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四
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その日は、初めての委員会の集まりがあった。とは言っても、顔合わせみたいなものであり、特に話し合う事案もなかったため、すぐにお開きになった。
運動場で大声を出して練習に勤しむ生徒たちを眺め、学は望のことを考えた。
今は、望はクラブ活動中のはずである。彼は、入学して迷うことなく美術部に入った。特に空を描くことが好きらしく、中学の時も美術部に所属していたほどだ。望の描く絵が、学は好きだった。
「せっかくなら、一緒に帰りたかったけど」
一人呟いて、学は学校から駅までの道を歩き出した。
そして、しばらく歩いた時である。遠くから、人が怒鳴る声が聞こえた気がした。おそらく、一方的に、誰かが誰かを怒鳴りつける声。
方向から考えれば、大通りを横に逸れた、細い道の向こう側。
一瞬、無視して帰ることも考えたが、学はやはり進路変更をして、人気のない方の道へ入った。
歩いていくと、しだいに声が聞き取りやすくなってくる。どうやら、ぶつかったとか、ぶつかっていないとか、そんな類の話らしい。声色はまだ若く、少年のようだった。
やはり来なければ良かったと内心後悔しながら、学は到着した。
道端の、ちょうど電柱の下。そこには、二人の少年がいた。二人とも、学と同じ学校の制服である。しかも、近づいてみると、怒鳴られて半分泣きそうになっている眼鏡の少年は、学には見覚えがあった。
同じクラスの生徒である。自己紹介の時に、声を詰まらせながら名前を言っていたのを、学ははっきりと思い出した。確か、小林くんだ。
人前に出るのが苦手で、人にはっきりと物を言えないタイプ。何度か会話をした中で思ったのは、お人よしすぎて人生苦労しそうだ、ということだった。これではさらに放っておくなんて出来そうになかった。
そんな彼より頭一つ分以上高い、すらりとした体躯を持つ少年は、怒りが収まらない様子で詰め寄っている。学から顔は見えなかったが、体中から怒りを発しているのが分かった。
「す、すいません」
まるで蛇に睨まれた蛙である。少年との間に鞄を差し込み、何とか距離を保とうとしていることが唯一の抵抗だろうか。しかし、その行動が何の意味も持っていないのは明白だった。
「すいませんじゃねんだよ」
「えと、その、本当に申し訳なく思っておりまして」
か細い声が、かろうじて学へと届く。泣いているのか、目元は赤い。
「言葉なんてなんの意味も持たねえだろ? 誠意を見せろよ」
背の高い少年は、体を縮こめる少年のカバンをつんと突いた。
「え」
「財布。持ってんだろ? 迷惑料。受け取っといてやる」
学は、盛大にため息を吐いた。こういう輩がいることが、理解できなかった。
おそらく、背の高い男は上級生だった。入学式の日、学は一通り同級生は見たはずなのに、そこにはいなかったからだ。これほど背の高い少年がいれば、目立つはずだし確実に覚えているはずだ。
学はたまらなくなって声をかけた。
「あの、その辺にしておいてもらえませんか」
「あ?」
振り返った少年の顔立ちは、とても整っていた。普段から望を見ていたから、それほど驚くことではなかったが、望とは違って派手さのある顔立ちだ。いわゆる今風の、男らしいというより微かに女性っぽさが香るイケメン。
眉を顰め鋭い目つきで学を見る様子は、誰がどう見ても不機嫌全開である。
小さい顔、高い背、すらりと伸びた手足。それらに感心していると、少年はヤンキーのようにポケットに手を突っ込んで一歩前へ出た。そして、じろじろと嘗め回すように学を見る。
「お前、同じ学校の奴か。どっかで見た顔だな」
当然、学も少年も同じ制服を着ている。しかし、着る人が違うだけでずいぶんとそのイメージは違った。学が、誰から見ても優等生という着こなし方であるのに対し、少年はだらしなくボタンを開けている。
学がきっちり着すぎていると言えばそれまでだが、それにしてもあともう一つくらいボタンを閉めればいいのに、と思ってしまう。
「はい。どこかですれ違ったことくらいあるかもしれませんね」
なるべく和やかに言うと、少年はそれが気に障ったようで片方の眉だけを上げた。不穏な空気感に、学は言葉を続ける。
「謝っていることですし、許してあげてくれませんか。彼、僕のクラスメイトなんです」
「は? 何それ?」
少年は大仰に両手を広げた。
「ヒーローにでもなったつもりか? 正義感振りかざして」
「人として当たり前のことをしているだけです」
学が答えれば、少年はぽかんと口を開けた。眉間に皺を寄せて目を閉じると、学の肩に手を乗せる。怒りを抑えきれていない顔を上げ、学を真正面から見つめた。
「俺さあ、てめーみたいなのが一番ムカつくんだよな。じゃあ、お前がこいつの代わりに迷惑料払ってくれんの?」
学は、じっと少年の瞳を見つめた。
「あ?」
濁っていない、綺麗に澄んだ瞳だった。しかし、鋭い目つきがそれを見えにくくさせている。
案外大丈夫な人かも。学はそう直感し、ほんの少しだけ肩を下ろす。
「楽しいですか?」
相手が一瞬、瞳の奥で揺れ動いたのが分かった。学は、肩に置かれた手を握った。
「せっかくなら、この時間を勉強に使った方が良いです。その方が学生らしいですし」
「何バカなこと言ってんだバカ」
「僕のことを馬鹿と言うのは自由ですが、あんまり言われると落ち込みます」
「バカかお前。何言ってんだ。勝手に落ち込んでろ」
少年は、鬱陶しそうに学の手を振り払った。
「もしかして、なんですけど」
切り出してみれば、少年は逆上して大声を出すなんてことはなく、落ち着いた様子で「あ?」と答える。容器に溢れんばかりあった怒りは、少なくとも半分ほどには減っているようだ。
殴られる覚悟もしていたが、そこまで彼は馬鹿ではないようだ。
「お金がないんですか?」
「バカ! 何でそういう話になんだボケ! 別に金が欲しいわけじゃねーよ! ただの気分転換っつーか……」
少年はそこで口を結んで、ばつが悪そうに頭をかいた。さらりと、甘くて爽やかな香りが学の鼻腔をくすぐった。
「もう分かったよバカ!」
まるで八つ当たりである。憤慨したようにポケットに手を突っ込むと、鞄を背負う。やっと帰ってくれると安心したところに、つんけんとした少年の声がかかった。
「お前さっき、勉強しろっつったよな」
「はい」
もしかして怒りがぶり返したか。しかし、学の心配とは裏腹に、少年は尋ねた。
「勉強して何になるってんだよ? 授業はつまんねえだろ」
学にとって、勉強をする理由は簡単だった。勉強をしろと言われるからだ。勉強をして良い成績を取れば褒められる。勉強をすれば良い大人になれる。周りの言葉や反応こそが、学の理由だった。
しかし、この少年はそんな答えを求めているわけではない。
学はコンマ一秒の間にあれこれ考えた後、言葉を選び取った。
「何もしないよりは、何かのためになります」
「なんだそれ」
少年は、吐き捨てるように言った。どうやらお望み通りの返答ではなかったらしい。
学は、怯えたままカバンを握りしめていたクラスメイトに気付いて、「もう帰って大丈夫」と声をかける。すると、「今度何かおごります」という言葉を残して、彼は頭を下げて帰って行った。
残ったのは、学と少年だ。
クラスメイトの後姿をぼんやりと見つめていた少年は、ため息を吐いて首を回した。
「お前は何のために勉強すんだ」
てっきり、終わったと思っていた会話はまだ続いていた。一般的なことではなく、学自身のことを訊いている。学は、一呼吸置いてから、何も考えず答えた。
「ちゃんとした大人になるためです」
少年は、やはりその答えに不満なようで、首を捻る。
「勉強すればなれんのか」
「分かりません。でも、それ以外に方法を知りません」
しん、と辺りが静まり返る。遠くではいろんな音が鳴っているはずなのに、この辺りだけは静寂である。互いの息遣いまで聞こえるような気になってきた時、やっと少年は口を開いた。
「……なこと言うなら、教えろよ」
「はい?」
学は、思わず訊き返した。
おしえる。
その言葉の意味を考えていると、少年は付け足した。
「勉強を」
聞き間違いではなかったことが、ここではっきりとした。学は心を落ち着けて、言葉を探してから、背の高い彼を見上げた。
「あの、一年生、ではないですよね?」
「ああ、二年」
「僕は、一年なんですけど」
「お前、二年ごときの勉強分かんねーの? 優等生面して?」
「いや、まあ、成績は良い方なので、分かると思いますけど」
やればすぐに理解してしまうので、先へ先へと、勉強を進めているのは事実である。
「じゃあ問題なくね?」
「えっと……」
いや、どう見ても問題はある。しかし、否を言わせない鋭い眼光のせいで、学は否定するのが躊躇われた。言ったところで、きっと無駄だと本能が叫ぶ。
「じゃあとりあえず連絡先教えろ」
半ば無理やり連絡先を交換させられた学は、そこで少年と別れてゆっくりと駅へ向かった。改札口に入り、ホームへ辿り着いてから、さっき登録したばかりの長岡陸という名前を反復する。ああいうタイプの人間とあまり接したことのなかった学は、横暴な態度を思い出してため息を喉の奥でかみ殺す。無機質に感じる人混みと共に電車に揺られながら、「何でこんなことに」と誰にも聞こえないくらいの声で呟いてみたが、その声に答える者は誰もいなかった。
運動場で大声を出して練習に勤しむ生徒たちを眺め、学は望のことを考えた。
今は、望はクラブ活動中のはずである。彼は、入学して迷うことなく美術部に入った。特に空を描くことが好きらしく、中学の時も美術部に所属していたほどだ。望の描く絵が、学は好きだった。
「せっかくなら、一緒に帰りたかったけど」
一人呟いて、学は学校から駅までの道を歩き出した。
そして、しばらく歩いた時である。遠くから、人が怒鳴る声が聞こえた気がした。おそらく、一方的に、誰かが誰かを怒鳴りつける声。
方向から考えれば、大通りを横に逸れた、細い道の向こう側。
一瞬、無視して帰ることも考えたが、学はやはり進路変更をして、人気のない方の道へ入った。
歩いていくと、しだいに声が聞き取りやすくなってくる。どうやら、ぶつかったとか、ぶつかっていないとか、そんな類の話らしい。声色はまだ若く、少年のようだった。
やはり来なければ良かったと内心後悔しながら、学は到着した。
道端の、ちょうど電柱の下。そこには、二人の少年がいた。二人とも、学と同じ学校の制服である。しかも、近づいてみると、怒鳴られて半分泣きそうになっている眼鏡の少年は、学には見覚えがあった。
同じクラスの生徒である。自己紹介の時に、声を詰まらせながら名前を言っていたのを、学ははっきりと思い出した。確か、小林くんだ。
人前に出るのが苦手で、人にはっきりと物を言えないタイプ。何度か会話をした中で思ったのは、お人よしすぎて人生苦労しそうだ、ということだった。これではさらに放っておくなんて出来そうになかった。
そんな彼より頭一つ分以上高い、すらりとした体躯を持つ少年は、怒りが収まらない様子で詰め寄っている。学から顔は見えなかったが、体中から怒りを発しているのが分かった。
「す、すいません」
まるで蛇に睨まれた蛙である。少年との間に鞄を差し込み、何とか距離を保とうとしていることが唯一の抵抗だろうか。しかし、その行動が何の意味も持っていないのは明白だった。
「すいませんじゃねんだよ」
「えと、その、本当に申し訳なく思っておりまして」
か細い声が、かろうじて学へと届く。泣いているのか、目元は赤い。
「言葉なんてなんの意味も持たねえだろ? 誠意を見せろよ」
背の高い少年は、体を縮こめる少年のカバンをつんと突いた。
「え」
「財布。持ってんだろ? 迷惑料。受け取っといてやる」
学は、盛大にため息を吐いた。こういう輩がいることが、理解できなかった。
おそらく、背の高い男は上級生だった。入学式の日、学は一通り同級生は見たはずなのに、そこにはいなかったからだ。これほど背の高い少年がいれば、目立つはずだし確実に覚えているはずだ。
学はたまらなくなって声をかけた。
「あの、その辺にしておいてもらえませんか」
「あ?」
振り返った少年の顔立ちは、とても整っていた。普段から望を見ていたから、それほど驚くことではなかったが、望とは違って派手さのある顔立ちだ。いわゆる今風の、男らしいというより微かに女性っぽさが香るイケメン。
眉を顰め鋭い目つきで学を見る様子は、誰がどう見ても不機嫌全開である。
小さい顔、高い背、すらりと伸びた手足。それらに感心していると、少年はヤンキーのようにポケットに手を突っ込んで一歩前へ出た。そして、じろじろと嘗め回すように学を見る。
「お前、同じ学校の奴か。どっかで見た顔だな」
当然、学も少年も同じ制服を着ている。しかし、着る人が違うだけでずいぶんとそのイメージは違った。学が、誰から見ても優等生という着こなし方であるのに対し、少年はだらしなくボタンを開けている。
学がきっちり着すぎていると言えばそれまでだが、それにしてもあともう一つくらいボタンを閉めればいいのに、と思ってしまう。
「はい。どこかですれ違ったことくらいあるかもしれませんね」
なるべく和やかに言うと、少年はそれが気に障ったようで片方の眉だけを上げた。不穏な空気感に、学は言葉を続ける。
「謝っていることですし、許してあげてくれませんか。彼、僕のクラスメイトなんです」
「は? 何それ?」
少年は大仰に両手を広げた。
「ヒーローにでもなったつもりか? 正義感振りかざして」
「人として当たり前のことをしているだけです」
学が答えれば、少年はぽかんと口を開けた。眉間に皺を寄せて目を閉じると、学の肩に手を乗せる。怒りを抑えきれていない顔を上げ、学を真正面から見つめた。
「俺さあ、てめーみたいなのが一番ムカつくんだよな。じゃあ、お前がこいつの代わりに迷惑料払ってくれんの?」
学は、じっと少年の瞳を見つめた。
「あ?」
濁っていない、綺麗に澄んだ瞳だった。しかし、鋭い目つきがそれを見えにくくさせている。
案外大丈夫な人かも。学はそう直感し、ほんの少しだけ肩を下ろす。
「楽しいですか?」
相手が一瞬、瞳の奥で揺れ動いたのが分かった。学は、肩に置かれた手を握った。
「せっかくなら、この時間を勉強に使った方が良いです。その方が学生らしいですし」
「何バカなこと言ってんだバカ」
「僕のことを馬鹿と言うのは自由ですが、あんまり言われると落ち込みます」
「バカかお前。何言ってんだ。勝手に落ち込んでろ」
少年は、鬱陶しそうに学の手を振り払った。
「もしかして、なんですけど」
切り出してみれば、少年は逆上して大声を出すなんてことはなく、落ち着いた様子で「あ?」と答える。容器に溢れんばかりあった怒りは、少なくとも半分ほどには減っているようだ。
殴られる覚悟もしていたが、そこまで彼は馬鹿ではないようだ。
「お金がないんですか?」
「バカ! 何でそういう話になんだボケ! 別に金が欲しいわけじゃねーよ! ただの気分転換っつーか……」
少年はそこで口を結んで、ばつが悪そうに頭をかいた。さらりと、甘くて爽やかな香りが学の鼻腔をくすぐった。
「もう分かったよバカ!」
まるで八つ当たりである。憤慨したようにポケットに手を突っ込むと、鞄を背負う。やっと帰ってくれると安心したところに、つんけんとした少年の声がかかった。
「お前さっき、勉強しろっつったよな」
「はい」
もしかして怒りがぶり返したか。しかし、学の心配とは裏腹に、少年は尋ねた。
「勉強して何になるってんだよ? 授業はつまんねえだろ」
学にとって、勉強をする理由は簡単だった。勉強をしろと言われるからだ。勉強をして良い成績を取れば褒められる。勉強をすれば良い大人になれる。周りの言葉や反応こそが、学の理由だった。
しかし、この少年はそんな答えを求めているわけではない。
学はコンマ一秒の間にあれこれ考えた後、言葉を選び取った。
「何もしないよりは、何かのためになります」
「なんだそれ」
少年は、吐き捨てるように言った。どうやらお望み通りの返答ではなかったらしい。
学は、怯えたままカバンを握りしめていたクラスメイトに気付いて、「もう帰って大丈夫」と声をかける。すると、「今度何かおごります」という言葉を残して、彼は頭を下げて帰って行った。
残ったのは、学と少年だ。
クラスメイトの後姿をぼんやりと見つめていた少年は、ため息を吐いて首を回した。
「お前は何のために勉強すんだ」
てっきり、終わったと思っていた会話はまだ続いていた。一般的なことではなく、学自身のことを訊いている。学は、一呼吸置いてから、何も考えず答えた。
「ちゃんとした大人になるためです」
少年は、やはりその答えに不満なようで、首を捻る。
「勉強すればなれんのか」
「分かりません。でも、それ以外に方法を知りません」
しん、と辺りが静まり返る。遠くではいろんな音が鳴っているはずなのに、この辺りだけは静寂である。互いの息遣いまで聞こえるような気になってきた時、やっと少年は口を開いた。
「……なこと言うなら、教えろよ」
「はい?」
学は、思わず訊き返した。
おしえる。
その言葉の意味を考えていると、少年は付け足した。
「勉強を」
聞き間違いではなかったことが、ここではっきりとした。学は心を落ち着けて、言葉を探してから、背の高い彼を見上げた。
「あの、一年生、ではないですよね?」
「ああ、二年」
「僕は、一年なんですけど」
「お前、二年ごときの勉強分かんねーの? 優等生面して?」
「いや、まあ、成績は良い方なので、分かると思いますけど」
やればすぐに理解してしまうので、先へ先へと、勉強を進めているのは事実である。
「じゃあ問題なくね?」
「えっと……」
いや、どう見ても問題はある。しかし、否を言わせない鋭い眼光のせいで、学は否定するのが躊躇われた。言ったところで、きっと無駄だと本能が叫ぶ。
「じゃあとりあえず連絡先教えろ」
半ば無理やり連絡先を交換させられた学は、そこで少年と別れてゆっくりと駅へ向かった。改札口に入り、ホームへ辿り着いてから、さっき登録したばかりの長岡陸という名前を反復する。ああいうタイプの人間とあまり接したことのなかった学は、横暴な態度を思い出してため息を喉の奥でかみ殺す。無機質に感じる人混みと共に電車に揺られながら、「何でこんなことに」と誰にも聞こえないくらいの声で呟いてみたが、その声に答える者は誰もいなかった。
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