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第三章 思惑
第三十二話 鎮火して……
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オクタヴィアンは暗闇の中にいた。
足元さえ見えないくらい真っ暗闇。そしてやたら寒く、空気が肌に刺さるような痛さがある。
その寒さのせいか、オクタヴィアンは心細く、不安な気持ちになっていった。
ここはどこだ……?
すると暗闇の中から喝采とも言える明るい声と拍手が複数聞こえてきた。
「オクタヴィアンおめでとう~!」
「これで君も私達の仲間だ!」
「でもちゃんと自分で人間を狩らないと、これから大変になるよ♪」
「明日はちゃんと人間達を殺して、世の中を我々で支配しようね~♪」
オクタヴィアンは少し恐くなった。
人間を狩る? 我々で支配? 何をこの暗闇の連中は話してるんだ?
そんな恐ろしい事、ボクが加担する訳ないじゃないか!
しかしオクタヴィアンの想いとは裏腹に、闇の声は話しかけてくる。
「オクタヴィアン……君はまだ、吸血鬼になって一日しか経っていない。これからどんどん学習して本能が出て、吸血鬼らしい吸血鬼になるんだ。だって君は目の前で家族も見殺しにしたじゃないか」
え?
オクタヴィアンはひるんだ。
み、見殺しって……ボクだって二人は助けたかった……。でもあまりの速さに手も足も出なかったんだ……。
「そういうのを見殺しって言うんだよ」
「ほら、この二人も悲しんでいる」
この暗闇の言葉とともに、目の前に炎に巻かれて目の前で絶命した妻のエリザベタと娘のヨアナが現れた。しかもその二人は今にも呪いそうな、恐ろしい形相をしている。
「あなた……あなただけ助かるなんて、ありえないわ」
「パパ……何で助けてくれなかったの?」
目の前の二人はそう言うと、みるみる炎に包まれた。
オクタヴィアンは焦った。
「ま、待て! ど、どうすれば助けられるんだっっ! エリザベタ! ヨアナ!」
オクタヴィアンは何も出来ないでおろおろとしている間に、二人はボオボオと勢いよく燃え、目の前でオクタヴィアンを睨みながら灰になっていった。
オクタヴィアンは大粒の涙を流しながら、何もまた出来なかった自分を責めた。
「エリザベタ……ヨアナ……」
………………
オクタヴィアンは暗闇の中で目を覚ました。
とんでもなく嫌な夢を見た気がする……。あまり覚えていないが、二度と見たくない、そんな夢だった気がする……。
そんな事よりも……ここはどこだ?
そうだ! 昨日、エリザベタとヨアナが死んで……、ローラを助けたけど……それで……
オクタヴィアンはその時を思い出した。
もう……疲れた……
ローラに別れを告げられ、屋敷も全て燃え尽きて全てを失ったオクタヴィアンは、その場で崩れ地面に大の字になると、朝焼けの空を眺めた。
……ボクももう逝くよ……待ってて、ヨアナ、エリザベタ……
オクタヴィアンはじっくりと目を閉じてその時を待った。
しばし静寂が……
「ダンナ~……」
ん? 何やら声がする……気のせいかな……何か、呼ばれているような……
「ダンナ~! ダンナ~! ハっ、ハっ、ハっ」
……これは気のせいじゃないな。と言うか、すんごく近くにいないか? 鼻息も荒いしっっ。
オクタヴィアンは何となく分かっていながらも薄目を開けた。
そこにいたのはアンドレアス!
「ダンナ~! やっぱり生きてた~! こんなトコで横になっちまったら焼けちまいますぜっっ! 何処かに隠れましょうっっ!」
「いいんだよ! ボクはもう何もかも失ったんだ! ここで朝日を浴びて、屋敷共々灰になるんだ!」
「え~っと地下の隠し通路は~……あそこですぜ! さ、入りましょう!」
「人の話を聞けよっっ!」
こうして大の字になっているオクタヴィアンは、大の字のまま無理矢理アンドレアスに身体を引っ張られて、まだ火の粉の飛び散る本館の隠し通路の入口まで連れて来られた。
「熱い熱いっっ!」
アンドレアスは火の粉を避けるが、オクタヴィアンはそんなアンドレアスを見て、全く熱さなど気にもせず仕方なく起き上がった。
そして仕方なくアンドレアスに連れられて階段を降りた。
そんな地下の隠し通路には火事の被害がなく、入口こそ燃えカスなどでボロボロになっているが、中に入ればとてもキレイな状態であった。
「ささ、ダンナ! ここで横になって、とりあえず今日のところは寝てくだせえっっ」
アンドレアスは何にも敷いていない、ただの通路の床を指差してオクタヴィアンを促した。
オクタヴィアンは当然、イヤな顔をした。
しかしアンドレアスに連れて来られて死に損なった身としては、どこで寝ようと同じか……
そう思いながらもアンドレアスに質問をした。
「何でボクを助けたんだよっっ」
「ヘイ、ダンナ! テスラ様が助けろとおっしゃってたんで助けました!」
アンドレアスはケロっと答えた。
なるほど……テスラに言われたからか……まだ死ぬなって事なのか……
オクタヴィアンはそう思いながらその場所で横になった。
するとビックリくるくらいすぐに意識を失った。
そして目を覚ましたのだ。
つまりここは……隠し通路。昨日の事……夢じゃないのか? いまだに信じられない……
オクタヴィアンはヨアナとエリザベタを失い、ローラが去り、屋敷と屋敷のみんなも全て失った事が全く信じられず、本当に起こった事だと思えなかった。
しかしそう思いながらも、目線を横に向けると、案の定アンドレアスがいっしょになってぐっすりと寝ていた。
「……夢じゃないのか……」
オクタヴィアンは何の因果かアンドレアスに殺されそうになったのに、今回はアンドレアスに命を救われた事に何とも奇妙な気持ちになった。
そして上半身を起こすと、ゆっくりと周りを見てみた。
隠し通路はまっすぐの一本道なので、城との境界の出口も見る事が出来る。
その城の出口側は、荷物が置けるように少し広くなっているのだが、どうやら松明が灯してあるようだ。
何の気なしに見ていたオクタヴィアンだったが、そこに何か違和感のある者が立っている事に気がついた。
屍食鬼! ウソだろ?
オクタヴィアンは慌てて起き上がると、アンドレアスの身体をゆすった。
「おい! アンドレアス! 逃げろ! 屍食鬼がいる! キミは危ない!」
足元さえ見えないくらい真っ暗闇。そしてやたら寒く、空気が肌に刺さるような痛さがある。
その寒さのせいか、オクタヴィアンは心細く、不安な気持ちになっていった。
ここはどこだ……?
すると暗闇の中から喝采とも言える明るい声と拍手が複数聞こえてきた。
「オクタヴィアンおめでとう~!」
「これで君も私達の仲間だ!」
「でもちゃんと自分で人間を狩らないと、これから大変になるよ♪」
「明日はちゃんと人間達を殺して、世の中を我々で支配しようね~♪」
オクタヴィアンは少し恐くなった。
人間を狩る? 我々で支配? 何をこの暗闇の連中は話してるんだ?
そんな恐ろしい事、ボクが加担する訳ないじゃないか!
しかしオクタヴィアンの想いとは裏腹に、闇の声は話しかけてくる。
「オクタヴィアン……君はまだ、吸血鬼になって一日しか経っていない。これからどんどん学習して本能が出て、吸血鬼らしい吸血鬼になるんだ。だって君は目の前で家族も見殺しにしたじゃないか」
え?
オクタヴィアンはひるんだ。
み、見殺しって……ボクだって二人は助けたかった……。でもあまりの速さに手も足も出なかったんだ……。
「そういうのを見殺しって言うんだよ」
「ほら、この二人も悲しんでいる」
この暗闇の言葉とともに、目の前に炎に巻かれて目の前で絶命した妻のエリザベタと娘のヨアナが現れた。しかもその二人は今にも呪いそうな、恐ろしい形相をしている。
「あなた……あなただけ助かるなんて、ありえないわ」
「パパ……何で助けてくれなかったの?」
目の前の二人はそう言うと、みるみる炎に包まれた。
オクタヴィアンは焦った。
「ま、待て! ど、どうすれば助けられるんだっっ! エリザベタ! ヨアナ!」
オクタヴィアンは何も出来ないでおろおろとしている間に、二人はボオボオと勢いよく燃え、目の前でオクタヴィアンを睨みながら灰になっていった。
オクタヴィアンは大粒の涙を流しながら、何もまた出来なかった自分を責めた。
「エリザベタ……ヨアナ……」
………………
オクタヴィアンは暗闇の中で目を覚ました。
とんでもなく嫌な夢を見た気がする……。あまり覚えていないが、二度と見たくない、そんな夢だった気がする……。
そんな事よりも……ここはどこだ?
そうだ! 昨日、エリザベタとヨアナが死んで……、ローラを助けたけど……それで……
オクタヴィアンはその時を思い出した。
もう……疲れた……
ローラに別れを告げられ、屋敷も全て燃え尽きて全てを失ったオクタヴィアンは、その場で崩れ地面に大の字になると、朝焼けの空を眺めた。
……ボクももう逝くよ……待ってて、ヨアナ、エリザベタ……
オクタヴィアンはじっくりと目を閉じてその時を待った。
しばし静寂が……
「ダンナ~……」
ん? 何やら声がする……気のせいかな……何か、呼ばれているような……
「ダンナ~! ダンナ~! ハっ、ハっ、ハっ」
……これは気のせいじゃないな。と言うか、すんごく近くにいないか? 鼻息も荒いしっっ。
オクタヴィアンは何となく分かっていながらも薄目を開けた。
そこにいたのはアンドレアス!
「ダンナ~! やっぱり生きてた~! こんなトコで横になっちまったら焼けちまいますぜっっ! 何処かに隠れましょうっっ!」
「いいんだよ! ボクはもう何もかも失ったんだ! ここで朝日を浴びて、屋敷共々灰になるんだ!」
「え~っと地下の隠し通路は~……あそこですぜ! さ、入りましょう!」
「人の話を聞けよっっ!」
こうして大の字になっているオクタヴィアンは、大の字のまま無理矢理アンドレアスに身体を引っ張られて、まだ火の粉の飛び散る本館の隠し通路の入口まで連れて来られた。
「熱い熱いっっ!」
アンドレアスは火の粉を避けるが、オクタヴィアンはそんなアンドレアスを見て、全く熱さなど気にもせず仕方なく起き上がった。
そして仕方なくアンドレアスに連れられて階段を降りた。
そんな地下の隠し通路には火事の被害がなく、入口こそ燃えカスなどでボロボロになっているが、中に入ればとてもキレイな状態であった。
「ささ、ダンナ! ここで横になって、とりあえず今日のところは寝てくだせえっっ」
アンドレアスは何にも敷いていない、ただの通路の床を指差してオクタヴィアンを促した。
オクタヴィアンは当然、イヤな顔をした。
しかしアンドレアスに連れて来られて死に損なった身としては、どこで寝ようと同じか……
そう思いながらもアンドレアスに質問をした。
「何でボクを助けたんだよっっ」
「ヘイ、ダンナ! テスラ様が助けろとおっしゃってたんで助けました!」
アンドレアスはケロっと答えた。
なるほど……テスラに言われたからか……まだ死ぬなって事なのか……
オクタヴィアンはそう思いながらその場所で横になった。
するとビックリくるくらいすぐに意識を失った。
そして目を覚ましたのだ。
つまりここは……隠し通路。昨日の事……夢じゃないのか? いまだに信じられない……
オクタヴィアンはヨアナとエリザベタを失い、ローラが去り、屋敷と屋敷のみんなも全て失った事が全く信じられず、本当に起こった事だと思えなかった。
しかしそう思いながらも、目線を横に向けると、案の定アンドレアスがいっしょになってぐっすりと寝ていた。
「……夢じゃないのか……」
オクタヴィアンは何の因果かアンドレアスに殺されそうになったのに、今回はアンドレアスに命を救われた事に何とも奇妙な気持ちになった。
そして上半身を起こすと、ゆっくりと周りを見てみた。
隠し通路はまっすぐの一本道なので、城との境界の出口も見る事が出来る。
その城の出口側は、荷物が置けるように少し広くなっているのだが、どうやら松明が灯してあるようだ。
何の気なしに見ていたオクタヴィアンだったが、そこに何か違和感のある者が立っている事に気がついた。
屍食鬼! ウソだろ?
オクタヴィアンは慌てて起き上がると、アンドレアスの身体をゆすった。
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