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ドキドキ同棲編
姉御と従僕
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ゴクリ、と自分の喉が鳴って、意識を引き戻す。
目の前には丁寧に用意されたローストビーフ丼があった。
再びゴクリ、と喉が鳴る。
「あの人さ、相変わらずキャンキャンうるさいんだよね」
あのパーティーの夜に会った美女は、確かにキャンキャンとうるさかった。
聞いてもないことをペラペラと、得意げに語る彼女を思い出して鬱積した気持ちになる。
自分の機嫌を取るために、私は眼前の丼に箸を付けた。
ローストビーフ一切れと、その下のタレの絡まった白米を慎重に掬い上げる。
かふん、と頬張ると口内に肉汁のウォータースライダーが出来て、スプラッシュがマウンテンした。
「自分の考えだけで突っ走ると言うか、自己解釈が過ぎると言うか…」
うんうん。あの美女は自分主体で全てを語っていたな。
大輔くんに対しても、私に対しても、自分の都合の良いように解釈しているようだ。
それに自分でお酒をぶちまけておいて、まるで私のせいとでも言いたげだった!解せぬ!!
いや、しかし、やっぱり三富くんのローストビーフは格別だな。
りゅうにぃのローストビーフも美味しかったけれど、和食がベースとなったりゅうにぃには出せない味がする。
何だかあの美女のことでウジウジ悩んでいることが馬鹿らしくなってきた。
「希帆ちゃんのことも色々と言ってたし」
いや、やっぱり馬鹿らしくない!
私のことを色々言うほど、私のことを知っていると言うのか?あの美女が?
あの数分だけで私を不愉快にした彼女のことだ、私が居ない場所でもその最低な長所をいかんなく発揮しているんでしょうね!
ハッ!解せぬ!!!
「希帆ちゃん、聞いてる?」
手と口を動かし続ける私に、三富くんが小首を傾げる。
私はイライラした気持ちを美味しいもので収めようと必死だった。
口の中は幸せが広がっているのに、心は漆黒の闇に包まれたデッド・オア・ダイ(つまり、どちらも死)状態だ。
「……あの美女の話は聞きたくない」
咀嚼し過ぎて味のしなくなった肉片を飲み込み、私は不服な気持ちを幼馴染に伝える。
すると、眼鏡の向こうの彼の瞳が胡乱気に細められた。
「美女?あの人が?」
「おん?え?いや、すっごい美人じゃん!いくら三富くんのタイプじゃないって言っても、あれが美女じゃなかったら誰を美女って言うのさ?」
「あのモップ犬が美女?希帆ちゃん、大丈夫?会社の事が心配過ぎて頭壊れちゃった?」
「いやいやいやいや!強めのお薬出しときますね~、みたいな顔しないで!は?え?…誰の話してるの?」
どうやら私と幼馴染の間には、思考の行き違いがあるようだ。
そもそも、私こそ自己解釈が過ぎたかもしれない。
あの美女が三富くんのお店で待っている、と最後に言い残したことで敏感になっていた。
「希帆ちゃんの犬の話だよ」
「犬?私、一度も犬を飼ったことないよ?」
「25年来の従僕が居るじゃん。角屋で飼ってた『モップ』に良く似た暴走気味な犬が」
「…?……。あ!園田くん?」
ポムッ!と手を打って回答すると、三富くんの企み顔とかち合う。
「やっぱり希帆ちゃんもあの人のこと『犬』って思ってるんだ?」
「あ?え?は…、ちょ、いやいやいやいや!!違うじゃん!今のは三富くんの誘導じゃん!!私は園田くんのこと犬なんて思ってないけど、りゅうにぃもイツくんも三富くんも、みんなが園田くんのことを犬、犬言うからじゃん!」
「人のせいにするのは良くないと思うよ」
むっきょ~~~、と怒髪天な私に、三富くんがデザートを提供してくれる。
ガトーショコラにバニラアイスが添えてある三富くんお得意のものだ。
私は握り締めた拳を解き、いそいそとフォークを手にする。
いつの間にか用意されていたコーヒーの香りを鼻いっぱいに吸い込んだ時、私はハッと我に返った。
「今日の三富くんは三割増しで意地悪やん…」
「人の失恋を笑った仕返し。このくらいで許してあげるんだから、俺の優しさに感謝すると良いよ」
「笑ってないって!…憐憫の眼差しを向けただけやんか!」
そう言った私に、三富くんのジットリとした笑顔が返って来る。
私は直ぐに口を噤み、お行儀良くデザートを口に運んだ。
「それで?希帆ちゃんが言った『美女』って誰のこと?」
濃厚なガトーショコラと、こっくりした甘さのバニラアイスのマリアージュを存分に堪能し、三富くんこだわりのブレンドコーヒーを一口飲んで、私はその疑問に答える。
「この前のパーティーで会ったんだよ……大輔くんの元カノを名乗る美女に」
「元カノ?」
「ん。そうハッキリ言われた訳じゃないけど、大輔くんと元鞘に戻る~って言ってた。あと…」
「?」
『キスの仕方も、下着の外し方も、愛撫の方法も、全部私好みに教えたわ。二十歳そこそこだった大輔にお酒の飲み方も教えた…。あの子の全ては私が作り上げたものなのよ』
彼女の言葉を頭の中で反芻した。
本人の居ないところで、大輔くんのプライベートな話をするのは気が引ける。
これは本人に確かめよう。
聞くのが怖くて避けていたけど、過去の話だ心配ない。
いつの間にか大輔くんの『ハジメテ』に胡坐を掻いていたんだ。
だから、あの美女の言葉に簡単にかき乱されてしまった。
そんな事じゃいけない。
私は大輔くんの彼女なんだから。
今、大輔くんが選んでいるのは私なんだから。
「…あと、三富くんのお店で待ってるって言ってた」
「どんな女の人?」
「私と同い年って言ってた。最近まで仕事で海外に行ってたらしい。イツくんのパーティーに招待されるくらいだから、割と責任ある仕事をしてるんじゃないかな?あと、すっごく……………高貴な女性って感じだった」
「ププ。高飛車だったってことね」
なるべくオブラートに包もうと考えた結果、私の本意が三富くんに筒抜けになる。
この様子だと、三富くんも誰のことか分かったのかもしれない。
「誰かに私の話を聞いたみたいだった。パーティー会場で、私の名前を聞きつけて私に話しかけて来たんだよね」
三富くんじゃない?と尋ねるように視線を上げると、何を考えているのか分からない表情の三富くんが口を開く。
「希帆ちゃんのことを彼女に話したのは園田さんだよ。さっき俺が言ってたこと覚えてる?希帆ちゃんのこと色々とキャンキャン喋ってたよ。もちろん、希帆ちゃんの従僕なあの人は希帆ちゃんの悪口なんて言ってないよ?ま、自己解釈が過ぎる暴走はしてたけどね」
「……は?」
「あの人、昔から希帆ちゃんに異常に懐いてたもんね。その高飛車な女の人に『大輔の彼女の希帆ってどんな女なの?』って聞かれて『姉御は立派な人っす!まるで女神みたいな人だから僕も龍臣くんも逸弥くんも、みーんな姉御のことが大好きっす!!男だったら姉御に一生ついて行きたいに決まってるっす。その大輔って言う奴も、きっと姉御と一生添い遂げる覚悟っすよ~!!』って話してた」
「……いや…そもそも、なんであの美女に私が大輔くんの彼女ってバレてるのさ?」
「俺が教えたからじゃない?」
「……………は?」
「彼女、席に着くなり開口一番で『今、大輔はどんな女と付き合ってるの?』って聞いてきたから、今の彼女は俺と同い年の希帆ちゃんです、って答えたんだよね~。でもそれ以上の話を俺がする訳にもいかないじゃない?ほら、希帆ちゃんも一応俺のお客様だし。お客様のプライベートな話をマスターの俺がする訳にいかないし」
それで自己解釈が過ぎる同士のぶつかり稽古をセッティングしたと?
馬鹿なのか?お前は馬鹿なのか?お?
どうした?いつもの冴えわたる頭脳はどこに行ったんだ?
今のお前はIQ5なのか?その眼鏡は飾りか?インテリぶってるなら今すぐに指紋だらけにしてやろうか?
「…」
怒涛のように湧き上がる憤りをなんとか飲み込んで、愉快そうに話を続ける幼馴染をキッと見据える。
「…三富くん……アナタいい加減、自分の恋愛が上手くいかないときに、人の恋路に厄介ごと持ち込む悪癖を治したらどうかな?」
私は口角をピクピクと戦慄かせながら、ニッコリと微笑んで三富くんに首を傾げてみせた。
「イ・ヤ・♡」
三富くんは心底愉しそうにニッコリと笑い、同じく小首を傾げている。
出口のない迷路に放り出された気分になりながら、私はガックリと項垂れるしかなかった。
目の前には丁寧に用意されたローストビーフ丼があった。
再びゴクリ、と喉が鳴る。
「あの人さ、相変わらずキャンキャンうるさいんだよね」
あのパーティーの夜に会った美女は、確かにキャンキャンとうるさかった。
聞いてもないことをペラペラと、得意げに語る彼女を思い出して鬱積した気持ちになる。
自分の機嫌を取るために、私は眼前の丼に箸を付けた。
ローストビーフ一切れと、その下のタレの絡まった白米を慎重に掬い上げる。
かふん、と頬張ると口内に肉汁のウォータースライダーが出来て、スプラッシュがマウンテンした。
「自分の考えだけで突っ走ると言うか、自己解釈が過ぎると言うか…」
うんうん。あの美女は自分主体で全てを語っていたな。
大輔くんに対しても、私に対しても、自分の都合の良いように解釈しているようだ。
それに自分でお酒をぶちまけておいて、まるで私のせいとでも言いたげだった!解せぬ!!
いや、しかし、やっぱり三富くんのローストビーフは格別だな。
りゅうにぃのローストビーフも美味しかったけれど、和食がベースとなったりゅうにぃには出せない味がする。
何だかあの美女のことでウジウジ悩んでいることが馬鹿らしくなってきた。
「希帆ちゃんのことも色々と言ってたし」
いや、やっぱり馬鹿らしくない!
私のことを色々言うほど、私のことを知っていると言うのか?あの美女が?
あの数分だけで私を不愉快にした彼女のことだ、私が居ない場所でもその最低な長所をいかんなく発揮しているんでしょうね!
ハッ!解せぬ!!!
「希帆ちゃん、聞いてる?」
手と口を動かし続ける私に、三富くんが小首を傾げる。
私はイライラした気持ちを美味しいもので収めようと必死だった。
口の中は幸せが広がっているのに、心は漆黒の闇に包まれたデッド・オア・ダイ(つまり、どちらも死)状態だ。
「……あの美女の話は聞きたくない」
咀嚼し過ぎて味のしなくなった肉片を飲み込み、私は不服な気持ちを幼馴染に伝える。
すると、眼鏡の向こうの彼の瞳が胡乱気に細められた。
「美女?あの人が?」
「おん?え?いや、すっごい美人じゃん!いくら三富くんのタイプじゃないって言っても、あれが美女じゃなかったら誰を美女って言うのさ?」
「あのモップ犬が美女?希帆ちゃん、大丈夫?会社の事が心配過ぎて頭壊れちゃった?」
「いやいやいやいや!強めのお薬出しときますね~、みたいな顔しないで!は?え?…誰の話してるの?」
どうやら私と幼馴染の間には、思考の行き違いがあるようだ。
そもそも、私こそ自己解釈が過ぎたかもしれない。
あの美女が三富くんのお店で待っている、と最後に言い残したことで敏感になっていた。
「希帆ちゃんの犬の話だよ」
「犬?私、一度も犬を飼ったことないよ?」
「25年来の従僕が居るじゃん。角屋で飼ってた『モップ』に良く似た暴走気味な犬が」
「…?……。あ!園田くん?」
ポムッ!と手を打って回答すると、三富くんの企み顔とかち合う。
「やっぱり希帆ちゃんもあの人のこと『犬』って思ってるんだ?」
「あ?え?は…、ちょ、いやいやいやいや!!違うじゃん!今のは三富くんの誘導じゃん!!私は園田くんのこと犬なんて思ってないけど、りゅうにぃもイツくんも三富くんも、みんなが園田くんのことを犬、犬言うからじゃん!」
「人のせいにするのは良くないと思うよ」
むっきょ~~~、と怒髪天な私に、三富くんがデザートを提供してくれる。
ガトーショコラにバニラアイスが添えてある三富くんお得意のものだ。
私は握り締めた拳を解き、いそいそとフォークを手にする。
いつの間にか用意されていたコーヒーの香りを鼻いっぱいに吸い込んだ時、私はハッと我に返った。
「今日の三富くんは三割増しで意地悪やん…」
「人の失恋を笑った仕返し。このくらいで許してあげるんだから、俺の優しさに感謝すると良いよ」
「笑ってないって!…憐憫の眼差しを向けただけやんか!」
そう言った私に、三富くんのジットリとした笑顔が返って来る。
私は直ぐに口を噤み、お行儀良くデザートを口に運んだ。
「それで?希帆ちゃんが言った『美女』って誰のこと?」
濃厚なガトーショコラと、こっくりした甘さのバニラアイスのマリアージュを存分に堪能し、三富くんこだわりのブレンドコーヒーを一口飲んで、私はその疑問に答える。
「この前のパーティーで会ったんだよ……大輔くんの元カノを名乗る美女に」
「元カノ?」
「ん。そうハッキリ言われた訳じゃないけど、大輔くんと元鞘に戻る~って言ってた。あと…」
「?」
『キスの仕方も、下着の外し方も、愛撫の方法も、全部私好みに教えたわ。二十歳そこそこだった大輔にお酒の飲み方も教えた…。あの子の全ては私が作り上げたものなのよ』
彼女の言葉を頭の中で反芻した。
本人の居ないところで、大輔くんのプライベートな話をするのは気が引ける。
これは本人に確かめよう。
聞くのが怖くて避けていたけど、過去の話だ心配ない。
いつの間にか大輔くんの『ハジメテ』に胡坐を掻いていたんだ。
だから、あの美女の言葉に簡単にかき乱されてしまった。
そんな事じゃいけない。
私は大輔くんの彼女なんだから。
今、大輔くんが選んでいるのは私なんだから。
「…あと、三富くんのお店で待ってるって言ってた」
「どんな女の人?」
「私と同い年って言ってた。最近まで仕事で海外に行ってたらしい。イツくんのパーティーに招待されるくらいだから、割と責任ある仕事をしてるんじゃないかな?あと、すっごく……………高貴な女性って感じだった」
「ププ。高飛車だったってことね」
なるべくオブラートに包もうと考えた結果、私の本意が三富くんに筒抜けになる。
この様子だと、三富くんも誰のことか分かったのかもしれない。
「誰かに私の話を聞いたみたいだった。パーティー会場で、私の名前を聞きつけて私に話しかけて来たんだよね」
三富くんじゃない?と尋ねるように視線を上げると、何を考えているのか分からない表情の三富くんが口を開く。
「希帆ちゃんのことを彼女に話したのは園田さんだよ。さっき俺が言ってたこと覚えてる?希帆ちゃんのこと色々とキャンキャン喋ってたよ。もちろん、希帆ちゃんの従僕なあの人は希帆ちゃんの悪口なんて言ってないよ?ま、自己解釈が過ぎる暴走はしてたけどね」
「……は?」
「あの人、昔から希帆ちゃんに異常に懐いてたもんね。その高飛車な女の人に『大輔の彼女の希帆ってどんな女なの?』って聞かれて『姉御は立派な人っす!まるで女神みたいな人だから僕も龍臣くんも逸弥くんも、みーんな姉御のことが大好きっす!!男だったら姉御に一生ついて行きたいに決まってるっす。その大輔って言う奴も、きっと姉御と一生添い遂げる覚悟っすよ~!!』って話してた」
「……いや…そもそも、なんであの美女に私が大輔くんの彼女ってバレてるのさ?」
「俺が教えたからじゃない?」
「……………は?」
「彼女、席に着くなり開口一番で『今、大輔はどんな女と付き合ってるの?』って聞いてきたから、今の彼女は俺と同い年の希帆ちゃんです、って答えたんだよね~。でもそれ以上の話を俺がする訳にもいかないじゃない?ほら、希帆ちゃんも一応俺のお客様だし。お客様のプライベートな話をマスターの俺がする訳にいかないし」
それで自己解釈が過ぎる同士のぶつかり稽古をセッティングしたと?
馬鹿なのか?お前は馬鹿なのか?お?
どうした?いつもの冴えわたる頭脳はどこに行ったんだ?
今のお前はIQ5なのか?その眼鏡は飾りか?インテリぶってるなら今すぐに指紋だらけにしてやろうか?
「…」
怒涛のように湧き上がる憤りをなんとか飲み込んで、愉快そうに話を続ける幼馴染をキッと見据える。
「…三富くん……アナタいい加減、自分の恋愛が上手くいかないときに、人の恋路に厄介ごと持ち込む悪癖を治したらどうかな?」
私は口角をピクピクと戦慄かせながら、ニッコリと微笑んで三富くんに首を傾げてみせた。
「イ・ヤ・♡」
三富くんは心底愉しそうにニッコリと笑い、同じく小首を傾げている。
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