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ハラハラ同居編
試される忍耐力
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共同生活を始めて1週間が過ぎた。彼との同居生活は、驚くぐらい快適だ。
彼は本当に甲斐甲斐しくお世話をしてくれる。
朝が弱く、寝汚い私を上手く懐柔しながら着替えさせ、朝ご飯を手際よく食べさせ、手作りお弁当を持たせ、毎朝玄関で行ってらっしゃいのキスをくれる。
私が仕事から帰れば、温かい食事と満面の笑顔で出迎え、これまた温かい湯船に二人で浸かり、私の髪の毛を丁寧に乾かし、お休みのキスをして、私が夜更かしをする前に寝かしつけてくれる。
うん。
この快適ライフは全て彼のお陰だ!
甘やかされてんな、自分!!
僅かばかり残された矜持で、毎日送り迎えすると言う彼の提案は断った。
いや~、今以上に甘やかされたら、蟻地獄みたいになって、抜け出せなくなるよね…。
現時点でも抜け出せるか不安だし。
頑張れ、私。負けんな、私。
「って、何に対しての勝負やねん」
清潔感が保たれた彼の部屋で一人、お茶を飲みながら思わずセルフ突っ込みをしてしまう。
彼は学校で、私はお休み。私の仕事は営業職なので、どうしても平日休みが多い。
他人の家で気まずい思いをしながらも、お留守番をしている次第。
彼との同居生活は、彼にとって私をダメ人間にするための期間なのか、凄まじい程の甘やかし体制だ。
家事は全部彼が行うため、今日も何もせず部屋で寛ぐことを命じられている。
至れり尽くせりな生活。
ありがたいと同時に申し訳なさも押し寄せてくるが、これまでに感じたことのない、幸福感で満たされた生活を楽しんでいる。
けれども、だ。
一つだけ懸念がある。
お風呂は一緒に入るのに、同居を始めてからと言うもの、エッチはまだ一度もないのだ。
いやいやいや?
待ってる訳じゃございませんのよ?
ただ、ただ、…ねぇ?
だって、身体も含めて陥落させる、的なこと言ってて、…ねぇ?
顔が良くて、私好みの筋肉が?
毎夜隣に寝ているのに?
何も起こらず翌朝を迎える虚しさったら………パねぇよ。まじ。
軽いバードキスくらいで、濃厚なチューもしてないし…
……あれ?欲求不満感がすごいな、私
30代女子と言う生き物は、性欲が高まると聞くけれど、私もそう言うお年頃なのかしら…
偏に、私を大切にしようとしての事だと分かってはいるが、最初の3日間が嵐の様だったので寂しさを覚えてしまうのだ。
試される忍耐力……。
頑張れ、私。負けんな、私。
「せめて、キス、したいなぁ…」
ポツリと呟いた言葉は、何だか酷く悲しく響いた。
*************
「あははは!希帆ちゃん、それはお預け状態だね~」
「笑い事じゃないんですよぉぉぉぉ」
理保さんがお昼休み時間に電話をくれた。
午前中から悶々と悩んでいた事を思い切って相談してみると、私の女神様はエレガントに笑い飛ばした。
いつもの癒しボイスで、ケラケラと楽しそうに笑っている理保さんに、ついつい恨めしい声を返してしまう。
「ふふふ。でもさ、何だか楽しそうで安心したよ~。同棲までが数日しかなかったし、ちょっと心配してたんだぁ」
「理保さん…優しい、しゅき♡…でも、同棲じゃなくて同居です」
「えぇ~?今、聞いた話をまとめると、同棲だと思うよ~。まぁ、出逢い方が出逢い方だし、警戒するのも分かるけど」
「うーーん…。それが、もしかしたら一夜目以前に逢ってるかもしれないです、私たち」
「え?そうなの?三富くんのお店で?」
「分からないんですけど…。彼に話した覚えがない事も、彼は知ってるみたいに話してくるので」
「あんなイケメン、いくら酔ってても忘れたりしなくない?」
「そうなんですよね~……勘違いかなぁ…」
男は甲斐性で女は愛嬌!だとか
行為中に、美味しいはずのない所を「おいしい」と言われたり聞かれたりすると興醒めするとか
そんな事を彼に伝えた記憶はないのに、彼は何故か知っていた。
「いやぁ、それ、運命じゃない?もう付き合っちゃいなよ~」
「ふぐぅ…!私だって、素直にお付き合いしたいですよ!…ですけど……、年も離れてるし、何より名前が…」
「ん~、この際、今の大輔くんに上書きされちゃおうよ~」
「上書き…」
理保さんの提案に、ほぅっと感嘆の息を吐く。
良い加減、前を向かないといけないのかもしれないな…。
「…そんなに簡単じゃないって分かってるけどね。希帆ちゃんは幸せになるべきです!」
「理保さん…!理保さんにそう言って頂けるだけでも幸せです!!」
「あはは。でもねぇ、男で出来た穴は男で埋めなきゃ!」
「ぬーーん…」
「希帆ちゃんはお父さんの事があったから、どうしても年上の男性が気になるみたいだけど、私はやっぱり年下の方が合ってると思うなぁ」
理保さんが言うように、実父に可愛がられなかった私は、反動で親子ほど歳が違う男性とばかり付き合ってきた。
付き合う、と言うより『関係を持って来た』と言う方が正しいかもしれない。
もちろん、同世代や数年しか歳が離れていない男性とも交際した事はあるけれど、どれも長続きしなかった。
幼いころに満たされなかった、父親と言う大きな存在に甘えてそして赦される、と言う行為を交際相手で補おうとしたからだ。
親子ほど年が離れていれば父親のような包容力で、私の我儘を包み込んでくれるだろう…と、20歳も年の離れた男性と付き合ったが、3ヶ月ともたなかった。
恋人は恋人、父親は父親。
分けて考えないと、相手の負担になってしまう。
「うーーーーん…。年下は…」
「年下は嫌?年下って可愛いじゃない」
「年上の男の人もお手上げなくらい、私の我儘って凄いのに、年下に甘えられるかな…って」
「…希帆ちゃん、今だって十分に彼に甘えてると思うよ?」
……ですよねぇぇぇぇぇ!!!!
分かります。分かりますよ、理保さんっっ!!
正直な話、今まで付き合ったどの男性よりも安定の包容力です。
おはようからお休みまで、私の生活全ての面倒を見てくれるもん。
彼におんぶに抱っこの生活。これで甘えてないなんて口が裂けても言えません。
「…否定しません。できません……」
むむむむむ…。
考えれば考えるほど、自分でも何故付き合わないのか分からない…。
恋の神様も匙を投げているぞ、きっと。
自分の恋愛音痴ぶりに涙が出そうだ。
「でも、理屈じゃないもんね」
黙り込んでしまった私に、理保さんがいつも以上の優しい声で励ましてくれる。
「希帆ちゃんが納得するまでお試ししなよ~。良いのよ、良いのよ、女の子は選ぶ側!!今まで悲しい恋愛してきたんだから、楽しくて幸せな恋愛をして欲しいな。その為に、希帆ちゃんにとって彼が必要かどうか判断したら良いと思うよ」
「理保さん…しゅき……♡」
「アハハハハ。私も♡」
理保さんは本当に、本当に素敵な女性。
聡明で人生の経験がとても豊かだから、私の悩みにそっと進む道を照らしてくれる。
成れるとしたら、理保さんのような女性になりたい。
「だ・か・ら・ね?希帆ちゃん♡」
「んぇい?」
「悶々してるなら、希帆ちゃんから彼に手を出しても良いと思うよ~私は♡」
まっっっっっじですか、理保さん。
あの肉体をアレソレしても良いんですか?
ちょっと、承諾書類を作成してもらえますか、理保さん。
そしたら全力でアレをソレにするので!!!!!
「…いや。……いやいやいやいや。だめ、でしょう…ダメですよ」
「え~?ダメかなぁ?」
「だって、まだ明確に告白の返事をしてないのに…。そんな中で私から手を出すなんて…ダメですよ」
「真面目だなぁ、希帆ちゃんは」
本当に真面目な優等生なら、こんな不純なお悩み相談致しませんよ、理保さん。
中途半端に優等生で、中途半端に奔放だから、呆れるほど雁字搦めなのだ。
「忍耐力テストを受けてる気分です…」
「あははははは!そのテストは良い点を取らない方が幸せになれるかもしれないよ~♡」
忍耐力テスト0点!
そんな奴はお仕置きだ!!
早速ベッドで居残り授業だぞ!!!
っつってね!
なーーーんっつってね!!
いやもう、私は男子高校生か…。
お恥ずかしい…。でも、妄想が捗ります。はい。
私の忍耐力、どこまで続くのかな…。
せめて、彼から手を出してくれるその日まで、欲しがりません!勝つまでは!!
彼は本当に甲斐甲斐しくお世話をしてくれる。
朝が弱く、寝汚い私を上手く懐柔しながら着替えさせ、朝ご飯を手際よく食べさせ、手作りお弁当を持たせ、毎朝玄関で行ってらっしゃいのキスをくれる。
私が仕事から帰れば、温かい食事と満面の笑顔で出迎え、これまた温かい湯船に二人で浸かり、私の髪の毛を丁寧に乾かし、お休みのキスをして、私が夜更かしをする前に寝かしつけてくれる。
うん。
この快適ライフは全て彼のお陰だ!
甘やかされてんな、自分!!
僅かばかり残された矜持で、毎日送り迎えすると言う彼の提案は断った。
いや~、今以上に甘やかされたら、蟻地獄みたいになって、抜け出せなくなるよね…。
現時点でも抜け出せるか不安だし。
頑張れ、私。負けんな、私。
「って、何に対しての勝負やねん」
清潔感が保たれた彼の部屋で一人、お茶を飲みながら思わずセルフ突っ込みをしてしまう。
彼は学校で、私はお休み。私の仕事は営業職なので、どうしても平日休みが多い。
他人の家で気まずい思いをしながらも、お留守番をしている次第。
彼との同居生活は、彼にとって私をダメ人間にするための期間なのか、凄まじい程の甘やかし体制だ。
家事は全部彼が行うため、今日も何もせず部屋で寛ぐことを命じられている。
至れり尽くせりな生活。
ありがたいと同時に申し訳なさも押し寄せてくるが、これまでに感じたことのない、幸福感で満たされた生活を楽しんでいる。
けれども、だ。
一つだけ懸念がある。
お風呂は一緒に入るのに、同居を始めてからと言うもの、エッチはまだ一度もないのだ。
いやいやいや?
待ってる訳じゃございませんのよ?
ただ、ただ、…ねぇ?
だって、身体も含めて陥落させる、的なこと言ってて、…ねぇ?
顔が良くて、私好みの筋肉が?
毎夜隣に寝ているのに?
何も起こらず翌朝を迎える虚しさったら………パねぇよ。まじ。
軽いバードキスくらいで、濃厚なチューもしてないし…
……あれ?欲求不満感がすごいな、私
30代女子と言う生き物は、性欲が高まると聞くけれど、私もそう言うお年頃なのかしら…
偏に、私を大切にしようとしての事だと分かってはいるが、最初の3日間が嵐の様だったので寂しさを覚えてしまうのだ。
試される忍耐力……。
頑張れ、私。負けんな、私。
「せめて、キス、したいなぁ…」
ポツリと呟いた言葉は、何だか酷く悲しく響いた。
*************
「あははは!希帆ちゃん、それはお預け状態だね~」
「笑い事じゃないんですよぉぉぉぉ」
理保さんがお昼休み時間に電話をくれた。
午前中から悶々と悩んでいた事を思い切って相談してみると、私の女神様はエレガントに笑い飛ばした。
いつもの癒しボイスで、ケラケラと楽しそうに笑っている理保さんに、ついつい恨めしい声を返してしまう。
「ふふふ。でもさ、何だか楽しそうで安心したよ~。同棲までが数日しかなかったし、ちょっと心配してたんだぁ」
「理保さん…優しい、しゅき♡…でも、同棲じゃなくて同居です」
「えぇ~?今、聞いた話をまとめると、同棲だと思うよ~。まぁ、出逢い方が出逢い方だし、警戒するのも分かるけど」
「うーーん…。それが、もしかしたら一夜目以前に逢ってるかもしれないです、私たち」
「え?そうなの?三富くんのお店で?」
「分からないんですけど…。彼に話した覚えがない事も、彼は知ってるみたいに話してくるので」
「あんなイケメン、いくら酔ってても忘れたりしなくない?」
「そうなんですよね~……勘違いかなぁ…」
男は甲斐性で女は愛嬌!だとか
行為中に、美味しいはずのない所を「おいしい」と言われたり聞かれたりすると興醒めするとか
そんな事を彼に伝えた記憶はないのに、彼は何故か知っていた。
「いやぁ、それ、運命じゃない?もう付き合っちゃいなよ~」
「ふぐぅ…!私だって、素直にお付き合いしたいですよ!…ですけど……、年も離れてるし、何より名前が…」
「ん~、この際、今の大輔くんに上書きされちゃおうよ~」
「上書き…」
理保さんの提案に、ほぅっと感嘆の息を吐く。
良い加減、前を向かないといけないのかもしれないな…。
「…そんなに簡単じゃないって分かってるけどね。希帆ちゃんは幸せになるべきです!」
「理保さん…!理保さんにそう言って頂けるだけでも幸せです!!」
「あはは。でもねぇ、男で出来た穴は男で埋めなきゃ!」
「ぬーーん…」
「希帆ちゃんはお父さんの事があったから、どうしても年上の男性が気になるみたいだけど、私はやっぱり年下の方が合ってると思うなぁ」
理保さんが言うように、実父に可愛がられなかった私は、反動で親子ほど歳が違う男性とばかり付き合ってきた。
付き合う、と言うより『関係を持って来た』と言う方が正しいかもしれない。
もちろん、同世代や数年しか歳が離れていない男性とも交際した事はあるけれど、どれも長続きしなかった。
幼いころに満たされなかった、父親と言う大きな存在に甘えてそして赦される、と言う行為を交際相手で補おうとしたからだ。
親子ほど年が離れていれば父親のような包容力で、私の我儘を包み込んでくれるだろう…と、20歳も年の離れた男性と付き合ったが、3ヶ月ともたなかった。
恋人は恋人、父親は父親。
分けて考えないと、相手の負担になってしまう。
「うーーーーん…。年下は…」
「年下は嫌?年下って可愛いじゃない」
「年上の男の人もお手上げなくらい、私の我儘って凄いのに、年下に甘えられるかな…って」
「…希帆ちゃん、今だって十分に彼に甘えてると思うよ?」
……ですよねぇぇぇぇぇ!!!!
分かります。分かりますよ、理保さんっっ!!
正直な話、今まで付き合ったどの男性よりも安定の包容力です。
おはようからお休みまで、私の生活全ての面倒を見てくれるもん。
彼におんぶに抱っこの生活。これで甘えてないなんて口が裂けても言えません。
「…否定しません。できません……」
むむむむむ…。
考えれば考えるほど、自分でも何故付き合わないのか分からない…。
恋の神様も匙を投げているぞ、きっと。
自分の恋愛音痴ぶりに涙が出そうだ。
「でも、理屈じゃないもんね」
黙り込んでしまった私に、理保さんがいつも以上の優しい声で励ましてくれる。
「希帆ちゃんが納得するまでお試ししなよ~。良いのよ、良いのよ、女の子は選ぶ側!!今まで悲しい恋愛してきたんだから、楽しくて幸せな恋愛をして欲しいな。その為に、希帆ちゃんにとって彼が必要かどうか判断したら良いと思うよ」
「理保さん…しゅき……♡」
「アハハハハ。私も♡」
理保さんは本当に、本当に素敵な女性。
聡明で人生の経験がとても豊かだから、私の悩みにそっと進む道を照らしてくれる。
成れるとしたら、理保さんのような女性になりたい。
「だ・か・ら・ね?希帆ちゃん♡」
「んぇい?」
「悶々してるなら、希帆ちゃんから彼に手を出しても良いと思うよ~私は♡」
まっっっっっじですか、理保さん。
あの肉体をアレソレしても良いんですか?
ちょっと、承諾書類を作成してもらえますか、理保さん。
そしたら全力でアレをソレにするので!!!!!
「…いや。……いやいやいやいや。だめ、でしょう…ダメですよ」
「え~?ダメかなぁ?」
「だって、まだ明確に告白の返事をしてないのに…。そんな中で私から手を出すなんて…ダメですよ」
「真面目だなぁ、希帆ちゃんは」
本当に真面目な優等生なら、こんな不純なお悩み相談致しませんよ、理保さん。
中途半端に優等生で、中途半端に奔放だから、呆れるほど雁字搦めなのだ。
「忍耐力テストを受けてる気分です…」
「あははははは!そのテストは良い点を取らない方が幸せになれるかもしれないよ~♡」
忍耐力テスト0点!
そんな奴はお仕置きだ!!
早速ベッドで居残り授業だぞ!!!
っつってね!
なーーーんっつってね!!
いやもう、私は男子高校生か…。
お恥ずかしい…。でも、妄想が捗ります。はい。
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