ちんケア──"訳アリ"シェアハウスは今日もあほえろシチュに追われて大変です

牛丸 ちよ

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✧ Chapter 1

エロゾンビ・アウトブレイク【おまけ】 *R18

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 過去の住人が置いていった家具が寂しくあるだけの部屋だ。長らく使っていないから、埃っぽい。

「来てくれたんですね」

 私の腕をつかみ寄せた彼は、ようやく母を見つけた迷い子のように瞳を輝かせていた。
 必要とされていることを感じて安堵してしまう。完全なる合意──いまこの部屋で起きることはすべて正しい。

 乱暴に押し倒されると、はずみでそばの間接照明が倒れ、大層な音を立てた。
 彼はまったく気にしない。私もだ。服を脱がせあうのに夢中になる。破れたって構わない。早く、早く。
 下着もむしりとると、彼は無作法に私の脚の間へ割り入ってくる。
 私は脚を彼の背に絡め、密着しやすいようにしてやった。

「鈴見くん、つらかったろう」

「あ、ぁ、アダンさん、アダンさん…っ!」

 涎まみれの頬を撫でてやった。
 眼鏡越しに、震える瞳が私を見つめる。

「好きにしなさい。なにも我慢しなくて良いのだからね……♡」

 長命なエルフである私からすれば、人間である彼はとてつもなく幼く見えた。彼は小柄だから尚更だ。長身の私にしがみ付いて腰を振る姿はいじらしくてたまらない。
 ゾンビ化が進むにつれて思考力が落ちるらしく、いくら擦り付けても挿入できないことに混乱しているようだった。手で導いてやれば、大喜びでいきり立つペニスを突き入れてくる。
 間髪入れずに本能のまま腰を振りたくられる。

「っぐ、ぅぅ……っ♡ 激し……ッ♡」

「ごめんなさいっ♡、ごめんなさいっ♡」

 謝罪を繰り返しながらもがっつかれ続ける。情緒も何もない、動物的なセックス。今の私たらしめたオークとの情事を思い出させる。

「んっ、ぁ、あぁっ♡ 上手だよっ♡ 鈴見くんっ……♡」

 興奮した自分の荒い息遣いがうるさい。けれど彼も同じようなものだったから、抑えようという気にもならなかった。

 突き上げられるたび、フローリングに後頭部が擦れる。長い髪がくちゃくちゃになっていくのを感じた。
 肩や胸に枝垂しだれる髪へ、鈴見が噛みついた。美味しそうに見えたのかもしれない。

「ふふっ、ん、はは♡ そんなものを食べると、腹を痛めるよ……♡」

 顎に手を添えてこちらを向かせると、唇が食む髪を指でけた。口寂しそうなそこへキスする。
 すると、より美味なものに気付いたかのようにむしゃぶりつかれた。
 唇を舐るように甘噛みされるなか、舌を絡めて大人の味わい方を教えれば、やがて人間らしいキスになる。頭がバカになっていても、いやらしいことだけは貧欲に学習するようだった。

「あん、ん……♡ はぁ、ぁ……っ♡」

 口元は甘やかに、下肢は暴力的に犯されて、毒されている脳はたやすく蕩けていく。初々しいペニスを受け入れたナカは歓喜にうねり、彼を欲しがり続けた。
 応えるように彼は腰をねじ込んでくれる。

「はぁ、ぁん♡ ナマちんぽは……やはり良いっ……っ♡」

 早く、濃厚なオスの精で私の中を染め上げて欲しい……。
 ──我慢できずに彼の肩をつかみ、押し倒し返した。
 拍子に接合が解ける。いそいそと鈴見の上へ跨り、舌舐めずりをする。

 彼は困惑した様子で腰をへこつかせた。味わっていたおやつを取り上げられたように思っているのだろう。
 ペニスの先端に後孔をあてがい直せば、求めるように鳴く声が聞こえてくる。

「待ち切れないのは私も同じだ♡」

 躊躇せずに腰を下ろせば、互いに悦びで吠える。せっかちに下から突き上げられながら、欲しいままに性を貪った。
 肌と肌がぶつかる音と、淫欲に溺れた獣の声がやかましく繰り返されていく。

「あぁっ、イイっ♡ 私のちんぽっ♡ 良いぞ、初モノちんぽは愛いなぁっ♡ 鈴見くん、キミのちんぽは最高だっ♡」

「おおぉぉぉ♡ うぅぅっ♡」

 同じように鈴見も私も讃えてくれているに違いない。恍惚の表情で悶え、突き出した舌を震わせていた。

「はぁっ♡ あぁぁっ♡ はぁぁっ♡」

 もっと欲しい。ずっとハメていたい。終わりのない幸福感に溺れ喘ぐ。こうならないためにこの家へ来たはずなのに、私はなんて愚かなのだろう。けれど、こんな快楽の誘惑に誰が逆えるのか。

「あぁ……♡」

 噛まれたからか、交わったからか、じわりじわりと身体の感覚に違和感がある。体の芯から新たな衝動が湧き上がってくるのだ。《感染》したのだろう。
 征服されたい一心だった身体が、少しずつ変質している。長いこと飾りと化していた己のペニスが熱を孕むのを感じた。
 今のところ、後ろ・・の餓えのほうが強いが、欲求が逆転するときがくるのだろうか。まあ、どうなったっていい。きもちいいなら。

「おぉぉっ♡ おおおぉっ♡♡」

 鈴見が吠え、私の腰をつかむ指がこわばる。
 今までにない強さで突き上げられ、最奥にねじ込まれたペニスが脈打つのを感じた。

「――ぁ、あぁぁあア♡♡」

 流し込まれる精液の熱さに全身がゾクリと反応する。それは絶頂の気配そのものでもあった。
 オーガズムを歓迎しながら、私の接合部は彼を少しも飲みこぼすまいと忙しく収縮する。

 余韻も去りきらないうちに《次》が欲しくなってしまう。ここまでは前菜みたいなものだ。
 それは鈴見も同じようで、彼のペニスは私の中で萎える気配を感じさせなかった。
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