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33.閨の戯れ*

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本当は閨での戯れにちょっと揶揄われただけなのだけれども。

いつものソニアならば、だから何だ、と相手にもしなかっただろう。
だが、強気な彼はもうそこにはおらず、ただただ目の前のアルファを欲しがるだけのオメガしかいなかった。

「ご、ごめん、なさい、ゆるし、て?」
「…ソニアに俺は必要ってこと?」
「うん、ヴォルフが、いい」

ソニアは請うように後孔の入り口をくぱぁとヴォルフのためだけに拡げた。

「はいって、きて、おねがい」

ヴォルフは屹立をソニアの後孔に宛てがうと、そのままずぷりと押し込んだ。
ヒートは来ていないものの、オメガの本能はソニアの中を既にじゅわりと濡らしており、ヴォルフを飲み込もうと必死だ。

「あぁっ、うぅっ、あっ」

それでもソニアの負担が決して軽い訳ではない。
初めてこじ開けられた圧迫感に思わず苦しげな声が漏れる。
全てが中に収まった頃にはソニアの額に玉のような汗が滲んでいた。

ヴォルフは肌が馴染むタイミングを見計らって、ゆるゆると腰を動かした。
それはソニアを慮ってのことだったが、当の本人からすると甘やかな責めでしかない。
スローテンポにじっくりと前立腺を押し潰されると、微電流のような快感が全身を駆け巡る。

「あっ、あっ、ふぅっ、はぁっ」

ソニアの性器からは先走りが蜜のように溢れ出ている。
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