卸しているそうだ。まぁ公務もなにもない私がお喋りしながら作っているものだからお金にならなくてもいいのだが、お金はないよりあったほうがいいので報酬は頂いている。いつもよくしてくれる人たちに何かあればお小遣いとして金銭を渡せるのも助かる。そんなことばっかりしてるからどんどんメイドと執事が私のことを甘やかすんだけれど。
「大変ですわ!!!」
「なに?どうしたの?」
ノックもなしに扉を開けて息を切らせたメイドが入ってきた。
「ほら、まず呼吸を整えて。お茶、ぬるくなってしまったけれどちょうどいいわ、、飲んでからお話してちょうだい」
「は、はい。でも、早く、伝えなくては、とおもい…」
「えぇ。何か本当に急なことなのね。ありがとう」
「ウィロウ様の御父上が、あと数分もしないでこちらへ参りますっ!」
なんてこと!父上がこちらに!?テーブルの上にはお茶菓子と編みかけの作品、今度書籍として発行する予定の編み図の図案、糸、お菓子にお茶。とりあえず片付けなくてはならない。
「ウィロウ様!片付けはもう無理ですわ間に合いません。布を被せましょう」
もうそれしかない。お茶は令嬢としてはありえないがカップに残ったものを一気に飲み干してテーブルに布をかぶせて隠す。何かを隠しています感しかないが、出しっぱなしよりはいいだろう。
『ウィロウ!ウィロウ!いるんだろ?開けなさい』
父が扉の外から言ってくる。どうせ勝手に入ってくるんだから叫ばなくたっていいじゃない。
「どーぞ」
「お前は!もっとちゃんとしなさい」
「だってお父様なんですもの。いいじゃない?」
「まぁ…甘やかしていた私が悪いな」
甘やかしていた?そんなことないじゃなどの口が言っているのかしら?他の甘やかされている令嬢達を見てから言ってほしいものだ。
「まぁお父様お掛けになって。今メイドにお茶を淹れてもらいますから。あら?」
扉のなかには入ってきたのに壁沿いに立っている近衛兵が2名。
「あちらの二人は気にしなくていい。登城してきたらつけられたのだ」
「そうなんですの?」
近衛といっても会う機会はほぼないから全く知らない。私の部屋の護衛に付いてくれている数人しか知らないが、この立っている二人はそれとは違う。メイドに目配せすれば彼女達も知らないようだった。まぁ帽子大きすぎて顔はわからないんだけど。
「それで?お忙しいお父様がどうされたんです?半年振りかしらお会いするのは」
「…普通側室に召し上げられた娘がいたら公務で会うこともあるはずだがな」
お父様がいらっしゃったのは恐らく説教だ。メイド達が私に加担しているとわかれば厄介なことにしかならないのでメイド達を下げる。心配そうにしてくれるのは有り難いが、万が一彼女達に火の粉が降りかかってもどうしようもできないので一人でお父様をやり過ごすしかない。
こちらはメイドを下げたのに扉の所に控える近衛兵達は下がる気はなさそうだ。お飾りが説教されてるのを見て詰所で面白おかしく話されるのだろう。
「お前は何のために後宮へ入ったのだ?」
「さぁ?」
父は苛立っているがわからないのだから仕方ない。正室だと思って嫁いだのに何人かいるうちの一人の側室として召し上げられたのだから何のためなんてこっちが聞きたい。いずれ迎えられる正室様のためにも跡継ぎになりそうな子どもなんて絶対遠慮願いたいし、どうしても必要ならあの側室達との間に授かれば彼女達も万々歳だろう。
「なんでも財をなしていると噂されているが」
「事実ですわ」
「側室の立場でも足りないのか?」
「そもそも食事以外はこちらの財政には全く触れておりませんわ。立場と言われましても私はその立場でこの部屋と食事以外恩恵を受けておりませんわ。あっ執事やメイド達も城からでしたか?本当にそれだけですわよ」
「……」
父は黙ったあと少し扉の方を向いたがまたすぐこちらに向き直った。
「ではその噂は」
「趣味が高じて財を成しているだけですわ。まぁ正室様が迎えられれば居場所はなくなりますし実家に戻るわけにもいきませんから、平たく言えば将来の為です」
「実家に戻ってくるなとは言っていない」
「正室だと言われたのに陛下には殿下の側室だと宣言されましたのでお父様を信用することはやめましたの。それとも後宮から追い出されたらまた新たな政略結婚の駒にでもするつもりでした?」
幸いにも実家を頼らずとも家は建てるなり買うなりできるくらい蓄えは出来た。家のことをやってくれる人間を雇うこともこのままレース編みや刺繍を続けていれば問題なく出来るし問題はないはずだ。建てるなら仮住まいか、まぁ宿を数ヵ月借りるのも問題はないだろうし、最悪メゾンに住み込みで働かせて貰いながらもいうこともできるだろう。就職も夢ではないかもしれないが向いていない気もする。
「そのようなつもりはない。こちらは殿下に言われたから仕方なくお前を差し出したのだ。その殿下とはうまくやっているのだろう?」
「?よくわかりませんが、殿下とはお父様と一緒に陛下に御目通りしてから御会いしておりませんわ」
「なっ!!話が違うではないか!」
テーブルを叩いて立ち上がった父が部屋を飛び出していくんじゃないかという勢いで扉に向かっていったが、私は止めもしない。勝手にしてくれれば私がこの後宮から追い出されるのも早まるのだから大歓迎である。家どの辺りにしようかしら。宮殿からメイドや執事は引き抜けるのかしら?そこは御賃金次第ってところかしらね?あら、父は近衛兵に止められているわ。さっきは編み物に集中していたからお茶を味わう余裕なんてなかったけれど、今日用意してくれたお茶もとてもおいしい。
近衛兵になにかを言われたのか父はまた戻ってきた。いやいや、暴れてほしかったのに。呑気にお茶を飲んでいる場合ではないのに。
「私が聞いていたのは殿下は時間が空けば会いたいと申していると」
「それは他の側室とお間違えになっているんではありませんか?」
「それはないだろう…まさかっ!お断りしているんじゃないだろうな!?」
「たまたま体調が優れないことか多く…」
「健康第一のお前がありえないだろう!さては避けているな」
私多分父に似ているんだと思う。思考回路がほぼ一緒、だからバレる。まぁわかっているとは思うけれど言うしかない。
「そもそも他にも側室がいるって時点で殿下のこと無理なんですよ。例え正室として迎え入れていただいたとしても側室がすでにいるとか軽蔑しかないですし。殿下には弟君がいらっしゃるのだから、世継は弟君の婚姻を待ってからでもいいのに側室が先にいるというのは私としては受け入れられません」
「…殿下はこの国の次期王なのだから仕方ないとは思わないのか?」
「えぇ。そもそも私、殿下の元へ嫁ぐ予定なんてありませんでしたし、愛人の一人として扱われるくらいなら不興を買ってでもこの立場から逃げ出したいのです」
王族や上級貴族の一夫多妻制には反対なのだ。国のためなんて言ってるけど、ただ何人も女抱えたいだけじゃんって小さい頃から思っていた。もし次王の妃になるなら我慢するしかないと思って城へ来れば側室?端からお前は愛人だと言われている立場なんて嫌。
幸いにも趣味がお金になることを知ったので一人で生きていく術も身に付いている。メイドと執事を何人か雇って給金を払うくらいも目処がつくから、一人暮らしも夢ではない。ゆくゆくは元側室の女(not御手付き)でもいいという男性が現れて結婚して子どもを授かればいいかなくらいのビジョンはここ最近出来てきた。執事との禁断の恋とかもいいわね
「はぁ…お前はどうして…いや、妻に似たんだな」
「お母様に?」
「勝手に自分の中で物事を進めてしまうところだよ。相手があることなんだからちゃんと話をしなさい」
「そうね。メイドと執事を王宮勤めから身分もなにもない女の元へくるメリットデメリットについてはきちんと話をしなければならないわね。」
「…そうではない」
じゃあなんだ?
「とにかく殿下と一度話をしなさい。話してみて駄目なようであれば王宮から出られるようにこちらからも働きかける」
「まぁ、そんなことをなさらないでも今すぐ働きかけてくださいな。半年以上御会いしていない方と会って今更何を話せと?」
「それはお前のせいだろうが」
「いいえ、私を騙した全ての人が悪いんですのよ。というわけでお父様頼みますわね。理由は体調不良で。私これから引き抜きたいメイドと執事と話をしなければなりませんから。あとは物件も探さなければならませんし、用がこれだけならお帰りいただけます?」
ほぼ無理矢理父とその護衛達を追い出した。冷めた紅茶を飲む。今日は冷めたものばかり飲んでいるわ。
「ウィロウ様!大変ですわ!」
「あら?今度はなぁに?」
昼の父の突然の訪問も大変だったが今回はメイド達の人数がちがうからよほどのことなのだろう。陛下が倒れた?それとも殿下?それとも他の側室達に何かがあったのかしら?
スキンケアは終わっているので髪をブラッシングしながら聞く。
「殿下が!殿下が参られ、あっ…」
「なによ、…え?」
目の前に現れたのは恐らく殿下であろう御方。なんとなくしか覚えていないので、恐らくとしか思えない。でも誰?と聞いてしまえば不敬で私の首は飛ぶ。
「ウィロウ」
「は、はいっ」
名前知ってるのか、びっくり。じゃない。え?なんでいきなり来るの?おかしくないかしら?
「話がある」
「えっと…体調がおもわしくありませんので」
「体調不良などはすべて嘘だと知っている。それを含め話をしにきた」
終わった。まだ引き抜きも不動産契約も終わっていないのに追い出されることが確定した。路頭に迷うの?あぁどうしましょう。
それより部屋が広いだけで仕切られていないのな不便だと今初めて感じた。普段であれば楽で仕方がないのに、寝台まで殿下に見られるのは少し恥ずかしい気もする。
「座れ」
いや、ここ私の部屋なんですけど。でも部屋を与えてくれているのはこの殿下の側室だからであるからこの人の言うことを聞くしかない。ソファの対面に座る。
寝る前はカフェインは控えているから正直もう眠いのになんなんだ?向こうが口を開くまではこちらから発言することもできない。ほんと話すつもりがないなら早く帰ってくれないかな?
「ここを出ていくとは?誰が許可を出した?」
「許可もなにもこちらから辞するので」
「だからそんな話は聞いていないし許可を出すつもりもない」
なんでいちいち上からなんだろう?偉いから?そりゃ殿下なら偉いんだろうけど。はじめて会話するのにこんな喧嘩腰なの?おかしくない?
「たかが側室の一人ですし子を宿している可能性も全くありませんし寵愛をうけているわけでもありませんから、こちらから辞すると申せばすぐに通りますわ。とりあえず新居の契約が済むまではお世話になるつもりでしたが、すぐにでも出ていけと仰るなら一度実家で帰りますので安心してください」
言ってやった!これで不敬だなんだと騒ぎ立ててくれればすぐにでもこの後宮から追い出されるはず。現金あったかしら?数日宿屋で過ごせるくらいあればいいのだけれど。業者に頼めば城の中の物でも私物はちゃんととってきてくれるかしら?そんなことばかり考えていたら殿下が口を開いた。
「待て、最初から全てがずれている気がする」
なにがだ?
「君の父は伝えていないのか?」
だからなにをだ?父に言われたのは殿下の元へ嫁げだけ。それを伝えれば眉間に指を当てて唸っていた。頭痛薬あげるから帰ってくださらないかしら
「……なんだ」
「はぁ?」
もう面倒くさくて素が出てしまう。殿下に対して喧嘩腰のはぁ?は完全に不敬。側室という立場であっても殿下に胃を唱えるなどあってはならない。
「好きなんだ!お前が!!!!!」
キレながら言われて、はぁ?逆ギレかよって思うと同時に、好き?好き?好きってなに?え?
もはやパニックた。二人してパニックなのに気を使って席を外されているから誰もいない。こんなときに!いつもいてくれるのに
「何を、仰っているのですか?」
確認をしても返ってくるのは同じ答え?好き?好きとは?もはや何もわからない、好き?殿下が?私を?どうして?いつから?なんで?
「とにかく私の気持ちは伝えた!それでも出ていくというなら地の果てまででもお前を追う、覚悟しておけ」
「いえ、あの、その…」
「夜分にすまなかった、また、な」
またがあるのか…
本当にいきなり来て大声で好きだと言われ、いきなり出ていった殿下にどうしたらいいのかわからなくなる。
メイド達は戻ってきて口々にやれどうするだの言い合っているが私は本当に放心状態というやつだ、どこにも力がはいらずソファに身を預けることしかできない。
「ウィロウ様、明日考えましょう。今日はもう横になられて、また明日」
城を出ても一緒にいてほしいと思った彼女達の声も入ってこない。私はどうしたらいいのか?本当にわからない。
気付けば朝で寝たのか寝てないのかもわからない。
「ウィロウ様、昨夜は…お眠りにはなられなかったですね。お化粧でクマを隠しますわ。殿下からお昼のお誘いも来ていますし」
「なんですって…」
「ウィロウ様がお目覚めになる前に部屋へお誘いにいらしたんですよ。まだウィロウ様はおやすみだと言ってお帰ししてしまいましたが」
「いいのよ、ありがとう」
殿下は何の気の迷いなのだろう?
「大変ですっ!」
起こしにきたメイドとは別のメイドが慌てて室内へやってきた。
「どうしたの?昨日からみんな忙しいわね」
「他の側室様が、下賜されると今朝決まって、大騒ぎですわ」
「あら、大変。私も下賜される前になんとかしなければならないわね」
「ウィロウ様は」
とりあえず着替えてスカウトと物件ね、不動産屋にアポとってもらわなくちゃ
「ウィロウ様!ウィロウ様は正室になられるんですよ!」
「ねぇ不動産屋って声かけたその日に来てくれるかしら?それとも地主に直接?」
「ウィロウ様っ!」
あー忙しくなりそうね。お化粧は盛ったほうがいいわね、強そうな女に見えるようにしなくちゃ
「ウィロウ様っ!聞いてください!」
「なぁに?」
「ウィロウ様を正室にお迎えするためですよ!殿下は昨夜からずっとそのために動かれているのです!」
「なにを言っているの?私は昨日この立場を辞すると御伝えしたのよ?」
『好きなんだ!お前が!!!!!』
夢ではなかったということ?
「悪夢だわ。これは夢ね」
「夢じゃありません!ウィロウ様!ウィロウ様ぁーっ!」
もう一度ベッドに横になって目を閉じた。
信じない、こんなこと信じないわ。私のセカンドライフの夢が…
end?
応援ありがとうございます!
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かなり面白かったです!
二人のその後の続きが気になったので、機会があったら、是非続編、お願いします。