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三夜目 過去話③
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何と答えたら良いのか分からなかった。
彼の事を憎からず思っているのは自分でも分かっている。
そうでなければ、彼と何度も肌を合わせたりしない。
もちろん、彼の肉体と相貌がそうさせるとも言えるが。
「…えっと……」
「俺の事、少しも好きじゃない?」
途端に捨てられた仔犬のような目をする彼は卑怯だ。
自分が優れた容貌をしていると熟知している。
「……あの、ね…」
ちゃんと伝えなければと思うのだが、上手く思考がまとまらない。
何だか変に頭が冷えてしまって、上手に考えることが出来ないのだ。
「私さ………くちゅんっ…ずずっ…」
洗いっぱなしで放置した髪が頭皮に張り付いて、頭から熱を奪っている。
「…とりあえず、髪の毛を乾かそうか?おいで」
薄く笑って、息を吐くと、彼が手を握って立ち上がらせてくれた。
その手の温かさに、少し許された気がした。
ブォォォ~、シャコシャコシャコシャコ…
彼にドライヤーをあててもらいながら、食後の歯磨きを済ませる。
鏡越しに目が合うと、その瞳が弧を描く。
その度に心臓が無秩序に暴れだして、顔が赤みを持った。
居心地悪く歯磨きを終えて、口の中を綺麗に濯ぐ。
「あ~ぁ、口元そんなに濡らして…。はい、希帆さんじっとして」
甲斐甲斐しくタオルで口元を拭ってくれる彼は、先ほどから柔らかな笑みを浮かべたままだ。
髪の毛も乾いてしまったことだし、いよいよ告白の返事をせねばなるまい。
どう切り出したものかと思案していると、頭を優しく撫でられる。
「ちょっと落ち着いてから話そうか?」
素直にコクンと頷いて、彼が誘導するままに後ろをついていく。
寝室のベッドに腰かけると、新しいシーツの香りがした。
いつの間に替えてくれたんだろう。
本当に人生何周目だ、この子…。
それに甘えっぱなしで情けない…!
「…あのね!……ぇっと…」
もじもじしていると、『分かってるよ』と言いたげな顔の彼が黙って頷いてくれる。
それだけなのに泣きそうになってしまって、一瞬呼吸を忘れてしまった。
「…ふぅ~……。私ね、アナタの事は好き、だと思う。…けど……」
私の指す「好き」と彼の「好き」が同じかどうかは分からない。
けれど自分の中の率直な気持ちを表すと「好き」と言う表現が一番しっくりとした。
「けど、今は誰とも付き合うつもりはないの」
卑怯な私は彼から目を逸らしてしまう。
「…それは、俺の事を名前で呼んでくれないことと関係してる?」
彼が優しい声音で尋ねて来る。
思わず顔を向けると、辺りを優しく灯す様な微笑みを称えた彼に瞳が捕らえられた。
「……うん、それも、ある」
ようやくその一言を捻り出すと、深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
「ちょっと、情けない話なんだけどね…。聞いて貰える?」
返事の代わりに頭を撫でてくれる彼の、全てを包み込むような瞳に、全身を預けてしまいそうになって困る。
震える声が出てしまわない様に、何とか自分を律して姿勢を正した。
「私の家族は、アナタの家族と違って夫婦仲が悪くてね。父は家庭内暴力が酷くて、酔うと母でも私でも構わず殴るの。どうしたら父に殴られなくて済むか、って事ばかり考えて過ごしたな」
「…そう」
過剰に反応せず、ただ頭を撫でてくれる手が心地良くて、少しだけ気持ちが緩む。
「結局父は出て行っちゃったんだけどさ、私がもっと良い子だったら父は出て行かなかったのかなって考えちゃって…。それから大人になって、男の人に優しくしてもらうには身体を差し出すのが一番だって思っちゃったんだ。だって、実際エッチした後の男の人って優しくてさ。父でさえ撫でてくれなかった頭を、撫でてくれるんだよ?…それだけなのに嬉しくて……今考えたらバカみたいだけど…」
いつの間にか彼が抱きしめてくれていた。
背中を覆う彼の熱が心まで溶かしてくれるみたいだ。
「私なりに一生懸命恋愛したつもりなんだけどさ、私のこと『好き』って言った人には、『一番好き』な誰かが居て、結局私の身体に飽きたら関係が終わるの。けど、私も馬鹿だからさ、繰り返しちゃって…。どうしたら寂しくなくなるのかなって事ばっかり思ってた」
「…うん」
声が震えて喉に絡まる。それでも彼は優しく返事をしてくれる。
「そんな時に出逢ったのが、アナタと同じ名前の人。…アナタを呼ぶ前に、彼の顔が頭をよぎるの」
「…そう」
「褒められた恋愛じゃなかったけど、彼が本当に好きだったの…」
「うん」
「……もう、あんな風に、失恋したくないの…」
「………」
涙がはらり、はらりと頬を伝う。
情けなくて、情けなくて、どうしようもなかった。
「…正直ね、同居するって決まった時も、代わりにエッチしたら良いか~って、…考えてた」
「…」
「どうせ、アナタも身体目当てだろうし…って……」
抱きしめた腕に力を込められて、首筋に顔を埋められる。
「ごめんなさい」
きつく巻かれた腕に手を添えながら、ゆっくりと謝罪の言葉を告げる。
本当に身体目的だったら、先ほどのような抱かれ方をしたに違いない。
男性本位に、欲望をぶつけられるだけ。
初めの一回目こそ無茶な抱き方をされたが、その後の彼はこちらを気遣ってくれていた。
気付けなくてごめんなさい。
不誠実でごめんなさい。
馬鹿な私でごめんなさい。
「…ん。悲しかったし、悔しくて、俺も、あんな事してごめんなさい」
首筋から持ち上げられた顔が、頬に寄せられて流れた涙を彼の唇で拭われる。
幼子にするようなその仕草に、声を上げて泣いてしまいそうになった。
彼に腕を解いて貰い、振り向いて彼の胸元に抱き着く。
すかさず抱きしめ返してくれて、背中をポンポンとあやすように叩いてくれる彼に酷く安堵してしまう。
「今すぐじゃなくても良いから。希帆さんの気持ちが俺に向くまで待つから。しばらくここで生活しながら俺と付き合う事考えて?」
「…でも……」
「希帆さんにとって俺が一番になるように頑張るから、アピールさせてよ」
「…そんな……私に都合、良すぎる…」
「良いよ、最終的に俺のお嫁さんになってくれれば。過程はなんでも」
「…ふは……なにそれ…」
どこまでも甘い言葉を重ねて来る彼に、ついつい泣き笑いになってしまう。
こんな美しい人間に求められて、陥落しない人間が居るのだろうか。
私のような忍耐力のない人間は、直ぐにでもメロメロにされてしまいそうだ。
でも、やっぱり怖い。
こんなに綺麗な人だから。こんなに素敵な人だから。
「大丈夫、大丈夫。ちゃんと好きにさせてみせるから安心してね」
その自信はどこから来るのか。
やっぱり容姿端麗だと心まで美丈夫になるのだろうか。
「希帆さん、身体の方が従順だから、そっちから陥落させるね♡」
「……ん?」
「大丈夫、大丈夫。無茶な抱き方は二度としないよ。けど、ズクズクに甘やかすから覚悟はしてね♡」
「……んん?」
そこに自信は持って欲しくないのだが…。
君、私の話聞いてましたか…?
「希帆さんの場合、エッチでもエッチなしでも愛されないと不安なままでしょ?どっちも満たすから、任せてよ♡」
ちゅっ、と頭にキスをされて、背中を心地良いリズムで叩かれる。
言い知れない安堵感からか睡魔が急に襲ってきた。
「言いたくないこともあったろうに、話してくれてありがとう」
息苦しくなってしまって、体勢を横向きに変えた私の耳元に心地良い低音が降ってきた。
ついウトウトと目を閉じながら、その声音がくすぐったくて口角を上げてしまう。
「…んむ」
ありがとうはこっちだよ。
そんなご尊顔を拝めるだけでもありがたいのに。
はぁ。てぇてぇな。てぇてぇよ。
「ぶくくく…。希帆さん、寝しなにモノローグ駄々洩れになってるの気付いてる?」
モノローグ?マンガじゃあるまいし…。
はぁ、しかし、この声、好き。
「…俺の声好きなの?」
好き。
頭撫でてくれるのも、デコチューも好き。
同じ大輔でも全然違う。
「…もう寝な、希帆さん。おやすみ」
頬に口づけされた感触を最後に、私の意識はこと切れた。
彼の事を憎からず思っているのは自分でも分かっている。
そうでなければ、彼と何度も肌を合わせたりしない。
もちろん、彼の肉体と相貌がそうさせるとも言えるが。
「…えっと……」
「俺の事、少しも好きじゃない?」
途端に捨てられた仔犬のような目をする彼は卑怯だ。
自分が優れた容貌をしていると熟知している。
「……あの、ね…」
ちゃんと伝えなければと思うのだが、上手く思考がまとまらない。
何だか変に頭が冷えてしまって、上手に考えることが出来ないのだ。
「私さ………くちゅんっ…ずずっ…」
洗いっぱなしで放置した髪が頭皮に張り付いて、頭から熱を奪っている。
「…とりあえず、髪の毛を乾かそうか?おいで」
薄く笑って、息を吐くと、彼が手を握って立ち上がらせてくれた。
その手の温かさに、少し許された気がした。
ブォォォ~、シャコシャコシャコシャコ…
彼にドライヤーをあててもらいながら、食後の歯磨きを済ませる。
鏡越しに目が合うと、その瞳が弧を描く。
その度に心臓が無秩序に暴れだして、顔が赤みを持った。
居心地悪く歯磨きを終えて、口の中を綺麗に濯ぐ。
「あ~ぁ、口元そんなに濡らして…。はい、希帆さんじっとして」
甲斐甲斐しくタオルで口元を拭ってくれる彼は、先ほどから柔らかな笑みを浮かべたままだ。
髪の毛も乾いてしまったことだし、いよいよ告白の返事をせねばなるまい。
どう切り出したものかと思案していると、頭を優しく撫でられる。
「ちょっと落ち着いてから話そうか?」
素直にコクンと頷いて、彼が誘導するままに後ろをついていく。
寝室のベッドに腰かけると、新しいシーツの香りがした。
いつの間に替えてくれたんだろう。
本当に人生何周目だ、この子…。
それに甘えっぱなしで情けない…!
「…あのね!……ぇっと…」
もじもじしていると、『分かってるよ』と言いたげな顔の彼が黙って頷いてくれる。
それだけなのに泣きそうになってしまって、一瞬呼吸を忘れてしまった。
「…ふぅ~……。私ね、アナタの事は好き、だと思う。…けど……」
私の指す「好き」と彼の「好き」が同じかどうかは分からない。
けれど自分の中の率直な気持ちを表すと「好き」と言う表現が一番しっくりとした。
「けど、今は誰とも付き合うつもりはないの」
卑怯な私は彼から目を逸らしてしまう。
「…それは、俺の事を名前で呼んでくれないことと関係してる?」
彼が優しい声音で尋ねて来る。
思わず顔を向けると、辺りを優しく灯す様な微笑みを称えた彼に瞳が捕らえられた。
「……うん、それも、ある」
ようやくその一言を捻り出すと、深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
「ちょっと、情けない話なんだけどね…。聞いて貰える?」
返事の代わりに頭を撫でてくれる彼の、全てを包み込むような瞳に、全身を預けてしまいそうになって困る。
震える声が出てしまわない様に、何とか自分を律して姿勢を正した。
「私の家族は、アナタの家族と違って夫婦仲が悪くてね。父は家庭内暴力が酷くて、酔うと母でも私でも構わず殴るの。どうしたら父に殴られなくて済むか、って事ばかり考えて過ごしたな」
「…そう」
過剰に反応せず、ただ頭を撫でてくれる手が心地良くて、少しだけ気持ちが緩む。
「結局父は出て行っちゃったんだけどさ、私がもっと良い子だったら父は出て行かなかったのかなって考えちゃって…。それから大人になって、男の人に優しくしてもらうには身体を差し出すのが一番だって思っちゃったんだ。だって、実際エッチした後の男の人って優しくてさ。父でさえ撫でてくれなかった頭を、撫でてくれるんだよ?…それだけなのに嬉しくて……今考えたらバカみたいだけど…」
いつの間にか彼が抱きしめてくれていた。
背中を覆う彼の熱が心まで溶かしてくれるみたいだ。
「私なりに一生懸命恋愛したつもりなんだけどさ、私のこと『好き』って言った人には、『一番好き』な誰かが居て、結局私の身体に飽きたら関係が終わるの。けど、私も馬鹿だからさ、繰り返しちゃって…。どうしたら寂しくなくなるのかなって事ばっかり思ってた」
「…うん」
声が震えて喉に絡まる。それでも彼は優しく返事をしてくれる。
「そんな時に出逢ったのが、アナタと同じ名前の人。…アナタを呼ぶ前に、彼の顔が頭をよぎるの」
「…そう」
「褒められた恋愛じゃなかったけど、彼が本当に好きだったの…」
「うん」
「……もう、あんな風に、失恋したくないの…」
「………」
涙がはらり、はらりと頬を伝う。
情けなくて、情けなくて、どうしようもなかった。
「…正直ね、同居するって決まった時も、代わりにエッチしたら良いか~って、…考えてた」
「…」
「どうせ、アナタも身体目当てだろうし…って……」
抱きしめた腕に力を込められて、首筋に顔を埋められる。
「ごめんなさい」
きつく巻かれた腕に手を添えながら、ゆっくりと謝罪の言葉を告げる。
本当に身体目的だったら、先ほどのような抱かれ方をしたに違いない。
男性本位に、欲望をぶつけられるだけ。
初めの一回目こそ無茶な抱き方をされたが、その後の彼はこちらを気遣ってくれていた。
気付けなくてごめんなさい。
不誠実でごめんなさい。
馬鹿な私でごめんなさい。
「…ん。悲しかったし、悔しくて、俺も、あんな事してごめんなさい」
首筋から持ち上げられた顔が、頬に寄せられて流れた涙を彼の唇で拭われる。
幼子にするようなその仕草に、声を上げて泣いてしまいそうになった。
彼に腕を解いて貰い、振り向いて彼の胸元に抱き着く。
すかさず抱きしめ返してくれて、背中をポンポンとあやすように叩いてくれる彼に酷く安堵してしまう。
「今すぐじゃなくても良いから。希帆さんの気持ちが俺に向くまで待つから。しばらくここで生活しながら俺と付き合う事考えて?」
「…でも……」
「希帆さんにとって俺が一番になるように頑張るから、アピールさせてよ」
「…そんな……私に都合、良すぎる…」
「良いよ、最終的に俺のお嫁さんになってくれれば。過程はなんでも」
「…ふは……なにそれ…」
どこまでも甘い言葉を重ねて来る彼に、ついつい泣き笑いになってしまう。
こんな美しい人間に求められて、陥落しない人間が居るのだろうか。
私のような忍耐力のない人間は、直ぐにでもメロメロにされてしまいそうだ。
でも、やっぱり怖い。
こんなに綺麗な人だから。こんなに素敵な人だから。
「大丈夫、大丈夫。ちゃんと好きにさせてみせるから安心してね」
その自信はどこから来るのか。
やっぱり容姿端麗だと心まで美丈夫になるのだろうか。
「希帆さん、身体の方が従順だから、そっちから陥落させるね♡」
「……ん?」
「大丈夫、大丈夫。無茶な抱き方は二度としないよ。けど、ズクズクに甘やかすから覚悟はしてね♡」
「……んん?」
そこに自信は持って欲しくないのだが…。
君、私の話聞いてましたか…?
「希帆さんの場合、エッチでもエッチなしでも愛されないと不安なままでしょ?どっちも満たすから、任せてよ♡」
ちゅっ、と頭にキスをされて、背中を心地良いリズムで叩かれる。
言い知れない安堵感からか睡魔が急に襲ってきた。
「言いたくないこともあったろうに、話してくれてありがとう」
息苦しくなってしまって、体勢を横向きに変えた私の耳元に心地良い低音が降ってきた。
ついウトウトと目を閉じながら、その声音がくすぐったくて口角を上げてしまう。
「…んむ」
ありがとうはこっちだよ。
そんなご尊顔を拝めるだけでもありがたいのに。
はぁ。てぇてぇな。てぇてぇよ。
「ぶくくく…。希帆さん、寝しなにモノローグ駄々洩れになってるの気付いてる?」
モノローグ?マンガじゃあるまいし…。
はぁ、しかし、この声、好き。
「…俺の声好きなの?」
好き。
頭撫でてくれるのも、デコチューも好き。
同じ大輔でも全然違う。
「…もう寝な、希帆さん。おやすみ」
頬に口づけされた感触を最後に、私の意識はこと切れた。
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