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第53話 なつき度が上がれば嫉妬深さも上がっていく
しおりを挟む更に数日経った。
冬休みのある日、異世ペン最終話の投稿が終わった。
異世界転生モノでやりたいことはやりきった感じはある。
最初はどうなることかと思った作品だったけど、PV数は思ったより落ちず固定読者が付いてくれたようだった。
最終話のPV数はどうなるかわからないけど、一応PV数4桁キープできた。
まだちょっと先だけど2つの新作では6桁見て見たい。
グループチャットの方で通知が鳴る。
雨宮花恋「異世ペンの完結おめでとうございます」
弓「ありがとう!」
水河雫「最終話の挿絵も楽しみにしていてね!」
カエデ「ええ。楽しみにしているわ。雪野君もお疲れ様」
雨宮花恋「あの 新作 上げますよね?」
弓「うん。そのつもり」
雨宮花恋「良かったです~!」
弓「でもさすがに受験の後かな」
水河雫「えっ!? そうなの!?」
カエデ「どうして雫ちゃんが知らないのよ」
弓「いや 小説書いている場合じゃないでしょ 僕ら受験生だよ」
カエデ「入試なんて面接と適性検査だけじゃない」
水河雫「そうだよ! 書こうよ! 早く2作あげようよー」
雨宮花恋「2作? もしかして新作は二つ上げるつもりなのですか?」
弓「うん 諸事情ありまして 2作同時進行であげていくよ」
雨宮花恋「楽しみです! 私も頑張らないとなぁ」
弓「雨宮さんは新作執筆順調?」
雨宮花恋「うぅ 苦戦中です 発表できるのはまだまだ先になりそうです」
弓「そっか でも焦らず頑張って 応援しているよ」
雨宮花恋「雪野さん 待っていてくれますか?」
弓「うん? もちろん待っているけど」
雨宮花恋「えへへ それなら頑張れそうです」
カエデ「どう思う? 雫ちゃん」
水河雫「なんかラブい空気ながれてた」
弓「普通に励ましていただけなのに!?」
雨宮花恋「えへ~ 羨ましいですか?」
弓「雨宮さん!?」
水河雫「うらやましい」
弓「雫!?」
雨宮花恋「渡しませんよ~ 水河さん」
水河雫「奪ってやるぜー 雨宮さん」
弓「なんか僕の取り合い始まってる?」
カエデ「じゃれあっているように見えるけど二人とも内心バチバチよ」
水河雫「そんなことないよ!?」
雨宮花恋「そんなことありませんよ!」
カエデ「ラブコメはおいといて 雪野くん後で通話良いかしら? 二人きりで。13時頃掛けていい?」
水河雫「通話!?」
雨宮花恋「二人きり!?」
弓「僕は大丈夫だよ。珍しい というか初めてだよね瑠璃川さんと通話なんて」
カエデ「うふふ 楽しみにしているわ じゃ またね」
雨宮花恋「ほほほほぉ 二人きりで通話ですか いいですね いいですね いいですね」
水河雫「ふーーーーーーーーん 私以外の人と通話するんだ ふーーーーーーーーん ふーーーーーーん」
弓「なんか責められそうな雰囲気を察したから僕もこの辺で失礼するね それじゃあよいお年を」
雨宮花恋「逃げた!」
水河雫「逃げたーーーーー!」
光栄なことに最近この二人にはよくなつかれている。
少々なつかれすぎてしまっている面もあり、自分以外の人と僕が絡んでいるとさっきみたいに不満げに弄られることが最近多い。
不満をぶつけられる前にチャットを閉じて逃げた。
瑠璃川さんとの約束は13時だったっけ。
それまで新作のプロットを――じゃなかった! 参考書で学習でもしておこう。
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