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第11章、 私の名前を言ってみて!
妖精の森その1(’-’*)♪
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アンダー村の近くには妖精が住む森がある。
別名迷いの森と言って、 妖精にお菓子をあげないとさ迷い歩くことになる。
アレクが 妖精を助けたことで、【妖精の加護】を もらった場所でもあるんだよね。
「 邪悪な気配を感じるわ」
クレアが 注意を促す。
アンジェリカは 顔色が悪くなった。 彼女は妖精巫女だけあって、妖精の感情をダイレクトに感じ取ることができる。
「 妖精が 怯えているよ」
今の私では感じ取れないけど、妖精の天敵がいるかもしれない。
私が思った通り、 手に負えないモンスターがいるのだろう。
勇者に成長したアレクならともかく 、弱体化した 彼では 到底太刀打ちできないと思う。
世話が焼ける弟子だね。
私が駆けつけるまで持ちこたえなさいよ。
「クレア、 気配はどこから感じる? 案内して」
「こっちよ」
今の私でも見えるくらいの闇 が渦巻いている。
その中にアレクがいた。 彼は剣を構えて 、私の知らないモンスターと向き合っている。
私はモンスター図鑑をコンプリートしていたから、きっとバージョンアップされた時に追加されたモンスターだろうね。【 妖精の加護】が 前提の勇者パーティーでは苦戦するかもしれない。
今の私では、どうせ妖精魔法が使えないんだけどね。
「【 ジェノサイド デスサイズ】!!」
「【 エクセレントリープスラッシュ】!!」
ラファルの魔法とアウェイクの斬撃。 モンスターはひとたまりもないだろう。
ワンサイドゲームだね。 さすが勇者パーティーを苦しめた強敵なだけはあるよ。
と思ったら、モンスターはかすり傷程度だった。
おおっ!
もしかして、 思いっきりバトルを楽しめちゃう?
あ、いや、 油断はしないよ。本当だよ?
この強さはただものじゃないね。 ひょっとしたら、新バージョンの裏ボス的存在かもしれない。
作戦を立てた方がいいかもしれないね。
「 妖精魔法が効かないかもしれないから、アンジェリカはサポートに専念して。クレアは 防御魔法と回復魔法を お願いね。ラファルとアウェイクは 攻撃を続けて」
「 お姉ちゃんが美味しいところを持っていくんだね」
ラファルの 言うとおりだけど、ラファルとアウェイクは 謎モンスターと属性が同じだから、 あまりダメージを与えられそうにない。
私の最大火力で 倒すしかないんだよ。
「【 フェアリーサポート】!」
「【 セイクリッドシールド】!」
「【 シャドウエナジー】!」
「【 ハリケーンラッシュ】!」
アンジェリカが 身体強化の魔法をかけて、クレアは 防御魔法でモンスターの攻撃を防ぐ。ラファルとアウェイクは ただひたすらに攻撃を繰り返した。
私は魔力を高めることに専念する。
「師匠、 俺はどうすればいいんだ?」
「そうね。アレクは・・・・・・」
アレクは 私たちが駆けつけるまで謎モンスターの攻撃を 凌ぎ切っていたから、 前衛になっても邪魔にはならないだろう。
って。
ちょっと待って!
「アレクは 私のこと覚えてるの!?」
「ああ、 俺が師匠のことを忘れるわけないだろ」
アレクはアレクのままだ。
嬉しいよ!
でも、今は感動に浸ってる余裕はない。
「 話は後だよ。アレクも一緒に戦って!」
「 任せろ!」
アレクは いつもよりも動きがいい。【 ステータスカンスト】が 発動しているようだ。 さすが勇者様といったところか。
私は弱体化しているのに、なんかずるいな。
アレクの 剣は黄金色に輝き、 光属性の一撃を謎モンスターに食らわせる。
私がいなくても 倒せそう?
いや、何故か謎 モンスターは無傷だった。
光属性は 弱点だと思うけど、 光妖精の力が付与されているから防がれたのかな。
あらゆる妖精の 効果を無効化するなら、厄介すぎるよ!
相性が悪すぎる。
「アレク、 妖精の力を借りた攻撃は効かないみたいだよ」
「 仕方がないな。【 ブレイブバースト】を発動するぞ!」
アレクは ステータス低下のペナルティを受けることなく、 【ブレイブバースト 】発動させている。つまり、アレクは 私が預かり知らないところで勇者として覚醒しているということである。
私に内緒にして、勝手に勇者になるなんて許せないね!
ある程度はダメージを与えているけど、 倒すには至っていないようだ。
やっぱり、私が 大活躍しなきゃならないようだね。
「【 シューティングスターダスト】!!」
私の魔力を最大限に込めて、隕石の魔法を謎 モンスターに 撃ち落とした。
ダークネスフェアリードラゴンだって一撃で倒せる必殺魔法だから、 他の裏ボスだって 余裕で倒せるはずだよ。
本来はレベルをカンストしないと発動させられない魔法だから、 全身に激しい痛みが走っている。 涙が出てくるよ。
渾身の一撃だった。
それなのに、謎 モンスターに ダメージは与えられたけど、 動きを止めることはできなかった。
何気に大ピンチだよ!
別名迷いの森と言って、 妖精にお菓子をあげないとさ迷い歩くことになる。
アレクが 妖精を助けたことで、【妖精の加護】を もらった場所でもあるんだよね。
「 邪悪な気配を感じるわ」
クレアが 注意を促す。
アンジェリカは 顔色が悪くなった。 彼女は妖精巫女だけあって、妖精の感情をダイレクトに感じ取ることができる。
「 妖精が 怯えているよ」
今の私では感じ取れないけど、妖精の天敵がいるかもしれない。
私が思った通り、 手に負えないモンスターがいるのだろう。
勇者に成長したアレクならともかく 、弱体化した 彼では 到底太刀打ちできないと思う。
世話が焼ける弟子だね。
私が駆けつけるまで持ちこたえなさいよ。
「クレア、 気配はどこから感じる? 案内して」
「こっちよ」
今の私でも見えるくらいの闇 が渦巻いている。
その中にアレクがいた。 彼は剣を構えて 、私の知らないモンスターと向き合っている。
私はモンスター図鑑をコンプリートしていたから、きっとバージョンアップされた時に追加されたモンスターだろうね。【 妖精の加護】が 前提の勇者パーティーでは苦戦するかもしれない。
今の私では、どうせ妖精魔法が使えないんだけどね。
「【 ジェノサイド デスサイズ】!!」
「【 エクセレントリープスラッシュ】!!」
ラファルの魔法とアウェイクの斬撃。 モンスターはひとたまりもないだろう。
ワンサイドゲームだね。 さすが勇者パーティーを苦しめた強敵なだけはあるよ。
と思ったら、モンスターはかすり傷程度だった。
おおっ!
もしかして、 思いっきりバトルを楽しめちゃう?
あ、いや、 油断はしないよ。本当だよ?
この強さはただものじゃないね。 ひょっとしたら、新バージョンの裏ボス的存在かもしれない。
作戦を立てた方がいいかもしれないね。
「 妖精魔法が効かないかもしれないから、アンジェリカはサポートに専念して。クレアは 防御魔法と回復魔法を お願いね。ラファルとアウェイクは 攻撃を続けて」
「 お姉ちゃんが美味しいところを持っていくんだね」
ラファルの 言うとおりだけど、ラファルとアウェイクは 謎モンスターと属性が同じだから、 あまりダメージを与えられそうにない。
私の最大火力で 倒すしかないんだよ。
「【 フェアリーサポート】!」
「【 セイクリッドシールド】!」
「【 シャドウエナジー】!」
「【 ハリケーンラッシュ】!」
アンジェリカが 身体強化の魔法をかけて、クレアは 防御魔法でモンスターの攻撃を防ぐ。ラファルとアウェイクは ただひたすらに攻撃を繰り返した。
私は魔力を高めることに専念する。
「師匠、 俺はどうすればいいんだ?」
「そうね。アレクは・・・・・・」
アレクは 私たちが駆けつけるまで謎モンスターの攻撃を 凌ぎ切っていたから、 前衛になっても邪魔にはならないだろう。
って。
ちょっと待って!
「アレクは 私のこと覚えてるの!?」
「ああ、 俺が師匠のことを忘れるわけないだろ」
アレクはアレクのままだ。
嬉しいよ!
でも、今は感動に浸ってる余裕はない。
「 話は後だよ。アレクも一緒に戦って!」
「 任せろ!」
アレクは いつもよりも動きがいい。【 ステータスカンスト】が 発動しているようだ。 さすが勇者様といったところか。
私は弱体化しているのに、なんかずるいな。
アレクの 剣は黄金色に輝き、 光属性の一撃を謎モンスターに食らわせる。
私がいなくても 倒せそう?
いや、何故か謎 モンスターは無傷だった。
光属性は 弱点だと思うけど、 光妖精の力が付与されているから防がれたのかな。
あらゆる妖精の 効果を無効化するなら、厄介すぎるよ!
相性が悪すぎる。
「アレク、 妖精の力を借りた攻撃は効かないみたいだよ」
「 仕方がないな。【 ブレイブバースト】を発動するぞ!」
アレクは ステータス低下のペナルティを受けることなく、 【ブレイブバースト 】発動させている。つまり、アレクは 私が預かり知らないところで勇者として覚醒しているということである。
私に内緒にして、勝手に勇者になるなんて許せないね!
ある程度はダメージを与えているけど、 倒すには至っていないようだ。
やっぱり、私が 大活躍しなきゃならないようだね。
「【 シューティングスターダスト】!!」
私の魔力を最大限に込めて、隕石の魔法を謎 モンスターに 撃ち落とした。
ダークネスフェアリードラゴンだって一撃で倒せる必殺魔法だから、 他の裏ボスだって 余裕で倒せるはずだよ。
本来はレベルをカンストしないと発動させられない魔法だから、 全身に激しい痛みが走っている。 涙が出てくるよ。
渾身の一撃だった。
それなのに、謎 モンスターに ダメージは与えられたけど、 動きを止めることはできなかった。
何気に大ピンチだよ!
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