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後天的呪いには犯人がいる。
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私は言いたいことを押し殺して、家に入る。
中は小綺麗な部屋だった。
木目調のフローリングに、白い壁紙。
大きな窓があり、その外には星空と月が浮かんでいた。
「おじゃましまーす……」
誰もいないと分かっていてもそう言わずにはいられない。
私はそのままベッドに倒れ込み、目を瞑る。すると睡魔がすぐにやってきた。今日は色々あったからなぁ。
そんなことを考えているといつの間にか意識は飛んでいた。
目が覚めると、暖かい陽気が窓から差していた。
「知らない天井だ......」
いや当たり前か。ぬくぬくとしたベッドから体を起こす。
立ち上がる前からわかるこの感覚。全身が筋肉痛で大変なことになっていた。
今日は村の医者を訪ねて私の能力を診断して貰う予定だ。丁度いい、ついでに湿布も貰っておこう。
部屋のクローゼットには洋服が入っていて、私はそれに着替える。
そろそろお風呂に入りたいのだが、何処か水浴びできるところでもあるだろうか......。
そんなことを考えていると、部屋のドアがノックされる。
「リツ~、朝ごはんできたよ」
ドアの外からカスレアの声だ。もうそんな時間か……。
私は急いでドアを開けた。彼女は私を見ると少し驚いたような顔をする。そしてすぐに笑顔になった。
「おはよう!リツ!なんか臭いね!」
「ぐっ......そりゃ3日もお風呂入ってなきゃそうでしょうね......」
デリカシーの欠片も感じられない。
「ご飯食べたら、水浴びしに行きましょ?ここから近いの」
体が痛くて歩くのにも一苦労なので、一昨日カスレアからもらった木の棒を杖にしながら歩く。そう言いながら案内されたのは食堂のような場所だった。
昨日見た村の人達もチラホラと見えた。
「おはよう、リツちゃん。昨日はよく眠れたかい?」
サモエドさんがそう聞いてくる。私はそれに肯定の返事を返した。
彼は厨房に戻っていき、そしてすぐにおぼんを二つ持って戻ってきた。その一つを私に渡してくれる。
中を見ると、パンとスープが盛られていた。美味しそうだ……。
質素な内容ではあるが、それらは確実に私を満足させてくれた。
「美味しかったです、ごちそうさまでした」
私はサモエドさんにそう告げる。彼は嬉しそうに微笑んだ。
「それは良かったよ。またいつでも食べに来てね」
そう言って私の頭を撫でる。なんだか子供扱いされているようで少しムッとしたが、悪い気はしなかった。
食事を終えた後、カスレアに案内されるままに小さな湖の畔まで行った。
目の前には澄んだ水面が広がっている。
「ここよ」
ただ、カスレアは笑顔で腕を組むだけで、そこを微動だにしなかった。
「えと、カスレアは浴びないの?」
「私は見てるだけでいいわ」
「私の水浴びを......?」
見られて減るものではないが......。
「ほら、早く脱いで」
カスレアは急かすように私の肩をポンと叩く。仕方なく私は着ていたワンピースを脱いだ。
久しぶりに体を綺麗にするというのは気持ちがいい。まぁ、見物人が居なければの話だが。カスレアは白いワンピースの袖をまくり、私の隣にしゃがみ込んだ。そして興味津々に私の体を見つめる。
彼女は私のお腹をつんつんと突いてきた。私はくすぐったくて身をよじらせる。そんな様子を見てカスレアは笑っていた。
一通り水浴びを終えると、私は服を着直す。
「あの、村のお医者さんのところに行きたいんだけれども」
私はカスレアに言った。
「どうして?」
「その、村のお医者さんのところに行ったら能力を診断してくれるんでしょ?」
カスレアはなるほどというような顔をした後、無言で歩き出した。
「え、ちょっと待ってよ」
私は慌てて後を追う。彼女は振り返ることもせず黙々と歩き続けた。
その足取りに迷いはないように見えるが、果たして本当に医者のところまで向かっているのだろうか? そんなことを考えているうちに目的地に着いたようだ。そこは小さな小屋で、看板には診察所と書かれている。カスレアはノックもせずに扉を開けた。
中は薄暗くてよく見えないが、人の気配はあるようだ。
カスレアは外で待ってるから、と言うので、私は一人でその扉を叩いた。
「おじゃまします……」
私は恐る恐る中に入ると、そこには白衣を着た男性が立っていた。歳は30代後半といったところだろうか。
「おや、見ない顔だね」
男性は私に気付くと柔和な笑みを浮かべる。そして診察室へと案内してくれた。
彼は椅子に腰掛けるように促し、私はそれに従って座った。すると彼も私の目の前に座る。
「それで、今日はどんな用かな?」
「えっと、私……自分の能力を知りたいんです!」
私がそう言うと彼は少し驚いたような顔をした後、顎に手を当てて考え込んだ。しばらく沈黙が続いた後、彼は口を開く。
「君、この世界の人間じゃないね」
「えっ!?」
私は思わず驚きの声を上げる。
なんでこの人、私が異世界人だってわかったんだろう……
そんな私の思考を読み取ったかのように彼は言葉を続けた。
「たまに来るんだよな~、転生者ってやつ。能力を診断して下さい~って。面倒くせぇ......」
え、面倒くさいって言った。お医者さんなのに。
「私の他にもいるんですか!?」
「いっぱいいるよ。大半は王国の方に住んでるけどね。大体が厄介な能力を持ってるから、国の監視下じゃないと生きていけないのさ」
「えっ......じゃあ私も......」
彼は無言で私の頭の上に掌をおいた。まだ少し濡れているだろうに。
暫くそうしてから彼は口を開いた。
「いや、君は大丈夫だろうね」
私は安堵の溜息をつく。良かった……国に追われる身になるのは勘弁願いたい。
ん、いやそれだと私の能力がしょぼいみたいじゃないか?
複雑な気持ちで彼を見ると半笑いだった。バカにしてるのか?
彼はゆっくり口を開いた。
「君、呪われてるね。呪いのせいで能力が使えなくなってる。何したんだよ君は」
真面目そうに言うが彼の方は震えていた。笑うところじゃないぞ。
「君に呪いをかけているものがあるはずだ。何かは分からないけど、魔力のイメージ的にこう、杖ぐらいのサイズの木の枝っていうか......」
うーん身に覚えが......。杖ぐらいのサイズで手に嫌に馴染む木刀みたいな木の枝ならカスレアからもらったんだけど......。
「あっ、おい!!」
私は一目散に診療所から飛び出した。
外に出るとカスレアが待っていた。目を輝かせてこちらを見ている。
「どうだった!?」
私は首を横に振る。そして、壁に立てかけておいた木の棒を彼女に見せた。彼女はそれを手に取ると不思議そうに眺める。
「何これ?」
それはこっちのセリフだよ!
「どう責任取るってんだカス」
「あ、やっと渾名で読んでくれるのね?」
カスレアは嬉しそうに笑った。
「おいおい、急にどっかに行くなよ......てか、カスレアじゃないか。もしかしてお前が原因か?」
医者は額に手を当て空を仰いだ。この様子じゃ一度や二度ではないのだろう。
「......まぁ、どんな呪いがかかってるのか調べないといけないから、その木の棒は預かるよ」
医者はそう言って私から木の棒を預かる。カスレアは頬を膨らませながら不満そうな声を上げた。
「えー、せっかくリツにあげたのに」
「君、名前は?」
医者はカスレアの言葉を無視して私に聞いてくる。
「律です。前川、律」
「前川さんね。じゃあまた明日来てよ」
私は少し考えてから答えた。
「はい」
医者はそのまま診察室に戻っていった。カスレアは不満そうな顔をする。
「ねぇリツ~、お医者さんになんて言われたの?能力診断してもらえた?」
私は首を横に振る。そして彼女に説明した。
すると彼女は目を輝かせて私の手を握る。その勢いに気圧されながらも私は彼女の言葉を待った。
「なんか、呪われてるってカッコいいね!!」
ムンムンと滾る興奮が両の手から伝わってくる。
私は、いつまでこの子といっしょに居なければならないのだろうか。
中は小綺麗な部屋だった。
木目調のフローリングに、白い壁紙。
大きな窓があり、その外には星空と月が浮かんでいた。
「おじゃましまーす……」
誰もいないと分かっていてもそう言わずにはいられない。
私はそのままベッドに倒れ込み、目を瞑る。すると睡魔がすぐにやってきた。今日は色々あったからなぁ。
そんなことを考えているといつの間にか意識は飛んでいた。
目が覚めると、暖かい陽気が窓から差していた。
「知らない天井だ......」
いや当たり前か。ぬくぬくとしたベッドから体を起こす。
立ち上がる前からわかるこの感覚。全身が筋肉痛で大変なことになっていた。
今日は村の医者を訪ねて私の能力を診断して貰う予定だ。丁度いい、ついでに湿布も貰っておこう。
部屋のクローゼットには洋服が入っていて、私はそれに着替える。
そろそろお風呂に入りたいのだが、何処か水浴びできるところでもあるだろうか......。
そんなことを考えていると、部屋のドアがノックされる。
「リツ~、朝ごはんできたよ」
ドアの外からカスレアの声だ。もうそんな時間か……。
私は急いでドアを開けた。彼女は私を見ると少し驚いたような顔をする。そしてすぐに笑顔になった。
「おはよう!リツ!なんか臭いね!」
「ぐっ......そりゃ3日もお風呂入ってなきゃそうでしょうね......」
デリカシーの欠片も感じられない。
「ご飯食べたら、水浴びしに行きましょ?ここから近いの」
体が痛くて歩くのにも一苦労なので、一昨日カスレアからもらった木の棒を杖にしながら歩く。そう言いながら案内されたのは食堂のような場所だった。
昨日見た村の人達もチラホラと見えた。
「おはよう、リツちゃん。昨日はよく眠れたかい?」
サモエドさんがそう聞いてくる。私はそれに肯定の返事を返した。
彼は厨房に戻っていき、そしてすぐにおぼんを二つ持って戻ってきた。その一つを私に渡してくれる。
中を見ると、パンとスープが盛られていた。美味しそうだ……。
質素な内容ではあるが、それらは確実に私を満足させてくれた。
「美味しかったです、ごちそうさまでした」
私はサモエドさんにそう告げる。彼は嬉しそうに微笑んだ。
「それは良かったよ。またいつでも食べに来てね」
そう言って私の頭を撫でる。なんだか子供扱いされているようで少しムッとしたが、悪い気はしなかった。
食事を終えた後、カスレアに案内されるままに小さな湖の畔まで行った。
目の前には澄んだ水面が広がっている。
「ここよ」
ただ、カスレアは笑顔で腕を組むだけで、そこを微動だにしなかった。
「えと、カスレアは浴びないの?」
「私は見てるだけでいいわ」
「私の水浴びを......?」
見られて減るものではないが......。
「ほら、早く脱いで」
カスレアは急かすように私の肩をポンと叩く。仕方なく私は着ていたワンピースを脱いだ。
久しぶりに体を綺麗にするというのは気持ちがいい。まぁ、見物人が居なければの話だが。カスレアは白いワンピースの袖をまくり、私の隣にしゃがみ込んだ。そして興味津々に私の体を見つめる。
彼女は私のお腹をつんつんと突いてきた。私はくすぐったくて身をよじらせる。そんな様子を見てカスレアは笑っていた。
一通り水浴びを終えると、私は服を着直す。
「あの、村のお医者さんのところに行きたいんだけれども」
私はカスレアに言った。
「どうして?」
「その、村のお医者さんのところに行ったら能力を診断してくれるんでしょ?」
カスレアはなるほどというような顔をした後、無言で歩き出した。
「え、ちょっと待ってよ」
私は慌てて後を追う。彼女は振り返ることもせず黙々と歩き続けた。
その足取りに迷いはないように見えるが、果たして本当に医者のところまで向かっているのだろうか? そんなことを考えているうちに目的地に着いたようだ。そこは小さな小屋で、看板には診察所と書かれている。カスレアはノックもせずに扉を開けた。
中は薄暗くてよく見えないが、人の気配はあるようだ。
カスレアは外で待ってるから、と言うので、私は一人でその扉を叩いた。
「おじゃまします……」
私は恐る恐る中に入ると、そこには白衣を着た男性が立っていた。歳は30代後半といったところだろうか。
「おや、見ない顔だね」
男性は私に気付くと柔和な笑みを浮かべる。そして診察室へと案内してくれた。
彼は椅子に腰掛けるように促し、私はそれに従って座った。すると彼も私の目の前に座る。
「それで、今日はどんな用かな?」
「えっと、私……自分の能力を知りたいんです!」
私がそう言うと彼は少し驚いたような顔をした後、顎に手を当てて考え込んだ。しばらく沈黙が続いた後、彼は口を開く。
「君、この世界の人間じゃないね」
「えっ!?」
私は思わず驚きの声を上げる。
なんでこの人、私が異世界人だってわかったんだろう……
そんな私の思考を読み取ったかのように彼は言葉を続けた。
「たまに来るんだよな~、転生者ってやつ。能力を診断して下さい~って。面倒くせぇ......」
え、面倒くさいって言った。お医者さんなのに。
「私の他にもいるんですか!?」
「いっぱいいるよ。大半は王国の方に住んでるけどね。大体が厄介な能力を持ってるから、国の監視下じゃないと生きていけないのさ」
「えっ......じゃあ私も......」
彼は無言で私の頭の上に掌をおいた。まだ少し濡れているだろうに。
暫くそうしてから彼は口を開いた。
「いや、君は大丈夫だろうね」
私は安堵の溜息をつく。良かった……国に追われる身になるのは勘弁願いたい。
ん、いやそれだと私の能力がしょぼいみたいじゃないか?
複雑な気持ちで彼を見ると半笑いだった。バカにしてるのか?
彼はゆっくり口を開いた。
「君、呪われてるね。呪いのせいで能力が使えなくなってる。何したんだよ君は」
真面目そうに言うが彼の方は震えていた。笑うところじゃないぞ。
「君に呪いをかけているものがあるはずだ。何かは分からないけど、魔力のイメージ的にこう、杖ぐらいのサイズの木の枝っていうか......」
うーん身に覚えが......。杖ぐらいのサイズで手に嫌に馴染む木刀みたいな木の枝ならカスレアからもらったんだけど......。
「あっ、おい!!」
私は一目散に診療所から飛び出した。
外に出るとカスレアが待っていた。目を輝かせてこちらを見ている。
「どうだった!?」
私は首を横に振る。そして、壁に立てかけておいた木の棒を彼女に見せた。彼女はそれを手に取ると不思議そうに眺める。
「何これ?」
それはこっちのセリフだよ!
「どう責任取るってんだカス」
「あ、やっと渾名で読んでくれるのね?」
カスレアは嬉しそうに笑った。
「おいおい、急にどっかに行くなよ......てか、カスレアじゃないか。もしかしてお前が原因か?」
医者は額に手を当て空を仰いだ。この様子じゃ一度や二度ではないのだろう。
「......まぁ、どんな呪いがかかってるのか調べないといけないから、その木の棒は預かるよ」
医者はそう言って私から木の棒を預かる。カスレアは頬を膨らませながら不満そうな声を上げた。
「えー、せっかくリツにあげたのに」
「君、名前は?」
医者はカスレアの言葉を無視して私に聞いてくる。
「律です。前川、律」
「前川さんね。じゃあまた明日来てよ」
私は少し考えてから答えた。
「はい」
医者はそのまま診察室に戻っていった。カスレアは不満そうな顔をする。
「ねぇリツ~、お医者さんになんて言われたの?能力診断してもらえた?」
私は首を横に振る。そして彼女に説明した。
すると彼女は目を輝かせて私の手を握る。その勢いに気圧されながらも私は彼女の言葉を待った。
「なんか、呪われてるってカッコいいね!!」
ムンムンと滾る興奮が両の手から伝わってくる。
私は、いつまでこの子といっしょに居なければならないのだろうか。
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