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平成30年1月20日
男の覚悟
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今週は晴天続きで心まで晴々してくる。珍しく朝の寝起きも良い。でも、いつものことながら綾の方が先に起きている。
午前10時になったら浩二が迎えにくる。その前に、横山ひかりを乗せて。迎えにくる2人のこと写真撮っておくかな。流石に怒るかな?いや逆に喜んでくれるかも。悠一は心のなかでニタニタしていた。
「お!きたきた!」
悠一と綾は、玄関先で2人の到着を待っていた。
独り身に似合わない大きな車を運転する浩二と、その隣にいるひかりちゃん。見物である。遠近法がかかっている訳ないのに、浩二がやたら大きく見え、ひかりが小さく見える。
「おまたせ!待たせたね!悠一、二日酔いになってないか?」
「なってないよ、そもそも飲んでない」
悠一は笑って返した。
「ひかりさん?はじめまして!悠一の妻です。綾って言います。よろしくね!」
「綾さんですね!今日はよろしくお願いします!」
女性同士はなぜ会話が弾むのだろうか。旭山動物園につくまで、終始会話していた。
色々な動物を見てまわった。予定どおりペンギンも見たし、シロクマも見た。やっぱり動物は可愛い。悠一は日々のストレスから解放されていった。
肝心の浩二も、お得意のトーク力で会話を切らさず、ひかりちゃんと話しているようだ。
「すまん、ちょっとトイレ行ってくるわ」と浩二がひかりに告げて、こちらへ向かってきた。悠一も丁度よくトイレに行こうと思っていたため、一緒に行くことにした。
「上手く行ってるようだね」悠一が浩二に話しかける。
「めっちゃ楽しいわ、そしてやっぱ、ひかりちゃん可愛いわ」浩二がニタニタしてる。
「上手くやれよ~」悠一は、肘で軽く浩二を押した。
無事にデートも終盤に差し掛かったとき、綾が悠一に声をかけた。
「ねえ、ちょっとこっそり話したいことあるんだけどいい?」綾が少し深刻そうな顔でこちらを見ていた。
「うん、どうしたの?」
綾と悠一は、少し浩二逹と距離を置いた。
「さっき、悠一と浩二くんがトイレ行ってたときに、ひかりちゃんが言ってたんたけどさ、Wデートなら彼氏に怒られないかなーって思って来ちゃいました!って言ってたの」
・・悠一は、一瞬血の気が引いた。
「え、てことはひかりちゃん、彼氏いるの?」
悠一が綾に問い詰めた。
「そう。でも浩二くん真剣なんでしょ?」
「うん、これまでになく真剣だわ」
これはやってしまった・・
でも、ちゃんと言わなきゃな・・
悠一は、覚悟を決めて浩二に近づいていった・・
午前10時になったら浩二が迎えにくる。その前に、横山ひかりを乗せて。迎えにくる2人のこと写真撮っておくかな。流石に怒るかな?いや逆に喜んでくれるかも。悠一は心のなかでニタニタしていた。
「お!きたきた!」
悠一と綾は、玄関先で2人の到着を待っていた。
独り身に似合わない大きな車を運転する浩二と、その隣にいるひかりちゃん。見物である。遠近法がかかっている訳ないのに、浩二がやたら大きく見え、ひかりが小さく見える。
「おまたせ!待たせたね!悠一、二日酔いになってないか?」
「なってないよ、そもそも飲んでない」
悠一は笑って返した。
「ひかりさん?はじめまして!悠一の妻です。綾って言います。よろしくね!」
「綾さんですね!今日はよろしくお願いします!」
女性同士はなぜ会話が弾むのだろうか。旭山動物園につくまで、終始会話していた。
色々な動物を見てまわった。予定どおりペンギンも見たし、シロクマも見た。やっぱり動物は可愛い。悠一は日々のストレスから解放されていった。
肝心の浩二も、お得意のトーク力で会話を切らさず、ひかりちゃんと話しているようだ。
「すまん、ちょっとトイレ行ってくるわ」と浩二がひかりに告げて、こちらへ向かってきた。悠一も丁度よくトイレに行こうと思っていたため、一緒に行くことにした。
「上手く行ってるようだね」悠一が浩二に話しかける。
「めっちゃ楽しいわ、そしてやっぱ、ひかりちゃん可愛いわ」浩二がニタニタしてる。
「上手くやれよ~」悠一は、肘で軽く浩二を押した。
無事にデートも終盤に差し掛かったとき、綾が悠一に声をかけた。
「ねえ、ちょっとこっそり話したいことあるんだけどいい?」綾が少し深刻そうな顔でこちらを見ていた。
「うん、どうしたの?」
綾と悠一は、少し浩二逹と距離を置いた。
「さっき、悠一と浩二くんがトイレ行ってたときに、ひかりちゃんが言ってたんたけどさ、Wデートなら彼氏に怒られないかなーって思って来ちゃいました!って言ってたの」
・・悠一は、一瞬血の気が引いた。
「え、てことはひかりちゃん、彼氏いるの?」
悠一が綾に問い詰めた。
「そう。でも浩二くん真剣なんでしょ?」
「うん、これまでになく真剣だわ」
これはやってしまった・・
でも、ちゃんと言わなきゃな・・
悠一は、覚悟を決めて浩二に近づいていった・・
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