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本作品

初恋、そして将来の夢

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───── これは私“三崎亜衣みさきあい”と盲目もうもくの少年“高岡潤たかおかじゅん”の波乱はらんの恋の物語ストーリー………



───── 私と潤は、子供の頃から仲良しで、家族とも親しく付き合いがある間柄あいだがらだ。
小学6年の時は潤と同じクラスで、お互いに初恋の相手となった。互いに将来の夢についても話していて、潤はピアニスト・ピアノの先生、私はプロの歌手となり武道館ぶどうかんライブを達成させる、そして最大の夢は潤と結婚して、私が歌って潤がピアノを演奏する・・・。そんなことを2人で話しながら私たちの愛の誓いのしるしとして、おそろいののクローバーのキーホルダーを交換する仲だった。

ところがある日、私たち家族で外食するために父親が運転する車で移動している時だった・・・。あやまって潤をねてしまった。潤の命に別状はなかったが、事故の後遺症こういしょうにより視力を完全に失ってしまった。・・・後天的全盲こうてんてきぜんもうになってしまったのだ。この事故がきっかけとなり、潤の家族との付き合いは気まずくなり潤とも会えなくなってしまった。

当然、潤は普通の中学校には入学できず盲学校もうがっこうに入学するために、潤の家族は引っ越していってしまった。
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