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ヒトの境界線
2章
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09/05
ステノとの生活が始まって3日目。 いつもの様に目覚ましが鳴り、いつもの様に起きようと体を起こそうとしたが、何故かいつもいつもよりだるく感じた。 それでも寝ぼけてるせいだと思いシャワーを浴びるために部屋を出たが、視界も歪み息も荒くなって来た。 あれ? これやばいかな? と、思った時には、壁に肩をぶつけて床に沈む様に倒れ込んで、そこで意識を失った。
霧がが濃い。 何故か森の中にいた。 そこは湖の中にある孤島みたいな所で、まるで絵に描いたような幻想的な場所だった。
「よぅ、やっと来たか?」
いきなり声だけが聞こえて来た。 しかし周りには、それらしい人影などは確認できない。
「誰かいるのか!?」
オレは、確認するために叫んでいた。
「そんなに大声出すなよ。」
そう声が聞こえて来て霧の中に人影が浮かんできた。 最初は、暗い影としか認識出来なかったが、近づいてくるに連れて顔が見えて来た。
「オレがいる! これは夢か何かか…?」
思いのほか冷静に、そう思っていた。
「いや、半分しか合ってない」
もう1人のオレは、目をつぶりながら囁いた。
「夢と現実の狭間、そして君の中だ!」
彼は、オレの肩を叩き耳元でつぶやく様にして答えていた。
「狭間の世界で、オレの中か?」
確かに過去にこんな感じの風景を観たことがあるような気がした。
「そうだがこんな風景はほんの一例にすぎない。 君次第では光にも闇にもなるからだ」
彼は、不思議な事を言い出した。
「ちょっと待ってくれ! 何故そんなにこの状況に詳しい? あんたはいったい何なんだ?」
オレは、今まで思っていた疑問という疑問を彼に問いた。
「そういえば自己紹介まだだったね。 オレは、そうだな…ウィンだ。 君であって君ではない存在。 ちなみになんんだけど、この姿は、人の形していた方が話しやすいと思って一時的に君の姿を借りてるだけ。」
彼…ウィンは、思い出した様に淡々と説明していた。
「じゃあ本当のウィン君の姿は?」
オレは、曖昧な答えに対して気になった疑問覚えて質問していた。
「んー? なんて説明したらいいかな、霊体、エネルギー体? まぁ、実体の無い存在かな? 特定の姿が無いから君次第では、こんな事も出来るだな」
そう言って彼は、体を光らせ彼の周りに風が舞いそして別の者に変わっていった。
「ス、ステノ!?」
彼は、一瞬で彼女ステノに変わってしまった。 それも、何故か彼女と初めて出会った時の姿で目の前に立っていたのだ。
「どうですかツバメ、彼女の姿は?」
初めて会った時の格好をしているステノの姿をしているウィンは、その素振りや声までも彼女そのものだが、明らかに企んでる様な悪い笑顔でこちらの顔色をうかがっていた。
「色々出来るのはわかったから、オレの姿でもいいからその格好どうにかしてくれないか?」
オレは、彼女の姿となったウィンから目を逸らしていた。 流石にあの時は、なんだかんだ気のする暇もなかった。
「じょうだん。 今、服装変えますね。」
そして、ウィンの周りに風がまとわり走りさる頃には、黒のパンツと白いブラウスのいつもの服装になっていた。 気まずく思った分少しほっとしていたがステノの姿のまま話を進めていた。
「これでいいですよね? では、時間の残りもわずかになって来たので本題に入りますね。 僕は、アルきっかけで、呼び出された力。 そして、汝の剣であり盾です。」
彼女の姿と口調を真似てるウィンはそう述べた。
「…それじゃピンチの時に助けてくれる正義の味方か何かかな?」
オレは、昔見ていたテレビに出てくるヒーローみたいなのを想像していた。
「言い方が悪かったかな? 僕は、後天性ではあるが、君の潜在能力。 超能力とか、魔法みたいなものかな?」
例えが曖昧であるが適切な説明をしてくれた。
「じゃあ、変身とか姿を変えたりとかはでき…」
オレは話終わる前に切る様に答えを出していた。
「無理ですね。 そんなに万能なわけではないですよ。 ただ、風を操る程度の能力です。」
この説明がオレには、反響しているように聞こえていた。 そして、よく見ると自分の手足が透けているように半透明になっているのに気がついた。 『オレは、まだ聞きたい事が…!』 声すら出なくなていた。
「ツバメ、もぅ帰る時間みたいだね。 また機会があれば、その時に答えますね?」
彼女の姿をしているウィンは悲しそうな笑顔だった。 そこで、意識がなくなった。 『ここはオレの部屋か? 確かあの時廊下で…?』 意識が戻った時には、見慣れた部屋にいた。 そして、何故かベットに寝ていた。
「ツバメ、やっと意識が戻りましたか?」
横には、ステノが椅子に座っていた。
「ステノ!?」
オレは急いで起き上がろうとしたが、クラっとしてすぐにベットに沈んでいた。 オレの体がダルく思うように動いてくれなっかった。
「ダメですよ! 無理に体動かしては、ナノバイオの効力がなくなって熱が出てるいるみたいなので?」
彼女は、慌てて止めるように椅子から立ち上がっていた。 オレは、思うように動かない身体と熱のせいか頭もボーっとしていたので素直に受け入れていた。
「あっそうだ! 何か食べる物作って来ますね?」
ステノは、そう言って人の返事を聞かずに急ぎ足で部屋を出て行った。 それから大体10分位経ったあたりだろうか、ノックと共にトレーを持って戻って来た。
「お待たせです♪ ボク特製のチーズリゾットっとコンソメスープですよ。」
何故か分からないけど彼女は、上機嫌で作って来た料理の説明をしていた。
「ステノ、わざわざありがとうな」
オレは、半身を起こして受け取るために手を伸ばしていたが一向に料理が渡される事はなかった。 むしろ避けるように離れるように感じた。
「ボクが食べさせてあげますよ♪」
彼女顔は、満遍の笑顔でむしろこの状況を楽しんでいる様な企んでる様なそんな気もした。
「まてまて、それはちょっとなぁ…」
熱のせいか上手く頭が回ってないらしい混乱しすぎて考える事を、やめたくなっていた。
「病人は、有無を言わずに従ってください!」
元から拒否権という物は、選択肢に入ってないらしいオレは、目線を逸らして明後日の方を自然に向いていた。
「てなわけで、ツバメ、口開けてください♪」
彼女は、なっんだか楽しそうに笑顔でこっちを、見ていた。
「ステノさんなんだか、面白がって…ムグゥ!」
彼女は、オレがしゃべる中それを無視してスプーンに取ったチーズリゾットを、少し冷ましたあと押し込むように口に運んできた。 口を、モグモグと動かしてる中彼女は、不安そうにしていた。
「お、美味しい!」
オレは、正直な気持ちを言葉にしていた。 彼女は何故か笑顔になった後俯いたまま無言でスプーンを進めいて気がついた時には、リゾットもスープも完食していた。
「あのこれ解熱剤です。 ボクは、食器洗って来ますね。」
ステノは、そう言ってカプセルと水の入ったコップを置いてすぐに部屋を出ていった。 まるで、逃げ出すように…。 いつもと違う素振りの彼女を不思議に思いながら、受け取ったカプセル剤を口に入れコップの水で流し込んだ。 しばらくすると眠気が出てきて、多分薬に睡眠作用があるのだろう思いながら意識がもうろうとしていた。 ふとドアの開く音とスリッパの摺足音がしてこちらに近づく気配がした。 多分ステノが様子を、観に来たのだろうか? 頬に何かが触れる感触がしたがもう眼を開く余裕はなくそこで眠りについていた。
それから何時間経っていたのかわからないが、もう窓の外も部屋の中も薄暗くなっていた。 オレは、体を起こして熱を測ってみた。 もう熱は、平均体温まで下がっていて、なんとなくだが体も問題なく軽く感じていた。
オレは、汗でグッショリしていたから軽くシャワーで洗い流して着替えキッチンに足を運んだ。
キッチンは、少し調味料の小瓶が散らかっていた。
「流石に勝手の分からないとこんなものか…、当の本人何処だ?」
そう思いリビングの方に、目線をやると彼女は、ソファで寝ていた。 オレは、ステノが寝ているところまで近づきふと寝顔を覗いていた。
彼女の顔は少し幼さが残っていてとても可愛らしい。 『そういえば年っていくつくらいなのかな? 見た目大体高校生くらい?』 疑問に思ったが別に気になっただけであまり気には留めなかった。
それからオレは、自分の部屋に戻りタオルケットを持ってきて寝ている彼女を起こさない様にかけた後キッチンに戻り夕食の準備をした。 病み上がりなんであまり凝った物を作る気力がないため、とりあえず視界に入ったパスタ麺を茹でることにした。
鍋で沸騰したお湯に塩入れて、茹でてその間にフライパンに、茹で汁と適当なスープの素と豆乳を入れ刻んだベーコンと玉ネギを泳がせたそして、茹で上がったパスタをフライパンに入れて一煮立ちして深めの皿の上に盛りつけた。
そして、リビングのテーブルに夕食を運び、気持ちよさそうに寝ていたステノの肩に触れて揺らした。
「ステノ、夕食出来たから起きろ!」
オレは、前みたいな事を想定していたが、特に何もなく彼女は、普通に寝起きの反応していた。
「ん~、ボクいつの間に寝てたんですかね? よかった。 ツバメ回復したんですね。」
彼女は目を擦りながらゆっくりと起き上がった。 彼女の反応は、とても遅くのんびりとした様な声で、話しかけてきていた。
「まぁ、本調子ではないけどある程度はね。 それより、夕食するよ」
そして、夕食を済ませオレは、少し彼女と話しをした。 話というのは、彼女が追っている組織のことだ。
…結果。 今現時点ででは、その組織は、非合法ドラック扱うマフィアと協力しているという事だ。
つまりは、オレもバイトしながら専門資格の勉強などしてる暇などなく久々に、仕事に復帰しなきゃいけない…暗い日の当たらない世界へ…
ステノとの生活が始まって3日目。 いつもの様に目覚ましが鳴り、いつもの様に起きようと体を起こそうとしたが、何故かいつもいつもよりだるく感じた。 それでも寝ぼけてるせいだと思いシャワーを浴びるために部屋を出たが、視界も歪み息も荒くなって来た。 あれ? これやばいかな? と、思った時には、壁に肩をぶつけて床に沈む様に倒れ込んで、そこで意識を失った。
霧がが濃い。 何故か森の中にいた。 そこは湖の中にある孤島みたいな所で、まるで絵に描いたような幻想的な場所だった。
「よぅ、やっと来たか?」
いきなり声だけが聞こえて来た。 しかし周りには、それらしい人影などは確認できない。
「誰かいるのか!?」
オレは、確認するために叫んでいた。
「そんなに大声出すなよ。」
そう声が聞こえて来て霧の中に人影が浮かんできた。 最初は、暗い影としか認識出来なかったが、近づいてくるに連れて顔が見えて来た。
「オレがいる! これは夢か何かか…?」
思いのほか冷静に、そう思っていた。
「いや、半分しか合ってない」
もう1人のオレは、目をつぶりながら囁いた。
「夢と現実の狭間、そして君の中だ!」
彼は、オレの肩を叩き耳元でつぶやく様にして答えていた。
「狭間の世界で、オレの中か?」
確かに過去にこんな感じの風景を観たことがあるような気がした。
「そうだがこんな風景はほんの一例にすぎない。 君次第では光にも闇にもなるからだ」
彼は、不思議な事を言い出した。
「ちょっと待ってくれ! 何故そんなにこの状況に詳しい? あんたはいったい何なんだ?」
オレは、今まで思っていた疑問という疑問を彼に問いた。
「そういえば自己紹介まだだったね。 オレは、そうだな…ウィンだ。 君であって君ではない存在。 ちなみになんんだけど、この姿は、人の形していた方が話しやすいと思って一時的に君の姿を借りてるだけ。」
彼…ウィンは、思い出した様に淡々と説明していた。
「じゃあ本当のウィン君の姿は?」
オレは、曖昧な答えに対して気になった疑問覚えて質問していた。
「んー? なんて説明したらいいかな、霊体、エネルギー体? まぁ、実体の無い存在かな? 特定の姿が無いから君次第では、こんな事も出来るだな」
そう言って彼は、体を光らせ彼の周りに風が舞いそして別の者に変わっていった。
「ス、ステノ!?」
彼は、一瞬で彼女ステノに変わってしまった。 それも、何故か彼女と初めて出会った時の姿で目の前に立っていたのだ。
「どうですかツバメ、彼女の姿は?」
初めて会った時の格好をしているステノの姿をしているウィンは、その素振りや声までも彼女そのものだが、明らかに企んでる様な悪い笑顔でこちらの顔色をうかがっていた。
「色々出来るのはわかったから、オレの姿でもいいからその格好どうにかしてくれないか?」
オレは、彼女の姿となったウィンから目を逸らしていた。 流石にあの時は、なんだかんだ気のする暇もなかった。
「じょうだん。 今、服装変えますね。」
そして、ウィンの周りに風がまとわり走りさる頃には、黒のパンツと白いブラウスのいつもの服装になっていた。 気まずく思った分少しほっとしていたがステノの姿のまま話を進めていた。
「これでいいですよね? では、時間の残りもわずかになって来たので本題に入りますね。 僕は、アルきっかけで、呼び出された力。 そして、汝の剣であり盾です。」
彼女の姿と口調を真似てるウィンはそう述べた。
「…それじゃピンチの時に助けてくれる正義の味方か何かかな?」
オレは、昔見ていたテレビに出てくるヒーローみたいなのを想像していた。
「言い方が悪かったかな? 僕は、後天性ではあるが、君の潜在能力。 超能力とか、魔法みたいなものかな?」
例えが曖昧であるが適切な説明をしてくれた。
「じゃあ、変身とか姿を変えたりとかはでき…」
オレは話終わる前に切る様に答えを出していた。
「無理ですね。 そんなに万能なわけではないですよ。 ただ、風を操る程度の能力です。」
この説明がオレには、反響しているように聞こえていた。 そして、よく見ると自分の手足が透けているように半透明になっているのに気がついた。 『オレは、まだ聞きたい事が…!』 声すら出なくなていた。
「ツバメ、もぅ帰る時間みたいだね。 また機会があれば、その時に答えますね?」
彼女の姿をしているウィンは悲しそうな笑顔だった。 そこで、意識がなくなった。 『ここはオレの部屋か? 確かあの時廊下で…?』 意識が戻った時には、見慣れた部屋にいた。 そして、何故かベットに寝ていた。
「ツバメ、やっと意識が戻りましたか?」
横には、ステノが椅子に座っていた。
「ステノ!?」
オレは急いで起き上がろうとしたが、クラっとしてすぐにベットに沈んでいた。 オレの体がダルく思うように動いてくれなっかった。
「ダメですよ! 無理に体動かしては、ナノバイオの効力がなくなって熱が出てるいるみたいなので?」
彼女は、慌てて止めるように椅子から立ち上がっていた。 オレは、思うように動かない身体と熱のせいか頭もボーっとしていたので素直に受け入れていた。
「あっそうだ! 何か食べる物作って来ますね?」
ステノは、そう言って人の返事を聞かずに急ぎ足で部屋を出て行った。 それから大体10分位経ったあたりだろうか、ノックと共にトレーを持って戻って来た。
「お待たせです♪ ボク特製のチーズリゾットっとコンソメスープですよ。」
何故か分からないけど彼女は、上機嫌で作って来た料理の説明をしていた。
「ステノ、わざわざありがとうな」
オレは、半身を起こして受け取るために手を伸ばしていたが一向に料理が渡される事はなかった。 むしろ避けるように離れるように感じた。
「ボクが食べさせてあげますよ♪」
彼女顔は、満遍の笑顔でむしろこの状況を楽しんでいる様な企んでる様なそんな気もした。
「まてまて、それはちょっとなぁ…」
熱のせいか上手く頭が回ってないらしい混乱しすぎて考える事を、やめたくなっていた。
「病人は、有無を言わずに従ってください!」
元から拒否権という物は、選択肢に入ってないらしいオレは、目線を逸らして明後日の方を自然に向いていた。
「てなわけで、ツバメ、口開けてください♪」
彼女は、なっんだか楽しそうに笑顔でこっちを、見ていた。
「ステノさんなんだか、面白がって…ムグゥ!」
彼女は、オレがしゃべる中それを無視してスプーンに取ったチーズリゾットを、少し冷ましたあと押し込むように口に運んできた。 口を、モグモグと動かしてる中彼女は、不安そうにしていた。
「お、美味しい!」
オレは、正直な気持ちを言葉にしていた。 彼女は何故か笑顔になった後俯いたまま無言でスプーンを進めいて気がついた時には、リゾットもスープも完食していた。
「あのこれ解熱剤です。 ボクは、食器洗って来ますね。」
ステノは、そう言ってカプセルと水の入ったコップを置いてすぐに部屋を出ていった。 まるで、逃げ出すように…。 いつもと違う素振りの彼女を不思議に思いながら、受け取ったカプセル剤を口に入れコップの水で流し込んだ。 しばらくすると眠気が出てきて、多分薬に睡眠作用があるのだろう思いながら意識がもうろうとしていた。 ふとドアの開く音とスリッパの摺足音がしてこちらに近づく気配がした。 多分ステノが様子を、観に来たのだろうか? 頬に何かが触れる感触がしたがもう眼を開く余裕はなくそこで眠りについていた。
それから何時間経っていたのかわからないが、もう窓の外も部屋の中も薄暗くなっていた。 オレは、体を起こして熱を測ってみた。 もう熱は、平均体温まで下がっていて、なんとなくだが体も問題なく軽く感じていた。
オレは、汗でグッショリしていたから軽くシャワーで洗い流して着替えキッチンに足を運んだ。
キッチンは、少し調味料の小瓶が散らかっていた。
「流石に勝手の分からないとこんなものか…、当の本人何処だ?」
そう思いリビングの方に、目線をやると彼女は、ソファで寝ていた。 オレは、ステノが寝ているところまで近づきふと寝顔を覗いていた。
彼女の顔は少し幼さが残っていてとても可愛らしい。 『そういえば年っていくつくらいなのかな? 見た目大体高校生くらい?』 疑問に思ったが別に気になっただけであまり気には留めなかった。
それからオレは、自分の部屋に戻りタオルケットを持ってきて寝ている彼女を起こさない様にかけた後キッチンに戻り夕食の準備をした。 病み上がりなんであまり凝った物を作る気力がないため、とりあえず視界に入ったパスタ麺を茹でることにした。
鍋で沸騰したお湯に塩入れて、茹でてその間にフライパンに、茹で汁と適当なスープの素と豆乳を入れ刻んだベーコンと玉ネギを泳がせたそして、茹で上がったパスタをフライパンに入れて一煮立ちして深めの皿の上に盛りつけた。
そして、リビングのテーブルに夕食を運び、気持ちよさそうに寝ていたステノの肩に触れて揺らした。
「ステノ、夕食出来たから起きろ!」
オレは、前みたいな事を想定していたが、特に何もなく彼女は、普通に寝起きの反応していた。
「ん~、ボクいつの間に寝てたんですかね? よかった。 ツバメ回復したんですね。」
彼女は目を擦りながらゆっくりと起き上がった。 彼女の反応は、とても遅くのんびりとした様な声で、話しかけてきていた。
「まぁ、本調子ではないけどある程度はね。 それより、夕食するよ」
そして、夕食を済ませオレは、少し彼女と話しをした。 話というのは、彼女が追っている組織のことだ。
…結果。 今現時点ででは、その組織は、非合法ドラック扱うマフィアと協力しているという事だ。
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