【完結】社畜が異世界転移しましたが、第2王子の妃になったので、この度のんびり暮らしたいと思います。

56．番になっちゃいました＊（※トーニャ目線）

本能のままに抽送を行えば、真白からは喜悦の声が響き渡る。
合間には淫猥に揺れる腰から肌と肌がぶつかる乾いた音、精液と愛液が掻き回される水音が重なる。

「あ、はんっ!お、おれを、とーにぁの♡つ、つぁいに!やぁっ!してぇ♡」

真白は喘ぎながらも髪を除けて、淫らにうなじを見せつけてくる。

「あ、あぁっ!うなじっ♡あっ!か、かぅでっ♡かぅでっ♡あぁん!は、はゃくぅ!」
「あぁ、噛むよ。今からお前を俺の番にする」
「あん!とーにぁのっ、ぜんぶぅ♡ぜ、ぜんぶっ、ちょーだい♡お、おれだけのっ!はぁっ!と、とーにぁにぃ♡な、なってぇっ♡」

…こいつは本当に大馬鹿者だ。
お前以外のものになるわけないだろ。
俺はずっとお前しか見てないのに。

「だったらお前の全部も俺にくれ」
「あげうぅ♡あげうからぁっ♡」
「俺の全ては真白に捧げてやる」
「あぁっ!すきぃ♡すきぃ♡とーにぁっ♡」

そう言って、俺は真白のうなじに噛みついた。
その衝撃は快感の大波として押し寄せたようで、真白は痙攣しながら絶頂を迎える。
反動で後孔の締め付けは増して、俺も真白の中に精を放った。
腹に注がれた真白は満足気に俺へ微笑みを向ける。
その顔はオメガの色気に溢れていて、ひどく艶めかしい。

俺だけの真白オメガを一生手離すまい。
でも、ごめんな。
あの秘密だけは言えないんだ。
知られたら、きっとお前は離れて行ってしまうだろうから。