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第2章 箱入りママの話
可愛い天使のために話し合います( カトリーヌ視点)
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お城の庭園には フェルディナンド様の銅像が建てられています。彼は国王陛下ですからね。
私は銅像を目にして、思わず吹き出してしまいました。以前は先代国王の銅像が同じ場所にあったのですが、銅像には隠しスイッチがあって、クルセイラ様がよく隠し通路を使ってお城を抜け出していました。王族しか知らない隠し通路なので、使用人の皆さんはクルセイラ様を発見することができませんでした。そこで、 フェルディナンド様がクルセイラ様を連れ戻すことにしたのです。
隠し通路はアキナ村という場所に繋がっています。 フェルディナンド様はアキナ村でクルセイラ様を追っていました。その時に彼は、村娘のティアとぶつかってしまいました。そして、二人は恋に落ちました。身分差により叶わぬ悲恋です。
けれど、クルセイラ様のお力沿いにより、 フェルディナンド様とティア様はめでたく結婚することができました。ティア様は平民の出でありながら、王妃の座を見事勝ち取ったのです。高原の魔女ラブリナ様の協力もあったようですが、それは別のお話しですね。
庭園と言えば、クルセイラ様が世界中を旅していた時に契約した光の妖精王フォトン様が密かに棲んでいます。私がフォトン様のお住まいを壊してしまい、フォトン様の代わりの住居をクルセイラ様が提供してくださったのです。
フォトン様とちょっとした言い争いになってしまい、暴走してしまったのは本当に若気の至りーー黒歴史ですよ。でも、大切な親友のクルセイラ様を馬鹿にされたのは我慢ならなかったのです。
フォトン様は今はチョウチョの姿をなさっているのですね。私は彼に手を振ってみました。すると、彼はなぜか一目散に離れていきました。急ぎの用事でもありましたか。
キャサリンの案内で、お城の正面入り口に入りました。久しぶりの訪問なので、少しだけ緊張してしまいますね。
そんな私に声をかけてくる人がいました。
「 カトリーヌ、久しぶりね。いつ以来かしら?」
その人は銀髪で、紫の瞳がとても魅力的です。その二つの特徴をお持ちの方は世界中を探してもただ一人、クルセイラ様以外にいません。私は笑顔で答えることにしました。
「私とクワトロの結婚式以外でしょうか」
「もうそんなになるのね」
「クルセイラ様は、お子様がいるとは思えないほどお美しいですね」
「あら、それは カトリーヌもでしょ。昔と全く体型が変わっていないわ」
「平民は頻繁には洋服を購入できないので、体型が変わらないように気を付けているのですよ」
「洋服なら、この私が用意して差し上げるわよ」
「言外に私のことを太らせようと画策してませんよね?」
「さあ、どうかしらね。ふふふ」
油断も隙もあったものではありません。
クルセイラ様は、冒険していた頃に 一週間何も食べなくても全くお腹が空かない魔法の薬を開発しました。私は その薬の実験台にさせられたことがあるのです。 薬は甘い飴のようで美味しかったのですが・・・・・・ 体重が2倍になってしまいました。
デブという言葉は使わないでください。 ぽっちゃり体型ですよ。 ここは重要なところです!
私がぽっちゃり体型になった姿をクワトロに 見られてしまいました。
私は恥ずかしさのあまり暴走を・・・・・・クルセイラ様に 止めてもらわなければどうなっていたかわかりません。 原因を作ったのもクルセイラ様ですけどね。 わがまま姫の突然の思いつきはいつものことだったので、 私は遠い目をして犬に噛まれたとでも思った諦めるしかありませんでした。
クルセイラ様も一児の 母親になったのですから、 もう少しだけ 落ち着いてもらえないものでしょうか。 以前と全く同じやり取りで、 私がすっかりリラックスできたのは確かですけどね。クルセイラ様は 大変聡明で、 実は人のことを気遣える優しい一面もあります。でも、 その方法が大変なわがままとしか思えないのですが・・・・・・ こればかりは性格なので、どうしようもありませんよね。
そんなことよりも、エリカの件が大事ですよ。私は本題を切り出すことにしました。
「・・・・・・世間話はこれくらいにして、エリカの魔力についてですけど」
「謎の発光についてでしょ。どうやらあの時の発光は魔族領まで届いていて、魔王アスモデリアを貫いたそうよ」
「えっ!?」
クルセイラ様の 説明を聞いて、私は驚きを隠せずにはいられませんでした。エリカは確かに強力な魔力を発していました。でもそれは魔力の暴走に過ぎず、明確な意思を持って発動された魔法だとは思えませんよ。
「遠隔で魔王アスモデリアを消滅させるという規格外の魔法だけど、それだけに偶発的に魔力暴走で引き起こされるものではないわ」
「エリカがそんなとんでもない魔法を発動させたとでも言うとですか?」
あり得ません。エリカは、まだ生まれて間もない赤ちゃんです。転生者でもない限り、いえ、そうだとしても 今現在、 魔王を一撃で消滅させることができる魔法など存在しません。ましてや 遥か彼方にいる 存在に対して、 魔法をかけることなど不可能です。
何が一体どうなっているのでしょうか。 私の理解の範疇を超えていました。
「 おそらくカトリーヌの娘・・・・・・エリカちゃんは 私よりも 魔力が高いと思うのよ」
「クルセイラ様よりもですか・・・・・・!?」
クルセイラ様は 魔力 3000と 世界一の魔力を誇っています。私は 魔力999と 高い方ではあるのですが、 それでも決して彼女には敵いませんでした。
アスモデリアを 遠隔で一撃で仕留めたのですから、クルセイラ様以上の魔力というのは 間違いないでしょう。
しかし、エリカが意図的にアスモデリアを 魔法で攻撃したとは思えません。
もしもエリカが転生者なら、【念話】のスキルで私との交流を図るはずです。魔力スキルは魔法と違って消費なしで発動することができて、魔力が高ければ誰でも覚えることができます。
でも、エリカは言葉を全く理解していないようでした。エリカが異世界からの転生者ならば、どれ程強大な魔力を有していようと、アスモデリアの存在を知りようがないので、攻撃を試みることさえしないはずです。
「第三者がエリカちゃんの魔力を利用して、アスモデリアを消滅させたという可能性もあるわ」
「そ、そんな・・・・・・!?」
私は否定したいけど、クルセイラ様の意見も一理ありました。私とクワトロは有名でした。平民だから、何の後ろ楯もありません。だから、エリカの魔力を意図も簡単に利用されてしまったのでしょうか。もしもそうだとしたら、私は 母親失格ですね。
こんなことなら、もっと早く ラシックお兄様やクルセイラ様を 頼るべきでした。
後悔しても仕方がありません。エリカのことを 再び狙われる恐れも あるから、 今はその対策を 話し合って、 全力で守ることにしましょう!
私は銅像を目にして、思わず吹き出してしまいました。以前は先代国王の銅像が同じ場所にあったのですが、銅像には隠しスイッチがあって、クルセイラ様がよく隠し通路を使ってお城を抜け出していました。王族しか知らない隠し通路なので、使用人の皆さんはクルセイラ様を発見することができませんでした。そこで、 フェルディナンド様がクルセイラ様を連れ戻すことにしたのです。
隠し通路はアキナ村という場所に繋がっています。 フェルディナンド様はアキナ村でクルセイラ様を追っていました。その時に彼は、村娘のティアとぶつかってしまいました。そして、二人は恋に落ちました。身分差により叶わぬ悲恋です。
けれど、クルセイラ様のお力沿いにより、 フェルディナンド様とティア様はめでたく結婚することができました。ティア様は平民の出でありながら、王妃の座を見事勝ち取ったのです。高原の魔女ラブリナ様の協力もあったようですが、それは別のお話しですね。
庭園と言えば、クルセイラ様が世界中を旅していた時に契約した光の妖精王フォトン様が密かに棲んでいます。私がフォトン様のお住まいを壊してしまい、フォトン様の代わりの住居をクルセイラ様が提供してくださったのです。
フォトン様とちょっとした言い争いになってしまい、暴走してしまったのは本当に若気の至りーー黒歴史ですよ。でも、大切な親友のクルセイラ様を馬鹿にされたのは我慢ならなかったのです。
フォトン様は今はチョウチョの姿をなさっているのですね。私は彼に手を振ってみました。すると、彼はなぜか一目散に離れていきました。急ぎの用事でもありましたか。
キャサリンの案内で、お城の正面入り口に入りました。久しぶりの訪問なので、少しだけ緊張してしまいますね。
そんな私に声をかけてくる人がいました。
「 カトリーヌ、久しぶりね。いつ以来かしら?」
その人は銀髪で、紫の瞳がとても魅力的です。その二つの特徴をお持ちの方は世界中を探してもただ一人、クルセイラ様以外にいません。私は笑顔で答えることにしました。
「私とクワトロの結婚式以外でしょうか」
「もうそんなになるのね」
「クルセイラ様は、お子様がいるとは思えないほどお美しいですね」
「あら、それは カトリーヌもでしょ。昔と全く体型が変わっていないわ」
「平民は頻繁には洋服を購入できないので、体型が変わらないように気を付けているのですよ」
「洋服なら、この私が用意して差し上げるわよ」
「言外に私のことを太らせようと画策してませんよね?」
「さあ、どうかしらね。ふふふ」
油断も隙もあったものではありません。
クルセイラ様は、冒険していた頃に 一週間何も食べなくても全くお腹が空かない魔法の薬を開発しました。私は その薬の実験台にさせられたことがあるのです。 薬は甘い飴のようで美味しかったのですが・・・・・・ 体重が2倍になってしまいました。
デブという言葉は使わないでください。 ぽっちゃり体型ですよ。 ここは重要なところです!
私がぽっちゃり体型になった姿をクワトロに 見られてしまいました。
私は恥ずかしさのあまり暴走を・・・・・・クルセイラ様に 止めてもらわなければどうなっていたかわかりません。 原因を作ったのもクルセイラ様ですけどね。 わがまま姫の突然の思いつきはいつものことだったので、 私は遠い目をして犬に噛まれたとでも思った諦めるしかありませんでした。
クルセイラ様も一児の 母親になったのですから、 もう少しだけ 落ち着いてもらえないものでしょうか。 以前と全く同じやり取りで、 私がすっかりリラックスできたのは確かですけどね。クルセイラ様は 大変聡明で、 実は人のことを気遣える優しい一面もあります。でも、 その方法が大変なわがままとしか思えないのですが・・・・・・ こればかりは性格なので、どうしようもありませんよね。
そんなことよりも、エリカの件が大事ですよ。私は本題を切り出すことにしました。
「・・・・・・世間話はこれくらいにして、エリカの魔力についてですけど」
「謎の発光についてでしょ。どうやらあの時の発光は魔族領まで届いていて、魔王アスモデリアを貫いたそうよ」
「えっ!?」
クルセイラ様の 説明を聞いて、私は驚きを隠せずにはいられませんでした。エリカは確かに強力な魔力を発していました。でもそれは魔力の暴走に過ぎず、明確な意思を持って発動された魔法だとは思えませんよ。
「遠隔で魔王アスモデリアを消滅させるという規格外の魔法だけど、それだけに偶発的に魔力暴走で引き起こされるものではないわ」
「エリカがそんなとんでもない魔法を発動させたとでも言うとですか?」
あり得ません。エリカは、まだ生まれて間もない赤ちゃんです。転生者でもない限り、いえ、そうだとしても 今現在、 魔王を一撃で消滅させることができる魔法など存在しません。ましてや 遥か彼方にいる 存在に対して、 魔法をかけることなど不可能です。
何が一体どうなっているのでしょうか。 私の理解の範疇を超えていました。
「 おそらくカトリーヌの娘・・・・・・エリカちゃんは 私よりも 魔力が高いと思うのよ」
「クルセイラ様よりもですか・・・・・・!?」
クルセイラ様は 魔力 3000と 世界一の魔力を誇っています。私は 魔力999と 高い方ではあるのですが、 それでも決して彼女には敵いませんでした。
アスモデリアを 遠隔で一撃で仕留めたのですから、クルセイラ様以上の魔力というのは 間違いないでしょう。
しかし、エリカが意図的にアスモデリアを 魔法で攻撃したとは思えません。
もしもエリカが転生者なら、【念話】のスキルで私との交流を図るはずです。魔力スキルは魔法と違って消費なしで発動することができて、魔力が高ければ誰でも覚えることができます。
でも、エリカは言葉を全く理解していないようでした。エリカが異世界からの転生者ならば、どれ程強大な魔力を有していようと、アスモデリアの存在を知りようがないので、攻撃を試みることさえしないはずです。
「第三者がエリカちゃんの魔力を利用して、アスモデリアを消滅させたという可能性もあるわ」
「そ、そんな・・・・・・!?」
私は否定したいけど、クルセイラ様の意見も一理ありました。私とクワトロは有名でした。平民だから、何の後ろ楯もありません。だから、エリカの魔力を意図も簡単に利用されてしまったのでしょうか。もしもそうだとしたら、私は 母親失格ですね。
こんなことなら、もっと早く ラシックお兄様やクルセイラ様を 頼るべきでした。
後悔しても仕方がありません。エリカのことを 再び狙われる恐れも あるから、 今はその対策を 話し合って、 全力で守ることにしましょう!
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