33 / 70
第三章 思惑
第三十三話 あらためてショック
しおりを挟む
「え? え? ししょくき?」
アンドレアスはいきなり起こされてまだ寝ぼけている。
そんなアンドレアスとオクタヴィアンに屍食鬼が気がついた。
屍食鬼は仁王立ちだった向きを出口側から二人の方に変えると、怪我を負っている左足を引きづりながら、のっそのっそと歩いて来くる。
屍食鬼を初めて見たアンドレアスは、あまりの気持ち悪さに「ひ~~っ」と声を出して逃げ出そうとした。
しかし恐ろしさのあまりに腰が抜けて動けない。
オクタヴィアンはアンドレアスを見て、仕方ないなあと思いながらも立ち上がった。
そして一瞬のうちに向かってくる屍食鬼の前に移動するなり、切れ味のいいナイフのような右手の爪で、これまた一瞬で屍食鬼の首を切断した。
そして首が地面に落ちる前にまだ立ったままの体をアンドレアスから離すために、思いっきり松明の灯りがついている城への出口に向かって蹴り飛ばした。
首をなくした屍食鬼の身体はすごい勢いで吹っ飛び、出口を越えて城の中まで飛んでいき、突き当たりの壁にぶつかるや否や、パーン! と大きな破裂音を響かせ四方八方に血と肉片をばら撒きながら壁にくっついた。
すると、
「うわあああああああああ~~~っっ!」
城の出口付近から叫び声が聞こえた。
オクタヴィアンはその悲鳴を聞いて、城への出口の辺りに人がいた事に初めて気がついた。
「ご、ごめんごめんっっ! 自分でもこんなに屍食鬼が吹っ飛ぶと思わなかったんだよっっ」
「き、貴様は何ヤツだ! な、名乗れ! 名乗れ!」
そう言いながら、城の出口から返り血を浴びた兵士が恐る恐る顔を覗かせた。
オクタヴィアンは、ここの城主に何て口の聞き方をするんだ? と思いながらも、まあ、こっちは灯りをつけてなくて暗いからボクの事が見えないんだろう。仕方ないな。とも思う事にした。
「ちょっと待って! 今行くから」
オクタヴィアンは兵士に言うと、ビビり倒しているアンドレアスをまずは気遣った。
アンドレアスは目の前に落ちた屍食鬼の生首に、もう一度腰が抜けたようで動けなさそう。
「アンドレアス、大丈夫だね? コイツの血が口に入ったりしてないね? コイツは屍食鬼って言うらしいんだけど、人を襲って食べてしまう怪物なんだよ。ボクもよく分かってないんだけど、たぶんコイツの血はキミには毒だと思う。だから決して近寄っちゃダメだ」
「いやあ~っっ! こ、こんな気持ち悪いヤツ、コッチからごめんでさあ~っっ」
アンドレアスは生首から遠のいた。
オクタヴィアンはこれでアンドレアスは手を出さないだろうと安心した。
そこで何か妙に臭い事に気がついた。
さっきまでこんな臭いはしていなかったはず。
オクタヴィアンはまさかな……と思いながら屍食鬼の生首を持ち上げると、おもむろに鼻を近づけた。
臭い! 臭すぎる!
たった一日経っただけで、こんなに臭くなるのか? よく分からんっっ!
オクタヴィアンは苦い顔をするとその生首を通路の端に置いた。
そしてさっきから顔を覗かせている兵士の元へ向かった。
それに気がついた兵士は慌てて剣を抜くと、オクタヴィアンに向かって構えた。
しかしその手は明らかにこの異常事態にビクついてブルブルと震えている。
オクタヴィアンは(そりゃそうなるか……)と思いながら話しかけた。
「キミは大丈夫だったかい?」
オクタヴィアンはその兵士が少しでも興奮しないように気さくに話しかけた……つもりだったが、どうやら兵士の方はその言葉を聞く余裕はないらしい。
「き、貴様~~~~~~~っっ! と、止まれ~~~~~~~~~っっ! 止まらんと、叩っ切るぞお~~~~っっ!」
その激高っぷりに、オクタヴィアンはまずいと思い、その場で足を止めた。
その兵士はまだ通路の暗闇からオクタヴィアンの顔を確認出来ないのか、目を細めて一生懸命オクタヴィアンを眺めている。
「も、もう一歩前に、ゆっくり出ろ!」
オクタヴィアンは、やれやれと思いながら一歩前に出た。
すると松明の灯がオクタヴィアンの顔が照らし、確認できたらしい。
「か、怪物! 怪物だあ~~~~~~~~~~っっ! また怪物が現れた~~~! だ、誰か来てくれ~~~!」
その兵士はかなり焦った表情で加勢の兵士を呼んでいる。
いやいやいや、だからボクはここの城主だってば! そんなに分かんないものかあ?
オクタヴィアンは頭をかきながらその兵士に聞いた。
「ボクだよ……オクタヴィアン……。オロロック・オクタヴィアン。ここの城主だよ。分かんない? えっと…キミの名前……何だっけ? ごめん、分かんないや」
これはこれでだいぶ失礼ではあるが、オクタヴィアンからしたら自分の部下にあたる兵士なので、こんな対応になる。
オクタヴィアンは、普段から城の事は全てグリゴアに任せていて兵士の事など全然分かっていなかった。
なのでその兵士の名前など、分かるハズがない。
そしてその兵士にグリゴアを呼んできてもらえば、全て分かってくれると思ったのだ。
しかし兵士はその言葉を聞いてさらに激高した。
「き、貴様! ウソをつくな~~~~! オクタヴィアン様はそんなハゲちゃびんじゃないわあ~~~~!」
「…………………………」
オクタヴィアンは言葉を失った。
そうなのだ。
オクタヴィアンは、昨晩からのあまりに多くのショッキングな出来事に気を取られ、自分の髪の毛から眉毛から身体中の毛が抜けてしまった事を忘れていたのだった。
オクタヴィアンはあらためてショックを受けた。
ひょっとすると、吸血鬼に変わって、ただでさえ髪の毛がなくなったのに、人相も変わっているのではないか?
これではみんなボクだと分からないのでは……
オクタヴィアンは不安になりながら、いまだにブルブル震えてながら剣を構えている兵士に聞いてみた。
「キ、キミ……ホントにボクが分からないかい? ちょっとよく見てみてよっっ」
オクタヴィアンは更に近寄ろうと城側に出ようとした。
その時だった。
空気の壁が「グニュ」と顔に当たる感覚を感じた。
え? 何? 何かある?
オクタヴィアンは前に出ようとすればする程、そこにクッションでもあるかのように、痛くはないが確実に前を阻む何かを感じた。
え……? どゆこと? これ……ひょっとして昨日言ってた他人の敷地内には入れないっていうアレ? え? ボクはこの城の城主なのに? 何で? 城主と認められてないの? ウソ~!
オクタヴィアンはとてもショックを受けた。
そして今の一連の行動を見た兵士はそのヘンテコな動作を見ながらも剣を構えている。
「き、貴様、さっきから何をしてるんだ? 顔を見せるんじゃないのか?」
「あ、いや、顔を今出すよっっ」
兵士に突っ込まれたオクタヴィアンは(そうだった)と思い直すと、顔を少し出して、じっくりと兵士に見せた。
ようやくオクタヴィアンが顔を出したのを確認兵士も少しだけ警戒しながらも近寄って顔をまじまじと観察した。
そして兵士は驚いた。
「…………た、確かにオクタヴィアン様にそっくりだ! き、貴様! オクタヴィアン様に何をした! まさか食べたんじゃあるまいな!」
どうしてそうなる?
アンドレアスはいきなり起こされてまだ寝ぼけている。
そんなアンドレアスとオクタヴィアンに屍食鬼が気がついた。
屍食鬼は仁王立ちだった向きを出口側から二人の方に変えると、怪我を負っている左足を引きづりながら、のっそのっそと歩いて来くる。
屍食鬼を初めて見たアンドレアスは、あまりの気持ち悪さに「ひ~~っ」と声を出して逃げ出そうとした。
しかし恐ろしさのあまりに腰が抜けて動けない。
オクタヴィアンはアンドレアスを見て、仕方ないなあと思いながらも立ち上がった。
そして一瞬のうちに向かってくる屍食鬼の前に移動するなり、切れ味のいいナイフのような右手の爪で、これまた一瞬で屍食鬼の首を切断した。
そして首が地面に落ちる前にまだ立ったままの体をアンドレアスから離すために、思いっきり松明の灯りがついている城への出口に向かって蹴り飛ばした。
首をなくした屍食鬼の身体はすごい勢いで吹っ飛び、出口を越えて城の中まで飛んでいき、突き当たりの壁にぶつかるや否や、パーン! と大きな破裂音を響かせ四方八方に血と肉片をばら撒きながら壁にくっついた。
すると、
「うわあああああああああ~~~っっ!」
城の出口付近から叫び声が聞こえた。
オクタヴィアンはその悲鳴を聞いて、城への出口の辺りに人がいた事に初めて気がついた。
「ご、ごめんごめんっっ! 自分でもこんなに屍食鬼が吹っ飛ぶと思わなかったんだよっっ」
「き、貴様は何ヤツだ! な、名乗れ! 名乗れ!」
そう言いながら、城の出口から返り血を浴びた兵士が恐る恐る顔を覗かせた。
オクタヴィアンは、ここの城主に何て口の聞き方をするんだ? と思いながらも、まあ、こっちは灯りをつけてなくて暗いからボクの事が見えないんだろう。仕方ないな。とも思う事にした。
「ちょっと待って! 今行くから」
オクタヴィアンは兵士に言うと、ビビり倒しているアンドレアスをまずは気遣った。
アンドレアスは目の前に落ちた屍食鬼の生首に、もう一度腰が抜けたようで動けなさそう。
「アンドレアス、大丈夫だね? コイツの血が口に入ったりしてないね? コイツは屍食鬼って言うらしいんだけど、人を襲って食べてしまう怪物なんだよ。ボクもよく分かってないんだけど、たぶんコイツの血はキミには毒だと思う。だから決して近寄っちゃダメだ」
「いやあ~っっ! こ、こんな気持ち悪いヤツ、コッチからごめんでさあ~っっ」
アンドレアスは生首から遠のいた。
オクタヴィアンはこれでアンドレアスは手を出さないだろうと安心した。
そこで何か妙に臭い事に気がついた。
さっきまでこんな臭いはしていなかったはず。
オクタヴィアンはまさかな……と思いながら屍食鬼の生首を持ち上げると、おもむろに鼻を近づけた。
臭い! 臭すぎる!
たった一日経っただけで、こんなに臭くなるのか? よく分からんっっ!
オクタヴィアンは苦い顔をするとその生首を通路の端に置いた。
そしてさっきから顔を覗かせている兵士の元へ向かった。
それに気がついた兵士は慌てて剣を抜くと、オクタヴィアンに向かって構えた。
しかしその手は明らかにこの異常事態にビクついてブルブルと震えている。
オクタヴィアンは(そりゃそうなるか……)と思いながら話しかけた。
「キミは大丈夫だったかい?」
オクタヴィアンはその兵士が少しでも興奮しないように気さくに話しかけた……つもりだったが、どうやら兵士の方はその言葉を聞く余裕はないらしい。
「き、貴様~~~~~~~っっ! と、止まれ~~~~~~~~~っっ! 止まらんと、叩っ切るぞお~~~~っっ!」
その激高っぷりに、オクタヴィアンはまずいと思い、その場で足を止めた。
その兵士はまだ通路の暗闇からオクタヴィアンの顔を確認出来ないのか、目を細めて一生懸命オクタヴィアンを眺めている。
「も、もう一歩前に、ゆっくり出ろ!」
オクタヴィアンは、やれやれと思いながら一歩前に出た。
すると松明の灯がオクタヴィアンの顔が照らし、確認できたらしい。
「か、怪物! 怪物だあ~~~~~~~~~~っっ! また怪物が現れた~~~! だ、誰か来てくれ~~~!」
その兵士はかなり焦った表情で加勢の兵士を呼んでいる。
いやいやいや、だからボクはここの城主だってば! そんなに分かんないものかあ?
オクタヴィアンは頭をかきながらその兵士に聞いた。
「ボクだよ……オクタヴィアン……。オロロック・オクタヴィアン。ここの城主だよ。分かんない? えっと…キミの名前……何だっけ? ごめん、分かんないや」
これはこれでだいぶ失礼ではあるが、オクタヴィアンからしたら自分の部下にあたる兵士なので、こんな対応になる。
オクタヴィアンは、普段から城の事は全てグリゴアに任せていて兵士の事など全然分かっていなかった。
なのでその兵士の名前など、分かるハズがない。
そしてその兵士にグリゴアを呼んできてもらえば、全て分かってくれると思ったのだ。
しかし兵士はその言葉を聞いてさらに激高した。
「き、貴様! ウソをつくな~~~~! オクタヴィアン様はそんなハゲちゃびんじゃないわあ~~~~!」
「…………………………」
オクタヴィアンは言葉を失った。
そうなのだ。
オクタヴィアンは、昨晩からのあまりに多くのショッキングな出来事に気を取られ、自分の髪の毛から眉毛から身体中の毛が抜けてしまった事を忘れていたのだった。
オクタヴィアンはあらためてショックを受けた。
ひょっとすると、吸血鬼に変わって、ただでさえ髪の毛がなくなったのに、人相も変わっているのではないか?
これではみんなボクだと分からないのでは……
オクタヴィアンは不安になりながら、いまだにブルブル震えてながら剣を構えている兵士に聞いてみた。
「キ、キミ……ホントにボクが分からないかい? ちょっとよく見てみてよっっ」
オクタヴィアンは更に近寄ろうと城側に出ようとした。
その時だった。
空気の壁が「グニュ」と顔に当たる感覚を感じた。
え? 何? 何かある?
オクタヴィアンは前に出ようとすればする程、そこにクッションでもあるかのように、痛くはないが確実に前を阻む何かを感じた。
え……? どゆこと? これ……ひょっとして昨日言ってた他人の敷地内には入れないっていうアレ? え? ボクはこの城の城主なのに? 何で? 城主と認められてないの? ウソ~!
オクタヴィアンはとてもショックを受けた。
そして今の一連の行動を見た兵士はそのヘンテコな動作を見ながらも剣を構えている。
「き、貴様、さっきから何をしてるんだ? 顔を見せるんじゃないのか?」
「あ、いや、顔を今出すよっっ」
兵士に突っ込まれたオクタヴィアンは(そうだった)と思い直すと、顔を少し出して、じっくりと兵士に見せた。
ようやくオクタヴィアンが顔を出したのを確認兵士も少しだけ警戒しながらも近寄って顔をまじまじと観察した。
そして兵士は驚いた。
「…………た、確かにオクタヴィアン様にそっくりだ! き、貴様! オクタヴィアン様に何をした! まさか食べたんじゃあるまいな!」
どうしてそうなる?
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!

貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
元聖女だった少女は我が道を往く
春の小径
ファンタジー
突然入ってきた王子や取り巻きたちに聖室を荒らされた。
彼らは先代聖女様の棺を蹴り倒し、聖石まで蹴り倒した。
「聖女は必要がない」と言われた新たな聖女になるはずだったわたし。
その言葉は取り返しのつかない事態を招く。
でも、もうわたしには関係ない。
だって神に見捨てられたこの世界に聖女は二度と現れない。
わたしが聖女となることもない。
─── それは誓約だったから
☆これは聖女物ではありません
☆他社でも公開はじめました

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

偽物の侯爵子息は平民落ちのうえに国外追放を言い渡されたので自由に生きる。え?帰ってきてくれ?それは無理というもの
つくも茄子
ファンタジー
サビオ・パッツィーニは、魔術師の家系である名門侯爵家の次男に生まれながら魔力鑑定で『魔力無し』の判定を受けてしまう。魔力がない代わりにずば抜けて優れた頭脳を持つサビオに家族は温かく見守っていた。そんなある日、サビオが侯爵家の人間でない事が判明した。妖精の取り換えっ子だと神官は告げる。本物は家族によく似た天使のような美少年。こうしてサビオは「王家と侯爵家を謀った罪人」として国外追放されてしまった。
隣国でギルド登録したサビオは「黒曜」というギルド名で第二の人生を歩んでいく。

とある婚約破棄の顛末
瀬織董李
ファンタジー
男爵令嬢に入れあげ生徒会の仕事を疎かにした挙げ句、婚約者の公爵令嬢に婚約破棄を告げた王太子。
あっさりと受け入れられて拍子抜けするが、それには理由があった。
まあ、なおざりにされたら心は離れるよね。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる