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ハラハラ同居編
オスの言い訳【大輔視点】
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あの事件の夜、三富さんと連絡先交換をした。
希帆さんが来店するときは、俺にも声を掛けてもらうためだ。
だけど、なぜそうしてもらおうと思ったか、自分でも分からない。
あの事件の後、俺は5人から告白されて、5人と付き合って、5人と別れた。
最後の一人はミスK大の女の子で、医学部で容姿の良い俺を周囲に見せびらかすために付き合ったのだと言った。
それまでの『彼女』と変わらない言い分で、別に悲しくも何も感じない。
誰と付き合っても、人を好きになる気持ちは分からなかった。
「大輔くんは、なんで希帆ちゃんに会いたいの?」
その日の夜は、希帆さんが来るとかそう言う連絡はなかったけれど、何となく三富さんに会いに行った。
三富さんに、その言葉を言われたのは、俺が今日の昼間にまた彼女に振られた、と話した直後だった気がする。
「ん…。なんででしょうね、自分でも分からないです」
「分かんないのか」
含みのある三富さんの笑顔に、小骨が引っかかる思いながら気付かないふりをした。
「大輔くんはさ、『彼女』だから束縛したり、優しくするんだよね?」
「…です、ね」
「俺は『好きだから』その子を『彼女』にしたいと思うんだけど、それはどう思う?」
「…?いや、どうって…。自然な摂理だと思います」
「うん。それじゃあ、大輔くんは、どうして告白してくる子から『彼女』を選ぶの?」
「……俺のことを好いてくれてるわけだし、俺が好きになれば相思相愛だから………いや、違うな…」
答えている途中で、自分の思考が掴めなくなり、言葉が続かなくなってしまう。
そんな中途半端な問答でも、三富さんの独特の『寛容な』雰囲気で包まれて、それでも良いかと思えた。
「……すみません、よく、分かりません」
「うん、そっか。まぁ、追々分かれば良いんじゃないかな」
「いつか分かるんですかね」
「分からなきゃ分からないでも良いんじゃない?分かったつもりより良いでしょ」
朗らかな顔で笑う三富さんに、「なんですかそれ」と返しながら、俺も思わず笑ってしまう。
二人でウイスキーを飲みながら、しばらく沈黙を楽しんだ。
「…そう言えば、あっちの悩みはどうなの?」
「まぁ、相変わらずです」
「だろうねぇ、こっちの問題と表裏一体だし」
「分かってるなら聞かないでくださいよ。一応恥ずかしいんで」
三富さんが大きな笑い声を上げた時、来客を告げるベルが鳴る。
「おや、いらっしゃいませ、理保さん」
ハンチングのつばに手をかけながら、三富さんが柔らかな笑顔で迎え入れる。
「こんばんは~三富くん。一人は久しぶりだから、緊張しちゃうな~」
笑顔だけではなく、声も雰囲気も柔らかな女性が、コーラルピンクのスカートを軽やかに翻しながらカウンターに座る。
目が合ったので、笑顔で会釈を交わした。
「やっぱり希帆ちゃんも誘えば良かったかな~」
「理保さんお一人も大歓迎ですよ」
「ふふふ、ありがとうね、三富くん♪えーっと、今日は軽く飲んじゃお。フルーツカクテルのおススメをください」
「畏まりました」
しなやかな動きで三富さんが苺のカクテルに取り掛かる。
俺は希帆さんの名前に反応して、やっぱり聞き耳を立ててしまった。
「今日はね、三富くんに相談があってね~」
「おや、どうしました?」
「希帆ちゃんのことなんだけどさ、やっぱりまだ、大輔くんのことを引き摺ってるのかな~?」
「…どうでしょう、さすがに3年以上も前のことですからね」
「私ね、希帆ちゃんには幸せになって欲しいの。いや、幸せになるべきだと思う!」
クリーム色のブラウスの袖を折り曲げながら、ふんっと気合を入れる仕草をしたその女性が、三富さんに宣言するように言葉を続ける。
「だからね、希帆ちゃんに男の子を紹介しようと思ってるの!私の彼の後輩がね、今年30歳なんだけどお嫁さんを探してるらしいのよ。私さ、希帆ちゃんは年下くんが合うと思ってるんだ~。医学部出身で賢いし、なんて言ってもお医者様で将来も盤石だし…、良いと思わない?」
キラキラとした目で三富さんを見遣る女性は、神々しい何か、例えば女神のような雰囲気だ。
本当に希帆さんのことを思いやっての考えだと思う。
三富さんがチラリとこちらに目配せをして、シェーカーを振る構えをとった。
背筋をピンと伸ばして、腕を耳の高さに上げ、規則的にシェーカーを振り下ろしてはまた上げる動きを、しばらく女性も俺も黙って見つめる。
「お待たせしました、ストロベリーマティーニです」
カクテルグラスに注がれる赤い液体が、目に鮮やかだ。
瑞々しい苺の香りが鼻孔を擽る。
「もう苺の季節かぁ。そう言えば、苺大好きだよね~希帆ちゃん」
希帆さんは苺が好きなのか、覚えておこう。
確かに、希帆さんの真っ赤な唇に、真っ赤な苺が良く映えそうだ。
研究室の教授の実家が苺農家だと言っていた気がする…、頼めばイチゴ狩りも出来るだろうか。
「去年は苺の食べ過ぎで口内炎になったって言ってましたよ」
「ビタミン取ってるのに、口内炎?希帆ちゃんらしさ全開だわ~」
「今年はデパートで売ってるような大粒の苺が食べたいそうです」
「それ去年も言ってなかった?」
「金欠に負けたって言ってました」
「あぁ~。…やっぱり、将来盤石なお医者様の子を紹介すべきよね!?」
決意を固めたような女性は、カクテルグラスにそっと口をつける。
「…まだ、紹介は早いかもしれませんよ」
「えぇ?どうして~?だって希帆ちゃん、賢い男の子好きよ?医学部よ?お医者様よ?」
「…もうちょっと、待ちましょう」
「うーん…。三富くんが言うなら、それが一番なのかな。希帆ちゃんのエキスパートだもんね!三富くん」
「…それ、出来ればアサシンみたいな二人組が居る前で言わないでくださいね」
「アサシン?なにそれ~」
ふふふ、と暖かな笑みを浮かべながら、その女性はストロベリーの香りが満開のグラスを揺らす。
「とりあえず、春が来るまで待ってみましょう」
三富さんはそう言って、試すような顔をこちらに向けた。
「そうだね~、春なら初デートにいちご狩りにも行けるしね!よし、彼氏に連絡しておこう♡」
鼻歌でも歌いそうな調子で、楽し気に答える女性は、装いと良い雰囲気と良い華やいでいた。
その女性が春を伝えに巡る、春の女神なのかと錯覚するほど。
春が来るまで、どのくらいなんだろう。
希帆さんは、春が来たら、他の人間の元に行くのだろうか。
大輔でも大輔でも、どちらでもない誰かの元へ。
「いやら!お酒飲むんら!!」
希帆さんの大きな声に意識が戻る。
三富さんからのLIMEで、大雪の中を必死で歩いて来た俺は、暖かな店内で少し微睡んでしまったようだ。
甘えたな5歳児のような希帆さんの声に自然と笑みをこぼしてしまう。
もし、希帆さんが俺じゃない別の誰かの元へ行ってしまったら、この声は聴けなくなるのかもしれない。
「じぇんじぇん、きじゅかなかった!さてはおにーさん!!しょくぎょう、にんじゃれしょ?」
「お客様に絡まない!」
どんどん呂律が回らなくなる希帆さんと、それを諫める三富さんの漫才のようなやり取りに、思わず声を上げて笑ってしまう。
「ふははっ」
どうしよう、希帆さんが可愛い。
今まで付き合って来た、どの彼女にも湧かなかった感情だ。
希帆さんが、可愛い。
「おにーさんは、きれーな、おかお、れすね!!すきになっちゃうゾ☆」
ふにゃ、と可愛らしい笑みを浮かべる希帆さんを、思わず射すくめた。
その時の俺の目は、猛禽類のそれより鋭かった自信がある。
「……本当に?」
希帆さんの喉がヒュッと鳴ったのが聞こえたが、俺は自分の生唾を飲み込むので忙しく、得意の外面の笑顔を貼り付けることが出来なかった。
許されるのであれば言い訳をさせてほしい。
あの時の俺は、初恋の胸の高鳴りに押し流されて、立っているのがやっとだったんだ。
お願いだから許して欲しい。
これからの俺の初めてを全部、希帆さんにあげるから。
希帆さんが来店するときは、俺にも声を掛けてもらうためだ。
だけど、なぜそうしてもらおうと思ったか、自分でも分からない。
あの事件の後、俺は5人から告白されて、5人と付き合って、5人と別れた。
最後の一人はミスK大の女の子で、医学部で容姿の良い俺を周囲に見せびらかすために付き合ったのだと言った。
それまでの『彼女』と変わらない言い分で、別に悲しくも何も感じない。
誰と付き合っても、人を好きになる気持ちは分からなかった。
「大輔くんは、なんで希帆ちゃんに会いたいの?」
その日の夜は、希帆さんが来るとかそう言う連絡はなかったけれど、何となく三富さんに会いに行った。
三富さんに、その言葉を言われたのは、俺が今日の昼間にまた彼女に振られた、と話した直後だった気がする。
「ん…。なんででしょうね、自分でも分からないです」
「分かんないのか」
含みのある三富さんの笑顔に、小骨が引っかかる思いながら気付かないふりをした。
「大輔くんはさ、『彼女』だから束縛したり、優しくするんだよね?」
「…です、ね」
「俺は『好きだから』その子を『彼女』にしたいと思うんだけど、それはどう思う?」
「…?いや、どうって…。自然な摂理だと思います」
「うん。それじゃあ、大輔くんは、どうして告白してくる子から『彼女』を選ぶの?」
「……俺のことを好いてくれてるわけだし、俺が好きになれば相思相愛だから………いや、違うな…」
答えている途中で、自分の思考が掴めなくなり、言葉が続かなくなってしまう。
そんな中途半端な問答でも、三富さんの独特の『寛容な』雰囲気で包まれて、それでも良いかと思えた。
「……すみません、よく、分かりません」
「うん、そっか。まぁ、追々分かれば良いんじゃないかな」
「いつか分かるんですかね」
「分からなきゃ分からないでも良いんじゃない?分かったつもりより良いでしょ」
朗らかな顔で笑う三富さんに、「なんですかそれ」と返しながら、俺も思わず笑ってしまう。
二人でウイスキーを飲みながら、しばらく沈黙を楽しんだ。
「…そう言えば、あっちの悩みはどうなの?」
「まぁ、相変わらずです」
「だろうねぇ、こっちの問題と表裏一体だし」
「分かってるなら聞かないでくださいよ。一応恥ずかしいんで」
三富さんが大きな笑い声を上げた時、来客を告げるベルが鳴る。
「おや、いらっしゃいませ、理保さん」
ハンチングのつばに手をかけながら、三富さんが柔らかな笑顔で迎え入れる。
「こんばんは~三富くん。一人は久しぶりだから、緊張しちゃうな~」
笑顔だけではなく、声も雰囲気も柔らかな女性が、コーラルピンクのスカートを軽やかに翻しながらカウンターに座る。
目が合ったので、笑顔で会釈を交わした。
「やっぱり希帆ちゃんも誘えば良かったかな~」
「理保さんお一人も大歓迎ですよ」
「ふふふ、ありがとうね、三富くん♪えーっと、今日は軽く飲んじゃお。フルーツカクテルのおススメをください」
「畏まりました」
しなやかな動きで三富さんが苺のカクテルに取り掛かる。
俺は希帆さんの名前に反応して、やっぱり聞き耳を立ててしまった。
「今日はね、三富くんに相談があってね~」
「おや、どうしました?」
「希帆ちゃんのことなんだけどさ、やっぱりまだ、大輔くんのことを引き摺ってるのかな~?」
「…どうでしょう、さすがに3年以上も前のことですからね」
「私ね、希帆ちゃんには幸せになって欲しいの。いや、幸せになるべきだと思う!」
クリーム色のブラウスの袖を折り曲げながら、ふんっと気合を入れる仕草をしたその女性が、三富さんに宣言するように言葉を続ける。
「だからね、希帆ちゃんに男の子を紹介しようと思ってるの!私の彼の後輩がね、今年30歳なんだけどお嫁さんを探してるらしいのよ。私さ、希帆ちゃんは年下くんが合うと思ってるんだ~。医学部出身で賢いし、なんて言ってもお医者様で将来も盤石だし…、良いと思わない?」
キラキラとした目で三富さんを見遣る女性は、神々しい何か、例えば女神のような雰囲気だ。
本当に希帆さんのことを思いやっての考えだと思う。
三富さんがチラリとこちらに目配せをして、シェーカーを振る構えをとった。
背筋をピンと伸ばして、腕を耳の高さに上げ、規則的にシェーカーを振り下ろしてはまた上げる動きを、しばらく女性も俺も黙って見つめる。
「お待たせしました、ストロベリーマティーニです」
カクテルグラスに注がれる赤い液体が、目に鮮やかだ。
瑞々しい苺の香りが鼻孔を擽る。
「もう苺の季節かぁ。そう言えば、苺大好きだよね~希帆ちゃん」
希帆さんは苺が好きなのか、覚えておこう。
確かに、希帆さんの真っ赤な唇に、真っ赤な苺が良く映えそうだ。
研究室の教授の実家が苺農家だと言っていた気がする…、頼めばイチゴ狩りも出来るだろうか。
「去年は苺の食べ過ぎで口内炎になったって言ってましたよ」
「ビタミン取ってるのに、口内炎?希帆ちゃんらしさ全開だわ~」
「今年はデパートで売ってるような大粒の苺が食べたいそうです」
「それ去年も言ってなかった?」
「金欠に負けたって言ってました」
「あぁ~。…やっぱり、将来盤石なお医者様の子を紹介すべきよね!?」
決意を固めたような女性は、カクテルグラスにそっと口をつける。
「…まだ、紹介は早いかもしれませんよ」
「えぇ?どうして~?だって希帆ちゃん、賢い男の子好きよ?医学部よ?お医者様よ?」
「…もうちょっと、待ちましょう」
「うーん…。三富くんが言うなら、それが一番なのかな。希帆ちゃんのエキスパートだもんね!三富くん」
「…それ、出来ればアサシンみたいな二人組が居る前で言わないでくださいね」
「アサシン?なにそれ~」
ふふふ、と暖かな笑みを浮かべながら、その女性はストロベリーの香りが満開のグラスを揺らす。
「とりあえず、春が来るまで待ってみましょう」
三富さんはそう言って、試すような顔をこちらに向けた。
「そうだね~、春なら初デートにいちご狩りにも行けるしね!よし、彼氏に連絡しておこう♡」
鼻歌でも歌いそうな調子で、楽し気に答える女性は、装いと良い雰囲気と良い華やいでいた。
その女性が春を伝えに巡る、春の女神なのかと錯覚するほど。
春が来るまで、どのくらいなんだろう。
希帆さんは、春が来たら、他の人間の元に行くのだろうか。
大輔でも大輔でも、どちらでもない誰かの元へ。
「いやら!お酒飲むんら!!」
希帆さんの大きな声に意識が戻る。
三富さんからのLIMEで、大雪の中を必死で歩いて来た俺は、暖かな店内で少し微睡んでしまったようだ。
甘えたな5歳児のような希帆さんの声に自然と笑みをこぼしてしまう。
もし、希帆さんが俺じゃない別の誰かの元へ行ってしまったら、この声は聴けなくなるのかもしれない。
「じぇんじぇん、きじゅかなかった!さてはおにーさん!!しょくぎょう、にんじゃれしょ?」
「お客様に絡まない!」
どんどん呂律が回らなくなる希帆さんと、それを諫める三富さんの漫才のようなやり取りに、思わず声を上げて笑ってしまう。
「ふははっ」
どうしよう、希帆さんが可愛い。
今まで付き合って来た、どの彼女にも湧かなかった感情だ。
希帆さんが、可愛い。
「おにーさんは、きれーな、おかお、れすね!!すきになっちゃうゾ☆」
ふにゃ、と可愛らしい笑みを浮かべる希帆さんを、思わず射すくめた。
その時の俺の目は、猛禽類のそれより鋭かった自信がある。
「……本当に?」
希帆さんの喉がヒュッと鳴ったのが聞こえたが、俺は自分の生唾を飲み込むので忙しく、得意の外面の笑顔を貼り付けることが出来なかった。
許されるのであれば言い訳をさせてほしい。
あの時の俺は、初恋の胸の高鳴りに押し流されて、立っているのがやっとだったんだ。
お願いだから許して欲しい。
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