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卒業
しおりを挟むグループに別れて、過ごして来た今日は終わる。
部屋を片付け、持ち物をもち、最後に私がルームシェアを出ていった。
この建物は13階まである超大型だ。
私が出ていく頃には周りに人はいなかった、外も暗かった。「早く出よう」
エレベーターで降り、スマートな男性にぶつかった。飲み物を持っていたため、男性にかけてしまった。
「すみません···」
「いや、大丈夫だよ···君の服にもかかってしまったね···。」
すると、スマートな男性は懐から財布をだし、お札を出した。
「え···」
「クリーニングに使って」
「あ···ありがとうございます」
「僕の服は汚れてしまったし、身体中ベタベタだ···ついてきて」
「え!」
エレベーターを降り、温泉ルームに入る。
私は彼のあとをついて行くしかなかった。
彼は個室に入り、突然脱ぎだした。
「な···」
「君もベタベタだろう、一緒に入ろう」
確かにこの人はかっこいいし、お金もくれる、流されてもいいと思った。
突然、女性の悲鳴声が上がった。
私は個室を飛び出し、彼女が誘拐されそうになっていたのだ。
私は分からなかったが彼女を守り、急いで、彼女を連れてエレベーターに向かう。
選択肢を選んでください。
1.1階に降りる
2.13階に行く
1.の選択肢
私はすかさず1階を押した。
早くこの建物から逃げよう。
だが、1回は拉致しようとした仲間が沢山いて、私は殺されてしまった。
2.の選択肢
13階か···学園にいた時を思い出す。
学園で13階といえば、シューティングルームだった場所だ。
私は初めて行った時、周りは上手い人ばかりで、銃の扱い方など分からず困惑していた。
stage型のシューティングルームであり、gameoverになると、stage1に戻される。
私の列の後ろにはいかにも玄人であるような格好をしたチームが並んでいた。
私は察して、そのチームに列をゆずった。
チョークのような弾を装填して、撃つみたいだ···。
チョークのような弾には色があり、
緑は1番弱いが量が多い。
青は敵を凍らせることが出来る。
白は強いが、消費が多い。
銃は複数装填可能で、1発だけ撃ってもいいし、同時に2つ撃ってもいい。
stageを進めると装填できる数が増える。
私は下手くそでかすったような攻撃しか出来なかった。
周りは玄人ばかりだったので、馬鹿にされていた。特に、私の列の後ろにいた、金髪の片目を隠してる美少年がだ。
だが、彼のplayを見て私はだんだん上手くなっていった。
ここのstageは!
私は青の弾を装填し、ゾンビが出てくるであろう、場所に銃を向けた。
案の定、ゾンビが飛び出してきて、私は銃で撃ちゾンビを氷漬けにした。
私が下手くそで素人でもstageを難無く攻略できたのには訳があった。
このシューティングゲームはとあるゲームが元になっていた。私はそのゲームをやったことがなかったが私は攻撃方法があらかた分かっていた。
なぜなら、私の趣味はゲーム実況を見ることである。
周りには恥ずかしいから言わないでいた。
私が推しているホラーゲーム実況者がこの超マイナーなゲームを昔やっていたことがあって、それを私は当時見ていた。
今ではその実況者は人気になったけど・・・。
私の行動は周りの玄人達を驚かせていた。
stageは中盤に入り、そこで2組のチームを組むことになった。
ど・・・どうしよう。
そんなの聞いてないよ・・・。
すると、後ろの金髪の男の子が話しかけてきた。
「僕と組む?」
「え···いいんですか!?」
「うん、君、素人だし他に組んでくれる人いないでしょ」
なんて、生意気なガキだと思ったが、そんなこと気にしてられない···。
「僕の名前はその園崎歩」
「私の名前は外園杏梨」
それは突然起こった。鋭い地震が起こったのだ、すごい地震で立っているのもままならなかった。震度7か?
下が崩れるんじゃないかと思うくらい、すごい地震だった。
しばらく地震が続いたが、収まった。
周りがざわめく···。
そりゃそうだ。こんなすごい地震だ···。
だが、そのざわめきが騒ぎに変わっていった。
「いやあああぁぁぁぁ」
「たっ助けてくれれれぇぇえぇぇ」
なんと、ゾンビが溢れだし、人間を喰ったのである·····。
「え···」
理解が追いつかない。
「お姉さん逃げるよ!」
私の頭は真っ白で、歩くんにつれて行かれるしかなかった。
「ここならひとまず大丈夫···」
「な···なに···あれ···」
「13階のシューティングルームはね本当のゾンビを使っているんだ」
「え···どうゆう···」
この子は何を言っているんだ。
「それがさっきの地震でどうゆうわけか溢れたらしい···」
「このままだと、東京にゾンビが溢れかえる···」
その少年はなぜが興奮したような笑顔だった···。
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