4 / 51
心が疲れた時は
しおりを挟む
「サイモンは僕のことバカにしないんだね」
「そうさな、さっきも言った通りワシも人を笑えるほどまともな生活は送っとらんし……何よりあんたがバカかどうかなぞまだ分かりゃせんからな」
煙を燻らせながらサイモンはそういうと、ゆっくりと煙を鼻から出す。
「どういうこと?」
「本当のバカと言うのは、一を聞いて十を知った気になる様な者のことを言う。ワシはなお若いの、あんたのことはなぁんも知らん。聞いた話もあんたが体験したことを聞いただけじゃ。全てが本当かもしれんし、そうではないかもしれんじゃろう?」
「嘘をついてるかもってこと? 僕が」
「さぁの、じゃがお前さんのいうことが全て正しいなんて、出会ったばかりのワシがどうして判断できる?お前を捨てたっちゅう仲間が何を考えてたのかもお前さんの話だけじゃ検討もできんからな」
「……そっか。それもそうだよね」
サイモンの言葉に僕は納得をし、服が乾いたのでサイモンの方に向き直る。
髭を蓄えてボロボロの椅子に座る老人は、僕よりも背が小さいのにとても大きくみえた。
「お若いの、あんたは素直じゃな。短慮は愚かじゃが素直さは美徳じゃ。きっとその性格は人生を良い方向に運んでくれるじゃろうて」
微笑みながらそう言ってくれるサイモンに、僕は一瞬嬉しくなるが。
同時に心の中にセレナたちに捨てられた時の言葉が思い起こされる。
「どうだろう……どれだけ人生が良い方向に向かっても、その度に僕はこの頭の悪さで全てが台無しになっちゃうんだよ……きっとこれからずっと。この頭の病気は治らないんだって医術師の人に言われたし。僕は幸せにはなれないんだよ」
「ふむ、お若いの。一つ勘違いをしておるの」
「勘違い?」
「うむ。人生が幸せか不幸か……そんなもの頭の良し悪しじゃ決まらん。むしろ頭が良い奴の方があれこれ難しい問題や世界の現実なんかを目の当たりにして、不幸になる奴の方が多いんじゃぞ?」
「そ、そうなの?」
「あぁ、じゃからといってお前さんが幸せになれるというわけじゃないがな。自分が幸せになるのか、不幸になるのか知るものなんぞこの世に一人としておらんのじゃよ。人生とはサイコロの様なもの、終わってみるまでどうなるかなんぞ誰にも分からん」
「うぅん……難しいね」
「あぁ、もしかしたら神様なら分かるかもしれんがな。神は賽を振らないと言うし……じゃが反対に、ワシらの人生はサイコロの連続というわけじゃ」
「???」
サイモンが何を言おうとしているのかがわからず僕は首を傾げると、サイモンは僕の頭を優しく撫でてくれる。
いつか両親がそうしてくれたように、その手はとても暖かく優しかった。
「まぁ何が言いたいのかというと、人生は最後まで何が起こるか分からんということじゃ。このままお前さんの人生は悪いことばかりかもしれんし、大逆転があるかもしれん……振り続けることを辞めなければ、チャンスは訪れ続けるはずじゃ」
「それは、働き続けるってこと?」
「いいや、もっと単純な話じゃ……生き続ける。それだけでよい」
生き続ける。
少し前ならば何も苦に感じないことだった言葉が、重石のようにずしんとのしかかってきたような感覚に襲われる。
「なんだか、今の僕にはそれすらも難しく思えるよ。仕事もできないし、それどころか夜ぐっすり眠ることもできそうにないし」
そう、今ではただ生きていると言うだけでとても大変なことのように感じてしまう。
まるで自分がとてつもなくどうしようもない人間になってしまったかのようで、情けなさで押しつぶされてしまいそうだ。
だが。
「そうさな……今はただ生きる、と言うだけでも辛かろう。であれば先ずは趣味を見つけなさい」
「趣味?」
「お若いの、好きなことはあるか?」
「好きなことって?」
「なんでもよい……歌だったり、料理だったり、やってて夢中になれることならなんでもな」
「それなら……小さな頃、絵を描くのが好きだったよ。文字や数字と違って、風景や人の顔はぐにゃぐにゃって動かないし、忘れないでずっと頭に残ってくれるから。それが楽しくて小さな頃は色んなものを描いたよ……」
「そんなに好きだったのに、何故今は描いていないんじゃ?」
「お父さんにやめろって言われたから、自分ではよく分からないけど、僕の描く絵はとっても不気味で人を不安にさせるんだって……まるで、悪魔が乗り移ってるみたいだって」
「大袈裟な話じゃな」
「字が読めない病気だったから、それもあったのかも。 結局、村の人が気味悪がってるから辞めろって……お父さんに辞めさせられたんだよね。みんなに迷惑がかかるって……だから、それ以降はずっと絵を描いていないんだけど」
「ふむ……そうか、ならこれからは、描くものが思いつかなくなるまでずっと絵を描いてみるといい」
思いついた趣味を上げると、サイモンはそんな意外なことを言ってきた。
「ずっと? 仕事もしないで?」
「仕事なんぞせんでいいわい。そもそも仕事をさせてもらえないんじゃろ?」
「そうだけど……みんなに迷惑がかかるかも」
「みんなって誰じゃ? お前さんは今一人なんじゃろ? 誰に気を使う必要があるんじゃ」
「あ、そっか」
サイモンにそう言われて、僕は改めてそんな当たり前のことを思い出す。
「他人の事なんてもう気にする必要はないんじゃよ。 お前さんに必要なのは先ずは嫌なことを忘れられる時間じゃ……まずは飽きるまでやりたいことをやりなさい。仕事もお金も後回し。今はやりたいことだけやればいいさ。騙されたと思ってやってみなさいな」
お説教をするように、だけどどこか優しいサイモンの言葉に僕は肩が軽くなったように感じる。
「…………うん、わかった。 好きにやってみるよ」
「よろしい……あぁそうだ、絵を描くならそうじゃな、これをやろう」
そう言うと、サイモンは乱雑にものが積まれたテーブルから、少し高級そうな木の箱を取り出すと僕に手渡してくる。
「これは?」
「絵を描く用の筆じゃよ……どっかの誰かからの貰い物じゃが、ワシには絵心というものがなくてな、捨てるにも捨てられんで困ってたんじゃ」
「貰って良いの?」
「あぁ、ここで眠っとるよりはこの筆も幸せじゃろう……もう描くものが無くなって、それでも悪夢を見る様ならその時はまたここに来るといい」
サイモンの言葉に僕は少しだけ頑張って考える。
どうせ冒険者としての仕事は望めないしやることもない……それなら。
「ありがとうサイモン」
何もしないで塞ぎ込んでいるより、サイモンの言った通りにしてどうなるかを確かめて見た方がいいだろう。
そう結論を出して僕は貰った筆を抱きしめる。
「ふっふっふ……お前さんはやはりバカではないの……話を鵜呑みにするだけじゃなくちゃんと自分で試そうとする。検討を祈っとるぞ、お若いの」
「うん‼︎」
難しい言葉も、気の利いた言葉も言えなかったけれど。
できる限りの感謝の気持ちをサイモンに送って、急いでサイモンの家を出る。
気がつけば雨はすっかり上がっていて、空には虹もかかっている。
「……何を描こうかな」
冒険をしてきた様々な場所の光景を思い浮かべながら、僕は駆け足でギルドハウスまで戻るのであった。
◇
「そうさな、さっきも言った通りワシも人を笑えるほどまともな生活は送っとらんし……何よりあんたがバカかどうかなぞまだ分かりゃせんからな」
煙を燻らせながらサイモンはそういうと、ゆっくりと煙を鼻から出す。
「どういうこと?」
「本当のバカと言うのは、一を聞いて十を知った気になる様な者のことを言う。ワシはなお若いの、あんたのことはなぁんも知らん。聞いた話もあんたが体験したことを聞いただけじゃ。全てが本当かもしれんし、そうではないかもしれんじゃろう?」
「嘘をついてるかもってこと? 僕が」
「さぁの、じゃがお前さんのいうことが全て正しいなんて、出会ったばかりのワシがどうして判断できる?お前を捨てたっちゅう仲間が何を考えてたのかもお前さんの話だけじゃ検討もできんからな」
「……そっか。それもそうだよね」
サイモンの言葉に僕は納得をし、服が乾いたのでサイモンの方に向き直る。
髭を蓄えてボロボロの椅子に座る老人は、僕よりも背が小さいのにとても大きくみえた。
「お若いの、あんたは素直じゃな。短慮は愚かじゃが素直さは美徳じゃ。きっとその性格は人生を良い方向に運んでくれるじゃろうて」
微笑みながらそう言ってくれるサイモンに、僕は一瞬嬉しくなるが。
同時に心の中にセレナたちに捨てられた時の言葉が思い起こされる。
「どうだろう……どれだけ人生が良い方向に向かっても、その度に僕はこの頭の悪さで全てが台無しになっちゃうんだよ……きっとこれからずっと。この頭の病気は治らないんだって医術師の人に言われたし。僕は幸せにはなれないんだよ」
「ふむ、お若いの。一つ勘違いをしておるの」
「勘違い?」
「うむ。人生が幸せか不幸か……そんなもの頭の良し悪しじゃ決まらん。むしろ頭が良い奴の方があれこれ難しい問題や世界の現実なんかを目の当たりにして、不幸になる奴の方が多いんじゃぞ?」
「そ、そうなの?」
「あぁ、じゃからといってお前さんが幸せになれるというわけじゃないがな。自分が幸せになるのか、不幸になるのか知るものなんぞこの世に一人としておらんのじゃよ。人生とはサイコロの様なもの、終わってみるまでどうなるかなんぞ誰にも分からん」
「うぅん……難しいね」
「あぁ、もしかしたら神様なら分かるかもしれんがな。神は賽を振らないと言うし……じゃが反対に、ワシらの人生はサイコロの連続というわけじゃ」
「???」
サイモンが何を言おうとしているのかがわからず僕は首を傾げると、サイモンは僕の頭を優しく撫でてくれる。
いつか両親がそうしてくれたように、その手はとても暖かく優しかった。
「まぁ何が言いたいのかというと、人生は最後まで何が起こるか分からんということじゃ。このままお前さんの人生は悪いことばかりかもしれんし、大逆転があるかもしれん……振り続けることを辞めなければ、チャンスは訪れ続けるはずじゃ」
「それは、働き続けるってこと?」
「いいや、もっと単純な話じゃ……生き続ける。それだけでよい」
生き続ける。
少し前ならば何も苦に感じないことだった言葉が、重石のようにずしんとのしかかってきたような感覚に襲われる。
「なんだか、今の僕にはそれすらも難しく思えるよ。仕事もできないし、それどころか夜ぐっすり眠ることもできそうにないし」
そう、今ではただ生きていると言うだけでとても大変なことのように感じてしまう。
まるで自分がとてつもなくどうしようもない人間になってしまったかのようで、情けなさで押しつぶされてしまいそうだ。
だが。
「そうさな……今はただ生きる、と言うだけでも辛かろう。であれば先ずは趣味を見つけなさい」
「趣味?」
「お若いの、好きなことはあるか?」
「好きなことって?」
「なんでもよい……歌だったり、料理だったり、やってて夢中になれることならなんでもな」
「それなら……小さな頃、絵を描くのが好きだったよ。文字や数字と違って、風景や人の顔はぐにゃぐにゃって動かないし、忘れないでずっと頭に残ってくれるから。それが楽しくて小さな頃は色んなものを描いたよ……」
「そんなに好きだったのに、何故今は描いていないんじゃ?」
「お父さんにやめろって言われたから、自分ではよく分からないけど、僕の描く絵はとっても不気味で人を不安にさせるんだって……まるで、悪魔が乗り移ってるみたいだって」
「大袈裟な話じゃな」
「字が読めない病気だったから、それもあったのかも。 結局、村の人が気味悪がってるから辞めろって……お父さんに辞めさせられたんだよね。みんなに迷惑がかかるって……だから、それ以降はずっと絵を描いていないんだけど」
「ふむ……そうか、ならこれからは、描くものが思いつかなくなるまでずっと絵を描いてみるといい」
思いついた趣味を上げると、サイモンはそんな意外なことを言ってきた。
「ずっと? 仕事もしないで?」
「仕事なんぞせんでいいわい。そもそも仕事をさせてもらえないんじゃろ?」
「そうだけど……みんなに迷惑がかかるかも」
「みんなって誰じゃ? お前さんは今一人なんじゃろ? 誰に気を使う必要があるんじゃ」
「あ、そっか」
サイモンにそう言われて、僕は改めてそんな当たり前のことを思い出す。
「他人の事なんてもう気にする必要はないんじゃよ。 お前さんに必要なのは先ずは嫌なことを忘れられる時間じゃ……まずは飽きるまでやりたいことをやりなさい。仕事もお金も後回し。今はやりたいことだけやればいいさ。騙されたと思ってやってみなさいな」
お説教をするように、だけどどこか優しいサイモンの言葉に僕は肩が軽くなったように感じる。
「…………うん、わかった。 好きにやってみるよ」
「よろしい……あぁそうだ、絵を描くならそうじゃな、これをやろう」
そう言うと、サイモンは乱雑にものが積まれたテーブルから、少し高級そうな木の箱を取り出すと僕に手渡してくる。
「これは?」
「絵を描く用の筆じゃよ……どっかの誰かからの貰い物じゃが、ワシには絵心というものがなくてな、捨てるにも捨てられんで困ってたんじゃ」
「貰って良いの?」
「あぁ、ここで眠っとるよりはこの筆も幸せじゃろう……もう描くものが無くなって、それでも悪夢を見る様ならその時はまたここに来るといい」
サイモンの言葉に僕は少しだけ頑張って考える。
どうせ冒険者としての仕事は望めないしやることもない……それなら。
「ありがとうサイモン」
何もしないで塞ぎ込んでいるより、サイモンの言った通りにしてどうなるかを確かめて見た方がいいだろう。
そう結論を出して僕は貰った筆を抱きしめる。
「ふっふっふ……お前さんはやはりバカではないの……話を鵜呑みにするだけじゃなくちゃんと自分で試そうとする。検討を祈っとるぞ、お若いの」
「うん‼︎」
難しい言葉も、気の利いた言葉も言えなかったけれど。
できる限りの感謝の気持ちをサイモンに送って、急いでサイモンの家を出る。
気がつけば雨はすっかり上がっていて、空には虹もかかっている。
「……何を描こうかな」
冒険をしてきた様々な場所の光景を思い浮かべながら、僕は駆け足でギルドハウスまで戻るのであった。
◇
0
お気に入りに追加
258
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる