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「それじゃ、早速部室にいきましょう」
「え? はい」
今は放課後ではなく昼休みなんだけど、何故か部員全員が部室に集まっていた。ゆり先輩、部長が召集をかけたという。
「部長、また拉致してきたんですか・・・・・・」
平凡そうな男子生徒が呆れたようにゆり部長を批難した。
「あら、同意を得てから連れてきたわよ」
「俺は強制的に入部させられたのですが!?」
「そのわりには毎日部活に顔を出してるじゃない。嫌よ嫌よも好きの内。まともくんはドMなのかしら。ふふふ」
「新入部員に誤解されるような発言しないでくださいよ!」
まとも先輩のネクタイの色は赤だから、彼は二年生のようだ。平均身長で、顔も平均的な顔立ち。雰囲気もどことなく似ている気がする。まとも先輩が悪いわけではないけれど、私は何だか彼に対して不快感を覚えてしまった。
「あらあら、まともくんは早速きららちゃんに嫌われてしまったようね」
「なんでですか!? 俺、まだなにもしてないですよ!」
「これからセクハラするのかしら」
「しませんってば!!」
ゆり部長がからかい、まとも先輩が慌てて否定する。すると余計に弄られる。私は初めて接した訳だけど、他の部員にとってはどうやらいつもの光景のようだ。つまり、普通・・・・・・。
芸術部は個性派揃いと聞いていたのに、期待はずれだったのだろうか。
「し、知らない人、ま、また増える、の・・・・・・?」
前髪で目が隠れている小柄な女の子がオドオドしながら、ゆり部長に確認した。ゆり部長は両手を合わせる。
「こもりん、相談もせずに決めてごめんね」
「ゆりが決めた人なら、が、頑張る。わ、私はこ、小森で、す・・・・・・。こもりちゃんって、呼んでも、いい、よ」
「こもりん、偉いわ。よしよし」
こもり先輩が自己紹介をしてくれた。ゆり部長は嬉しそうに、こもり先輩の頭を撫でる。
そうだ。私も名を名乗らないといけない。
「はじめまして。私は新入部員の早乙女きららです」
「漫画のキャラみたいだね」
まとも先輩のありきたりな感想に、私は溜め息を付いた。
「・・・・・・よく言われます」
「あっ、ごめん。素敵な名前だよね」
まとも先輩の取って付けたようなフォローも、余りにも似すぎていて、不快感を募らせる。
「まともくん、女の子を苛めちゃ駄目よ」
「苛めたことになりますか・・・・・・」
ゆり部長が嗜めると、まとも先輩はガックリと肩を落としてしまう。
「まあ、私がたっぷりと慰めてあげるんだけどね。あんなことやこんなことをして。ふふふ」
「せっかくまともそうな新入部員が入ってくれたのに、おかしな道に誘うのはやめてくださいよ!!」
「あら、まともくんは何を想像しちゃったのかしら。悪い子ねぇ」
「なっ!?」
ゆり部長とまとも先輩がお楽しみの間に、他の部員達が自己紹介してくれた。
「僕は中津。部員仲間になったから、きららちゃんにも教えてあげよう。実は僕は、この町を守っているヒーローなんだ」
常に笑顔の男子生徒から声をかけられた。ネクタイはまとも先輩と同じく赤だから、なかつ先輩は二年生ということになる。
ヒーローとは中二病発言だけど、個性的な匂いもして、少しだけワクワクする思いがした。
「ヒーローですか」
「ヒーローをやっていると一般常識に欠ける時があるんだよ。でも、この芸術部では余り目立たないんだよ」
「普段は正体を気取られないようにしているんですね」
「君と同じくね。魔法少女きららちゃん」
「やっぱり、気付きましたか・・・・・・」
この時だけは、なかつ先輩の笑顔が恨めしかった。
前にも説明したが、私のお母さんは漫画家だ。お母さんの作品の中に『魔法少女きららちゃん』という漫画がある。それは大変なヒットを飛ばし、未だに熱烈ファンがいるという。私の名前はその作品からつけられていたりする。お母さんのことは好きだけど、さすがにこの件に関しては恨んでいる。
「私のお母さんは漫画家で、自分の作品のキャラ名をを娘の私に付けたんですよ・・・・・・」
「娘に魔法少女きららちゃんの名を付けるとは、さすがもうそう先生は分かっていらっしゃる! 良かったら今度、もうそう先生のサインをもらってきてくれないか?」
「は、はい」
お母さんの作品が褒められるのは嬉しいことだけど、私の名前に関しては恥ずかしすぎるので、思わず両手で顔を覆った。
他にも部員はいて自己紹介してくれたのに、魔法少女のショックで頭に入っていなかった。みんな先輩のはずなんだけど・・・・・・覚えていないと知られたら、怒られないか心配になる。
普通の心情で嫌になった。しかし、さすがに怒られるのを喜ぶ方向の変態的な個性を目指す気にはなれない。なれないったらなれないのだ。
放課後に改めて部室に集まり、いよいよ部活動が始まる。どのような個性的な活動が行われるのだろうか。私は期待していた。
なのに、普通に絵を描くという。部活としては正しいんだけど、私は何だか釈然としない。
「私が教えてあげるよ。二人きりでね。ふふふ」
「いえ、結構です」
ゆり部長は個性的とはいえ、身の危険を感じてしまうから、個人指導は断らないわけにはいかない。
「魔法少女の決めポーズを覚えるんだ」
「絶対に嫌です!」
なかつ先輩は魔法少女の衣装まで用意して、私に着せようとする始末。こもり先輩は人見知りが激しく、今のところは目も合わせてくれない。名前を覚えていない他の先輩には話しかけ辛い。
習う相手は消去法で一人しかいなかった。
「まとも先輩、私に絵を教えてください」
「俺はあんまり上手くないけど、それでもいいの?」
「まとも先輩しかいないんです」
「そ、そうなんだ」
まとも先輩は、何故か顔を赤くした。私は怒らせる発言はしていないはずだけど、癪に触ることでもしてしまったのだろうか。
まとも先輩は普通に教えてくれた。内心を隠しているようにも見えない。やはり、私の気のせいだったようだ。
「きららちゃん、可愛い!」
ゆり部長は褒めてくれているとはわかっているけど、素直に喜べなかった。
「さすが魔法少女だよね」
なかつ先輩、いくら個性好きな私でも訳がわからないよ。
「いや、その・・・・・・個性的だよね」
まとも先輩、苦笑いがバレバレ。嘘下手くそか。
私はむすっとした表情になっているのが自分でもわかるほどだった。
「きららちゃん、可愛い!」
「さすが魔法少女だよね」
「いや、その・・・・・ある意味、芸術的だよね」
「いっそ、下手だと言ってくださいよ!」
私は思わず声を荒げてしまった。
そう。私は漫画家であるお母さんの娘なのに、絵が致命的にダメダメなのである。しくしく。泣いてしまいそうだ。
「よく芸術部に入ろうと思ったよね」
まとも先輩が普通に失礼な発言をした。私は思わず拳を握りしめていた。
「私の絵が小学生以下だからですか。・・・・・・M先輩に素敵なご褒美をあげましょうか?」
「待って待って! そうじゃなくて、芸術部には変わり者が多いからさ」
「まとも先輩以外はそうみたいですね」
「芸術部に入ってると、俺も変わり者として見られるけどね」
まとも先輩は遠い目をしている。
やはり、似ている。私はまとも先輩のことが気になり始めていた。
「まとも先輩は彼女いるんですか?」
「不特定の仲の女の子はいっぱいいるのよね」
私の問に、何故かゆり部長が割って入って代わりに答えた。すると、まとも先輩は慌てて否定する。
「友達ですよ!」
「本当ですか?」
まとも先輩の返答が普通過ぎて、私はがっかりとしてしまった。いや、彼はどこまでいっても平凡だということを失念してはいけない。
「まとも先輩は普通ですよね」
「まあ、そうだね」
「私はそんな先輩のことが・・・・・・いえ、なんでもないです」
いくらまとも先輩が普通だとはいえ、初対面の相手に嫌いだと伝えるのはさすがにまずい。他人を傷付けるような個性だけにはなりたくなかった。
「そ、それって!」
まとも先輩は、何故かそわそわしだした。どうしたのだろう。まさか、私の気持ちに気づかれてしまったのだろうか。
「え? はい」
今は放課後ではなく昼休みなんだけど、何故か部員全員が部室に集まっていた。ゆり先輩、部長が召集をかけたという。
「部長、また拉致してきたんですか・・・・・・」
平凡そうな男子生徒が呆れたようにゆり部長を批難した。
「あら、同意を得てから連れてきたわよ」
「俺は強制的に入部させられたのですが!?」
「そのわりには毎日部活に顔を出してるじゃない。嫌よ嫌よも好きの内。まともくんはドMなのかしら。ふふふ」
「新入部員に誤解されるような発言しないでくださいよ!」
まとも先輩のネクタイの色は赤だから、彼は二年生のようだ。平均身長で、顔も平均的な顔立ち。雰囲気もどことなく似ている気がする。まとも先輩が悪いわけではないけれど、私は何だか彼に対して不快感を覚えてしまった。
「あらあら、まともくんは早速きららちゃんに嫌われてしまったようね」
「なんでですか!? 俺、まだなにもしてないですよ!」
「これからセクハラするのかしら」
「しませんってば!!」
ゆり部長がからかい、まとも先輩が慌てて否定する。すると余計に弄られる。私は初めて接した訳だけど、他の部員にとってはどうやらいつもの光景のようだ。つまり、普通・・・・・・。
芸術部は個性派揃いと聞いていたのに、期待はずれだったのだろうか。
「し、知らない人、ま、また増える、の・・・・・・?」
前髪で目が隠れている小柄な女の子がオドオドしながら、ゆり部長に確認した。ゆり部長は両手を合わせる。
「こもりん、相談もせずに決めてごめんね」
「ゆりが決めた人なら、が、頑張る。わ、私はこ、小森で、す・・・・・・。こもりちゃんって、呼んでも、いい、よ」
「こもりん、偉いわ。よしよし」
こもり先輩が自己紹介をしてくれた。ゆり部長は嬉しそうに、こもり先輩の頭を撫でる。
そうだ。私も名を名乗らないといけない。
「はじめまして。私は新入部員の早乙女きららです」
「漫画のキャラみたいだね」
まとも先輩のありきたりな感想に、私は溜め息を付いた。
「・・・・・・よく言われます」
「あっ、ごめん。素敵な名前だよね」
まとも先輩の取って付けたようなフォローも、余りにも似すぎていて、不快感を募らせる。
「まともくん、女の子を苛めちゃ駄目よ」
「苛めたことになりますか・・・・・・」
ゆり部長が嗜めると、まとも先輩はガックリと肩を落としてしまう。
「まあ、私がたっぷりと慰めてあげるんだけどね。あんなことやこんなことをして。ふふふ」
「せっかくまともそうな新入部員が入ってくれたのに、おかしな道に誘うのはやめてくださいよ!!」
「あら、まともくんは何を想像しちゃったのかしら。悪い子ねぇ」
「なっ!?」
ゆり部長とまとも先輩がお楽しみの間に、他の部員達が自己紹介してくれた。
「僕は中津。部員仲間になったから、きららちゃんにも教えてあげよう。実は僕は、この町を守っているヒーローなんだ」
常に笑顔の男子生徒から声をかけられた。ネクタイはまとも先輩と同じく赤だから、なかつ先輩は二年生ということになる。
ヒーローとは中二病発言だけど、個性的な匂いもして、少しだけワクワクする思いがした。
「ヒーローですか」
「ヒーローをやっていると一般常識に欠ける時があるんだよ。でも、この芸術部では余り目立たないんだよ」
「普段は正体を気取られないようにしているんですね」
「君と同じくね。魔法少女きららちゃん」
「やっぱり、気付きましたか・・・・・・」
この時だけは、なかつ先輩の笑顔が恨めしかった。
前にも説明したが、私のお母さんは漫画家だ。お母さんの作品の中に『魔法少女きららちゃん』という漫画がある。それは大変なヒットを飛ばし、未だに熱烈ファンがいるという。私の名前はその作品からつけられていたりする。お母さんのことは好きだけど、さすがにこの件に関しては恨んでいる。
「私のお母さんは漫画家で、自分の作品のキャラ名をを娘の私に付けたんですよ・・・・・・」
「娘に魔法少女きららちゃんの名を付けるとは、さすがもうそう先生は分かっていらっしゃる! 良かったら今度、もうそう先生のサインをもらってきてくれないか?」
「は、はい」
お母さんの作品が褒められるのは嬉しいことだけど、私の名前に関しては恥ずかしすぎるので、思わず両手で顔を覆った。
他にも部員はいて自己紹介してくれたのに、魔法少女のショックで頭に入っていなかった。みんな先輩のはずなんだけど・・・・・・覚えていないと知られたら、怒られないか心配になる。
普通の心情で嫌になった。しかし、さすがに怒られるのを喜ぶ方向の変態的な個性を目指す気にはなれない。なれないったらなれないのだ。
放課後に改めて部室に集まり、いよいよ部活動が始まる。どのような個性的な活動が行われるのだろうか。私は期待していた。
なのに、普通に絵を描くという。部活としては正しいんだけど、私は何だか釈然としない。
「私が教えてあげるよ。二人きりでね。ふふふ」
「いえ、結構です」
ゆり部長は個性的とはいえ、身の危険を感じてしまうから、個人指導は断らないわけにはいかない。
「魔法少女の決めポーズを覚えるんだ」
「絶対に嫌です!」
なかつ先輩は魔法少女の衣装まで用意して、私に着せようとする始末。こもり先輩は人見知りが激しく、今のところは目も合わせてくれない。名前を覚えていない他の先輩には話しかけ辛い。
習う相手は消去法で一人しかいなかった。
「まとも先輩、私に絵を教えてください」
「俺はあんまり上手くないけど、それでもいいの?」
「まとも先輩しかいないんです」
「そ、そうなんだ」
まとも先輩は、何故か顔を赤くした。私は怒らせる発言はしていないはずだけど、癪に触ることでもしてしまったのだろうか。
まとも先輩は普通に教えてくれた。内心を隠しているようにも見えない。やはり、私の気のせいだったようだ。
「きららちゃん、可愛い!」
ゆり部長は褒めてくれているとはわかっているけど、素直に喜べなかった。
「さすが魔法少女だよね」
なかつ先輩、いくら個性好きな私でも訳がわからないよ。
「いや、その・・・・・・個性的だよね」
まとも先輩、苦笑いがバレバレ。嘘下手くそか。
私はむすっとした表情になっているのが自分でもわかるほどだった。
「きららちゃん、可愛い!」
「さすが魔法少女だよね」
「いや、その・・・・・ある意味、芸術的だよね」
「いっそ、下手だと言ってくださいよ!」
私は思わず声を荒げてしまった。
そう。私は漫画家であるお母さんの娘なのに、絵が致命的にダメダメなのである。しくしく。泣いてしまいそうだ。
「よく芸術部に入ろうと思ったよね」
まとも先輩が普通に失礼な発言をした。私は思わず拳を握りしめていた。
「私の絵が小学生以下だからですか。・・・・・・M先輩に素敵なご褒美をあげましょうか?」
「待って待って! そうじゃなくて、芸術部には変わり者が多いからさ」
「まとも先輩以外はそうみたいですね」
「芸術部に入ってると、俺も変わり者として見られるけどね」
まとも先輩は遠い目をしている。
やはり、似ている。私はまとも先輩のことが気になり始めていた。
「まとも先輩は彼女いるんですか?」
「不特定の仲の女の子はいっぱいいるのよね」
私の問に、何故かゆり部長が割って入って代わりに答えた。すると、まとも先輩は慌てて否定する。
「友達ですよ!」
「本当ですか?」
まとも先輩の返答が普通過ぎて、私はがっかりとしてしまった。いや、彼はどこまでいっても平凡だということを失念してはいけない。
「まとも先輩は普通ですよね」
「まあ、そうだね」
「私はそんな先輩のことが・・・・・・いえ、なんでもないです」
いくらまとも先輩が普通だとはいえ、初対面の相手に嫌いだと伝えるのはさすがにまずい。他人を傷付けるような個性だけにはなりたくなかった。
「そ、それって!」
まとも先輩は、何故かそわそわしだした。どうしたのだろう。まさか、私の気持ちに気づかれてしまったのだろうか。
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