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王妃の自殺
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「……セレナ、どうしてあんなに困ってたんだろう」
初めこそショックを受けて逃げ出した僕であったものの、追放をされた時に比べれば幾分か冷静であった。
いや、逃げ出した時点で冷静なんてものとは程遠いのだけど。
それでも、ただ塞ぎ込むだけではなくて理由を考えるという選択肢を取れるようになったことは、大きな進歩だろう。
歩きながら僕は、セレナの様子を改めて思い出す。
「騙そうと思えば、いくらでも騙せたはずなのに……」
自慢ではないが僕は騙されやすい。
それこそ世界で十本の指に入るぐらいだと自負をしている。
特に相手がセレナであれば、疑うことなんてきっとしないし、そのことをセレナは一番良く知っている。
「うん」でも「はい」でも何でもいい、あの時肯定をする言葉の一つでももらえれば、僕は簡単にセレナに騙されてあげただろう。
でもセレナはわざと、僕が捨てられるんじゃないかと不安になるような態度をとった。
本当に利用して、必要がなくなったら捨てるつもりなら……それこそ僕が不安になるようなことをしないはずなのだ。
だから、セレナは僕の冗談(ねがい)に対する答えを、真剣に考えてくれたのだ。
利用するための駒ではなく、一人の友達として。
セレナは僕のことを考えてくれたのだ。
「でも……そうだとすると、言葉に詰まってたってことは、そう言うことだよね……」
ずっと一緒にはいられない……セレナはきっとそう考えているのかな。
そんな不安に、僕はがっくりと項垂れる───と。
「きゃあああああああああああああぁ‼︎」
厳かな宮廷に似つかわしくない悲鳴が響く。
悲鳴が聞こえて来たのは、東側の廊下突き当たりに位置する大部屋。
そこは、第二王妃の寝室だった。
◇
悲鳴を聞いた僕が王妃様の部屋に駆けつけると、王妃様は部屋のカーテンで首を吊っていた。
転がった椅子に、ベッドの上で泣きじゃくる赤ん坊。
そして、ガタガタと震えながら腰を抜かしている給仕の女性。
あぁ、王妃様は自殺をしたんだ。
給仕の女性とは対照的に、自分でも驚くほど冷静に状況を理解する。
と。
「お、王妃様‼︎? たた、大変だ!?」
そこでようやく、悲鳴を聞きつけて王国騎士団の兵士が部屋へと駆けつけ、王妃様は救出された。
そこからは当然城内は一時大混乱。
王国騎士団の人たちは慌ただしく城内を行ったり来たりを繰り返し。
大臣や元老院議員たちが、場内のあちこちで「お前が悪い」「いや、お前の責任だ」なんて王妃様とは全く関係のない口喧嘩を繰り広げ。
中には取っ組み合いの喧嘩を始めるものもいた。
だが、そんな騒ぎも長くは続かないもので、王妃様はまだ生きているという一報が出回ると、少しずつ騒々しさは薄れていき、夕方になる頃にはすっかり落ち着きを取り戻した。
僕がボレアスに呼ばれて事情聴取を受けたのは、そんな頃だった。
「まさか……あの第二王妃が自殺を計りやがるとはねぇ。二度の暗殺失敗で、もう逃げられねーと観念でもしたんでしょうかね? どう思います、フリーク?」
「そんなこと、僕に聞かれてもわからないよ。こっちは一方的に殺されかけただけなんだから」
「そりゃそうですよねぇ……しかし、自殺決行してすぐに給仕に見つかるとは。運がいいんだか悪いんだか。意識不明の重体だっていうのは聞きましたが、あの悪女のことです。明日にでも目を覚ましてやがりそうですね」
やれやれというボレアスのぼやき声が、牢屋みたいな取り調べ用の部屋に大袈裟に反響をする。
「自殺なのに、部屋に鍵をかけてなかったの?」
「王妃を見つけた給仕の女は、王妃の子の世話係でしてね、信頼もあって合鍵を渡されていたそうなんですよ。いつも通り朝の世話を終えて、部屋に戻る途中で忘れ物に気づいて戻ったら」
「王妃様が自殺してたと」
「そういうことですねぇ」
「本当に自殺なの?」
「そりゃぁ疑わしいのは山々ですが、部屋でこいつが見つかったんですよ」
僕がそう疑問を投げかけると、ボレアスは懐から高級そうな羊皮紙を机に置いた。
もちろん読めない。
「これは?」
「遺書だよ、内容はまぁ、殆どが王様に当てたもんですねぇ」
「なら、王様に見せなくていいの?」
「その殆どが恨み言でもですかい?」
「あぁ」
ボレアスの言葉に僕は思わず押し黙る。
見せようにも見せられないような内容だと言うことだ。
「これからどうなるの?」
「そうですねぇ。自殺を測ったっつーことは、奴さんも観念したってこった。遺書には諸々の犯行についても書かれてるし。もちろん、目が覚めればの話にはなりますが、実権も金も王様よりあるとは言え、王殺しの計画は大罪ですからね。まぁ、うちのリーダーも大概甘ちゃんですから、関係者を素直にゲロってさえくれりゃ、命までは取らんでしょーよ。そうなりゃ、王様も王子様も暗殺の脅威からはおさらば、平和でハッピー、みんなまとめてめでたしめでたしって奴です」
「そっか」
屈託なく笑うボレアスに、僕ほっと胸を撫で下ろした。
命を狙われはしたし、被害にあった人もいるのは分かるけど、命を奪っておしまいというのはどうにも後味が悪いからだ。
と。
「そう言えば聞きましたよフリーク。セレナと、逢引するんですって?」
形だけの事情聴取に飽きたのか、ボレアスは今度は意地悪い笑みを浮かべてそんなことを言ってきた。
「ぶっ!? あ、逢引きって、そんなんじゃなくて僕はただセレナと食事を!」
「飯食って、酒飲んで、宿屋入って、抱くんでしょ? 立派な逢引じゃねーですか!」
「だだだだ!!? 何いってんのボレアス!」
「あっはははは、顔真っ赤。そういうことあんま知識ねーと思ってましたが。ちゃっかりおべんきょーはしてるんですね」
「っもう!! 仕事の話が終わったなら僕はもう帰るからね!」
「あははは、悪りぃ悪りぃ。そう怒りなさんなってフリーク。ほら、これやるから機嫌直してくれって」
席をたとうとした僕に、ボレアスは笑いながら謝罪をすると、懐から今度は何やら紙の券のようなものを手渡してくる。
「これは?」
「ほら、この前埋め合わせはするって言ったでしょう?いい店予約しておいてやりましたからよ、今度こそ二人で仲良くお食事を楽しんで来てくださいな」
手元にあったのは、最近この辺りにできた人気の高級レストラン。
海の幸と海外から取り寄せた高級スパイスをふんだんに使った料理の数々が人気のお店で、予約も滅多に取れないところなのだが。
「すごい、どうやって手に入れたの?」
「まぁ、知り合いのツテでちょちょいってね」
簡単そうにボレアスはそう言うが、そう簡単に取れるようなお店ではないのは僕でも分かる。きっと、僕のためにあちこち奔走してくれたのだろう。
「ありがとうボレアス……大変だったでしょ?」
「それは言わねえお約束ですよフリーク……あんたはそんな事は気にせず、楽しんでくれればいいんですよ」
感謝の言葉を述べる僕に、ボレアスは肩をすくめてそう言う。
そんな友達の表情に僕は苦笑を漏らして。
「そっか……それじゃあ、楽しんでくるよボレアス」
チケットをポケットにしまい、僕はそのまま取調室を出る。
「……えぇ、ごゆるりと楽しんできてください……目一杯ね」
取調室の扉に手をかけた時。
扉につけられた銀細工の装飾に口元を緩めて手をふるボレアスが映り込むのが見えた。
凹凸のある装飾に映ったからだろうか。
その笑顔は、いびつに歪んでいるように見えた。
◇
初めこそショックを受けて逃げ出した僕であったものの、追放をされた時に比べれば幾分か冷静であった。
いや、逃げ出した時点で冷静なんてものとは程遠いのだけど。
それでも、ただ塞ぎ込むだけではなくて理由を考えるという選択肢を取れるようになったことは、大きな進歩だろう。
歩きながら僕は、セレナの様子を改めて思い出す。
「騙そうと思えば、いくらでも騙せたはずなのに……」
自慢ではないが僕は騙されやすい。
それこそ世界で十本の指に入るぐらいだと自負をしている。
特に相手がセレナであれば、疑うことなんてきっとしないし、そのことをセレナは一番良く知っている。
「うん」でも「はい」でも何でもいい、あの時肯定をする言葉の一つでももらえれば、僕は簡単にセレナに騙されてあげただろう。
でもセレナはわざと、僕が捨てられるんじゃないかと不安になるような態度をとった。
本当に利用して、必要がなくなったら捨てるつもりなら……それこそ僕が不安になるようなことをしないはずなのだ。
だから、セレナは僕の冗談(ねがい)に対する答えを、真剣に考えてくれたのだ。
利用するための駒ではなく、一人の友達として。
セレナは僕のことを考えてくれたのだ。
「でも……そうだとすると、言葉に詰まってたってことは、そう言うことだよね……」
ずっと一緒にはいられない……セレナはきっとそう考えているのかな。
そんな不安に、僕はがっくりと項垂れる───と。
「きゃあああああああああああああぁ‼︎」
厳かな宮廷に似つかわしくない悲鳴が響く。
悲鳴が聞こえて来たのは、東側の廊下突き当たりに位置する大部屋。
そこは、第二王妃の寝室だった。
◇
悲鳴を聞いた僕が王妃様の部屋に駆けつけると、王妃様は部屋のカーテンで首を吊っていた。
転がった椅子に、ベッドの上で泣きじゃくる赤ん坊。
そして、ガタガタと震えながら腰を抜かしている給仕の女性。
あぁ、王妃様は自殺をしたんだ。
給仕の女性とは対照的に、自分でも驚くほど冷静に状況を理解する。
と。
「お、王妃様‼︎? たた、大変だ!?」
そこでようやく、悲鳴を聞きつけて王国騎士団の兵士が部屋へと駆けつけ、王妃様は救出された。
そこからは当然城内は一時大混乱。
王国騎士団の人たちは慌ただしく城内を行ったり来たりを繰り返し。
大臣や元老院議員たちが、場内のあちこちで「お前が悪い」「いや、お前の責任だ」なんて王妃様とは全く関係のない口喧嘩を繰り広げ。
中には取っ組み合いの喧嘩を始めるものもいた。
だが、そんな騒ぎも長くは続かないもので、王妃様はまだ生きているという一報が出回ると、少しずつ騒々しさは薄れていき、夕方になる頃にはすっかり落ち着きを取り戻した。
僕がボレアスに呼ばれて事情聴取を受けたのは、そんな頃だった。
「まさか……あの第二王妃が自殺を計りやがるとはねぇ。二度の暗殺失敗で、もう逃げられねーと観念でもしたんでしょうかね? どう思います、フリーク?」
「そんなこと、僕に聞かれてもわからないよ。こっちは一方的に殺されかけただけなんだから」
「そりゃそうですよねぇ……しかし、自殺決行してすぐに給仕に見つかるとは。運がいいんだか悪いんだか。意識不明の重体だっていうのは聞きましたが、あの悪女のことです。明日にでも目を覚ましてやがりそうですね」
やれやれというボレアスのぼやき声が、牢屋みたいな取り調べ用の部屋に大袈裟に反響をする。
「自殺なのに、部屋に鍵をかけてなかったの?」
「王妃を見つけた給仕の女は、王妃の子の世話係でしてね、信頼もあって合鍵を渡されていたそうなんですよ。いつも通り朝の世話を終えて、部屋に戻る途中で忘れ物に気づいて戻ったら」
「王妃様が自殺してたと」
「そういうことですねぇ」
「本当に自殺なの?」
「そりゃぁ疑わしいのは山々ですが、部屋でこいつが見つかったんですよ」
僕がそう疑問を投げかけると、ボレアスは懐から高級そうな羊皮紙を机に置いた。
もちろん読めない。
「これは?」
「遺書だよ、内容はまぁ、殆どが王様に当てたもんですねぇ」
「なら、王様に見せなくていいの?」
「その殆どが恨み言でもですかい?」
「あぁ」
ボレアスの言葉に僕は思わず押し黙る。
見せようにも見せられないような内容だと言うことだ。
「これからどうなるの?」
「そうですねぇ。自殺を測ったっつーことは、奴さんも観念したってこった。遺書には諸々の犯行についても書かれてるし。もちろん、目が覚めればの話にはなりますが、実権も金も王様よりあるとは言え、王殺しの計画は大罪ですからね。まぁ、うちのリーダーも大概甘ちゃんですから、関係者を素直にゲロってさえくれりゃ、命までは取らんでしょーよ。そうなりゃ、王様も王子様も暗殺の脅威からはおさらば、平和でハッピー、みんなまとめてめでたしめでたしって奴です」
「そっか」
屈託なく笑うボレアスに、僕ほっと胸を撫で下ろした。
命を狙われはしたし、被害にあった人もいるのは分かるけど、命を奪っておしまいというのはどうにも後味が悪いからだ。
と。
「そう言えば聞きましたよフリーク。セレナと、逢引するんですって?」
形だけの事情聴取に飽きたのか、ボレアスは今度は意地悪い笑みを浮かべてそんなことを言ってきた。
「ぶっ!? あ、逢引きって、そんなんじゃなくて僕はただセレナと食事を!」
「飯食って、酒飲んで、宿屋入って、抱くんでしょ? 立派な逢引じゃねーですか!」
「だだだだ!!? 何いってんのボレアス!」
「あっはははは、顔真っ赤。そういうことあんま知識ねーと思ってましたが。ちゃっかりおべんきょーはしてるんですね」
「っもう!! 仕事の話が終わったなら僕はもう帰るからね!」
「あははは、悪りぃ悪りぃ。そう怒りなさんなってフリーク。ほら、これやるから機嫌直してくれって」
席をたとうとした僕に、ボレアスは笑いながら謝罪をすると、懐から今度は何やら紙の券のようなものを手渡してくる。
「これは?」
「ほら、この前埋め合わせはするって言ったでしょう?いい店予約しておいてやりましたからよ、今度こそ二人で仲良くお食事を楽しんで来てくださいな」
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簡単そうにボレアスはそう言うが、そう簡単に取れるようなお店ではないのは僕でも分かる。きっと、僕のためにあちこち奔走してくれたのだろう。
「ありがとうボレアス……大変だったでしょ?」
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感謝の言葉を述べる僕に、ボレアスは肩をすくめてそう言う。
そんな友達の表情に僕は苦笑を漏らして。
「そっか……それじゃあ、楽しんでくるよボレアス」
チケットをポケットにしまい、僕はそのまま取調室を出る。
「……えぇ、ごゆるりと楽しんできてください……目一杯ね」
取調室の扉に手をかけた時。
扉につけられた銀細工の装飾に口元を緩めて手をふるボレアスが映り込むのが見えた。
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