48 / 63
勇者と魔王 編
48 劫火の中で 〈Side B〉
しおりを挟む
* 回 想 *
ミュラッカを均し、治ったはずなのだ。
なのに、いまも身体を焼かれているような錯覚に陥るときがある。
人間の姿を見ると、声を聞くと、その存在を頭に思い浮かべるだけで、ごうごうと燃える炎に包まれる。
焼けた喉が汚い音を鳴らし、黒炭になった四肢が崩れ落ちていく。
なのに死ねない。ただ苦痛の終わりを祈る。
……実際はそんなことにはなっていない。幻だ。
海を越えられないと思っていた人間が技術を得て、魔族を攫いに来た時代を覚えている世代。
対話を重ねている中で魔族の街があっけなく焼き払われたことを覚えている世代。
その末裔たち。
同胞の恐怖や怒りが、大陸の空気を通じて伝わってくる。
犠牲になった同胞の魂は、長い年月を経て腐って溶けたか、輪廻の渦に消えたか、なんにせよこの世界にはもういない。
消えていく彼らの無念は、無限の命を持つ我が引き継いだ。
我が許してはならない。
無かったことにはしない。
奴らに忘れさせたりしない。
ジェードは我と考えを違えたようだが、あれは優しすぎるから仕方がない。怒り疲れて耐えることを選んでしまう。
大丈夫だ、我がいる。
怒れない者のために、反撃の術を持たない者のために、飢えた者のために、我が生まれた。
彼はわかってくれている。だから何も言わない。
いまは無理でも、すべて終わった後ならまた手を取り合えるはずだ。
ああ、痛い。熱い。
さみしい。
人間に同情する者も、あれらから「人間」という名を剥奪し、「動物」に戻してやれば何も言わなくなる。
民の腹も満たされ、国が脅かされることもない。
すべてうまくいく。
望みはただ一つ。
人間の苦しみと嘆き。
それさえあれば、痛みは癒える。
■ ■ ■
「魔王ー!」
「……勇者! どうしたのだ~、今日もちいこくてかわいいなぁ」
笑顔を作って、飛び込んできた勇者を抱きしめてやる。
静かな魔王城も、彼がいるとにぎやかだ。
「これあげる」
「ぬはは! 首! わざわざ持ってきたのか」
勇者が裏切っていることを人間たちは知らない。魔族も勇者が敵ではないことを知らない。
だから城にかくまっているが、勇者本人は特に警戒することもなく外出しては土産を持って帰ってくる。
今回の土産は、テラルに文を送る裏切り者の首だった。人間に与していることは以前から知っていたが、あえて泳がせ、ときに偽の情報をつかませて利用していた。
勇者が魔王城に留まっていることを嗅ぎつけたときは潮時だろうと考えていたが──。
「私のことが書いてある手紙、差し止めて燃やしておいたから」
まさにそのタイミングだったようだ。勇者は我よりも行動が早くて助かる。
首を受け取って眺め見る。
まあ、ただの首だ。表情を見るに、こいつは首を切られて死んだことに気付いていないかもしれない。
この国には、かつての国交の名残で人間の血が混ざった魔族が存在する。これもその子孫だ。
半端者の一族でも代々かわいがってやったのに……やはりダメだな。人間の血は魔族の知性を穢す。
「のう、勇者よ。手筈が整ったら、人間の血を引く者はみな間引こうと思うのだ。早く手を打たねば、奴らは魔族をたぶらかし、純血の系譜を侵していく」
「魔王がそれで幸せになれるなら、私は構わないよ。リストアップしとくね」
「うむ!」
不思議だ。勇者と──リオンいると、重く軋む身体が軽くなる。
膝の上に乗せていつまでも撫でていたい。
「おぬしからは癒しの波動でも出ておるのか? いい匂いだし、人間ぽくない。奴らは汗くさいからな」
「昔のくせで毎日風呂に入るからかな」
それだけではないだろう。魂の美しさが発露して五感に訴えかけているのだ。そうに違いない。
人間の肉をしているのがもったいない存在だ。
我の力を以って魔族に引き上げてやろうか。きっと、リオンなら喜んで永遠を共に過ごしてくれる。
魔王は神によって特別に作られた子供だ。
旧魔王城地下洞窟《はじまりの水》から成体の状態で発生し、生まれたその日から天命に従って一人で活動を始める。
魔王には大陸ひいては属する魔族を守護せんとする本能が備わっており、それ以外の情動の発達は誕生後の自由意志に委ねられている。
外観こそ魔族と同じだが、根本的には異なる種族だ。上位存在としての自覚もあり、魔族の営みとは一線を引いて生活する。
けれどリオンといると、まるで自分が一己の魔族になったように思えた。
それは幸せな心地だった。
我の中に生まれた、一人を愛おしいと思う感情が愛おしい。
彼が我に与えてくれる安らぎは、この長い生の中で比類なかった。
失いたくない。
だが、勇者を大切にしたいと思うほど、ぞわぞわとイヤな感覚が湧き上がる。
これは罪の意識だ。
守護よりも優先されるものなどない。
あってはならない。
大丈夫、忘れていない。我が最も大切にすべきこと。
我が魔王であること。
彼ならわかってくれる、一緒にまっとうしてくれる。
だから、彼を愛しても我は変わらずにいられる。
変わらないから、彼を愛しても大丈夫。
大切なものを取り替えるわけじゃない。
同じくらい大切にするだけ。
己の存在理由から逃げたりしない。
だから、だから。
束の間の安息を見逃してくれ、太古に我を産みし女神よ。
「ねぇ、聞いて欲しいことがあるんだけど」
「うむうむ、欲しいものでもあるのか? 我にできることならなんでもするぞ」
「私の父に会ってほしい」
ばきっ。持っていた生首を握りつぶしてしまった。危ない危ない、彼の腕をつかんでいなくて良かった。
「おぬしの父……は、ただの人間ではないか」
イヤな感覚がする。ちりちりと皮膚が焼ける感覚。
自分の焦げたにおいがつきまとう。
「でも、テラル国王だよ。使い道のある年寄りだ。父と会って、両国の橋を渡して欲しい」
国交? なぜ?
滅ぼすのに?
我の悲願をリオンは知っている。
知っていてどうしてそんなことを言う。
「大丈夫! 私の言う通りにすれば、ハッピーエンドになるから」
なぜこやつは笑っているんだ。
喉が締まる。
燃える。燃える。
ミュラッカを均し、治ったはずなのだ。
なのに、いまも身体を焼かれているような錯覚に陥るときがある。
人間の姿を見ると、声を聞くと、その存在を頭に思い浮かべるだけで、ごうごうと燃える炎に包まれる。
焼けた喉が汚い音を鳴らし、黒炭になった四肢が崩れ落ちていく。
なのに死ねない。ただ苦痛の終わりを祈る。
……実際はそんなことにはなっていない。幻だ。
海を越えられないと思っていた人間が技術を得て、魔族を攫いに来た時代を覚えている世代。
対話を重ねている中で魔族の街があっけなく焼き払われたことを覚えている世代。
その末裔たち。
同胞の恐怖や怒りが、大陸の空気を通じて伝わってくる。
犠牲になった同胞の魂は、長い年月を経て腐って溶けたか、輪廻の渦に消えたか、なんにせよこの世界にはもういない。
消えていく彼らの無念は、無限の命を持つ我が引き継いだ。
我が許してはならない。
無かったことにはしない。
奴らに忘れさせたりしない。
ジェードは我と考えを違えたようだが、あれは優しすぎるから仕方がない。怒り疲れて耐えることを選んでしまう。
大丈夫だ、我がいる。
怒れない者のために、反撃の術を持たない者のために、飢えた者のために、我が生まれた。
彼はわかってくれている。だから何も言わない。
いまは無理でも、すべて終わった後ならまた手を取り合えるはずだ。
ああ、痛い。熱い。
さみしい。
人間に同情する者も、あれらから「人間」という名を剥奪し、「動物」に戻してやれば何も言わなくなる。
民の腹も満たされ、国が脅かされることもない。
すべてうまくいく。
望みはただ一つ。
人間の苦しみと嘆き。
それさえあれば、痛みは癒える。
■ ■ ■
「魔王ー!」
「……勇者! どうしたのだ~、今日もちいこくてかわいいなぁ」
笑顔を作って、飛び込んできた勇者を抱きしめてやる。
静かな魔王城も、彼がいるとにぎやかだ。
「これあげる」
「ぬはは! 首! わざわざ持ってきたのか」
勇者が裏切っていることを人間たちは知らない。魔族も勇者が敵ではないことを知らない。
だから城にかくまっているが、勇者本人は特に警戒することもなく外出しては土産を持って帰ってくる。
今回の土産は、テラルに文を送る裏切り者の首だった。人間に与していることは以前から知っていたが、あえて泳がせ、ときに偽の情報をつかませて利用していた。
勇者が魔王城に留まっていることを嗅ぎつけたときは潮時だろうと考えていたが──。
「私のことが書いてある手紙、差し止めて燃やしておいたから」
まさにそのタイミングだったようだ。勇者は我よりも行動が早くて助かる。
首を受け取って眺め見る。
まあ、ただの首だ。表情を見るに、こいつは首を切られて死んだことに気付いていないかもしれない。
この国には、かつての国交の名残で人間の血が混ざった魔族が存在する。これもその子孫だ。
半端者の一族でも代々かわいがってやったのに……やはりダメだな。人間の血は魔族の知性を穢す。
「のう、勇者よ。手筈が整ったら、人間の血を引く者はみな間引こうと思うのだ。早く手を打たねば、奴らは魔族をたぶらかし、純血の系譜を侵していく」
「魔王がそれで幸せになれるなら、私は構わないよ。リストアップしとくね」
「うむ!」
不思議だ。勇者と──リオンいると、重く軋む身体が軽くなる。
膝の上に乗せていつまでも撫でていたい。
「おぬしからは癒しの波動でも出ておるのか? いい匂いだし、人間ぽくない。奴らは汗くさいからな」
「昔のくせで毎日風呂に入るからかな」
それだけではないだろう。魂の美しさが発露して五感に訴えかけているのだ。そうに違いない。
人間の肉をしているのがもったいない存在だ。
我の力を以って魔族に引き上げてやろうか。きっと、リオンなら喜んで永遠を共に過ごしてくれる。
魔王は神によって特別に作られた子供だ。
旧魔王城地下洞窟《はじまりの水》から成体の状態で発生し、生まれたその日から天命に従って一人で活動を始める。
魔王には大陸ひいては属する魔族を守護せんとする本能が備わっており、それ以外の情動の発達は誕生後の自由意志に委ねられている。
外観こそ魔族と同じだが、根本的には異なる種族だ。上位存在としての自覚もあり、魔族の営みとは一線を引いて生活する。
けれどリオンといると、まるで自分が一己の魔族になったように思えた。
それは幸せな心地だった。
我の中に生まれた、一人を愛おしいと思う感情が愛おしい。
彼が我に与えてくれる安らぎは、この長い生の中で比類なかった。
失いたくない。
だが、勇者を大切にしたいと思うほど、ぞわぞわとイヤな感覚が湧き上がる。
これは罪の意識だ。
守護よりも優先されるものなどない。
あってはならない。
大丈夫、忘れていない。我が最も大切にすべきこと。
我が魔王であること。
彼ならわかってくれる、一緒にまっとうしてくれる。
だから、彼を愛しても我は変わらずにいられる。
変わらないから、彼を愛しても大丈夫。
大切なものを取り替えるわけじゃない。
同じくらい大切にするだけ。
己の存在理由から逃げたりしない。
だから、だから。
束の間の安息を見逃してくれ、太古に我を産みし女神よ。
「ねぇ、聞いて欲しいことがあるんだけど」
「うむうむ、欲しいものでもあるのか? 我にできることならなんでもするぞ」
「私の父に会ってほしい」
ばきっ。持っていた生首を握りつぶしてしまった。危ない危ない、彼の腕をつかんでいなくて良かった。
「おぬしの父……は、ただの人間ではないか」
イヤな感覚がする。ちりちりと皮膚が焼ける感覚。
自分の焦げたにおいがつきまとう。
「でも、テラル国王だよ。使い道のある年寄りだ。父と会って、両国の橋を渡して欲しい」
国交? なぜ?
滅ぼすのに?
我の悲願をリオンは知っている。
知っていてどうしてそんなことを言う。
「大丈夫! 私の言う通りにすれば、ハッピーエンドになるから」
なぜこやつは笑っているんだ。
喉が締まる。
燃える。燃える。
23
お気に入りに追加
136
あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
兎森りんこ
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる