青春とかいう夢想について

夢の結末に納得いかないことってよくあるよね

 斗亜留高校の片隅にある漫画研究部。
 春の足音が聞こえて……だのなんだのとニュースなんかでは言うが、ただただ春の足音どころか天気が情緒不安定な今日この頃……部室内では夢の話で盛り上がっているようです。

「トト、たまにさ、納得いかない結末の夢ってない？それのせいで朝からクッソ嫌なもんみたな……ってなる夢」
 「どしたのサム……なんかあったん？」

「すんげぇ勢いで納得いかない結末どころか、その結末のせいで朝からエターナル寝起き悪しな夢見た」
「ほう……kwsk」

 夢の大雑把な内容としてはMARVEL作品ぽい感じの導入だったんだよね。
 大体、時間的にはシビル・ウォーの後の……クソアゴハゲ指パッチンジジイが地球に来る直前ぐらいか来た辺りかな？
「ごめん、クソアゴハゲ指パッチンジジイって誰？」
「え？サノスのクソアゴハゲジジイ」
「サノスのこと嫌いすぎじゃない？」
「MARVEL作品ガチ勢はこんなもんじゃねえよ……話戻すぞ」

 んで大体シビル・ウォー後のワンダとヴィジョンが恋人同士になったぐらいみたいな感じのが見えて、同棲してるカップルの部屋を覗いてるって言うか、カメラで映画を撮ってるみたいな視線で見てたのよ。

 その同棲中のカップルはどうやら本物の恋人同士って訳では無いみたいで、女性のヒーローは恋人を亡くしてて、そんな彼女を支えるために一緒に暮らしてるみたいな構図だったんだよね。
 ちなみに女性は普通そうに見える人間ってか中村アンだったんだけど、男性の方はなんでだかわからんけどカエル頭のヒーローだった。
 多分ハルクを私の脳が頑張って再現しようとしてたんだと思うけど。

 んでなんやかんやあって、中村アンが部屋を出ていく決心をしたんよ。
 2人の部屋にあったデカイ壊れた時計のオブジェから針を固定してたオブジェの一部を取って置き手紙に貼っつけて部屋を出た、瞬間に知り合いに再会してなんやかんや話した後中村アンは退場したんよ。

 その後何故か韓流ドラマとか映画に出てきそうな不機嫌な顔したおばちゃんが、これまた何故か出てきた安田大サーカスのクロちゃんのことを気に入ったのかやたらかわいがって最終的におばちゃんの友達らしき別のおばちゃんズとクロちゃんとで仲良く混浴してる場面で目が覚めた。

「途中まですっごい泣けそうな雰囲気だったのに、クロちゃんの登場で思いっきり台無しになってマジで私の脳に納得いかない」
「……おばちゃん3人組と混浴すんなよクロちゃん……」
「しかもめっちゃ最悪なのがおばちゃんにお湯かけられて何とか言ってるクロちゃんの声がきっちりクロちゃんの声で再生されて目が覚めたってのが1番嫌……」
「うわぁ……」

「目が覚めてからしばらくしてから思ったんだけど、クロちゃんおばちゃんとはいえ一緒に風呂入んなよ。リチが可哀想だろ」
「そこかよ！確かにそれはそうだけど！」

 ※以上作者のガチ夢話でした。夢とはいえクロちゃんの裸はみたくなかったのでシルベスタ・スタローンの太い腕を見て浄化しましたよね