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第10章、召喚された 幼女先輩
ダクネスの遺跡その3(*`Д´)ノ!!!
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アンジェリカを傷つけたのは誰?
許さない!
どんな手段をもってでもぶっ殺してやる!
「【 オメガブースト】!!」
力任せの一撃。
ダクネスにあっさりと回避されてしまう。
「 そんな単調な攻撃では我には当たらんぞ」
「【 ターゲット ライン】【 ボルテックインパクト】!!」
「 そんな攻撃どうということは・・・・・・なっ!?」
必中攻撃化した 特大のマヒ攻撃。 ダークネスが 慌てたところで、私はさらに追撃をくり出す。
「【 ブラスターメテオウイング】!!」
「 馬鹿な!? 人間一人に 押されているだと!!」
「【 エンペラードラゴンショット】!!」
「【 ディスペル】・・・・・・ ぐはっ!?」
ダクネスは麻痺の効果を打ち消そうとしたけど、 私の魔力の方が高いから不発に終わった。
まだまだ!
アンジェリカが味わった痛みはこんなものじゃないよ!
「【 ボルテックラインバースト】!!」
「 仕方がない。【 パーフェクトキャンセラー】【 エンペラードラゴンシールド】!!」
ダクネスは今度はまひの効果を打ち消して、 全身に結界を生み出す。 そして、私に猛スピードで向かってくる。
どうやら、体当たりを仕掛けてくるようだ。
体格差頑丈さから言って私の方がどう的に不利。 この一撃を受ければ私は即死することだろう。
知ったことか!
私は全力を以て迎え撃つことにした。
「【 ブレイブバースト】【 エンペラーオメガインパクト】!!!」
「【 ドラゴインパクト】!!!」
巨大なエネルギーのぶつかり合いにより、 激しい地震が起こる。
力が拮抗しているかに見えたが、 やがて少しずつダクネスの 力が弱まり、 見事なまでに倒すことができた。
でも、まだ生きている。
私は剣を振りかぶった。
その時。
かんながなぜか私の前で両手を広げた。
「 師匠、駄目です」
「 どいて。私はそいつを殺さなきゃいけないの」
「 ダクネスの 闇を浄化しないとアンジェリカは元に戻らないんですよ」
「 じゃあ、浄化した後で殺してあげる」
「 どうしちゃったんですか。師匠らしくないですよ。 ダクネスはもう一体のパフェなんですよ?」
「 それなら、パフェも殺さないといけないよね」
「 ママ、怖いの!」
私の顔を見てパフェが怯えている。
無害そうに見えて可愛らしい姿だ。
しかしその正体はダクネスで、 いずれは人間の外敵となる存在である。 ならば今この場で殺してしまった方が良いのではないだろうか。
「 師匠、しっかりしろよ!」
パチンという音と共に私の頬に何かが当たった。
アレクによる平手打ち。
どうして私の邪魔をするの!
アンジェリカを傷つけた憎き敵が 目の前にいるのに、 怒りのままに殺せないなんてあんまりだよ。
「 パフェは一度だって人を傷つけたことはないぞ。それでも殺そうって言うのか?」
「 だって・・・・・・それなら私はどうすればいいの?」
「 ママ悲しいの? 泣かないでほしいの」
殺されそうになったというのに、パフェは私のことを心配してくれている。
私は何て事をしようとしていたのだろう。
アンジェリカだってこんなことは望んでいない。本当は分かっていた。
感情のぶつけどころがなくて、子供のように喚いていたようなものだ。
「 パフェ、ごめんね」
「 ママが笑ってくれたらパフェも嬉しいの」
癒されるよ。パフェ可愛すぎるよ。
私はもう大丈夫。
「かんな、 ダクネスを浄化すればいいんだよね」
「はい。 ゲーム通りならそれで全てが解決するはずです。・・・・・・ ダクネスはパフェのような姿と性格になるから、その・・・・・・」
「 分かってる。もう殺そうとしたりしないよ」
さっきまで荒んでいたのに、今は心が穏やかだ。
さあ、すべてを終わらせよう。
ダクネスに手をかざし、浄化の祈りを・・・・・・。
「 なんだこれは!?」
「 光に包まれて!」
「 俺たちの体が消えている!?」
アルバート、ロイド、エルヴィンの体が 光に包まれて消滅した。
「 どうやら間に合ったようだな」
ダクネスの仕業か!
すぐに解除してーー。
「【 パーフェクトキャンセラー】!!」
どういうことなの!?
元に戻るところか 周囲すべてが光に包まれていく。
光から逃れているのはダクネスとかんなだけだった。
かんなは実は敵だったから、ダクネス へのとどめを 遮ったの?
ううん、 信じてるからね。
許さない!
どんな手段をもってでもぶっ殺してやる!
「【 オメガブースト】!!」
力任せの一撃。
ダクネスにあっさりと回避されてしまう。
「 そんな単調な攻撃では我には当たらんぞ」
「【 ターゲット ライン】【 ボルテックインパクト】!!」
「 そんな攻撃どうということは・・・・・・なっ!?」
必中攻撃化した 特大のマヒ攻撃。 ダークネスが 慌てたところで、私はさらに追撃をくり出す。
「【 ブラスターメテオウイング】!!」
「 馬鹿な!? 人間一人に 押されているだと!!」
「【 エンペラードラゴンショット】!!」
「【 ディスペル】・・・・・・ ぐはっ!?」
ダクネスは麻痺の効果を打ち消そうとしたけど、 私の魔力の方が高いから不発に終わった。
まだまだ!
アンジェリカが味わった痛みはこんなものじゃないよ!
「【 ボルテックラインバースト】!!」
「 仕方がない。【 パーフェクトキャンセラー】【 エンペラードラゴンシールド】!!」
ダクネスは今度はまひの効果を打ち消して、 全身に結界を生み出す。 そして、私に猛スピードで向かってくる。
どうやら、体当たりを仕掛けてくるようだ。
体格差頑丈さから言って私の方がどう的に不利。 この一撃を受ければ私は即死することだろう。
知ったことか!
私は全力を以て迎え撃つことにした。
「【 ブレイブバースト】【 エンペラーオメガインパクト】!!!」
「【 ドラゴインパクト】!!!」
巨大なエネルギーのぶつかり合いにより、 激しい地震が起こる。
力が拮抗しているかに見えたが、 やがて少しずつダクネスの 力が弱まり、 見事なまでに倒すことができた。
でも、まだ生きている。
私は剣を振りかぶった。
その時。
かんながなぜか私の前で両手を広げた。
「 師匠、駄目です」
「 どいて。私はそいつを殺さなきゃいけないの」
「 ダクネスの 闇を浄化しないとアンジェリカは元に戻らないんですよ」
「 じゃあ、浄化した後で殺してあげる」
「 どうしちゃったんですか。師匠らしくないですよ。 ダクネスはもう一体のパフェなんですよ?」
「 それなら、パフェも殺さないといけないよね」
「 ママ、怖いの!」
私の顔を見てパフェが怯えている。
無害そうに見えて可愛らしい姿だ。
しかしその正体はダクネスで、 いずれは人間の外敵となる存在である。 ならば今この場で殺してしまった方が良いのではないだろうか。
「 師匠、しっかりしろよ!」
パチンという音と共に私の頬に何かが当たった。
アレクによる平手打ち。
どうして私の邪魔をするの!
アンジェリカを傷つけた憎き敵が 目の前にいるのに、 怒りのままに殺せないなんてあんまりだよ。
「 パフェは一度だって人を傷つけたことはないぞ。それでも殺そうって言うのか?」
「 だって・・・・・・それなら私はどうすればいいの?」
「 ママ悲しいの? 泣かないでほしいの」
殺されそうになったというのに、パフェは私のことを心配してくれている。
私は何て事をしようとしていたのだろう。
アンジェリカだってこんなことは望んでいない。本当は分かっていた。
感情のぶつけどころがなくて、子供のように喚いていたようなものだ。
「 パフェ、ごめんね」
「 ママが笑ってくれたらパフェも嬉しいの」
癒されるよ。パフェ可愛すぎるよ。
私はもう大丈夫。
「かんな、 ダクネスを浄化すればいいんだよね」
「はい。 ゲーム通りならそれで全てが解決するはずです。・・・・・・ ダクネスはパフェのような姿と性格になるから、その・・・・・・」
「 分かってる。もう殺そうとしたりしないよ」
さっきまで荒んでいたのに、今は心が穏やかだ。
さあ、すべてを終わらせよう。
ダクネスに手をかざし、浄化の祈りを・・・・・・。
「 なんだこれは!?」
「 光に包まれて!」
「 俺たちの体が消えている!?」
アルバート、ロイド、エルヴィンの体が 光に包まれて消滅した。
「 どうやら間に合ったようだな」
ダクネスの仕業か!
すぐに解除してーー。
「【 パーフェクトキャンセラー】!!」
どういうことなの!?
元に戻るところか 周囲すべてが光に包まれていく。
光から逃れているのはダクネスとかんなだけだった。
かんなは実は敵だったから、ダクネス へのとどめを 遮ったの?
ううん、 信じてるからね。
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