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ドキドキ同棲編
美女との対決⑤
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目を閉じたまま細く息を吐く。
大輔くんの手は私を振りほどこうと動くのをやめて、私の腕の中でジッとしている。
目を開いて目の前を見つめると、ようやく場の緊張感に合わせた顔色の美女と目が合った。
「聞いても良いですか?」
動いてはいないけれど、大輔くんの腕の筋肉は硬いまま。きっと握り締めた拳を解いてないせいだ。
私は彼の二の腕辺りをポンポンと叩いて力を抜くように諭す。
そうしながら、視線を絡ませた美女にも出来るだけ優しく言葉を掛けた。
「当時の大輔くんの悩みは、彼から直接聞いたんですか?」
根気よく叩いていたら、段々と大輔くんの腕の力が抜け始める。
私は叩くのをやめて、今度はスリスリと撫でてあげた。
手も繋ぎ直して、なんなら今度は恋人繋ぎにして、彼の親指の付け根を人差し指と親指で挟んで刺激する。
大輔くんのとげとげしい空気が丸くなっていくように感じた。
「……三富くんに話しているのをたまたま聞いたのよ。トイレの前で化粧直ししていたら大輔の声が聞こえて……」
「勝手に盗み聞きした挙句、そのデリケートな悩みの内容を人前でペラペラ喋って……。初対面のときに、貴女は私をおこちゃま呼ばわりしたけれど、貴女の方がよっぽどおこちゃまだと思いませんか?」
「う、うるさい! 大輔の悩みは今夜、私が解決してあげるから良いのよ!」
そう言うと美女はゴソゴソと持参した紙袋から何かを取り出す。
大輔くんが彼女の動きを警戒して、私に預けかけた身体をサッと起こし、私を庇うように座り直した。
取り出したのはワインボトルよりも小ぶりで、冷酒ボトルよりも一回り大きい瓶だ。
美女は、三富くんが粛々と磨いていたグラスをひったくると、その瓶の中身を半分ほど注ぎ入れた。
その液体はトロリとしていて、私の手元にあるノンアルコールカクテルに似た色をしている。
彼女はそのグラスを誇らしげに掲げ、そのまま大輔くんに歩み寄った。
「ちょっと……!」
私は思わず声を上げる。
なに勝手に人の彼氏に近寄っとんのじゃわれぇぇぇ!? って気持ちで。
「んふふ♡ これはね? 海外で有名な媚薬なのよ。これを飲めば、貴方の悩みも即解決よ!」
ぶっふぉぉ! って笑い声を発したのは園田くんと三富くんだ。
みゆねぇは今夜はとことんビールを攻めるつもりらしい。もはや何杯目なのだろう。
大輔くんの目が死んだ魚リターンズである。
頭の悪い私は「媚薬って本当にあるんだな。漫画みたいだ」なんて冷静に考えていた。
いやいやいやいや! 媚薬て! エロ漫画か!!
なぜかドヤ顔の美女を完全にUMAだと認識した私は、話し合いでの解決は無理だと悟る。
だって、カルチャーが違いすぎるもの。
話している言葉は理解できるのに、思想が全く理解できないのは何でだろう。
恐怖しかない。恐怖しか感じない。怖い。
「ほらほら♡ 一気に飲んじゃって~」
予想以上の暴れゴリラっぷりに大輔くんが動作不良を起こしている。
その隙に美女が媚薬入りのグラスを大輔くんの口元に持っていった。
私は思わず立ち上がる。
「いや! 飲ませるわけがないでしょう!!」
出来ればグラスごと叩き落としたかったけれど、彼女が選んだグラスは運悪く某有名ブランドのお高めのものだ。
そんなもん私に割れるはずがない。三富くんのキラーアイに射抜かれてしまう。
左手は添えるだけ、って脳内のバスケットマンに囁かれながら、左手でグラスを持ち右手で美女の手を思いっ切り叩く。
ベチン! と大変痛そうな音がしたけれど気にしない。私の手も痛かったし。
「ちょっと! なによ、暴力的な女ね! ねぇ見た? これがこの女の本性なのよ」
興奮気味に大輔くんに言いあげる美女を横目に、私は慎重にグラスをテーブルにおろす。
媚薬はどうでも良いけれど、グラスだけは割らないように、慎重に。
これ幸いとばかりに美女が大輔くんの腕を掴んでいる。非常に腹が立ちまする。もう一回叩いてやろうかしら。
そんな思いが首をもたげていると、大輔くんが掴まれた腕を勢いよく振りほどいた。
「い、痛っ!」
美女が二、三歩後退する。
「いい加減にしてください。これ以上は警察を呼びますよ」
とても冷静な声だった。抑揚も、感情もない酷く硬い声だった。
「以前の俺が不誠実な対応をしていたのなら謝ります。貴女のプライドを傷付けたことも申し訳ありません。けれど、どう足掻いたって貴女を好きになることはありません。俺の大切な人は、希帆さん以外にありえない」
大輔くんはそう言い切ると短く息を吐く。
驚愕に満ちた顔の美女がカウンターに寄りかかる。
「……んでよ」
彼女がなにかを呟いた。小さすぎて私の耳には届かない。
もう一度、彼女の口が開いた瞬間、立ち上がった大輔くんが私に覆い被さる。
「なんでよっ! 私の方が貴方に相応しいのにっ!」
びしゃっ、と水が散らばる音で、なにが起きたか大体予想が付いた。
きっと激昂した美女が、こちらにめがけてグラスの水をかけたのだろう。
その証拠に大輔くんの髪の毛がしとどに濡れている。
大輔くんが庇ってくれたお陰で私は全く影響を受けなかった。
「希帆さん大丈夫?」
「私なんかより大輔くんの方が大惨事やん……! ほら、ハンカチ使って!」
「水も滴る良い男? ん。希帆さんが拭いて」
「……ばかちんが…………良い男だけど」
濡れた頬を無防備にこちらに差し出す美丈夫に、私は呆れ顔を懸命に作りながらも絆されてしまう。
ハンカチで顔や頭を拭うと、大輔くんは気持ち良さげに目を細めた。
「……お客様、大変恐れ入りますがお帰り頂けますか?」
バーカンから出た三富くんが、肩で息をしている美女にそっと言い渡す。
彼女は訳が分からないと言った表情で三富くんを睨んだ。
「このように他のお客様のご迷惑となる行動は当店としても見過ごせません。今後のご入店もお断り致します」
「……は?」
「必要ならば警察を呼びますが、いかがいたしますか?」
「……なによ、それ……」
美女の肩も、声も震えている。
大輔くんからも、三富くんからもはっきりと拒絶された今、自分の起こした騒動の意味を考えているのだろうか。
「アンタさ」
グラスでは追い付かなくなったのか、いつの間にかビールジョッキを傾けていたみゆねぇが口を開く。
顔の小さいみゆねぇが持つと、驚くほどに大きいビールジョッキだ。
しかも既に空になろうとしている。
「花咲商事の社員さんでしょ?」
「……えっ……なんで知ってんのよ……」
「にゃはは」
最後の一口を流し込んで、みゆねぇがニヤリと笑みをこぼす。
「それ、ウチのお得意さんがつけてる社員バッジと同じだもん」
みゆねぇは自分の左胸辺りを指してから、美女を顎でしゃくった。
彼女の左の胸元にはターコイズブルーのバッジがついている。
花咲商事のみゆねぇのお得意さんと言ったら、会長か理事長あたりだったっけ。
「また希帆たちに変な言いがかりつけてきたら、アンタの会社のお偉いさんに言いつけるからね」
「そんな横暴よ!」
「それが嫌なら今後は大人しくしてなって」
「でも、私は……」
「もー! いい加減に諦めたらどうっすか? あんまりゴチャゴチャ言うなら、僕だって奥の手を使うっす! この前、このお店で接待していたアンタのお客さん、……に更に接待されてた男性は、僕のジムのお客様っす! 困ったことがあったら力になるって言ってくれてるから、早速言いつけてやるっす!」
「なっ……」
美女は絶句してしまった。
ちょっと待て、私も少し言葉に詰まるぞ。
おん? 美女が接待していた人が更に接待してた人……、つまり美女にとってはお客様のお客様が園田くんのジム会員さんってこと?
お客様のお客様なんて絶対に怒らせちゃダメなとこやん!
園田くんのパーソナルジムに通うほどなら社会的地位も高いんだろうな。
なにしろ会費がとても高いのだ。
普通の会社員には手が届かない金額なのに、トレーニングの予約枠は毎月完売御礼らしい。
「もちろん、アンタが今後一切なにもしないなら僕たちだって何もしないっす!」
「……っ」
うん。納得いかないのかな。
めっちゃ睨んでくるやん。美女、私のことめっちゃ睨んでますやん。
般若みたいな顔、って今このとき使うんだろうなって顔でハチャメチャに睨んでらっしゃるわ。
私はその瞳を負けじと見据え、傍らで彼女を冷ややかに見下ろす大輔くんの首に腕を回した。
グイッと引っ張ると、大輔くんの頭を掻き抱く格好になる。
「大輔くんは私の恋人です。貴女みたいな癇癪持ちのおこちゃまには勿体ない。私が彼を幸せにするの」
美女がなにかを言おうと口を開く。
けれど、反論の間を与えずに続けた。
「それに私と大輔くんの間には媚薬なんて必要ありませんから。そんなもの使わなきゃその気にさせられないなんて、その時点で貴女の負けです」
私の言葉にガックリと項垂れる美女を見ながら、私の腕の中に収まっている大輔くんに頬を摺り寄せた。
大輔くんの手は私を振りほどこうと動くのをやめて、私の腕の中でジッとしている。
目を開いて目の前を見つめると、ようやく場の緊張感に合わせた顔色の美女と目が合った。
「聞いても良いですか?」
動いてはいないけれど、大輔くんの腕の筋肉は硬いまま。きっと握り締めた拳を解いてないせいだ。
私は彼の二の腕辺りをポンポンと叩いて力を抜くように諭す。
そうしながら、視線を絡ませた美女にも出来るだけ優しく言葉を掛けた。
「当時の大輔くんの悩みは、彼から直接聞いたんですか?」
根気よく叩いていたら、段々と大輔くんの腕の力が抜け始める。
私は叩くのをやめて、今度はスリスリと撫でてあげた。
手も繋ぎ直して、なんなら今度は恋人繋ぎにして、彼の親指の付け根を人差し指と親指で挟んで刺激する。
大輔くんのとげとげしい空気が丸くなっていくように感じた。
「……三富くんに話しているのをたまたま聞いたのよ。トイレの前で化粧直ししていたら大輔の声が聞こえて……」
「勝手に盗み聞きした挙句、そのデリケートな悩みの内容を人前でペラペラ喋って……。初対面のときに、貴女は私をおこちゃま呼ばわりしたけれど、貴女の方がよっぽどおこちゃまだと思いませんか?」
「う、うるさい! 大輔の悩みは今夜、私が解決してあげるから良いのよ!」
そう言うと美女はゴソゴソと持参した紙袋から何かを取り出す。
大輔くんが彼女の動きを警戒して、私に預けかけた身体をサッと起こし、私を庇うように座り直した。
取り出したのはワインボトルよりも小ぶりで、冷酒ボトルよりも一回り大きい瓶だ。
美女は、三富くんが粛々と磨いていたグラスをひったくると、その瓶の中身を半分ほど注ぎ入れた。
その液体はトロリとしていて、私の手元にあるノンアルコールカクテルに似た色をしている。
彼女はそのグラスを誇らしげに掲げ、そのまま大輔くんに歩み寄った。
「ちょっと……!」
私は思わず声を上げる。
なに勝手に人の彼氏に近寄っとんのじゃわれぇぇぇ!? って気持ちで。
「んふふ♡ これはね? 海外で有名な媚薬なのよ。これを飲めば、貴方の悩みも即解決よ!」
ぶっふぉぉ! って笑い声を発したのは園田くんと三富くんだ。
みゆねぇは今夜はとことんビールを攻めるつもりらしい。もはや何杯目なのだろう。
大輔くんの目が死んだ魚リターンズである。
頭の悪い私は「媚薬って本当にあるんだな。漫画みたいだ」なんて冷静に考えていた。
いやいやいやいや! 媚薬て! エロ漫画か!!
なぜかドヤ顔の美女を完全にUMAだと認識した私は、話し合いでの解決は無理だと悟る。
だって、カルチャーが違いすぎるもの。
話している言葉は理解できるのに、思想が全く理解できないのは何でだろう。
恐怖しかない。恐怖しか感じない。怖い。
「ほらほら♡ 一気に飲んじゃって~」
予想以上の暴れゴリラっぷりに大輔くんが動作不良を起こしている。
その隙に美女が媚薬入りのグラスを大輔くんの口元に持っていった。
私は思わず立ち上がる。
「いや! 飲ませるわけがないでしょう!!」
出来ればグラスごと叩き落としたかったけれど、彼女が選んだグラスは運悪く某有名ブランドのお高めのものだ。
そんなもん私に割れるはずがない。三富くんのキラーアイに射抜かれてしまう。
左手は添えるだけ、って脳内のバスケットマンに囁かれながら、左手でグラスを持ち右手で美女の手を思いっ切り叩く。
ベチン! と大変痛そうな音がしたけれど気にしない。私の手も痛かったし。
「ちょっと! なによ、暴力的な女ね! ねぇ見た? これがこの女の本性なのよ」
興奮気味に大輔くんに言いあげる美女を横目に、私は慎重にグラスをテーブルにおろす。
媚薬はどうでも良いけれど、グラスだけは割らないように、慎重に。
これ幸いとばかりに美女が大輔くんの腕を掴んでいる。非常に腹が立ちまする。もう一回叩いてやろうかしら。
そんな思いが首をもたげていると、大輔くんが掴まれた腕を勢いよく振りほどいた。
「い、痛っ!」
美女が二、三歩後退する。
「いい加減にしてください。これ以上は警察を呼びますよ」
とても冷静な声だった。抑揚も、感情もない酷く硬い声だった。
「以前の俺が不誠実な対応をしていたのなら謝ります。貴女のプライドを傷付けたことも申し訳ありません。けれど、どう足掻いたって貴女を好きになることはありません。俺の大切な人は、希帆さん以外にありえない」
大輔くんはそう言い切ると短く息を吐く。
驚愕に満ちた顔の美女がカウンターに寄りかかる。
「……んでよ」
彼女がなにかを呟いた。小さすぎて私の耳には届かない。
もう一度、彼女の口が開いた瞬間、立ち上がった大輔くんが私に覆い被さる。
「なんでよっ! 私の方が貴方に相応しいのにっ!」
びしゃっ、と水が散らばる音で、なにが起きたか大体予想が付いた。
きっと激昂した美女が、こちらにめがけてグラスの水をかけたのだろう。
その証拠に大輔くんの髪の毛がしとどに濡れている。
大輔くんが庇ってくれたお陰で私は全く影響を受けなかった。
「希帆さん大丈夫?」
「私なんかより大輔くんの方が大惨事やん……! ほら、ハンカチ使って!」
「水も滴る良い男? ん。希帆さんが拭いて」
「……ばかちんが…………良い男だけど」
濡れた頬を無防備にこちらに差し出す美丈夫に、私は呆れ顔を懸命に作りながらも絆されてしまう。
ハンカチで顔や頭を拭うと、大輔くんは気持ち良さげに目を細めた。
「……お客様、大変恐れ入りますがお帰り頂けますか?」
バーカンから出た三富くんが、肩で息をしている美女にそっと言い渡す。
彼女は訳が分からないと言った表情で三富くんを睨んだ。
「このように他のお客様のご迷惑となる行動は当店としても見過ごせません。今後のご入店もお断り致します」
「……は?」
「必要ならば警察を呼びますが、いかがいたしますか?」
「……なによ、それ……」
美女の肩も、声も震えている。
大輔くんからも、三富くんからもはっきりと拒絶された今、自分の起こした騒動の意味を考えているのだろうか。
「アンタさ」
グラスでは追い付かなくなったのか、いつの間にかビールジョッキを傾けていたみゆねぇが口を開く。
顔の小さいみゆねぇが持つと、驚くほどに大きいビールジョッキだ。
しかも既に空になろうとしている。
「花咲商事の社員さんでしょ?」
「……えっ……なんで知ってんのよ……」
「にゃはは」
最後の一口を流し込んで、みゆねぇがニヤリと笑みをこぼす。
「それ、ウチのお得意さんがつけてる社員バッジと同じだもん」
みゆねぇは自分の左胸辺りを指してから、美女を顎でしゃくった。
彼女の左の胸元にはターコイズブルーのバッジがついている。
花咲商事のみゆねぇのお得意さんと言ったら、会長か理事長あたりだったっけ。
「また希帆たちに変な言いがかりつけてきたら、アンタの会社のお偉いさんに言いつけるからね」
「そんな横暴よ!」
「それが嫌なら今後は大人しくしてなって」
「でも、私は……」
「もー! いい加減に諦めたらどうっすか? あんまりゴチャゴチャ言うなら、僕だって奥の手を使うっす! この前、このお店で接待していたアンタのお客さん、……に更に接待されてた男性は、僕のジムのお客様っす! 困ったことがあったら力になるって言ってくれてるから、早速言いつけてやるっす!」
「なっ……」
美女は絶句してしまった。
ちょっと待て、私も少し言葉に詰まるぞ。
おん? 美女が接待していた人が更に接待してた人……、つまり美女にとってはお客様のお客様が園田くんのジム会員さんってこと?
お客様のお客様なんて絶対に怒らせちゃダメなとこやん!
園田くんのパーソナルジムに通うほどなら社会的地位も高いんだろうな。
なにしろ会費がとても高いのだ。
普通の会社員には手が届かない金額なのに、トレーニングの予約枠は毎月完売御礼らしい。
「もちろん、アンタが今後一切なにもしないなら僕たちだって何もしないっす!」
「……っ」
うん。納得いかないのかな。
めっちゃ睨んでくるやん。美女、私のことめっちゃ睨んでますやん。
般若みたいな顔、って今このとき使うんだろうなって顔でハチャメチャに睨んでらっしゃるわ。
私はその瞳を負けじと見据え、傍らで彼女を冷ややかに見下ろす大輔くんの首に腕を回した。
グイッと引っ張ると、大輔くんの頭を掻き抱く格好になる。
「大輔くんは私の恋人です。貴女みたいな癇癪持ちのおこちゃまには勿体ない。私が彼を幸せにするの」
美女がなにかを言おうと口を開く。
けれど、反論の間を与えずに続けた。
「それに私と大輔くんの間には媚薬なんて必要ありませんから。そんなもの使わなきゃその気にさせられないなんて、その時点で貴女の負けです」
私の言葉にガックリと項垂れる美女を見ながら、私の腕の中に収まっている大輔くんに頬を摺り寄せた。
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