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ドキドキ同棲編
美女との対決③
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思いがけない人物、園田くんの登場で、私は美女と対面する前だと言うのに疲れてしまった。
もし私の人生を小説にして読んでいる読者がいらっしゃるなら、今、声を大にして言いたいだろう。
長い。美女の登場までが長すぎる、と。
私だってそう思う。しかし、人生は長い。それを著そうとすると、文章もまた長くなる。
六年ほど連載をしていても、その物語の時間は三ヶ月しか経っていない漫画や、ましてや二十年以上連載しているのに半年も経過していない物語でさえ存在するのだ!
なので私の数分、数時間、数ヶ月を文章にすると莫大な文字数になってしまうはずである。
そうそう、そうに違いない。
だから、そう、我慢して欲しいでごさる。平に、切に~!
「僕は同情するっすよ! あんな女に付きまとわれて、大輔くんは大変っすね!」
思考の海に意識を漂わせていたら、園田くんの大きな声で現実に引き戻された。
みゆねぇの隣に座った園田くんが、私の隣に座る大輔くんに向け掲げるようにウイスキーグラスを持ち上げる。
まるで戦地に赴く勇者を、激励する村人Aみたいな仕草に、私は思わず仰け反った。
「そう言えば園田くん、あの美女に私のこと色々と喋ったんだって? ダメだよ、そういうことしちゃ」
私はグラスをテーブルに置きながら、園田くんに諭すように語りかける。
今夜の私のドリンクは、三富くんオリジナルのノンアルコールカクテルだ。
大輔くんは「終わるまで飲めないよ」と言って烏龍茶を頼んでいた。
「はいっす! でも、事実しか言ってないっす! 姉御は女神みたいな人なんだって何度言っても聞きやしないんで、今夜は美由希ちゃんに協力してもらおうかと思ってたっす! ね、美由希ちゃん!」
「そうそう~。面白そうだし、道場関係の打ち合わせもあったし、心の面倒を倫に任せて来ちゃった♡ 最近、希帆のお陰で倫が家のことしてくれるようになって楽なんだよねぇ」
倫くんと心くんは、りゅうにぃとみゆねぇの息子たちだ。
倫くんは高校生で心くんは中学生、二人とも素直で可愛い私の甥っ子である。
血の繋がりはなくても、誰が何と言おうとも、可愛い可愛い甥っ子なのだ。
「私のお陰って? 私なにかしたっけ?」
「希帆に新しい彼氏が出来たのがショックみたいでさ~。相当凹んでたからアドバイスしてみたのよ。どうやら大輔くんは勉強も家事もなんでも出来る超ハイスペック彼氏らしいぞ、ってことは倫もそうなりゃチャンスがあるんじゃないか、って。ついでに大輔くんは経済力もあるらしいからその辺も頑張りな、ってさ。そしたら次の日から龍臣のお店手伝い始めるわ、掃除洗濯なんでも率先してやってくれるわ、将来の為に勉強し出すわで大忙し!」
「にゃははは。お姉ちゃんを取られちゃうって思ってくれたのかなぁ」
「我が息子ながら難攻不落過ぎる人物を見初めるなんて可哀想な奴よね。ま、しばらくは利用させて貰うわ~」
そう言えば倫くんが小学生の頃にプロポーズされたなぁ、なんて微笑ましい思い出のアルバムを脳内で捲っていたら、左手をひんやりとした感触が覆い叫びそうになる。
はいはい。大輔くんですよ、っと。
「希帆さん、倫くんって……?」
「甥っ子! 超、甥っ子!! だからなにも心配ないよ、大輔くん」
「にゃはは! え? なになに、大輔くんって嫉妬深い感じなの? かっわいいねぇ! 龍臣に似てるじゃん!」
可愛いよ! そりゃ可愛いさ!
けど、可愛いだけで済まないのがウチの魔王様なんだもん!
「希帆さんが無防備過ぎるので、彼氏の自分が気を付けるしかないんですよね」
「おお! そうなのよ。希帆は変なとこ防御力が弱いのよ! いや~頼もしい彼氏じゃん。良かったね希帆」
「え? いや、でも、うむ、む? ……むむむ」
私を挟んで大輔くんとみゆねぇが妙に結束している。
どうにも反論しにくくて言葉に詰まってしまった。
「そっ、それにしても美女さん遅くない? 19:30までには来るって予約あったんでしょ?」
時計の針は20時を指そうかと言う時刻だ。
私の上げた声に反応したのは三富くんで、人差し指で眼鏡のズレをクイッと直してから鼻白んだように答えてくれた。
「あぁ。時間通りに来たことなんてないから安心しなよ。一度やんわりご指摘差し上げたら『主役は遅れて登場するものだからね』って仰られちゃったもん。もう、なにも言わないことにした」
「う、うわー……。そんな人の予約も受け付けなきゃなんて大変だぁ……」
「ちょっと困るけど、高めのお酒をバンバン飲んでくれるし、俺にも飲ませてくれるしね。それに、必ず大輔くんの分のお酒も頼んでくれるから、彼女一人で数人分の売り上げなんだよ。園田さんに相手を任せておけば俺にとっては無害だし、店的には概ね良いお客様って感じかな」
三富くんの手が人差し指と親指で丸を作り「オッケー」と言う仕草を見せる。
そしてそのまま手首を返すと、その手は「マネー」と言うジェスチャーに変わった。
その動きを注視してから三富くんの顔に目を移すと、滅多に動くことのない彼の表情筋が見事な仕事ぶりを見せ、鮮やかな放物線を描く目元を煌びやかに作り出している。
それを見た私の口角筋はピクピクと痙攣を引き起こす。
「っと、こういう話をしていたら、現われるもんだよねぇ」
「……」
三富くんは胡散臭い笑顔を引っ込めて、剣呑な雰囲気で大輔くんに目配せをした。
大輔くんが無言で私の手を取ったとき、軽やかな鈴の音とヒールの音が店内に響く。
「ごめんなさい、マスター。予約の時間に少し遅れちゃったかしら? でも大丈夫よね?」
彼女はカツカツと足音を立て、反省の気持ちの見えない謝罪を三富くんに投げかけながら予約席の札が置いてある席へと歩み寄る。
鞄をぞんざいに置いて、バサバサドサドサと大きな動作音で席に着き、無言で三富くんからお絞りを引ったくるように受け取った。
この一連の動きだけでも嫌いだなと感じてしまう私is心狭い。
予約の時間に遅れるのは完全なマナー違反だし、ヒールの音を喧しく立てるのも、動作音がうるさいのも苦手だ。嫌いだ!
今も彼女は投げ捨てるみたいにスマフォをテーブルに出して、煙草に火をつけた後のライターを叩きつけるように置いている。
「……なにをお出ししましょうか?」
彼女が口内の煙を吐き切るのを待って、三富くんがオーダーを尋ねた。
それには直ぐに答えず、彼女はもう一度煙草を吸ってから、わざとらしく三富くんに向かって息を吹きかける。白い煙草の煙が三富くんに纏わりついた。
「私は高いお酒しか飲まないわ。私を満足させられるだけのものが出せる?」
フフン、と小馬鹿にしたような笑みを浮かべる彼女に張り手の一つでもかましてやりたい。もしかして、こんなやりとりを毎回しているのだろうか? 三富くんへは同情の念が絶えない。
てか、あんなに大輔大輔って言っていたのに、この至近距離で大輔くんに気付かないとかなんなんだろう。
そう思いながら美女さんに目を遣ると、その勝ち気な瞳と視線がぶつかった。
三富くんのお店のカウンターは店主を囲むように半円形になっている。私が座った席の対角線上に居る彼女とは、バチバチに目を合わせ放題だ。
「あらぁ? 希帆さん、いらっしゃってたのね。あんまり地味だから気が付かなかったわ~」
なんならそのままスルーしてくださって結構ですよ~。
そう言いたいのを堪えて笑顔で会釈する。
彼女は私の姿を品定めでもするように上から下まで睨め上げて、みゆねぇと園田くんに目を移した。
園田くんがグルル、と唸り、彼女も顔を顰めたように見える。
それからようやく大輔くんに気が付いたようで、彼女は瞳を大きく瞠り、席を立ってこちらに駆け寄る仕草を見せた。
「近寄らないでください。そのままで話をしましょう」
彼女が一歩を踏み出す前に、大輔くんの手がその動きを制す。
私の手を握っていない方の手を自分の顔まで上げ手の平を彼女に向けて、完全拒否の意向を表している。
「待て」もしくは「NO」のジェスチャーだ。
それを見た美女はグッと唇を噛み、そして私を睨み付けてきた。
さぁ、いよいよ美女との対決だ。
もし私の人生を小説にして読んでいる読者がいらっしゃるなら、今、声を大にして言いたいだろう。
長い。美女の登場までが長すぎる、と。
私だってそう思う。しかし、人生は長い。それを著そうとすると、文章もまた長くなる。
六年ほど連載をしていても、その物語の時間は三ヶ月しか経っていない漫画や、ましてや二十年以上連載しているのに半年も経過していない物語でさえ存在するのだ!
なので私の数分、数時間、数ヶ月を文章にすると莫大な文字数になってしまうはずである。
そうそう、そうに違いない。
だから、そう、我慢して欲しいでごさる。平に、切に~!
「僕は同情するっすよ! あんな女に付きまとわれて、大輔くんは大変っすね!」
思考の海に意識を漂わせていたら、園田くんの大きな声で現実に引き戻された。
みゆねぇの隣に座った園田くんが、私の隣に座る大輔くんに向け掲げるようにウイスキーグラスを持ち上げる。
まるで戦地に赴く勇者を、激励する村人Aみたいな仕草に、私は思わず仰け反った。
「そう言えば園田くん、あの美女に私のこと色々と喋ったんだって? ダメだよ、そういうことしちゃ」
私はグラスをテーブルに置きながら、園田くんに諭すように語りかける。
今夜の私のドリンクは、三富くんオリジナルのノンアルコールカクテルだ。
大輔くんは「終わるまで飲めないよ」と言って烏龍茶を頼んでいた。
「はいっす! でも、事実しか言ってないっす! 姉御は女神みたいな人なんだって何度言っても聞きやしないんで、今夜は美由希ちゃんに協力してもらおうかと思ってたっす! ね、美由希ちゃん!」
「そうそう~。面白そうだし、道場関係の打ち合わせもあったし、心の面倒を倫に任せて来ちゃった♡ 最近、希帆のお陰で倫が家のことしてくれるようになって楽なんだよねぇ」
倫くんと心くんは、りゅうにぃとみゆねぇの息子たちだ。
倫くんは高校生で心くんは中学生、二人とも素直で可愛い私の甥っ子である。
血の繋がりはなくても、誰が何と言おうとも、可愛い可愛い甥っ子なのだ。
「私のお陰って? 私なにかしたっけ?」
「希帆に新しい彼氏が出来たのがショックみたいでさ~。相当凹んでたからアドバイスしてみたのよ。どうやら大輔くんは勉強も家事もなんでも出来る超ハイスペック彼氏らしいぞ、ってことは倫もそうなりゃチャンスがあるんじゃないか、って。ついでに大輔くんは経済力もあるらしいからその辺も頑張りな、ってさ。そしたら次の日から龍臣のお店手伝い始めるわ、掃除洗濯なんでも率先してやってくれるわ、将来の為に勉強し出すわで大忙し!」
「にゃははは。お姉ちゃんを取られちゃうって思ってくれたのかなぁ」
「我が息子ながら難攻不落過ぎる人物を見初めるなんて可哀想な奴よね。ま、しばらくは利用させて貰うわ~」
そう言えば倫くんが小学生の頃にプロポーズされたなぁ、なんて微笑ましい思い出のアルバムを脳内で捲っていたら、左手をひんやりとした感触が覆い叫びそうになる。
はいはい。大輔くんですよ、っと。
「希帆さん、倫くんって……?」
「甥っ子! 超、甥っ子!! だからなにも心配ないよ、大輔くん」
「にゃはは! え? なになに、大輔くんって嫉妬深い感じなの? かっわいいねぇ! 龍臣に似てるじゃん!」
可愛いよ! そりゃ可愛いさ!
けど、可愛いだけで済まないのがウチの魔王様なんだもん!
「希帆さんが無防備過ぎるので、彼氏の自分が気を付けるしかないんですよね」
「おお! そうなのよ。希帆は変なとこ防御力が弱いのよ! いや~頼もしい彼氏じゃん。良かったね希帆」
「え? いや、でも、うむ、む? ……むむむ」
私を挟んで大輔くんとみゆねぇが妙に結束している。
どうにも反論しにくくて言葉に詰まってしまった。
「そっ、それにしても美女さん遅くない? 19:30までには来るって予約あったんでしょ?」
時計の針は20時を指そうかと言う時刻だ。
私の上げた声に反応したのは三富くんで、人差し指で眼鏡のズレをクイッと直してから鼻白んだように答えてくれた。
「あぁ。時間通りに来たことなんてないから安心しなよ。一度やんわりご指摘差し上げたら『主役は遅れて登場するものだからね』って仰られちゃったもん。もう、なにも言わないことにした」
「う、うわー……。そんな人の予約も受け付けなきゃなんて大変だぁ……」
「ちょっと困るけど、高めのお酒をバンバン飲んでくれるし、俺にも飲ませてくれるしね。それに、必ず大輔くんの分のお酒も頼んでくれるから、彼女一人で数人分の売り上げなんだよ。園田さんに相手を任せておけば俺にとっては無害だし、店的には概ね良いお客様って感じかな」
三富くんの手が人差し指と親指で丸を作り「オッケー」と言う仕草を見せる。
そしてそのまま手首を返すと、その手は「マネー」と言うジェスチャーに変わった。
その動きを注視してから三富くんの顔に目を移すと、滅多に動くことのない彼の表情筋が見事な仕事ぶりを見せ、鮮やかな放物線を描く目元を煌びやかに作り出している。
それを見た私の口角筋はピクピクと痙攣を引き起こす。
「っと、こういう話をしていたら、現われるもんだよねぇ」
「……」
三富くんは胡散臭い笑顔を引っ込めて、剣呑な雰囲気で大輔くんに目配せをした。
大輔くんが無言で私の手を取ったとき、軽やかな鈴の音とヒールの音が店内に響く。
「ごめんなさい、マスター。予約の時間に少し遅れちゃったかしら? でも大丈夫よね?」
彼女はカツカツと足音を立て、反省の気持ちの見えない謝罪を三富くんに投げかけながら予約席の札が置いてある席へと歩み寄る。
鞄をぞんざいに置いて、バサバサドサドサと大きな動作音で席に着き、無言で三富くんからお絞りを引ったくるように受け取った。
この一連の動きだけでも嫌いだなと感じてしまう私is心狭い。
予約の時間に遅れるのは完全なマナー違反だし、ヒールの音を喧しく立てるのも、動作音がうるさいのも苦手だ。嫌いだ!
今も彼女は投げ捨てるみたいにスマフォをテーブルに出して、煙草に火をつけた後のライターを叩きつけるように置いている。
「……なにをお出ししましょうか?」
彼女が口内の煙を吐き切るのを待って、三富くんがオーダーを尋ねた。
それには直ぐに答えず、彼女はもう一度煙草を吸ってから、わざとらしく三富くんに向かって息を吹きかける。白い煙草の煙が三富くんに纏わりついた。
「私は高いお酒しか飲まないわ。私を満足させられるだけのものが出せる?」
フフン、と小馬鹿にしたような笑みを浮かべる彼女に張り手の一つでもかましてやりたい。もしかして、こんなやりとりを毎回しているのだろうか? 三富くんへは同情の念が絶えない。
てか、あんなに大輔大輔って言っていたのに、この至近距離で大輔くんに気付かないとかなんなんだろう。
そう思いながら美女さんに目を遣ると、その勝ち気な瞳と視線がぶつかった。
三富くんのお店のカウンターは店主を囲むように半円形になっている。私が座った席の対角線上に居る彼女とは、バチバチに目を合わせ放題だ。
「あらぁ? 希帆さん、いらっしゃってたのね。あんまり地味だから気が付かなかったわ~」
なんならそのままスルーしてくださって結構ですよ~。
そう言いたいのを堪えて笑顔で会釈する。
彼女は私の姿を品定めでもするように上から下まで睨め上げて、みゆねぇと園田くんに目を移した。
園田くんがグルル、と唸り、彼女も顔を顰めたように見える。
それからようやく大輔くんに気が付いたようで、彼女は瞳を大きく瞠り、席を立ってこちらに駆け寄る仕草を見せた。
「近寄らないでください。そのままで話をしましょう」
彼女が一歩を踏み出す前に、大輔くんの手がその動きを制す。
私の手を握っていない方の手を自分の顔まで上げ手の平を彼女に向けて、完全拒否の意向を表している。
「待て」もしくは「NO」のジェスチャーだ。
それを見た美女はグッと唇を噛み、そして私を睨み付けてきた。
さぁ、いよいよ美女との対決だ。
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