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検査が終わって
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こうちゃんが午後の検査を受けている間に、ママはお泊まりの準備をしました。
病室には他の入院患者が居なかったので、こうちゃんの隣のベッドを使うことになったからです。
夕方にはパパも来る予定です。病院ではパパの分の夕食も用意してくれる事になっていて、三人とも夕ご飯は病室で食べられるのです。
「大丈夫。大丈夫。あんなに元気なんだから」
ママは自分に言い聞かせながら、こうちゃんが戻って来るのを待っていました。
そうしているうちに、こうちゃんが帰って来ました。
牧野さんが、
「検査はこれで終わりです。結果が出るまで少し時間が掛かりますから、それまでゆっくりして下さい」
と、笑顔で言い、
「お父さんがおみえになる頃には、結果も出ていると思いますので。こうちゃんも疲れたでしょう。たくさん頑張ったもんね」
と、その笑顔をこうちゃんに向けました。
「うん、少し眠いかな」
と、こうちゃんが答えたので、牧野さんは病室を離れ、ママが布団をかけてあげると、程なくして眠ってしまいました。
夕方近く、こうちゃんが目覚めるのと殆んど同じくして、パパが顔を出しました。
「パパお帰り。僕、泣かなかったよ」
と、こうちゃんが笑顔で言うと、パパは
「そうか、偉かったね」
と、笑いながらこうちゃんの頭をくしゃくしゃと撫でました。
ちょうどそこへ牧野さんが来て、先生から検査の結果を聞きに行く事になりました。
パパとママが病室を離れるている間、牧野さんがこうちゃんに付いていてくれる事になり、こうちゃんはさっそくブロックで遊び始めました。
先生のいる部屋に案内されると、
「数値があまり良くないですね。紹介状を書きますので、この結果を持って明日大きな病院へ行ってきて下さい」
と説明を受けました。
「こうちゃんは、病室で待っていてもらいましょう。あちらには治療の専門家もいますので、詳しい説明をしてくれると思います。もちろん、ここに入院されても全く構いませんよ」
と先生は笑顔で言いますが、パパもママも思った以上の悪い結果で、戸惑いを隠すことが出来ませんでした。
「明日大きな病院で説明を受けるまでは、病気の事は考えない」
と決めて病室に戻ると、すでに夕食の準備が出来ていました。
牧野さんにお礼を言うと、牧野さんは後片付けの説明をしてナースステーションに戻って行きました。
食事をしながら、こうちゃんは検査の事をパパに話したり、牧野さんにブロック遊びを見せた事など話し、楽しい時間を過ごすと、パパはそのまま家に帰って行きました。
残されたこうちゃんは、病院のベッドで寝る事を楽しんでいましたが、かなり疲れていたようで、すぐに眠ってしまいました。
ママは、なかなか眠れず、そのうち朝を迎えました。
病室には他の入院患者が居なかったので、こうちゃんの隣のベッドを使うことになったからです。
夕方にはパパも来る予定です。病院ではパパの分の夕食も用意してくれる事になっていて、三人とも夕ご飯は病室で食べられるのです。
「大丈夫。大丈夫。あんなに元気なんだから」
ママは自分に言い聞かせながら、こうちゃんが戻って来るのを待っていました。
そうしているうちに、こうちゃんが帰って来ました。
牧野さんが、
「検査はこれで終わりです。結果が出るまで少し時間が掛かりますから、それまでゆっくりして下さい」
と、笑顔で言い、
「お父さんがおみえになる頃には、結果も出ていると思いますので。こうちゃんも疲れたでしょう。たくさん頑張ったもんね」
と、その笑顔をこうちゃんに向けました。
「うん、少し眠いかな」
と、こうちゃんが答えたので、牧野さんは病室を離れ、ママが布団をかけてあげると、程なくして眠ってしまいました。
夕方近く、こうちゃんが目覚めるのと殆んど同じくして、パパが顔を出しました。
「パパお帰り。僕、泣かなかったよ」
と、こうちゃんが笑顔で言うと、パパは
「そうか、偉かったね」
と、笑いながらこうちゃんの頭をくしゃくしゃと撫でました。
ちょうどそこへ牧野さんが来て、先生から検査の結果を聞きに行く事になりました。
パパとママが病室を離れるている間、牧野さんがこうちゃんに付いていてくれる事になり、こうちゃんはさっそくブロックで遊び始めました。
先生のいる部屋に案内されると、
「数値があまり良くないですね。紹介状を書きますので、この結果を持って明日大きな病院へ行ってきて下さい」
と説明を受けました。
「こうちゃんは、病室で待っていてもらいましょう。あちらには治療の専門家もいますので、詳しい説明をしてくれると思います。もちろん、ここに入院されても全く構いませんよ」
と先生は笑顔で言いますが、パパもママも思った以上の悪い結果で、戸惑いを隠すことが出来ませんでした。
「明日大きな病院で説明を受けるまでは、病気の事は考えない」
と決めて病室に戻ると、すでに夕食の準備が出来ていました。
牧野さんにお礼を言うと、牧野さんは後片付けの説明をしてナースステーションに戻って行きました。
食事をしながら、こうちゃんは検査の事をパパに話したり、牧野さんにブロック遊びを見せた事など話し、楽しい時間を過ごすと、パパはそのまま家に帰って行きました。
残されたこうちゃんは、病院のベッドで寝る事を楽しんでいましたが、かなり疲れていたようで、すぐに眠ってしまいました。
ママは、なかなか眠れず、そのうち朝を迎えました。
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